【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2024-08-05 21:12:38) |
★131.あまりにも敵兵士の顔が見えなくって、顔が見えない相手だからいくら殺しても良くって、という割り切った映画の作りには、引っかかる部分もあるんですけどね。ただ、敵を殺して後悔し、味方を殺してまた後悔、では、内容がボケてしまうのもまた確か。この辺り、もう少しうまいアプローチがあればなあ、と。 同一の事件に対する証言が、証言者によって異なっていく、という構成は、黒澤明の『羅生門』を思い起こさせるのですが、本作ではその構成が湾岸戦争に適用されることで、「史実」ってのは結局は生き残った者が、そして勝者が、「作る」もんなんだよな、という事をつくづくと感じさせます。 死んじゃったら、何も言えない。でも生き残ったって、何も言いたくないこともある。そして残るのは、強者にとっての都合でしかない。 それはまあ、殺されていくイラク兵士を何の哀れみもなく描いた本作自身についても言えることなのかも知れないけれど。でもそこは割り切って、戦闘シーンはあくまでスペクタクルとして劇中に配置し、この変則的な物語を戦争映画としてうまく盛り上げてみせた点は、うまいと言えるでしょう。そしてそこに、主人公の再生の物語も絡めてみせる。もちろん、ルー・ダイアモンド・フィリップスとマット・デイモン(凄まじい減量ぶり!)、この二人の存在も忘れられません。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-16 15:07:45) (良:1票) |
130.《ネタバレ》 途中で何度も何度も同じようなシーンがあって、またかと。で、食い違う兵士達の証言が。派手さは無く、盛り上がりに欠ける、真面目な作品。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 6点(2014-05-04 01:07:19) |
129.《ネタバレ》 ミステリーとしてもドラマとしても惹きこまれるストーリーでした。ストーリーや演出重視で映画を楽しむ方には、この作品はオススメできる傑作の1本だと思われます。 イラリオ(マット・デイモン)にしろモンフリーズ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)にしろ、何かを知っている、もしくは隠しているという雰囲気をかもし出すのが素晴らしく上手いんです。人が誰しも持っている「真実を知りたい」「人の秘密を覗き見たい」という一種の探究心がくすぐられるのです。 ミステリーとしての完成度もさることながら、デンゼル・ワシントン演じるナット・サーリング大佐が、心の葛藤や苦しみを見せるドラマパートも、これまた素晴らしい出来です。特に家族とのからみはマジで泣けちゃいます。個人的には、奥さんに電話して、家族の様子を聞きながら涙を流すナットの姿が最高に泣けます。 そしてなんと言っても、少しずつ真実に近付くにつれて浮かび上がるウォールデン大尉という人物、そしてM16の銃声の謎。もちろんあらかた予想はついちゃうわけですが、その答え合わせとも言うべきラストの回想シーンは、わかっていても胸がつまります。 難解になりそうなストーリーを極めてわかりやすいものにまとめてくれているのもグッジョブです。これは本当に良い映画ですよー。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-20 00:20:18) (良:1票) |
128.《ネタバレ》 メグのミスキャストはいうまでもないんだけど、デンゼルの方も、あんな安定感のある人を使っちゃったら、真相を求めて逡巡して右往左往するキャラクターの面白みが出なくなると思う。ただし、同じシーンを視点を変えて繰り返すパターンは割と好きだったりするので、それだけで低い点はつけられないのだが。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-11-15 01:45:13) |
127.タイトルとオープニングからしてベタなアメリカ万歳ものかと思ったら、ちょっと毛色が違って“湾岸戦争版藪の中”的なテイストだった。この当時は米軍人は本気で「合衆国の平和維持のため」「軍人の義務を果たすべく」戦地へと赴いたんだろうか。十数年後の“ハートロッカー”では軍務は生活の為の仕事であり、戦地での激務を麻薬のような中毒性にも例えていたけれど。それに比べりゃまだずっと牧歌的(?)なこの作品、同胞を誤射してうじうじ悩むデンゼル・ワシントン。同胞殺しなら心が痛むのか。イラク人ならなんともないのか。「間違って殺してしまいました。すいません」と米国人には謝罪に行く。しかし後に結局大量破壊兵器が見つからなくてもイラクには謝らないアメリカ。なんだ結局アメリカ万歳だったのか。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-05-30 00:33:57) |
126.僕はラブコメのメグが好きなので、こういう映画にメグはどうなんだろうか?という思いがあって今まで見ていなかった作品。ちょっと心配しながらの鑑賞となりましたが本作のメグ・ライアン、良かったです。 兵士、それも指揮官としては線の細さは感じましたが、兵士の食い違う証言の回想シーンではそれも良さの1つになっていて、強さと弱さをよく演じていました。 食い違う部下達の証言を軸にした謎解きも、デンゼル演じる部下を死なせてしまった男と上官を死なせてしまった男たちの帰還後のドラマとしても見応えのある作品。(ルー・ダイアモンドの最後の行動は極端すぎると思いましたが・・・)戦争後遺症の心の傷が癒えない男を演じたマット・デイモンの好演も印象に残ります。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-11 00:20:06) |
125.こんな露骨なアメリカ万歳映画だとは思わなかった。 むりやり感動させようとする力技が失敗していて、 後半眠気と戦うのがつらく、タイトルの付け方からして どうかなという予想が悪い意味で当たった。 |
124.雰囲気が好きです。豪華な役者陣だし、メグライアンにしては珍しい役ですね。 【noji】さん [地上波(字幕)] 6点(2010-08-29 23:33:34) |
123.《ネタバレ》 大尉を女性に設定したのは、初の女性勲章者としたかったためか?男性に設定しても、同じテーマで描けた映画。 【ダルコダヒルコ】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-04-27 20:53:34) |
|
122.《ネタバレ》 重厚で良い話だとは思いますが、観終わった感想は「だから何なんだ」と・・・。 【より】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-04-03 23:42:23) |
121.《ネタバレ》 ○「羅生門」をモチーフにしたなかなかの良作。それぞれの証言による展開、メグ・ライアンの証言ごとの演技の違いなど見所もある。○設定上、ナットにも負い目を感じるエピソードが必要なのはわかるが、メインストリーとはあまりにも繋がりがなさすぎる。そこが残念。○他ではあまり見かけないが、ルー・ダイアモンド・フィリップスの自信と迷いの両方を秘めた演技はなかなか印象的であった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-16 10:33:56) |
120.タイトル通り、これぞ「戦火の勇気」です。地味に良い作品です。 【Keicy】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-11 03:50:52) |
119.《ネタバレ》 実際にありそうで怖い話ですよね。 ナットの誤射でも、本来ならばかなりの罪になるのでしょうか。 でも、それが指揮官としての責任なのかな。 そんなことよりも、マット・デイモンがガリガリです。時を感じますね。 デンゼルさんは格好よかったです。角刈りだけど。 【かずまる】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2009-01-13 11:48:38) |
118.いい映画なのに、点数低いですねメグ・ライアンかっこよかった。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-12-22 15:14:35) |
117.「イン・ザ・カット」を観た後に、口直しの為にあわててまだ観ていないメグ・ライアン映画をさがして観ました。シリアスに演じてましたが、彼女は少しコメディっぽい方が似合いますね。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-10 13:20:08) |
116.M・ライアンがラブ・ストーリーでないシリアスものに出演したと話題になったことを思い出します。ミステリー仕立ての物語ですが、謎解きが見せ場でなく、探偵役となるD・ワシントン演じる士官の葛藤などが、本来の見せ場となります。その割にはあまり苦しんでいる様子はうかがえませんけど…。同じ場面を違ったパターンで何度も繰り返す映画はこの時が初めてだったので、何だか損した気分になったものです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-07-27 18:10:19) |
【ジダン】さん [地上波(字幕)] 6点(2007-10-28 11:52:35) |
114.こんなにサスペンス色の強い映画だと思わず、見始めたので、結構衝撃がありました。ただ、途中の展開がしつこくて、「もういいよ」って感じでした。デンゼル・ワシントンでなかったら、もっと点数が低かったと思います。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-25 12:38:28) |
113.やはり見せ場はクライマックス。謎解きサスペンスの真相が明らかになった時の衝撃は凄まじい。 【HILO】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-08-30 15:33:06) |