6.タイトルやテーマ曲の極寒のイメージからはほど遠い、完全なるコメディですね。 寅さんまがいの健さんをはじめ、いろいろ笑わせてくれるシーンが満載でしたが、とりわけ身を起こして見入ってしまったのが終盤の「火祭り」。お互いに松明を持って踊りながら戦うという、わけのわからない設定でした。しかもここ、笑わせようとしているのか、マジメに盛り上げようとしているのかも不明。なかなかカルトな体験をさせていただきました。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-10-26 15:10:08) |
★5.ハードボイルド・サスペンスアクション。なにがどう網走番外地なのかよく分からんけれど、石井輝男監督の得意そうなオハナシになってます。 繰り広げられるのが、マリモの争奪戦(?)というところに辛うじて北海道色が出ているのですが、早々に青函連絡船に乗り込んで本州へ移動。ストリッパーの一行だの、女スリ師だの、次々に登場する人物たちが見事にストーリーに絡んで、いやアラカンの絡み方はさすがに無理があるけどそれもまた一興、目まぐるしい展開の中、クライマックスの火祭りへ。 いや、別に誰もマリモそのものが欲しい訳でもないのだけど、最後までマリモの争奪戦をやっている、ってのが、イイじゃないですか。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-10-12 22:33:44) |
4.《ネタバレ》 シリーズ第2作。出所した健さん扮する主人公・橘真一が宝石強盗事件に巻き込まれるストーリーで、なんと刑務所すら出てこないのだが、シリーズとして続けるにはさすがに刑務所内だけではストーリーが作りづらいのだろう。続編(シリーズ化)が急遽決まり、脚本執筆開始からクランクアップまで3週間ほどしかなかったということでつまんないかもと思っていたが、つっこみどころ満載なところも含めてけっこう楽しく見れた。健さんは後年の主演作だとストイックで無口という印象が強いのだが、この橘真一という主人公は饒舌で明るく、健さんの従来のイメージとはかけ離れているが、それが新鮮で見ていて楽しい。とくに啖呵売をするシーンではその品物をあの高倉健が口上述べて売っているという画がもうおかしく、つい声を出して笑ってしまった。(まさか健さんでこんなに笑うとはかなり以外。)健さんのピンチに突如現れるアラカン演じる鬼寅の存在感や、宝石強盗団のボスを演じる安部徹の悪役ぶり(いつもこの俳優の演じる悪役は見ていて本当に憎たらしくなる。)も素晴らしい。突貫工事的に製作されている映画だが、前作は白黒で、ほぼ男しか出ていなかったのに対して今回はカラーになり、ヒロインも登場するというものになっており、これだけでも東映がこの続編に期待をかけていたことが分かる。けっして手放しでほめられる映画ではないが、面白かった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-06-05 00:31:54) |
3.《ネタバレ》 あの網走番外地の健さんが、務めを終えて出てきた後の話。宝石強盗の事件に巻き込まれての、活劇物語。なんか日活アクション映画みたいになってきて、これ以降見ようかどうしようか、迷うレベル。 それでも、主役の健さんは前作で、好感度高くキャラクタが確立していて、それは今作でも変わらず、見ていてついつい応援している。ここぞ、という時に出てくる鬼虎さんもカッコいい!決して面白い映画、と言う訳でもないんだけど、こうなるともう、テキの思う壺なんだろうなぁ。次は望郷編かあ。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-02-27 05:52:01) |
2.これは、予想外の楽しい作品でした。コメディなのかとちょっと思えるところも・・・・下記を読んで納得です。 しかし、私も思いましたが、○ン○oを売る健さん・・・・必見ですね。 |
1.《ネタバレ》 前作「網走番外地」が予想外のヒットをしたために急遽二週間足らず(!)で撮影されたのが本作だそうです。そのためなのか、それとも石井輝男監督の持ち味なのか、例えばとっても生活感溢れるストリップの一座とか、何のために出てきたのか良く分からない田中邦衛とか、唐突に札束持って登場するアラカン演じる鬼虎(アンタ、確か七人殺してるんじゃなかったっけ?何故もう出所して、しかも大金持ってる?)とか、突っ込み所が満載。そういう所を楽しめるか楽しめないかで評価が分かれると思いますが、僕は結構楽しめました。てか、このシリーズの健さんはいつもの役柄よりチンピラっぽくてなかなか新鮮なのです。特に露店で寅さんよろしく口上述べて○○○○を売る健さんは必見!笑えます。 【ぐるぐる】さん 6点(2005-03-12 17:44:19) |