67.第二次大戦のロシア戦線におけるドイツ軍という設定には新鮮味を感じるものの、俳優を含め、あくまでアメリカが作ったドイツ軍であり、リアリティを感じなかった。ジェームズ・コバーン演じるシュタイナーは戦場で鍛えあげられたシブいキャラではあるが、主役としては地味。映像やカット割りも今となっては前時代的な印象をぬぐえず、迫力の戦闘シーンも同じ欧州戦線を描いた「バンド・オブ・ブラザーズ」を観たあとでは、色褪せてしまう。しかし、ラストの展開は予想を裏切るものであり、戦争の正義とは、狂気とは、戦争の英雄とは、ということを考えさせるものだった。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-06 10:07:31) |
66.《ネタバレ》 男臭い映画、ずっと緊張感持って観られました。ただ基地とか指令室?の場所、距離感が掴めなくて・・・その辺がもう少し解ればもっと楽しめたかも。あと邦題は、あまり合ってないですね・・・。 【より】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-29 23:20:03) |
65.想像してたほどバイオレンス描写が激しくはなかった。ラスト30分の緊張感と意外な結末がよかったです。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 23:55:02) |
64.鉄十字章なんてのはただの飾りなんですよ。そこは戦場で、彼らは生きている。だからストランスキーは銃をとる、スタイナーは笑っている! |
63.最後の最後で協力するスタイナーとストランスキー(この人はヘナチョコだが)が痛快。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-29 17:54:54) |
62.音響と映像に関するこだわりは十分に伝わってきましたが、それ以外の人間ドラマの部分については、描写があまりにもぶっきらぼうで、見るべきところがあまりありませんでした。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-12-29 01:10:07) |
61.多少、時代を感じる部分はあるものの、緊張感が途切れることなく見ることのできる作品・・!な・ん・で・す・・が・・。この字幕がひどくて!他のヴァージョンで見たことのある人がうらやましいです。なんかセリフが成立してないんだよねー。英語自体はわりっと簡単な英語なので、大学受験英語程度の私でもおえるぐらいの英語なのに、字幕がひでぇ・・。字幕がなーに言ってるかわからん部分や字幕に気持ちを削がれることが多くてガッカリ。やはり、古くなると権利が複雑化して劣化版が出回るのですかね?でも天下のツ〇ヤがお勧めキャンペーンを大々的にするなら、もう少しなんとかならなかったんですかね? 【グレース】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-09 00:25:56) |
★60.かなーりノイローゼな映画。第2次大戦下のドイツ軍のオハナシ、とは言え、誰と誰が、どこで、どういうシチュエーションで戦っているのやら、はっきり言ってどうでもよくて、爆撃、爆音がひたすら続き、硝煙がひたすら流れ続ける。戦争の狂気と残酷さを描いた作品、などと言ってしまうと何だか陳腐な感じがしますが、本作の徹底ぶりはハンパじゃない。行きつくトコロまでイッちゃって、得体のしれないレベルにまで到達しており、とうとう邦題までこんな意味不明なものになっちゃいました。あははは。この映画、コワイです。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-17 23:42:13) |
59.可憐なドイツの童謡「小さなハンス」(日本では「ちょうちょ」として知られる)と軍隊の行進曲が交互に流れる。映像はナチスそしてヒトラーの台頭を淡々と映し出す。大群集の耳も割れんばかりの歓呼をもって迎えられるヒトラー。理想に燃える瞳を持ったヒトラー・ユーゲントの青年達。次第に映像は戦時色を強めていく。爆撃、銃撃、砲撃、強制連行、処刑。そしてこの作品の舞台が明らかになる。破竹の勢いを誇った第三帝国が遂に敗北した1943年の東部戦線だ。ソ連の敵陣へ奇襲をかけたシュタイナー伍長とその部下達は鮮やかな戦いぶりでこれを殲滅。巧みにスローモーションを織り交ぜた素晴らしい一連のシーンだ。戦い終わって「Good kill!!」と泥だらけの顔で白い歯を見せるジェームズ・コバーン。そして、彼らは一人の少年兵を捕虜にする。 この観る者を圧倒する流麗なオープニングだけでもこの映画の価値が分かる。男が惚れる渋みを持ったシュタイナー伍長(のち軍曹に昇進)、そして生粋のプロイセン貴族で鉄十字勲章の獲得に醜い執念を燃やす新任のシュトランスキー大尉。この二人の葛藤が、敗色濃厚で悲壮感漂うドイツ軍に更なる悲劇を齎す。ドイツ軍人の誇りを持ち続けるブラント大佐や斜に構えたキーセル大尉、シュタイナーに惚れこんだ愉快な部下達も物語に味を添える。 この映画は優れた人間ドラマであり、同時に優れた戦争アクション映画でもある。「プライベート・ライアン」で冒頭の戦闘シーンの悲惨さが話題になったが、すでに70年代にそれと比肩しうる映画はすでに存在していた。効果的で冗長に流れない戦闘シーンでのスローモーション、そして残虐とも言えるほど執拗な殺人描写。映画館で観ていたら客席にも硝煙のにおいが立ち込めてきそうなくらいだ。 中盤の病院のシーンがやや冗長な上に、その後の展開とうまく絡んでこないのが気になるが、この映画は紛れもない傑作だ。何よりも、壮絶な戦闘を繰り広げた果てにある、狂騒的とも呼べるラストの展開が凄まじい。びっくりした。こんなラストは初めてだ。響き渡るコバーンの哄笑。ニヒルなのに無茶苦茶暑苦しい男たちのドラマ。笑いながら泣けてくる。ペキンパーはこの映画で戦争映画に革命を起こした。映画好きなら絶対に観ておくべき一作。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-09 23:25:20) |
58.こらまた、サム・ペキンパーがすげぇ映画を撮ったもんだ。全編の半分近くがド派手すぎる戦闘シーンでCGはもちろん一切なしの超本格的戦場を作りだしたのはすげぇ。男草さ抜群のジェームズ・コバーンがハマり役といってもいいかもしれない軍人役を見事に演じきってました。オープニングのテーマからもうまともな映画ではない感たっぷりでペキンパーのスローモーションの最終傑作といってもいいかもしれないですね。シュトランスキーの言葉は悪いが口だけ番長ぶりにラストのコバーンの高らかな笑い声、あぁ、皮肉りまくりや(笑) |
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57.もう既に何回見ただろうか・・・ ペキンパー監督の「滅亡への美学」とでも言おうか・・・ 考え方は、ワイルドバンチを第二次大戦に置き換えれば判るかもしれない。 ただ、なんとなくシュタイナーは永遠に行き続けそうなくらい、生き方が静かに燃えている気がした・・・ 【ほ~り~ぐれいる】さん [レーザーディスク(字幕)] 10点(2010-10-29 12:44:23) |
56.かなり独特の映像感覚ですね。ストーリーはまとまりが無い気がしますが、それを補う映像の新鮮さ。カット割りこまけーーと思いながら観ました。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-29 12:15:48) |
55.《ネタバレ》 以前に観た時は随分とっちらかった印象であまり高評価ではなかったのだが、このたびDVDが再リリースされたので、久し振りに鑑賞。うわぁ~、ジェームズ・コバーンかっこええ!ドイツ軍が主役っていうのもいいね。ドイツ軍人と言えどもナチ党のことは快く思っておらず、あくまで戦場で生き抜くことに執念を燃やすスタイナー小隊がイカス。最後に何故ストランスキーを殺さない!?と思ったが、「プロイセン貴族の戦い方を見せてやる」などと息巻いてた割りに、リロードの仕方が分からない?バカか!!そしてコバーンの大笑い…という圧巻のラストに開いた口が塞がらない。凄い戦争映画。チ○ポ食いちぎられるシーンもあり、この情け容赦のない残虐非道ぶりはペキンパーの独壇場。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-04 00:09:43) |
54.《ネタバレ》 脚本はあまり良い出来ではないのですが、さすがペキンパーで男の滅びの美学を独特のリアリズムで映像にたたきつけてくれました。リアルな戦闘シーンはCG全盛の現代でも色あせることはありません。この映画、確かにジェームズ・コバーンのカッコよさ(ドイツ人っぽくないのが難点ですが)は当然ですが、根っからの悪党貴族シュトランスキー大尉を名優マクシミリアン・シェルが演じたので本当に良い映画になったと思います。腹黒く非道極まりないキャラですが、この戦争で滅びてゆく貴族階級の哀しみが観る者に伝わってきて、シュタイナーと共にソ連兵の大軍に飛び込んでゆく姿は、まさに『ワイルド・バンチ』の再現です。大戦中の兵器類が多数残っていた旧ユーゴで撮影されただけあって、細かく描写される兵器操作には迫力があります。ただ細かいことですが、ソ連兵がみなイタリア軍のヘルメットをかぶっているのがご愛敬です。確かに両軍のヘルは形状が似てますけど。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-08 01:18:33) |
53.《ネタバレ》 ドンパチシーンの迫力は30年以上経っても何ら現代映画と比べても見劣りしないが、どうも戦況はわかりにくい。 勲章に躍起になってる軍人はどこの国でも共通に醜い。ストランスキー大尉が「勲章がなけりゃ家族に合わせる顔がない」って言ったときの表情がとてもせつなく、案外いいいヤツなのかと同情したのに、全然そうじゃなかったのが哀しかったです。 ラストシーンは、ある意味痛快と言ってしまってもよいのかな。スタイナーさんかっこえー! 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-06 01:07:53) |
52.《ネタバレ》 ある意味戦争映画の最高峰。 いわゆる「反戦」じゃなくて、ただひたすら最前線が描かれている。 まさしく「人がゴミのようだ」といわんばかりの死に方が、これでもかとばかりに映し出される。さすがはペキンパーだ。彼のバイオレンスが余すとこなく生かされているように思われる。 そして漢が存分に描き出されている。 「結局、戦争ってこんなんだよ」といわんばかりの後半。 命からがら帰っていった自陣で待っていたものは・・・あまりにも悲惨だね、あれは。 だからこそ将校を打ち殺すシーンが光っている。 貴族崩れも蜂の巣にしてほしいところもあるが、ああやって醜態をさらさせて死なせるというのもありなんだろうな。ただやっぱり自分なら撃ち殺すが。 ラストの高笑いが徹底した軽蔑を象徴している。あの笑いに深い意味は読み取らなかった。 【θ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-12 23:14:05) |
【frhun】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-04-09 10:59:53) |
【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-16 23:28:15) |
49.アメリカ人が英語でドイツ人役を演じる異色作です。公開当時は否定的な意見が多くて、受けが悪かったと記憶しています。私も同様で、大きな期待をかけていたこともありますが、とくに結末は不完全燃焼感が強かったです。皆さんの評価がとても高いのにビックリしてしまうくらいです。しかし、多量の血しぶき飛び散るバイオレンスシーンは素晴らしかったです。なんだかんだ言って、ペキンパー作品は好みなので、この点数です。ジェームズ・コバーンの代表主演作を選ぶならこの映画と思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-29 22:53:05) |
48.どうも苦手な系統なので、難癖つけながら鑑賞していたが、まんまとしてやられた。 特に、ラストの二人の駆け引きによるオチは凄い。 アッパレ。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-01 16:07:00) |