22.《ネタバレ》 これはやはり、途中で飽きてきました。つまらないわけではないのですが、テンポというか、エピソードのつなぎが悪いのかも? ちょっと淡泊すぎやしませんかねぇ。よかったのは、ドクが荷馬車を駆って疾走する場面。画面のフレーム内では止まっているのに、ものすごいスピード感が出ていておみごと。あと、ワイアットが酔漢を捕まえるところもよかった。結局、アクション・シーンの方が見どころだった、ということになりますか。最後の決闘場面は、人物の位置関係がサッパリなので緊張感がなく、拍子抜け。クレメンタインを演じたキャシー・ダウンズが、異様なまでに美しいのが印象的でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-13 19:25:46) |
21.《ネタバレ》 末弟が殺されている雨のシーンから保安官を引き受け、クラントン一家に宣戦布告し去って行くシーンまでが圧倒的なのに対して、その後の弟のペンダントが見つかるまでの緩い時間が流れるのに違和感があります。そこはシェイクスピアをそらんずるドク・ホリデイの人物的面白さや、クレメンタインとの恋模様でカバーしているわけですが、どうも盛りあがりに欠けています。また最後の決闘シーンは、馬車が走ってきてケムるであるとか、ドク・ホリデイの白いハンケチ?だとかはとても印象的なのですが、互いの位置関係や距離感はあまり巧い事いっていません。ただ、アープとクレメンタインやドクとの日常的シーンの描写は優れていますし、ヘンリー・フォンダが椅子に座る姿は最高にカッコいいと思います。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-17 18:24:05) |
20.《ネタバレ》 流れモノの腕利き保安官、女にもてる謎の多い男、下衆なゴロツキ一家と、キャラ立ちがしっかりしていて、決闘までの流れも脚本が良くて滑らか。クライマックスのOK牧場の決闘のシーンが一瞬で片付いてしまうのがもったいない。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-09 11:49:41) |
★19.ある男が町にやってきて、ドラマが演じられ、やがて彼は去っていく。という、まあお馴染みのベタな展開、ではありますが、それが魅力でもあります。やはり本作のような見事な作品があってこそ、そのような展開が、西部劇の方程式として定番となり得るのでしょう。弟を殺され牛を奪われた男、ワイアット・アープが、保安官に志願するところから物語が始まるものの、彼は復讐に目をギラギラさせているわけでもなんでもない。むしろノンキさすら漂わせながら、映画は友情やら恋やらを描きます。中盤はさまざまな要素でドラマを膨らませながら、最後は(思い出したように)弟の復讐、“OK牧場の決闘”へとズンズン加速していく、まさに放物線を描くような映画の展開で、最後には落ち着くべきところへ見事に着地した、という感じ。必ずしも長くは無い映画なのに、ある種の重量感すらを感じます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-03-09 22:25:11) (良:1票) |
18.西部劇はタフでワイルドな男達の映画というイメージを持っていたのですが、この映画では古き良き時代のロマンスを心地よく描いていて、西部劇に対するイメージが少し変わりました。ちなみに、この映画の主題歌は、原題と同じ曲名の19世紀のアメリカ民謡で、この映画で世界的に有名になり、日本では「雪山賛歌」の歌詞が付けられたようです。 【Picander】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-08-12 02:33:24) |
17.なぜか馬に目を奪われてしまいました。”かっこいい!”と連呼していました。ジョン・フォード監督作品はなぜこんなにも馬がかっこいいのでしょうか? 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-22 02:39:58) |
16.素晴らしい!駅馬車と並ぶジョン・フォード監督による西部劇の大傑作!アクション中心だった西部劇に日常的な描写を取り入れ、観る者に大きな感動を与える。西部劇とヒューマンドラマを上手く合成させた素晴らしい作品です。ジョン・フォード監督が西部劇の神様と言われる所以が観ていて解った気がする。本当に素晴らしい映画です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-06-28 21:41:35) (良:1票) |
15.ヘンリー・フォンダに保安官役を当てると言うのは、少々疑問が生じたものだが、いざ見てみると、この洗練された格好よさは、新しい「正義の人」のイメージを観客にアピールするのに、ぴったりだったと言ってよかろう。 即座に「大根役者」と呼ばれるヴィクター・マチュアも、全くそう思えない程の名演で、今まで使ってきた監督が、マチュアの良さを引き出せなかったからだと思う。 人間関係を描く事に的をしぼり、撃ち合いは最後の決闘シーンしかないが、これがまたものすごい緊張感だ。実際の決闘もかくやと思わせる。良い映画です。 【Acoustic】さん 9点(2005-02-06 15:08:41) (良:2票) |
14.西部劇の名作は、決闘シーンは当然ながら、決闘に到るストーリーが良く描かれています。インテリで病気持ちの医者と田舎者の真面目保安官、あばずれのチワワに育ちの良いお嬢様クレメンタイン。この4角関係が、物語に深みを加えております。女は、バーテンダーに恋を打ち明けるような、おくてな真面目男より、優しくない不良っぽいワルに惹かれるのか。柱に足ついて椅子を後ろに倒す有名なシーン、あの足の長さにはあこがれます。今度、誰もいない時にやってみよう。最後にクレメンタインの頬にキスする時の、主人公のぎこちなさがほほえましい。 【パセリセージ】さん 9点(2004-08-15 16:57:51) (良:2票) |
13.《ネタバレ》 墓場や酒場が先に建ち、教会や学校が建設中の未完成の町。一般市民と無法者、賭博師や娼婦が微妙なバランスで共存する。西部劇は大概こんな設定なので、映画としては分かりやすく、娯楽性の高いジャンルですが、この映画はその大筋を崩さずに、芸術の域に達した稀有な作品です。特にいいのは主役のワイアット・アープ役、ヘンリー・フォンダです。ただ、西部劇の王道のヒーロー、ジョン・ウェインと違って渋いです。寡黙であまり感情を出さず、友人になったドクに対しても、打ち解けた感じを見せないものの、ひそかに尊敬し、身体を心配します。町の治安にも銃をあまり使わず、けっして暴君にならない。 そんないぶし銀のような彼が、淑女のクレメンタインに一目惚れして、いきなり可愛くなっちゃいます。いきなり服装を気にして散髪したり、ダンスの申し込みをするのに、ええい言うぞと帽子を投げたり、まるで幼稚園の保母さんに恋した男の子のようです。青空の下のダンスは、足運びがもう最高でした。 もう一人のヒロイン、チワワは一人の男を想いながらも、他の男を受け入れざるをえない弱い女性です。私にはワイアットに毒づく姿が、ドクの言葉とは逆に弱々しく見えました。そして、家族だけの世界で世間から孤立した父親役を演じたウォルター・ブレナンもまたいぶし銀のような名演でした。クライマックスの決闘シーンは、邦題が「静かなる決闘」でも良かったんじゃないかと思うくらい静かです。台詞も少ないし、音楽もない。モノクロなのに青く見える空、決闘の小道具にもなった土煙りが素晴らしい描写です。助太刀に来た3人中2人に身内の問題だからと、銃から弾を抜くところが実直なアープらしいです。 ところで、原題と主題歌にまでなったヒロインの女性がクレジットの4番目というのも、けっこう珍しい映画じゃないでしょうか。まあ、オーマイダーリン、チワワには出来ないでしょうが(笑)。 【くなくな】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-07-12 05:05:44) (良:1票) |
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12.《ネタバレ》 この♪マイダーリンクレメンタイン♪は、中学校の時の英語の授業で歌ったもの。クレメンタインが“ドーター”ってことで小っちやな女の子を勝手にイメージしていたんですよね(汗)。だから実際に映画を観たときはあせりましたよ(笑)。女なんか相手にしねーぜ!っていうオーラを体全体から出している保安官の心を一目で奪い、荷物を持つは、ダンスは踊るわぁといった男に変身させてしまうとは。そう、クレメンタインが登場することで急に保安官がお茶目になりましたよね。花の香りの香水を理髪店のおやじにつけられて、横に来る人に「花の香りがするな」「花の香りがするわ」と言われる。その度に「私だ、理髪店で……」と答える保安官にとてもラブリーな感じを受けました。ある女性の出現で、男が変わる、そして女も変わる。そういうのを観られる映画ってとっても好きです。「私はクレメンタインという名前が好きだ」……名前じゃなくって、クレメンタインが好きなのに、それを言わない保安官ってほんと可愛いなぁって思います。決闘のシーンは……あれ?決闘ってあったっけ?(汗)……ってのは冗談だけれど、決闘はあんまり印象になかったなぁ(アセアセ)。 【元みかん】さん 7点(2004-05-30 20:52:36) (良:1票)(笑:1票) |
11.西部劇から連想する派手なガンアクションや男臭さは控えめな作品。原題は「愛しのクレメンタイン」だもんね。アープとクレメンタインがダンスするシーン、好きだな~。アープのちょっと照れたワクワク感が伝わってきてニヤニヤしてしまう。クレメンタインの「女のプライドをご存じ無いのね」って言葉にも「うんうん」なんて頷いて、今度使たろと密かにメモったりして。でも私ならきっとドクに惚れると思う。彼の為に死ぬほどのキャラじゃないし、ましてや一番の女ってガラでも無いから軽く弄ばれて、後々バーのカウンターかどっかのBBSで「実はドクと一時ワケありでさぁ」なんて自慢するくらいが関の山だろうけどね。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-04-12 14:48:38) (良:1票)(笑:2票) |
10.単純明快な「決闘」を期待したので、やや拍子抜け。 |
9.私はカウンターバーが好きだ。居酒屋や、スナックや、ほかのどんな酒場よりもカウンターバーに断然多く通っている。その性向に一番影響している西部劇はこの作品なんだと思う。ウイスキーが注がれたショットグラスを、カウンターの端から端まで滑らせるシーンがもの凄くカッコよく映ったんだっけ。昨日再見したが、こどものころ、なんでこの作品に入れこんだのかよくわからない。それを思い出すために、今夜もまたカウンターバーへ繰り出すのだ。 |
8.名作として名高い本作、観ないといけないと思い観ることに..コテコテの西部劇かと思ったら..コテコテのヒューマンドラマでした... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2004-01-28 12:28:01) |
7.「OK牧場の決斗」ではワイアットアープの方がもててたけど、本作では、ヘンリーフォンダは最初あまりもてない感じだったのが良かった。 【ボーリック】さん 7点(2003-12-16 00:16:34) |
6.ヘンリーフォンダのゆったりした動き、足の運び方、この頃から既に貫禄十分ですね。ドク役のビクター・マチュアも大根役者との評判を聞いたが、本作では存在感を示し健闘している。懐かしい!! 【偏見まん】さん 8点(2003-02-04 16:00:06) |
5.OK牧場の決闘を観るならこちらを薦める。古典的西部劇というのはこういうもんだ、単純なストーリー・勧善懲悪・かっこいい主人公・広大な荒野。この映画にはそのすべてがある。 【恥部@研】さん 7点(2002-12-13 14:54:18) |
4.ヘンリー・フォンダは私のイメージで若い頃がなかったんですが(それは見ていた映画のせいでしょうが)、この映画は若いんでしょうね。荒くれ西部男とレディの対比がいいと思います。黒澤にしてもフォードにしても女性を撮るのが下手だと言われますが、私は最近そうでもないなと感じています。 【オオカミ】さん 7点(2002-08-18 07:53:04) |
3.西部劇で長く語り継がれているワイアット・アープの映画で自分の知る限りでは最も古い作品だが・・・西部劇ってあんまり好きじゃないかもって思ったかな・・・。 【かぶ】さん 5点(2002-01-15 06:10:51) |