6.台詞回しは舞台劇らしくていいのですが、ちょっと眠くなる場面も。演説調の長台詞は、聞きごたえがあります。後半戦闘場面もあるのですが、あっさり終わってしまうのはご愛敬でしょう。話の筋よりも俳優の芝居合戦が見ごたえがあり、楽しめました。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-09 19:43:34) |
5.《ネタバレ》 本作の主役はブルータスですが、でも一番鮮烈だったのはマーロン・ブランドの熱演ですかねぇ。 聴衆の前で一台演説するあのシーンは見応えがある。セットや人数など、実に大掛かりでしたね。 シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」がどういう話なのかを知る上で、とても素晴らしい作品だと思います。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-07-27 20:49:38) |
4.本作の主人公はブルータスであり、最初から最後まで思い迷っていた青臭い理想主義者を演ずるジェームズ・メイソンの実直な演技に魅入るものの心揺さぶられる事は無かった。一方で謀反の首謀者にして権力欲の塊カシウスを演ずるジョン・ギールグッドの飢えた狼のような眼差しが絶品。彼が現れる度に画面が不穏な空気に包まれ、ジェームズ・メイソンをも凌ぐ気迫に圧倒されました。もっと長い尺で登場人物の心の内を見せてもらいたかった。 movie legends 同士のツーショットのお宝映像に大感激で購入したDVDは私の大切なたからものになりました。 |
★3.ええとすみません、戯曲の方はあまりおぼえてない上に先日、本を実家に持ってっちゃったので今は確認できないのですが、これ、結構、原作に忠実に作られてるんじゃないですか、きっと。真ん中あたりでシーザー死んじゃうし(ブルータスお前もか、ならば死ね、シーザー、とか何とか、ね)、後でちゃんとオバケになって出てくるし。 しかしこれ、もしかして、ほとんどのシーンがスタジオ撮影なんですかねえ(98%くらい?わかんないけど)。その利点も生かされてるんでしょうけれど、正直、映像が地味なんです。セットが地味。 後半の演説シーンなんか、ローマ市民この程度の人数でいいんかい、こういうシーンではひたすらエキストラかき集めて、非常識なくらいの大群衆が見たいのよ、なんて思ってしまうのですが、それでも、暴動が開始され群衆がカオスとなる場面はさすがに迫力があり、見応えあります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-16 23:10:51) |
2.普通の伝記ものかと思っていたら、これもシェイクスピアだったのですね。しかし、導入部からいきなり、各登場人物がいちいち仰々しい台詞回しで嬉しくなってくるのですが、それでいてテンションが先走りになることもなく、手堅い展開を確保しています。カメラや美術関係も一つ一つが丁寧で、舞台劇の引き写しにとどまらない映画としての作品世界を完結させています。俳優陣では、何といってもカシウス役のサー・ジョン・ギールグッドの貢献が絶大ですね。この演出下でこの台詞を喋れるのが嬉しい、という喜びすら感じさせるような、強力な眼力と存在感を発しまくっています。一方で、マーロン・ブランドの10分超えの演説も圧巻(ここ以外には出番が少ないのが、かえって迫力を増している)。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-15 01:30:21) |
1.てっきりマーロン・ブランドがシーザーを演じるのかと思っていたら、アントニー役ですか。戯曲に沿ったキャラクターなのか、タイトルにもなっているのにシーザーがしょぼ過ぎて英雄らしくない。登場人物のセリフだけは詭弁も含めてなかなかシェイクスピア的でしたが。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-05-14 00:00:44) (良:1票) |