20.《ネタバレ》 最初の40分くらいがひどく退屈で、そんなに尺が必要だったのか疑問。登場人物たちに感情移入させるための40分なんでしょうけど、正直この個性的な面子なら15分~20分くらいで十分だったように思います。 こーゆー映画にしては生き残りゼロ。最後のねーちゃんも津波に飲まれて助からなかったものだと解釈します。 イーライ・ロス演じるグリンゴ、このザ・主役って感じの人が途中で消えてしまうのがかなり意外でした。 じゃあここからポヨに選手交代か?と思ったらポヨも戦線離脱・・・。全く先が読めない展開が続きます。 ザ・脇役かと思われた消防士は最後までちゃっかりいるし、しかもこいつがラスボスになったりと、先が読めないというよりやりたい放題のストーリー。純粋な災害ものとして見始めちゃったから、思わぬ展開に面喰います。 疑心暗鬼のおばさんがポヨに発砲しちゃうシーンなんかは、さもありなんって感じで好きなんですけどねー。 あまりに悲惨で悪趣味で救いがないから、少々ゲンナリしちゃいました。 もう少し救いを残してくれても良かったような・・・ 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2022-11-10 00:55:38) (良:1票) |
19.この悪ふざけのような作りをどう評価するかで明白に好き嫌いが別れそうな映画。 観ていて展開が全く読めない点については、想像通りの展開をみせる凡百の映画よりはよほど評価していいのかもしれません。 善行や悪行なんて人間のチンケな価値観は大災害の前では意味がないんだよ、という哲学的なテーマを語ってるんだと思います、多分。 【あばれて万歳】さん [インターネット(吹替)] 5点(2021-10-22 20:31:33) (良:1票) |
★18.《ネタバレ》 最初は災害パニック映画と思わせて、最終的には、“実はコイツが真犯人でした”的なヤツと、“最後に生き残った一人”とが対峙する、という、13金っぽいスリラーに落ち着く、という趣向。もちろんオチも含めて、随所に「災害」は顔を出すけれど、刑務所から脱走したならず者集団とか、自衛のために主人公たちに銃を突きつけるオバチャンとか、危機にバリエーションを持たせ、展開の意外性が作品の売りになってます。 前半、主人公の一行のウダウダとした様子をウダウダと描き(しかしだからと言って飽きさせる訳でもなく)、ちゃんと彼ら一人一人を丁寧に印象付けているのも、その後の展開に、効いています。何しろ、この作品のもう一つの売りは「悲惨な死」。残酷、と言っても、映像そのものの残酷さより、彼らが辿る運命の残酷さ、ってのを前面に押し出して、それをエンターテインメントにしよう、ってなワケで。 ま、悪趣味と言えば、悪趣味。 しかし、一番生き残って欲しいヒトがちゃんと終盤まで生き残ってくれる(笑)ので、その点はイイかな、と。 という考え方が一番、残酷なんでしょうけどね。で、このオチ。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-13 14:42:10) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 うーん。この映画は、もしかすると地震と津波のことを世界的に致命的勘違いをさせかねないぞ。悪党の暴動による死と津波によるそれを一緒に扱ってないか?この間のトルコの地震(20.10.30)でも、地震発生後15分には津波が来てたみたいじゃないですか。ましてや、チリ沖地震では言わずもがな。悪党にも肉親にも構わず、みんないっしょじゃなく、一人一人が高台を目指せ。命てんでんこ。【追記】パニック映画やホラー映画の作中人物の生き残るためのアレやコレやも、一度(ひとたび)津波がくれば、あっけなく泡のもくずという映画かと思い直しました。しかし、悪い思い違いがおきそうですよね。なんか頑なで、恐縮です。 【なたね】さん [インターネット(字幕)] 2点(2020-11-07 19:22:19) |
16.《ネタバレ》 とても良く出来たパニック・ホラーもの。全体的にコメディタッチで味付け、前半で丁寧に人間と人間関係を描き、後半で一気に地獄絵図を描く。 地震後は、ラストまで、気持ちいいくらい容赦ない。この”人物描写の丁寧さ”と”容赦のなさ”が、ロス監督の個性?好み?なのかな。 巨大地震をなんとか生き延びると、そこには脱獄した凶悪犯たちが待っている。善人の振りした殺人犯もいるし、善人すら家族のために人を殺すオソロシイ世界に様変わりしている。まさに天国から地獄。 そんな中でも友人を大切にしたり他人を助けようとする、人間性を失わない、ごく普通に長所短所のある愛すべき主人公グループの面々が、必死で生き延びようと努力する。そりゃあ観る側は、なるべく死なないで欲しい、誰か助かってほしいと思うよね。 そこに、あくまでも丁寧に、情け容赦のないエピソードを次々と展開してみせるロス監督。かなり非道い。まあその非道さ容赦のなさが逆に気持ちいいくらいで、後味が悪くないのが不思議だ。 観てる側に、地震より人間の方が怖いよ!と思わせておいて、最後はやっぱり自然災害の方が怖いよね、というオチでした。 【りりらっち】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-07-18 08:24:21) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 コメディだね。登場人物の行動がことごとく裏目るっていう展開があまりにもお約束のように続くけど、死亡シーンは意外とカラッとしてて血しぶきは控え目。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-09-17 22:42:40) |
14.《ネタバレ》 ここでの得点がが高かったので、なんの前知識もなく鑑賞。地震パニックものだったんですね。正直、あまりの低予算な感じの地震、世界観でがっかりです。まるで日本映画が頑張って作った地震映画というくらいしょぼい。キャラクターもなんか、イライラするキャラが多いし、あまり共感が持てず、がんばれ!逃げろ!というよりはよ死ねと思う場面もちらほら。どちらかというと、前半のコメディタッチの旅行ものという感じの部分の方が面白かった。ここでの評価が現時点15人で7.47は高すぎで、若干謎な感じがした。実話ものでもないし、悲しい感じでもないこの映画でエンドロールの写真も違和感がいなめない。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 4点(2016-01-29 18:45:41) |
13.《ネタバレ》 “アフターショック”とは余震のことを意味しているのですね。地震が起こるまでの前半と、その後の地獄絵図が続く後半とのコントラストはなかなか強烈です。製作者がイーライ・ロスなだけあって凄まじいのかと身構えたら、グロは思ったよりおとなし目じゃないかと思います。ネタばれしちゃうと登場人物は全滅するわけですが、ということは『ファイナル・ディスティネーション』シリーズの変形ヴァージョンと言えなくもない。まああちらは死に方に拘り過ぎてしっちゃかめっちゃかになってしまいましたが、意外と登場キャラが創りこまれているので本作の方が映画としてのレベルは高いと感じます。『ハングオーバー』のアランかと突っ込みたくなる風貌のボンボン息子やチャラい奴かと思わせて実は娘思いのパパだったイーライ・ロス、そして忘れていかんのは何故だかちっとも役に立たない消防士とかです。反面、女優陣が今一つ光るものがない顔ぶれだったのは残念でした。 最後にひとつだけ突っ込んでおきたいのは、津波が到達するのが遅すぎだろ(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-23 21:12:10) |
12.感動ものや主人公がヒーローのように活躍するぬるいディザスター映画にもうあきあきしてる方にオススメの地震映画。前半こそ、ゆるーい少しコミカルな日常の描写だが、その後に起こる地獄のような展開に衝撃をうける。誰が助かるのか全くわからない。いいことしても助からない。がんばっても助からない。とにかく助からない。それが現実。ちょっと長い前半以外、全然退屈じゃない。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-25 17:19:19) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 これはかなりエグい。しかしお話の構成としてはなかなか良くできています。地震が起きるまでが結構長いが各キャラの性格や人間性が過不足なく描かれて、後の地震発生後に誰が生き残るのか興味がわいてくる。この前半部分で受けたのは男の一人がギター出して歌うシーン。あの堅物ねーちゃんも苦笑するくらいのひどい歌だが、あれで親近感も一気に高まった。地震後すぐに掃除のおばちゃんが堅物ねーちゃんを助けてくれたりして人間関係もうまくさばけている。が、その後の地獄絵図は良くも悪くもイーライ・ロスだった。情け容赦なくみんな死ぬ死ぬ。それもたっぷり苦しんだあげくに。これは見る方もダメージでかいです。ディザスター映画としてはいささか悪趣味、と言うか、この映画はホラー映画と言った方がいいです。 【ぴのづか】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-28 22:48:54) (良:1票) |
|
10.《ネタバレ》 地震になるまでが長い。 チリ地震のパニック映画という予備知識はあったので、もしかして違う映画かと思ったほど。 まったりしすぎているが、後半がそのギャップで引き立つのと、人物にある程度思い入れを持たせてくれる効果はある。 パニックものでは特に、思い入れがあるのとないのとではハラハラの度合いが全然違ってくる。 エキストラ同様の人物が死んだところで、ほとんど他人事になってしまうので。 地震や津波といった天災も悲惨だけれど、それに伴う醜悪なエゴや争いによる人災のほうがもっと悲惨。 日本の震災では民度の高い助け合いのほうが多く見られたようだが、国によってはこうした暴動や凶行も十分起こりえるのが怖い。 無法地帯の修羅場と化して、人間の醜い部をこれでもかとばかりに露出させてくる。 善意で助けようとする人も、報われることなく地獄絵図に。 もう踏んだり蹴ったりでとことん救いのない、悪趣味ともいえる映画。 製作・脚本・主演を担うのが『ホステル』のイーライ・ロスだとわかってなるほどなと。 ワインセラーの女性ガイドや掃除のおばさん等、最後までストーリーに絡んでもおかしくないキャラでも序盤からバンバン惜しげもなく死なせていく。 その死に方もむごたらしくて、パニック映画というよりもホラー系のグロさが前面に出ている。 後味が悪すぎてあまり好きなタイプの映画ではないものの、明確なコンセプトに沿ってよくできているし、感情を揺さぶるインパクトはある。 再鑑賞。次から次に嫌なことが起こる映画。どんな顔して作ってるんだろうと、ふと思った。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-01-20 02:53:02) |
9.《ネタバレ》 救いようのない映画だと思ったら、このイーライ・ロスってひと「ホステル」の監督だった訳か。と、気づいた瞬間、評価が上がりました。ディザスタームービーではなく、不条理ホラーだったわけですね。できれば、あの刑務所から脱走したギャングがむごい最後を迎えてくれれば、もっとよかったのですが。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-12-13 22:26:20) |
8.《ネタバレ》 前半がまったりしていましたが、だからこそ、登場人物に情がうつるっていうのかな・・・?最後に誰が生き残るかなぁ~なんて観てて、こんなにハラハラさせられた映画、久しぶりでした。イーライロス氏の演技、すごかったです。頑張ったのに結局、石投げて焼かれちゃう「ガーン」 でした。あの優しそうな消防士のかたの変貌。。。「なんで?」 。。。 最後のお姉様が海に出て、笑い、泣き叫ぶ。。。そして背後に高波。「なるほど」って。。。あと味は悪いんだけど何回か観てもいいかなと思いました。エンドロールに写真があったのがたまらない!! 【新しい生物】さん [DVD(吹替)] 9点(2014-11-17 14:53:09) |
7.この映画を観た後、ショックでなかなか眠れないので、このコメントを書いています。生暖かい展開が好きな人にはオススメしません。辛口の映画です。 【たぬき野郎】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-09-21 23:49:19) |
6.《ネタバレ》 バイオレンス・サバイバル・ホラーと言えば、『マッドマックス2』や『ザ・ロード』など文明崩壊後の近未来が定番です。ところが、本作では現代劇ながら巨大地震を使って即席の終末世界を創り上げました。パラダイスから急転直下、登場人物と観客は脱獄囚蠢く地獄の一丁目に放り込まれます。天災と人災のダブルパンチ。では、どのように行動するのがベストだったのでしょうか?結果論的に検証するならば、とにかく高台に逃げるべきでした。囚人相手なら戦って生き残る可能性がありますが、津波に飲みこまれたらノーチャンスですから。しかしこの選択は現実的には無理な話。来ないかもしれない津波より、まずは目の前の危機回避が優先。しかも囚人たちは銃で武装していました。逃げるより他に道は無かったでしょう。そして何より問題だったのは、主人公たちが腹を括れなかったこと。例えば仲間が壁の下敷きになった場面。“見殺しにして逃げる”のも正解、“囚人を全力で迎え撃つ”のも正解だったと思います。でも彼らが選択した“ジャッキを探しに行く”は一分一秒を争う状況下では有効な打開策とは思えません。ほぼ現実逃避に近い悪手でした。中途半端な選択と決断の鈍さは、彼らがまだ自らが置かれた危機的状況を認識していない証。ここはもう法治国家ではなく、弱肉強食の無法地帯なのに。そういう意味では、ヒゲデブを撃ち抜いた地元民の母だけが、家族を守る信念に基づいた覚悟を示したと言えるでしょう。おそらく善良な市民は、誰ひとり生き残れない筋書き。その隙の無さはお見事ですが、救いの無さもまた一級品と言えるでしょう。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-21 19:57:48) (良:1票) |
5.PG12は観られないくらい怖がりなのになぜか鑑賞してしまいました。ハングオーバーをちょっと意識しているみたいですが悪乗りだけではなく、天災・人災が極限までいきます。脱獄囚はつかまれば死刑だから命がけで悪いことしてます、それがゾンビみたいにわらわら、もうこわいったらありゃせん。タトゥーが悪者の代名詞ってのも意外でした。注意:セレーナ・ゴメスはちょびっとしか出演しませんよ~ 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-02 11:53:16) (笑:1票) |
4.《ネタバレ》 長すぎる前振りでうんざりする頃に、地震発生。最悪の事態の連続。誰がどこで死ぬか予測不可能。登場人物にトコトン無慈悲。あぁ、掃除のおばちゃんよ! 結局、本当の悪人は犯罪者に絞っているところが健全というかぬるいというか。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-19 18:57:35) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 凄く良く出来てると思うし面白かったんですけど、全く救いようのない作品です(笑)。最初のほうで快楽を楽しみ、ちょっと感じの悪いキャラの面々ではあったかもしれないけど、だからといって自業自得というには可哀想すぎる展開。特に、仲間思いの気持ちが次々と裏切られ、なおかつ人を助ける為にやったことで自分が瀕死の状態になったり死んじゃったりすることばかりなので、人の良心を逆なでするような内容。神父さんも死んじゃうし、あぁ、この世に神なんていないのよね~って気持ちになる。そんでもってあのゴロツキども、金だけとってどっかいきゃいいものを、赤の他人にあそこまでするもんかね。地震の映画ではあるけど、全体としてみると天災より天災に遭ってパニックになった人間や悪人のほうがよほど恐ろしいと思わされる。まぁとにかく、そういう不条理も含めて娯楽として楽しんでください、という、パニック映画に対するアンチテーゼ的なパニック映画、とでもいえる作品です。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-07 20:22:23) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 なかなか起きない大地震。 忘れた頃にやってきた大震災。 あとは怒涛の展開。 かなりエグイ展開になってきましたね。 しかしこれ、死ぬにしても簡単には死なせてもらえないという意外と斬新なシステムになっていましたね 例えば、手首切断の痛みを引きづった挙げ句、ロープウェイでようやく死ねるとか。 例えば、倒壊した柱の下敷きになってリンチされた挙げ句に、ようやく火だるまになって死ねるとか。 例えば、鬼畜親子にマワされた挙げ句、逃げる瞬間ふいに背後から撃たれて死を予期してなかった時に限って死亡とか。 エグイながらも、そのエグさに消化不良となることあまりなかった。パニック・ホラーとしては良。ただし、見た目良しの女性から順に死んでいってしまったことに関して そこはバツ。 あと ラストショットが妙に70年代ばりの特撮映像っぽくなっていたこと あれってわざとなんか まあさ、それはそれでもよいかなと 許すけど。 【3737】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-06 20:56:15) (良:3票) |
1.《ネタバレ》 上映回数が限られるなか、なんとか時間を作って鑑賞してきました。ほとんど予備知識もなく(それこそ災害パニックものであることも知らずに)見て、一体何が起こるのか、ハラハラしながらも最後まで楽しめました。前半は「クローバーフィールド」っぽく、日常っぽいゆる~い展開。しかし後半になると、前半のゆるい描写がことごとく違う意味を持って主人公たちに襲いかかります。昼間キャッキャウフフと浮かれながら歩いた道が、夜になると極悪脱獄囚に追いかけ回される地獄の道に変貌。前半があるおかげでエグさ倍増です。そういう点は「クローバー~」に勝ってるかも。結講最後のほうまで地震パニックを追体験させる映画なのかなと思っていました。が、ところどころ挟み込まれる「中絶」の話題が、妙に引っかかります。これを踏まえて見ていると、ラストの脱出ルートがまるで産道のように感じてしまいました。熾烈な生存競争を勝ち抜いても、自分ではどうにもできない運命に流されてしまうような無力感・・・。これはちょっとゲスな見方かもしれませんけど。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-11-16 03:30:19) (良:1票) |