15.《ネタバレ》 派手なドンパチなしで、戦争の悲惨さを表現しています。強制出産や虐殺等、非常にリアルで免疫のない人は厳しい。終盤のハンマーでゲームをしているかのように、頭をカチ割るシーンは残酷で印象に残っています。猫によって、命が助かりましたが、あの場面が本作で一番、緊迫感のあるシーンだと思う。映画を楽しむのではなく、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を学ぶという意味では良かったです。 【マーク・ハント】さん [地上波(字幕)] 5点(2010-03-04 17:59:29) |
14.《ネタバレ》 非常に救いの無いストーリーでした。最初に主人公が家族をイスラム原理主義者のテロで失い、その怒りにまかせて一般のイスラム教徒を大量に殺害するシーンで、正直半分醒めてしまいました。 ただ、全体を通して非常に戦争というものを感傷的な流れを極力排除して、淡々とリアルに描いているような気がしました。ですから、内容としては悲惨なだけで面白くはありませんが、戦争というものの恐ろしさ・残酷さは伝わってきましたし、また、戦争というのはドラマで描かれているような格好いいものでは無いということを見せつけてくれます。恐らく、娯楽作品として作っていたら、主人公がランボーばりの大活躍をしていたことでしょう。しかし、この作品の主人公は、一緒に逃亡していた女性の肉親が捕らわれても、女性が殺される所でも、動くことはありませんでした・・・・・。 とにかく、息苦しさと哀しさだけが残る作品でした。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-15 14:03:02) |
13.クロアチア紛争を背景にした反戦映画で、紛争の背景も描かれていたので理解しやすかったです。俳優が誰かは知りませんけど。 【SAT】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-26 23:02:23) |
12.テロで妻子を殺されたからといって、何の証拠も無いのにイスラム過激派の犯行と決めつけた上、何の関係も無いムスリム達に無差別報復する巻頭の主人公の姿が、現在の世界情勢を見事に予言してる(ま、こんなことは散々繰り返されてきたことだから、製作サイドは「予言」ではなく「教訓」のつもりだったとは思いますが…)。主人公の行動は報復ですらなく、単なる腹いせ。それでも収まらない主人公は身を隠す為もあり、ボスニア紛争で「わざわざ」セルビア側に付いてイスラム勢力と戦う。ここまで来ると、主人公の行動は怒りや復讐心からではなく、自分に自分の正当性をゴリ押ししてるだけ。これは正にどこかの国の現在の姿。やがて主人公は、正義の存在しない戦場で唯一の正義、「命」を発見するのです。映画としてはラストが少し陳腐でしたけど、セルビア側からボスニア紛争を描いた作品としても珍しく、それなりに見応えのある作品だと思います、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-11 00:03:30) |
11.《ネタバレ》 なんでこれ見ちゃったかなあ、と思うような映画。女の人を物扱いするのはやめてくださいね。「アート」だから、というだけで鑑賞に値するわけではないんじゃ。アメリカ人て「家族愛」が最高の価値でもって、「レイプ」がこの世で最悪の悲劇と思っているのだなあ。単純ですなあ。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-11-15 21:00:55) |
10.ローカル放送の深夜番組で観て、この映画を初めて知った。デニス・クエイドが出ていたのがうれしかったが、近年こんな映画がまだつくられていることもうれしかった。現実はもっと悲惨なものであったと思うが、この作品では主人公がかろうじて人間性をたもつことによって映画になりえているように思える。けっこうキビシイ評価も多いが、何気なくみてのこの内容は、私にとってはもう充分すぎるほど名作となりました。 |
9.戦争の静の部分がテーマで戦争映画らしくなかった。その割りに良かった。 【PAD】さん 5点(2004-10-08 17:17:36) |
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8.《ネタバレ》 "鬼才オリバー・ストーンが・・・"、"ナスターシャ・キンスキー出演"の宣伝文句とかストーリーに無理があるのは否めないが、いい映画か、そうでないかと問われたら、答えは前者だ。 派手な演出はないが、戦争の無情さを訴える力がある。 |
★7.《ネタバレ》 深刻な内容なのに低予算ぶりが目につくのはイタイ。いや、別に金かけりゃいい、って訳じゃないけど、全編に漂う雰囲気は紛れも無くB級映画のそれ、演出に見るべき点がどうも乏しい・・・そのくせ描写は過激、こうなるとどうしても、過激な描写がウソくさく見えちゃうんだなあ。細かい話だが、冒頭で息子に掛けてもらった十字架のネックレスが、最初は服の上だったのに、後のシーンではいつのまにか服の下に。こんな大事な映画上の小道具、もう少し大事に扱ってくれなくては。まあそもそも、ストーリーのキッカケとなるべきショッキングな(ハズの)この冒頭シーン、映画全体に対してさほど意味を持ってるようには思われない。デニス・クエイドの狂気はすぐに映画から顔を消してしまう、いや、それどころか、映画全体がデニス・クエイドの一人相撲。他のキャラクターにはことごとく魂が感じられず、そのくせ一方ではデニス・クエイドの演じる主人公は、どこまでも「市民的」、アメリカ人を代表してくれる、実に安心感溢れるキャラクター。映画構成上のバランスと言やあそうかもしれんが、こんなフツーのオヤジに虐殺されて、その後何も語られないイスラム教徒の扱いって一体?逆にバランス悪いぜよ。エピソードが単発で、うまく積み重ねられていかない。だもんで、映画の登場人物と、映画を観る側との距離は、映画を通して近付きも遠ざかりもしません。この流れの弱さのため、最後に主人公が銃を海に捨てるシーンも、象徴的なシーンに成り切れないんだな(映画としちゃあ直接的過ぎる程のメッセージなのにね)。まるで銃が不要になったから捨てちゃった、てな感じ。と言う訳で不満は色々あるのですが・・・でもね、ところどころはイイんですよ。迷彩服姿でオシメ洗うシーン、オシメを銃にかけて乾かすシーン、主人公が「争い」から身を退いていく様子を象徴してます(こういう描写を上手く発展させられていたら!)。あと個人的には、ラストの港のシーンで、主人公のそばにあるベンチ、このシーン何だか好きなんだなあ(なんでだろうね?)。 【鱗歌】さん 6点(2004-04-11 15:16:11) |
6.戦争モノですがドンパチは少なく、精神的にくる映画でした。。 やるせない感が漂いつづけますが、結構最後まで飽きませんでした。ドキドキもし続けたし★私は好きです。 【マミゴスチン】さん 7点(2004-04-09 17:37:07) |
5.《ネタバレ》 戦争映画だけど戦争映画っぽくない珍しい映画。ナスターシャ・キンスキーがオープニングで死ぬ役を演じてた&ステラン・スカルスガルドもあっさり死んじゃったのは驚き。見る前はヴェラがナスターシャだと思ってたのだが・・。前編なんとな~く暗い雰囲気だがオリバー・ストーンが製作に参加してるせいか、それを感じさせないイイ映画になってると思います。バスん中でクエイドに銃向けてたのは監督かぁ。 |
4.《ネタバレ》 オリバー・ストーン監督らしい、骨太な批判精神とあざとさが少し残る作品ですが、現地人の俳優を使い、低予算で作ってるらしいところが初期の同監督の作品を思い出させて良かった。この映画を見ると、「民族」とは人にとってどんな意味があるのだろう、とついつい考えずにはいられない。ラストシーン近くで、母親が殺される恐怖の中、子守歌をうたって我が子を助けようとする場面では不覚にも涙が出た。戦争で最も弱いのは女性と子供。でも、最も強いのは母親や肉親の愛情かも。最も弱いものの中に最も強いものが描かれていた。余談ですが、メグ・ライアンと離婚してどんどん落ち目になりつつあったデニス・クエイドが浮上し始めたのはこの作品あたりからだったような気がする。ナスターシャ・キンスキーも久しぶりに見たけど、きれいでした。2人の有名俳優の存在がB級感を少し打ち消している感じです。 【しまうま】さん 7点(2004-03-23 23:42:57) |
3.わりと単純なストーリーだけど、泣いてしまった。 【まゆきち】さん 6点(2002-09-15 12:47:47) |
2.多少のストーリーの無理感や宗教差別感は否めない物の、テーマは分かりやすく、ストーリーもまとまってる。映像や音楽が静かでとても美しいが、戦争映画として捕らえた場合それがどう作用するかは人次第か?6.5点くらいかな。。。 |
1.この映画を見る前に「ファミリーゲーム」を見ていたのでデニス・クエイドのキャラクターの落差にビックリ。しかし内容はちょっとイマイチ。戦争映画のわりに戦闘シーンがあまりすごくない。テーマが全般に出すぎてる気がする。 【NIDA】さん 5点(2001-07-11 19:19:03) |