★27.ハリウッドの商業主義に大して怒っているらしい、のは確かにらしいんですが、おバカ路線に走ってるもんで、どこまで本気で怒ってるのやらサッパリわからない怪作。ジョン・ウォーターズなりの「照れ」みたいなものもあるんでしょう。 それにしちゃ、おバカ度が足りない気もして、意外に本気だったりして?? ふと脈絡もなく(?)思い出したのが『マイク・ザ・ウィザード』という映画で、マイク・ジトロフなる奇人が、周囲の無理解に耐えているのか無理解に気づいていないのか、孤軍奮闘、ヘンテコな特撮映画を作ってる。それはまるで報われない行為だけど、我々はそれをひっそりと見て、ひっそりと応援し、ひっそりと感動する。 一方、この『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』。仲間集めて徒党組んで、ついでに女優を誘拐したりして。実は、これはこれで、恵まれてるんじゃないの、と。 確かにジョン・ウォーターズ、仲間には恵まれていましたよね。さすがに私には犬のウンコ食ってくれる友人はいませんし。 今回は今回で一応、メチャクチャやってて、いいっちゃあいいんですけど、空回り感もあって。何となく、「映画を見る人たちは自分達に喝采を送るだろう」ということが織り込み済みのようなところがあって、作品としては、迫力不足。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-01-21 19:32:27) |
26.《ネタバレ》 「腐った」映画産業に本当にテロ攻撃を仕掛けるなんて極めて不謹慎ではありますが、愛すべきバカ映画です。小ネタ満載で映画好きにはたまらない内容でしたね。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-05-07 20:12:17) |
25.ジョン・ウォーターズ映画らしいや。やっぱ普通の人と映画論が全然違うしオバカ映画なんだけど見るごとに新鮮な映画を見させてくれる彼はある意味すごい。映画人やタイトルの名前がいっぱい出てくるのでマニアにゃたまらん。内容がパトリシア・ハーストの生涯を描いてるようでなかなか面白かったです。「スター・ウォーズ」と「スター・トレック」の交互上映、うらやましいなぁ・・。(笑) |
【DELI】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-04-17 21:00:15) |
23.ノリを楽しむハイテンションムービー。特に映画通にはたまらんでしょう。また各監督のゴシップなどを知っていると「映画でバラしていいんか~」と、更に楽しめます。やってることは無茶苦茶なので、理路整然と観ては絶対いけません。 【tantan】さん 7点(2005-03-01 01:06:14) |
22.好きなんだが。絶賛するのは控えたい。しかし、この幼稚な映画愛。いとおしくはある。ただ、「I Love ペッカー」や「シリアル・ママ」、「ヘア・スプレー」のようなウェルメイドな佳品のほうがぼくは好きだ。「セシルB」は無理して「悪趣味」映画作ってるような気がするから。見た当時は非常に興奮したものでしたがね。 |
21.テンション高すぎてついていけないのに、無理やりついて来なさいと言われてるようで腹が立った。クールな映画なんだが、笑いが足らないので却下。幼稚な雰囲気作りが下手なんじゃないかと。 【ぷりんぐるしゅ】さん 4点(2005-01-21 15:07:54) |
【永遠】さん 8点(2004-12-29 08:35:25) |
19.バンドのライブとかで、いきなり他のバンドが乱入して、演奏してる奴らを叩きだし、自分らが好き放題やって逃げさるゲリラライブのノリの映画版って感じやねん。パンクな奴らが有名女優をかっさらい、色々なところでシネマテロと称して、むちゃやって映画を撮るねんけど、そのメンバーが個性あっていーんよね。悪魔崇拝のメイクとか、ライフルにマイクつけた音響とか。全員、それぞれ違った有名監督の名前の刺青してるってのも、味があるやん。最初の自己紹介シーンでテンションかなりあがったわ。その後のノリは映画に命をかけたおかしな連中のはちゃめちゃ映画作成。ゆーたら「アメリカの夜」と同じ映画作成の映画やねんけど(ごめんなさい)、同じ時期に観たせいか、すっごく対照的にみえるわ。ま、こっちはぶっ飛びすぎてありえへんけど。でもこーゆうアイデアは好き。まさに映画戦争。映画馬鹿ばっか。アクション映画ファンやハードコア映画ファンのお助けもあり。ハイテンションなノリで最後まで退屈せずに楽しめました。とりあえず、ディメンテッドよ永遠なれ。 【なにわ君】さん 10点(2004-11-14 23:02:26) |
18.「ハリウッドに暴力もセックスもパクられた」アングラ映画の行く末はクリエイティブティの暴走。実にクレイジー!映画がもっと好きになった。 【耳】さん 9点(2004-10-26 01:54:16) |
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17.テンポ良すぎ!ディメンティッドの「パッチ死ね!」っていう捨て台詞が最高でした。ところで、スティーブン・ドーフはキーファー・サザーランドに似ていると思ったんですが…髪型のせい? 【RITA】さん 9点(2004-05-26 21:01:01) |
16.映画版平成たぬき合戦ぽんぽこ。こういうアナーキーな感じな映画はアナーキーなままでいてほしいです。だからあまり面白くて人気がでちゃうとアウトサイダーでなくなっちゃうのでさびしい。ガンプ・アゲインの描き方からうかがえるに、ほんとにハリウッドが嫌いなんだろう。 |
15.《ネタバレ》 痛快。実在の監督の名前(Cecil B. Demil)をパロったタイトル(原題)から始まって、皮肉の嵐に翻弄されて、気持ち良かった。(特に『パッチ・アダムス/ディレクターズ・カット版』には思わずにやりと・・・)この映画は、(ウォーターズ作品の中でも特に)監督がかますアンチメジャーという考えに共感できるかできないかで、印象は違ってくると思う。共感できてしまっているあたしにとっては、愉快以外のなにものでもなかった。 【黒蜥蜴】さん 8点(2003-12-11 14:04:42) |
14.まぁ、アバンギャルド不毛の時代にね、何か断末魔の叫びっていうか、言いたいことそのまんま映画にしましたって感じで、要するに「反権威」としての映画だよね。それで同様に反権威主義的なものを持ってる人はこれを支持すること間違いないね、僕も嫌いじゃないよ、なかなか笑えたし。もっとむちゃくちゃやってくれてもよかったかな。 【あろえりーな】さん 6点(2003-07-12 00:55:36) |
13.笑うに笑えない微妙なシーンが多く、物語も破綻している、けれど最後まで見ちゃいました。面白かった…のかも。 【ぽぽ.net】さん 5点(2003-06-22 03:18:00) |
12.こういう、画面から熱気や迫力が噴き出してくるような勢いのある映画は久しぶり!面白かったあ。あの刺青で出てきた映画監督はほとんど知らなかったし、いわゆるハリウッド大作映画やファミリー映画でも好きな作品はたくさんあるんですけど、こういう「健全」な精神も大好きです。ただ、あの集団がカルト集団っぽかったのがちょびっとだけ引いたけど。あと、これは無理な注文かもしれないけど、ハニーが「女優魂を見せる」シーンが明らかに特撮(もしくはスタントマンを使っている)バレバレだったのがちょっと残念。それまでフィクションであることを忘れるくらい映画の中に引き込まれていたので、ちょっと醒めちゃったんですよね。ちなみにこの作品はDVDで観たんですけど、映像特典に出てくるジョン・ウォーターズは知的な不良オヤジって感じで魅力的でした。それにしても主演のメラニー・グリフィスの次の仕事が「スチュアート・リトル2」っていうのは何とも皮肉ですね。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-06-19 21:08:45) |
11.もっとハチャメチャな感じを想像していたので、こんなものだったかと思いました。あまり前情報で想像するのはよくないかと思った映画です。 【omut】さん 4点(2003-06-17 02:56:41) |
10.Creative強迫症ではないかと思いました。コメディなのかこれは。 【masao】さん 3点(2003-03-23 09:53:35) |
9.見て損はない作品。「ファミリーは検閲の卑語だ」という台詞に彼らの姿勢が現れていて、見ていて気持ちがいい。 【wood】さん 6点(2003-03-03 14:09:39) |
8.カルトっ気たっぷりだけど、素直におもれえ。ハリウッドを悪役にするってストーリーもイイけど、なんと言ってもサウンドが良い!ジョン・ウォーターズ監督、まじ好きよ。 【AJ】さん 9点(2003-02-21 19:32:04) |