2.《ネタバレ》 三國連太郎を目当てで鑑賞。
銀行強盗を企む男、結婚間近の銀行員とその彼女、タクシードライバーとその妻、昇進試験に向けて頑張る警察官。
これらの登場人部達は物語の途中まで交わることがなかったが、終盤になって一気にその人生が交錯する。
一人の狂った男により、何人もの人生が一瞬にして破壊された。
終盤のたたみかけと緊迫感、そして三國連太郎の鬼気迫る演技が素晴らしい。
犯人に関わった人物達が総崩れの中、銀行員の婚約者の女性だけは早々に見合いをして、新しい男をゲットしていた。
この女の気持ちの切り替えの早さとしたたかさは、ある意味、犯人よりもおぞましかった。