15.不必要に長いのもなんですけど、そもそも何か差し迫った危機や緊急性があるように見えず、全体の雰囲気がのんびりしているのです。外形を取りそろえたところで制作側が満足してしまったように見えます。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-07-04 04:21:06) |
14.歴史知識・戦争知識皆無ですがレビューします。 まずこの映画のジャンルとしては西部劇というより戦争ものというほうがしっくりきます。テキサス独立戦争のアラモの戦いを描いた映画。・・・らしいのですが、脚色も強いみたいですね。勉強して出直します。 この作品を前半・中盤・後半に分けるとしたら、何といっても後半が凄かった。食糧確保のため敵陣に夜襲をかけるあたりから、もう釘付け。逆に、前~中盤にかけては正直退屈な感がありました。というのも、人は出てくるがその外枠がはっきりせず、な~んかモヤモヤする・・・というのが延々続いてしまった感じ。実際にメキシコ軍とぶつかるまでが長すぎたような印象を受けます。 後半の一連のシーンにおいて、「究極の目標達成のためには自分の命をも惜しまない」という、この精神がすごすぎる。そもそもこの戦いの意義は「時間稼ぎ」であり、究極の目標達成のためにはここで時間を稼ぐことが合理的、というその考え方はわかりますが、その「時間を稼ぐ」ことの代償は自分の命なわけです。数の上では超圧倒的不利、それどころか敗北必至。自分が死んだら独立もなにもないにもかかわらず、未来のために命を懸けるその熱さ。正直、心動かされざるを得ませんでした。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-27 04:27:32) |
13.《ネタバレ》 史実であるアラモ砦の戦いを、大胆に脚色して魅せるウエスタン大作。と言っても、アメリカの歴史などよく分かっていないのだが、おそらくクロケットがサン・アントニオに入ってから戦況が厳しくなるあたりまでは(あれ?殆どか)、創作だろう。だが、そこの所が面白い。西部劇のいろんな要素を目いっぱい詰め込んだ、「特盛り」感があり、お腹いっぱい楽しめる。上映時間が長いのは、そういった意味でのサービスの結果なのだろう。 内容的には、ヘンにアメリカの国土拡張の思惑などの政治的な部分を描かずに、男の信念と「共和国』に対する思いを、前面に出した話なのが良い。デイビー・クロケットが、子供を慈しむように共和国への思いを話すシーンは、私の大好きなシーンだ。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-29 17:30:23) |
12.《ネタバレ》 いくら何でも長すぎやしないか。デビークロケットの恋愛事情などは正直、あんなに細かく描く必要があったのかと思ってしまう。だが、ここで多くの方が書かれているように戦闘シーンの迫力はすごい。今の時代、CGでかたずけてしまうようなシーンを大勢のエキストラが全力で演じている。 【峠のわが家】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-12-24 00:09:59) |
11.デビー・クロケットの活躍しか印象が無いのだけど、そもそもの前段が細かく描けてない事が日本人には分かりにくいです。 【奥州亭三景】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-11-24 12:51:21) |
10.《ネタバレ》 少し、テキサス独立戦争、それから米墨戦争について調べてみました。先入観では、アメリカの移民が他国に浸透し現地政府(メキシコ)といざこざを起こし、それを口実にアメリカ軍が進軍、そし併合という単純な図式を考えてたんですが、そもそもメキシコ側がアメリカ人移民を招致した経緯があったり、メキシコ政府が非常に混乱していたりという面もあって、それほど単純なものでもないことがわかりました。(塚、根本に遡れば、アングロサクソンにもスペイン人にも無縁のネイティブアメリカンの土地なんだし) ただメキシコ側にしてみれば、固有の領土の3分の1を奪われた戦争である事実だけは、間違いの無いわけで。それをこんな「正義対悪」「自由対圧政」みたいな歴史観がアメリカで伝統的なものになっても、異論を言えないのはかなり気の毒な気がします。 以前聞いたことがあるんですけど、historyというのは、his story つまり誰かにとって都合のいい物語なんだそうです。で、この事件のように二つの国が関係ある場合は、当然勝った方、力の強い方の物語がそのまま歴史として定着するんだなと、非常にわかりやすい映画でした。 なんて理屈を考えなきゃ、最後の迫力ある戦闘シーンや、男3人の微妙な関係とか充分楽しめる映画なんでしょうが、自分には無理でした。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-11 17:17:31) |
9.死ぬとわかっていても闘う。 司馬遼太郎の「燃えよ剣」が大好きなので、 こういう話は好きです。 短い戦闘のあと、砦のすぐそばで 自分の家族のために祈るメキシコ人の女性のシーンがいい。。 メキシコ軍が正々堂々としていたところもよかった。 |
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8.とにかく男の生き様、散り方を見させてもらった気がする。 3時間20分という長尺で、家族の別れのシーンなどはかなりしっかりと描かれていると感じた、確かに長くてちょっと飽きるかもしれないけど。 自分の生きたいように生きる自由を求めて、勇気と威厳とをもって立ち向かった戦い。 確かに彼らの正義も描かれているが、メキシコ人の正義や痛み、女、子どもを脱出させる時間を与える人間的な部分も多少描かれているのがポイントかな。 主人公3人のそれぞれ個性も注目できる。この3人の微妙なバランスが見所と言っていいだろう。 感情的で短気だけど豪快だが一方弱気も見え隠れする、仲間の信頼の厚いボウイ、指揮官としての重責を担いながら責任感、冷静さを常に保ち、勇気と優しさのあるトラヴィス、そして包容力と指導力のあるクロケット。 それぞれ3人の個性が対照的でいがみ合いながらも、それぞれ認め合う存在だったと思える。そしてそれぞれが自分の信じる道を生き、死んでいった。 個人的に欲を言えば、全体的に悲壮感がもっと欲しかった気がする。 |
7.この映画だけではないが、「民主主義」と「共和国」をやたらアピールする作品には、アメリカのプロパガンダを感じてしまい、少し引いてしまう。ジョンウェイン=強い男というイメージなので、負けて全滅する姿に違和感。それ以上に、変わりばえのしない西部劇に倦怠感。 【プミポン】さん 3点(2004-01-18 12:29:12) |
6.信念のため、多勢に無勢でも一歩も引かなかった185人の勇士たちに心を打たれた。敵であるメキシコの将軍や兵達も立派に描かれている。どちらにも勝たせてあげたい気持ちになった。 |
5.悪くない。戦闘シーンは確かに迫力があるし、わかりやすい映画だった。ただ、ちょっと長いかな? 【ディーゼル】さん 6点(2003-11-20 22:46:51) |
4.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で話しに出てくるデイビー・クロケットがどんな人物だったかを垣間見せてくれる作品ですね。たしかに皆さんお書きの通り多少冗長な感じはありますが、クライマックスの砦の戦闘シーンはやはり見応えのあるモノです。西部劇の作品としては評価は高くないのでしょうが、ジョン・ウェインが好きなので、ま、この点です。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-18 15:05:24) |
3.自分で金出して監督した上にカッコイイ伝説の英雄になりきりその上美人のメキシコ女とイチャイチャ出来るジョン・ウェインが心底羨ましくなる映画。 【元閑人】さん 6点(2003-10-19 21:07:36) |
2. 西部史に名高い1836年3月6日のテキサスはサンアントニオにおけるアラモ砦の玉砕を御大ジョン・ウェインが制作・監督・主演の一人三役で映画化したのが本作。日本で言えば「忠臣蔵」とか「白虎隊」みたいな感じ…かな?アメリカ人なら誰でも知ってる有名な講談調のおハナシなので展開はバレバレなだけに見せ方に一工夫も二工夫も必要にも拘わらず何とも大味且つベタベタになっているのは初監督ウェイン御大の力量の悲しい限界点を示していると言えよう。流石にフォードとまでは言わないが、せめてヘンリー・ハサウェイ辺りにでも任せてれば、少しはマシになっていたかもw。”餅は餅屋”という諺を知る由も無いウェイン御大は性懲りも無く1968年に迷作「グリーン・ベレー」を制作・監督・主演するのであった…。ディミトリ・ティオムキンの主題歌「遥かなるアラモ」が(違う意味で)もの悲しく響いて仕方ない本作には6点進呈。 【へちょちょ】さん 6点(2003-10-09 04:25:03) |
★1.西部劇の終着駅というべき、アラモ砦の攻防戦を、ジョン・ウェインが渾身の力で映画化。まあ成功作とは言えないでしょうが、ジョン・ウェインの熱い思いの伝わる激しい戦闘シーンは、とてつもない迫力でやっぱり忘れられません。ただ、オスカーを意識しすぎて、やや説教臭い部分があるのは否めませんな。 【鱗歌】さん 8点(2003-06-29 10:53:44) |