115. 敢えて高得点にしました.“太陽がいっぱい”とは別物と考えたい.ミンゲラもデイモンも違う方向を目指したのでしょう.朴訥で勤勉で温厚そうで垢抜けない青年が冒頭“スターバト・マーテル”の伴奏をしている.この旋律がこの直後からの展開の節々に、低くはあるがしっかりと鳴り響いているような効果がありました.Mr. Ripley は、“The Talented“であり、外見とは裏腹の暗闇と狡猾さ(はじめは小器用というレベルなのだが)を併せ持ち、暗闇に堕ち続けなければならない哀しみを持つ人間である、という解釈を、M. デイモンは忠実に大仰でなく演じたのだと思います.目を背けたくなる人間の醜さと凡庸さなんて容易に同居できるのだ、という視点を評価したい. 【シャリファ】さん 8点(2003-10-13 10:22:20) |
★114.ジュード・ロウが出るらしい、と聞いて「そういやアラン・ドロンに似てなくもないしなあ」と思ったのが完全なる誤解。蓋を開ければリプリー役はマット・デイモンでありました。どう見ても野心家には見えなくて、クールさに欠けます。別にそれがイカンという訳ではないんですが、その割には犯罪をキチンとこなしていて、もひとつ痛々しさみたいなのも感じられないんで、やや感情移入しにくい。『太陽がいっぱい』を観てなければ、印象も違ったかもしれませんが。 【鱗歌】さん 6点(2003-09-27 21:44:57) |
113.ジュードロウの存在感がありすぎて、彼が殺された後、妙に殺伐としてしまった。 【ぷっきぃ】さん 5点(2003-09-25 14:45:49) |
112.マット・デイモンとジュード・ロウ。役にぴったり合ってたね。そこそこ内容も引き込まれる。 【たつのり】さん 6点(2003-09-24 12:34:42) |
111.気持ちが悪いですねぇ。でも、気持ちが悪いのがウリなんですもんね? 【もりしげひさや】さん 3点(2003-09-03 02:17:44) |
110.つまらなくは無かったけど,あまり印象に残らない。 【北狐】さん 5点(2003-07-24 14:27:17) |
109.《ネタバレ》 すご~~く後味悪い。最後に首締めるところ、唯一心を通わせた人を手にかけざるを得ない悲しいエゴ。身の毛もよだつ嫌悪感が襲って来て見ているのが心理的に拷問。それだけ引き込まれたからか?役者の演技力か?エロ・グロやスプラッターは平気だけど、なぜかこれはだめ。駄作とは言わないけど二度と見たくない。怖い。 |
108.予想以上に退屈なサスペンス(なのか?)でした。 【tantan】さん 5点(2003-07-09 13:28:26) |
107.《ネタバレ》 ある意味「太陽がいっぱい」を超える傑作。人物描写や筋立てがとても丁寧。 「太陽がいっぱい」は、鮮やかな色彩と軽妙なタッチで描かれた水彩スケッチって感じでフランス人独特のハイセンスが印象に残ります。 一方、リプリーは重厚な油絵って感じです。作り込まれてます。 リプリーがジュード・ロウに抱く憧れをアメリカ人が抱くヨーロッパへの憧れを背景に描く監督の構成力は非凡です。 マットは言わずもがな役者全員、演技がすばらしい!全体的に高い知性を感じます。 |
106.結構期待して観に行ったけど、いまいち盛り上がりと完成度に欠けた印象があった。演技的には決して悪くはなかったけど、強く印象に残るとまではいかなかった。ストーリーにももうひとつまとまりがなかったように思う。 【スマイル・ペコ】さん 5点(2003-07-03 15:43:00) |
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105.リプリーのと言う男の暗部は、何と人間くさい事か。最後まで彼は彼で在り過ぎた。演じるマット・デイモンも、見事。スッキリはしないエンディングだったが、アリでしょう。これは。 【aksweet】さん 8点(2003-06-28 02:05:24) |
104.太陽がいっぱいのリメイクということですが全く考えずに見ました。マットとアランドロンじゃあねー、、ってマットファンの人ごめんね。マットってこういう役けっこう上手いじゃないですか。ストーリー知っているから普通に楽しめました。 【fujico】さん 6点(2003-06-21 11:02:41) |
103.ケイト・ブランシェットはいい女優だなと再確認。映画自体はそこそこ楽しめました。マット・デイモンも特に悪くないと思います。 【omut】さん 5点(2003-06-17 03:15:07) |
102.普通に楽しめた!あ~ヨーロッパいきたいな~バカンスしたい♪ 【うさぽん☆】さん 8点(2003-06-12 22:09:03) |
101.かなり良かった。映像も音楽も、役者の演技も。原作だけを読んでいたのなら、感動すら覚えたかもしれない。しかし、アラン・ドロンで確立されてしまったリプリーのイメージは、もはやひっくり返しようが無い。マット・デイモン、すごくいいのになぁ。なよなよとアメーバーのような実体の無い人間であるリプリー像が素晴らしいです。野心的で不遜な感じがあり、上流の人間になれそうでなれないよな、と思わせてしまう感じが、良い。そして、ジュード・ロウが美貌を前面に出して頑張っているので、本当に「月は太陽になれるのか」という命題がわかりやすい。実は「太陽がいっぱい」は、アラン・ドロンが魅力的すぎたのと、金持ち度がわかりにくくて、何でそんなにリプリーが友人になりすましたいのかわからなかったんです、私・・・・・・。この映画の問題点は、他の人も言っているように、女優陣。途中で、意図的にやってるのだな、と気づかされるが、ハッキリ言ってパルトロウとブランシェットは区別が付かない。どうせかぶっているなら、ケイト・ブランシェットのほうを婚約者にするべきだったと思う。「太陽がいっぱい」のようなバカ娘ではなく、事実に気が付いていく賢さと上流階級特有の残酷な冷たさを持つキャラクターにしたのだから、パルトロウでは威厳不足。 |
100.それなりに楽しめる映画だったとは思うんだけど・・・ジュードロウかっこいいよね。 【ピペリカム】さん 5点(2003-05-27 22:43:17) |
99.ジュード、グウィネスの2人はすごくはまってると思います。ジュードのエッチさ遊び人振り、ヒステリックなグウィネスは絶対地ですよ。それに引き換えデイモンがパンチ不足感があります。彼ももっと悪党になりきるべきだと思います。追記、元作をみたら本作のへタレぶりが改めて浮き彫りになりました。リプリー役はジュード がやるべきだったのではないでしょうか-1点。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2003-05-27 08:34:08) |
98.原作が同じである「太陽がいっぱい」と比べても余り意味がなく、まったく別ものとして見るべきであろう。と言いつつも、前作が余りにも衝撃的だったので、やはり比べて見てしまう(笑)。前作はエキゾチックな雰囲気に包まれつつ、アラン・ドロンの妖艶さに酔いしれる名作だった。本作は役者陣の演技が見どころで、原作に忠実なサスペンス映画となっている。タイトルどおりリプリーがすべてなので、それを演じるマット・デイモンに感情移入出来るかどうかで決まってしまうだろう。もともとトム・リプリーというのは野心家だが冷酷な殺人犯なわけで、共感できなければ胸くそ悪い極悪人。前作のアラン・ドロンには有無を言わさず引き込んでゆく、それだけ謎めいた魅力があったわけだが…。ただ、マット・デイモンの演技はさすがで最後までよく健闘したと思う。 【光りやまねこ】さん 6点(2003-05-25 10:49:39) |
97.マット・デイモン恐い!!かなりドキドキした。ジュードとマット全然似てないのに良くごまかせたなーと思った。普通気づくだろ!だからちょっと無理を感じた。でもなかなか面白かった。リプリーのその後を想像すると恐い・・ 【ジョナサン★】さん 7点(2003-05-23 15:42:08) |
96.マット・デイモンの演技は悪くない。むしろ上出来なぐらいなのだが、それでも何故か違和感がある。こう思ってしまうのはやはり「太陽がいっぱい」を意識してしまうせいだろう。ジュード・ロウは良いが、グウィネス・パルトロウは明らかなミスキャスト。このようにキャスティングに不満が残るものの映画全体の出来は悪くないと思う。 |