6.やはり、大河版の独眼竜をすでに見てしまっていると、作りの重厚さからいっても各キャラの際立ちからいっても、大きく見劣りするなあと思わざるをえない。ただ、その点を差し引いたとしても、そもそもこの作品は、話の軸が存在しておらず、政宗の何を表現したかったのかがよく分からない。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-04-06 01:16:19) |
5.私はこの手の映画やドラマを見るとき、事実に沿っているかどうかはあまり気にしません。映画は基本的にフィクションだと思っているし、歴史のお勉強ではなく楽しむために見ているのだから、面白ければよし。本作は原作はなく、オリジナルの脚本のようですが、観客を楽しませようとドラマチックな事態を次から次へと繰り出してくるところは評価できます。アクションあり、合戦あり、主人公の葛藤ありと、90分程度の映画としては色々な要素を盛り込んでいて、飽きずに見ることができました。ヒロインはお姫様の大川恵子より、佐久間良子の方がいいポジションを取ってました。その父親が大河内傳次郎だったり、輝宗役が月形龍之介だったりと、それなりに豪華なキャストも見ものでした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-02 20:32:07) |
★4.政宗が暴れん坊将軍化しています。山道で忍者軍団の襲撃を受け、孤軍奮闘、大立回りを演じたり(暴れん坊将軍というより、宮本武蔵ですな)、忍者のひとりが放った矢が片目を直撃して失明しつつも戦い続けたり(失明というより、どうみても致命傷なんですけどね)、素晴らしく荒唐無稽な作品です。伝記映画と思わせておきながら、ね。終盤の山形勲が登場するあたりからの展開はもう、サイコーです(とはいえ、この場面が本作で唯一、史実に忠実なシーンだったりして)。という、ステキな映画なのですが、もうちょっと丁寧に撮られていたらなあ、とも思います。人物にカメラが寄る際に、必ずといっていいほどカメラがブレてしまうのはさすがにちょっと見苦しい。馬上の人物にあてる撮影用の光も何だかブレて安定してないみたいだし。合戦シーンも、できればもうちょっとガンバってくれれば……。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-12-30 05:59:39) |
3.錦之助はよいんだけれども、脚本が史実と違うし、色々と滅茶苦茶というか無理があって、これでは渡辺謙の大河に劣るな。 |
2.隻眼になったのは病気とかじゃなかったっけ? とかも思うけど右眼に矢が刺ささるシーン、錦之助の鬼のような雰囲気が凄い。眼が見えなくなったことを皆が隠してたのをを知る場面、「こんな眼になったのを悔やんでおるのではない、皆が身共に隠していたのが悔しいのじゃ。それが無性に腹が立つのじゃ。」と噛み殺すように言うシーンの圧倒的な力強さが印象的。あとは最初全然気にもしてなかったじじいが伝次郎だったと知った時のショック。当時20歳の佐久間良子の「うふっ」て笑う仕草とかかわいかった。 【バカ王子】さん 7点(2004-06-28 00:04:46) |
1.「風雲児織田信長」に続いて中村錦之助さんが戦国武将の青春時代を演じるシリーズ。本作は伊達政宗。冒頭、政宗だと気付かない老人とのエピソードなどは政宗の人柄、非凡性を表していてとても面白い。しかし政宗が刺客に囲まれ大立ち回りを演じるというシーンがあるのだが、これは現実味が薄くウソくさい。とはいっても錦之助さんの殺陣は凄いのだけれど。 やはり前作同様、こういう映画が月日に埋もれてしまうのはもったいない。 【紅蓮天国】さん 6点(2004-01-20 17:19:45) |