2.《ネタバレ》 本当に話が支離滅裂。物語の冒頭で主人公の女の子の父親が謎のビームを喰らって失明するというイベントがあるのだが、話が20分も進めばもう一回謎のビームを喰らい、今度は視力が回復するという・・・何ソレ?
家庭教師がふざけてまじないを唱えると子供達の目の前で突然何処かの砂漠にワープして死亡・・・何ソレ?
物語に全く関係ないアパートの管理人がエレベーターに挟まれて死亡・・・何ソレ?
などなど意味不明で必然性のない小ネタが延々と続き、ラストで悪魔祓いのオッサンが暴れだした鳥のはく製に突っかれて死亡。メデタシメデタシ。
ルチオ・フルチは生前、雑誌のインタビューでこの映画について「あの映画はまったくけしからん!」とか言ってたけど、撮ったのはあんたやないか~い。
そして一番の問題は予告編。女の子の母親が扉を開けると怪物がヌッと現れて絶叫するシーンがあるのだが、これ本編じゃ女の子の弟がマスク被っただけの悪戯でしたという腰砕けなオチが・・・このシーンを見せ場として予告編に使ってしまう節操のなさに、マカロニ娯楽産業の神髄を見た・・・。