7.《ネタバレ》 やってることはスプラッターなんだけどもおどおどしさや恐怖的なものはなくBGM自体がクラシックじゃねえけどそっち系の匂いがするのを使ってるので妙にエログロが目立つ変な作り。めちゃんこ若いウド・キアの若干オーバーな気がする演技がちょっと面白く、大して凄いことはしてなさそうだけどよくよく考えるとある意味凄いバカ理論で結構簡単に人造人間が作れてしまいはらわたをぐちゅぐちゅしてイキ顔を披露するただの気持ち悪いシーンは見てるだけでちょっとしたドン引き。ジェフリー・コムズが「死霊のしたたり」シリーズで演じたマッド・サイエンティストとは全然違った終始変なテンションでノリノリなウドさんは演技を楽しんでるようですがこっちはつらいっすよー。出てる人がみんな変態風な役柄であればマトモな映画なんてできるわけないですよね(笑)ラストのウドさんの独白じゃねえけどしぶとい生きざま、あれは長すぎぃ |
6.《ネタバレ》 数あるアンディ・ウォホールの映画の中で本作と『処女の生血』はもっとも観て判り易いのでは(もっとも、ウォホールは名前を貸しただけで内容には一切タッチしてないというのが定説です)。立体映画(今でいう3D映画)として撮られたところが、まあウォホールらしさが感じられると言えなくもない。精力絶倫男の首をねらったのに、間違って女に全然興味がない顔が良いだけが取り柄の友人の首をチョンパしちゃうなんて、これほど笑えないブラックジョークも珍しいですよ。この映画の特長は使われている“はらわた”がどう見ても本物(もちろん人間のじゃないでしょうけど)をみたいで、最近のスプラッター映画と違った気色の悪さが観る者に襲いかかります。ヘタではないけどヘタウマの域までも達していない監督の手腕では、ウド・キアの熱演も空回りでした。彼は今でも個性派バイプレイヤーとして活躍してますが、まあ何と言う無残な変貌ぶりでしょう! 『ロッキー・ホラー・ショー』のティム・カリーとともに、「少年老い易く、学なりがたし」という感慨に打たれてしまうのでした。それにしても、10年以上むかしとはいえ、こんなゲテモノをNHK衛星放送よく放映したもんですな。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2011-10-01 19:04:18) |
★5.《ネタバレ》 冒頭のクレジット「アンディ・ウォーホル プレゼンツ」。これが本作の最大かつ唯一のキモでありオチであったりするわけで、本編は気楽に観ることにしましょう。って言ってもなあ。主人公のマッド・サイエンティスト、理想の人類を作り上げるべく、男女の人造人間を製作し、コイツらをコービさせようと。となると、男の方の頭部パーツは、なるべくドスケベな奴をぶっ殺して頭部をゲットすべし。ところが、手違いにより、ドスケベ男の代わりにフニャチン野郎の頭部をとりつけてしまったから、さあ大変(←べつに大変でも何でもないよなあ)。しかも、フニャチンの友人であるドスケベ男は、博士の妻の浮気相手。屋敷に出入りするうちに、殺害されたハズの友人を発見し・・・。てな内容。いやあ、バカですね。考えようによっては大変よくできた話で、繰り返される惨劇の末に死体の山が築かれるラストなど、シェイクスピア悲劇を彷彿とさせるような、させないような。しかし、やっぱり、バカですよね。このバカバカしいお話を、真面目に演じている若き日のウド・キア、彼のハイテンションぶりが、何とか映画を支えている(いや支え切れていない)のですが、さすがの彼も、撮影用のドロドロの内臓には、やや持て余し気味か。映画全体を通じて、「内臓=バッチい」という印象が、やたら強く残る映画でした。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-19 22:21:43) |
4.ウォーホルが監修としてクレジットされているが、単なる名義貸しで実質的にはタッチしていない。3D立体映画として公開されたので通常の画面で見ると意味不明の演出も何ヶ所かあるし、今見ると特撮シーンもショボい。しかし、それを補って余りある、人間の「狂気」と「異常さ」を見せつけてくれる傑作。異常な人間ばかりが登場する中で、唯一、正常な人間が見た目は異常な怪物にされてしまうという皮肉も面白い。単なるエログロ映画ではない。でも、万人に勧められないので点数は控え目に (^^;; |
3.「処女の生血」でも触れたんだが、こんな低俗なエロ・グロ・ナンセンスを”映画”と称して製作する方便にメアリ・W・シェリー原作を付き合わせたスタッフ(アンディ・ウォーホル??)のセンスをマジで疑う。どうしても作りたきゃ完全オリジナルで挑んでみろっての。しかも(個人的に)大嫌いな”ホモ”要素まで盛り込みやがって…。志の余りの低さと原作への冒涜ぶりに大幅減点じゃあ~~~!!!2点。 【へちょちょ】さん 2点(2004-09-17 02:37:14) |
2.似たよな題名ってのは映画にはよくありますが、とりわけホラーは桁違いに多くて困ってしまいます。特に悪魔の~とか死霊の~とか~のいけにえとか~のはらわたとかってのは常套文句らしくてよく見かけ、しかもその中には「悪魔のいけにえ」「死霊のはらわた」とかの名作も含まれてるので、間違えて借りた人も多いと思います。この作品、アンディ・ウォーホル製作ってなってますが、実際に彼は何もしてなくて、ただ単に名義を貸しただけだそうです。ストーリーは、古典ホラーの名作「フランケンシュタイン」エログロ版。これ以上に変態チックなフランケン映画は先ずないでしょう。しかも公開当初は3D作品だったらしく、全編通してはらわたベロベロ~ンっていうシーンが沢山出てきます…といっても80年代スプラッタよりは少ないんですけどね。でも、結構カルト化してる作品なんで、その手の映画を極めたい人には避けて通れない門でしょうね。 |
1.いやぁ、すごくカルトチックな映画ですね、、、、。アンディ・ウォーホール提供と書いてあったので借りて見たんですけど、、、。フランケンシュタインにエロスを足した感じですかね。 【あろえりーな】さん 5点(2004-04-02 00:23:33) |