107.メリル・ストリープの講演に脱帽でした。 美しい衣装、メイク、それを纏う女優たちに見ほれました。 ストーリーは、単純なサクセスストーリーではなく捻られていますが、単純にしたほうが良かったんじゃないか、という気も。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-17 04:14:41) |
106.《ネタバレ》 この作品の人物たちは、いかなる職種・業務であろうと、自らの仕事に誇りを持っている。世界的デザイナーに多大なる影響力を持つミランダ、彼女に憧れ自らの身を削り仕えるエミリー、有能な片腕であると同時に彼女の駒になる事も厭わないナイジェル。彼らは自分の望んだ道を歩み、最大限の努力をし、成功というゴールに向けてひた走っている(来た)。しかし、努力するだけで成功するほど世の中は甘くない。ミランダは生涯の伴侶(愛)、エミリーは自らの身体(健康)、ナイジェルは才能の開花(独立心)。成功に向けた努力の影には、常に何らかの犠牲がある。 序盤のアンディは、慣れない仕事やミランダのトンデモ要求に奮闘しているように見える。しかしナイジェルは言う。「君は努力をしていない、愚痴を並べているだけだ」と。その『仕事自体を好きになろうとする努力』をしないで、どうして全力を注げる?どうして努力が周囲に伝わる?という、核心を衝いた台詞である。その後アンディは、周囲からも一目置かれるほどの変化を遂げる。彼女は『自分が変われば周りも変わる』を体現したのだ。 しかし、順調な仕事とは裏腹に不調なプライベート。アンディの恋人ネイトは訴える。「自分が愛する人々、自分を愛してくれる人々、大切な人や物を犠牲にし、自分自身を変えてまでする仕事が、君にとってどれほど価値があるのか?」と。それぞれ価値観は違って当然、だからアンディとネイトの考えは、どちらも間違っていない。アンディとは真逆の「ネイト的価値観を持つ層(鑑賞者)」にも共感されるよう、間口を広く取って訴える製作の姿勢には好感を覚える。 最終的にアンディが下した決断は、社会に生きる人々にとっては憧れに近い形だ。好きな仕事をし、大切な人との関係も維持する。しかも、急な去就にもかかわらず上司は部下の実力を認め、活躍に期待を込めている。何て恵まれているのか!しかし、これもまたアンディの努力によって勝ち取った結果なのでしょう。 誰もが皆、表舞台に立つために裏で様々な画策を練っている。仕事をするのが人間同士である以上「人と人との繋がり」で仕事は成り立っている。それが過言ではないことを、この映画は改めて教えてくれた気がする。年齢・立場・環境によって感想が変わっていく作品だと思うので、数年後にまた見直してみたい。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-16 20:19:00) (良:3票) |
105.《ネタバレ》 華やかで贅沢な世界をひたすらテンポよく(都合よく?)進んでいく爽快感はある。でもそれだけな感じ。結論もちょっといただけないというか共感できない。それまで一生懸命やっていたことは間違った価値観のもとにあったといいたかったのか。それに戻っていった彼氏とはこれからも価値感を分かち合えるの相手なのかは疑問だ。 【飴おじさん】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-28 00:13:35) |
104.《ネタバレ》 面白い。テンポよく話が進むところもよいし、キャスティングもよい。とくにメリル・ストリープの好演に脱帽。アンドレア役の代わりはいても、ミランダ役をやれる人はいないんじゃないだろうか。ミランダが、たんなる鬼上司ではなく、その世界のリーダーたる素養を有しているさまを伝えているところもよい。アンドレアをあっさり叱るナイジェルのシーンは、とくによい。もっとも、エピソードとしては“努力していない頃”の失敗(暴風雨のフライト)と“努力している頃”の成功(ハリーポッター)は、どちらも結果は“運”でしかなく努力は関係ないじゃん、のように気になる点はある。また、編集長人事の攻防についても、突然サスペンス映画の種明かしのような展開になってしまい、ちょっと違和感がある。最後に、ミランダがアンドレアを自分の後任と考えたんじゃないかという描写があるが、もともとファッションに何の素養もなかったアンドレアには無理な話。もう少し“手前”でおさえておけばよかったと思う。とはいえ、爽快感のあるよい映画。¥ 【mohno】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-20 03:08:07) |
103.主人公さん,最後に大事なことに気付いてよかったね.でもその前に,目がでか過ぎることに気付いてほしいな.ミライさんもブライト艦長もそんな目はしてませんでしたよ. 【マー君】さん [DVD(吹替)] 4点(2008-04-26 14:41:17) (笑:1票) |
102.これは面白いですよ。正直、自分はあそこまでがむしゃらに仕事できないです。カッコいいですね。 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-04-06 22:39:12) |
101.ミランダの表情が、段々変っていく所がいいですね。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-01 23:24:47) |
100.ファッションショー感覚で観るのにちょうど良い。 ナイジェル:「君は努力なんかしてない、愚痴を並べてるだけだ」 ミランダ:「今までのアシスタントの中で最も期待を裏切ってくれた。アンドレアを雇わないのなら、貴方は大馬鹿者だ」 ↑は面白かった。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-31 22:32:20) |
99.《ネタバレ》 美、美がちりばまれた中で、意外と感動の女性スポコン映画でした。よかった。美しくないおっちゃんが見てもよかった。これを見てから、着飾った女性への評価がちょっと変わりました。美しさにはそれなりの努力と執念と根性がいるってこと、「あんた努力していない!」って言われそう。メタボなんてありえない! 【杜子春】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-03-21 13:00:21) |
★98.ストーリー的にはまあ王道なサクセスストーリーといった感じでしたが(ただしラストの展開にはちょっと意表を突かれましたが^^;)だからこそ楽しめた、といった感じの作品でした。後味も爽やかだし、何気に現代を生きる女性たちへのメッセージ?みたいなのが込められていたりもして、楽しめました。この手の作品の中ではかなり上の方ですね! |
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97.《ネタバレ》 ミランダが言うとおり確かにアンディとミランダは似ている。本人は否定したわけだがそれは「名門ファッション誌」が自分の全てであるミランダと、「名門一般紙」が目的であるアンディの「価値観」の違いに過ぎない。ミランダが言いたかったのはその自らの価値観に基づく行動原理と決断力。アンディは自分の仕事の為に誰かを犠牲にすることは出来ないと言ったが、最後は自らの目的の為に最も裏切ることに決意がいる「女王」ミランダの下を離れた。だからこそミランダは「今までのアシスタントの中で最も裏切られた」と言ったのだ。しかし自分とアンディが似ていることを自覚しているミランダは「彼女を採らなければ大馬鹿者だ」とアンディの決断を強く支持したのであった。ファッション業界の華やかさを背景としてテンポよく職業観とキャリアプラン、女性のキャリアについて考えることが出来るなかなか優秀な社会派作品となっている。問題は今の世界が実力のある女性にどのようなことを強いている世界であるかということだ。Queenの「Killer Queen」がバックグラウンドに流れそうなメリル・ストリープの圧倒的な存在感はさすがだ。あと個人的にはジゼル・ブンチェンの特異な美貌に魅了されたが…まさかその後トム・ブレイディと結婚するとは 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-15 22:50:14) (良:1票) |
96.《ネタバレ》 意外と面白くなかった。女性にとって流行のファッションや高価なバッグは戦闘服、鎧であり、派手なメイクは悲しい顔辛い顔を覆うレスラーマスクのようなもの、というメッセージ性は感じられたが、それとメリルストリープの相変わらず貫禄のある演技意外は何も得るものが無かった。ファッションやその業界に興味があればもう少し楽しめたのかな。主人公や周囲の友人に共感することが出来ず、ストーリーは退屈。主人公は努力して自分を磨いて、その結果少しだけ鬼編集長に気に入られた、みたいな話なんだろうけど、この主人公は特に努力していない。ファッションはデザイナーにコーディネートしてもらってたし、仕事も文句言わずに雑用をやってちょっとツイていただけに過ぎない。私生活がうまくいかなくなったときも、特に言い返すことも出来ずあんなショボい男に捨てられ、仕事目当てもあって成すがままにエロジャーナリストになびいてしまう。結局職場を辞め、また元彼に謝って元さや。あー、書いてるうちにだんだん腹が立ってきた。つまり誤った道を進むと大変だってことなんだろうか。何とも後味の悪いラストもミランダの笑顔によって救われただけ。あと、第一アシスタントのエイミーや、ナイジェルもプロとして光っていただけに主人公の生き方がショボく感じられてしまった。主人公に共感できない作品はダメ。 【ちゃか】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-03-11 11:57:19) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 ファッションにはあまり興味がなくても楽しめました。アンディの内面と外見の成長ぶりもみていて面白いのですが、仕事に対する考え方を再認識されられた感じです。ナイジェルが「君は努力なんかしてない、愚痴を並べてるだけだ」とセリフがハッっとする部分を感じました。辛くなってくると愚痴を言ったり、人の責任にしてしまいがちだけど、自分がどれほど努力をしたのか考えたい。ミランダのような上司は嫌いじゃない。むしろ、こういう人の元で働きたいとも思う。失望されそうだけど。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-10 22:55:52) |
94.《ネタバレ》 すっごく楽しみにしてみた。 見た後は微妙な感じがした。 映像はすごく良い。 いろんなブランドの服や靴、かばんが出てきてうきうきしたけど 内容がねぇ・・・ だいたいこんなに上手く事は運ばないよ! 発売前のハリーポッターが運よく手に入るか!ってつーの。 映画だからといってしまえばそれまでなんだけどそういうところが 共感できません。 しかも仕事を捨て、新しい職を手に入れ、昔の男のところに戻っていくっていう なんとも納得がいかない内容。 でも、なんども言うようにみてるだけどファッションは楽しい! 【momo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-03-07 15:37:50) |
93.《ネタバレ》 気楽に見るのには良い。アン・ハサウェイとメリル・ストリープの駆け引きが面白く、特にアンがやる気を出して変身する辺りからは爽快。ラストは納得できるところもあり、できないところもあり。最後に男のところに戻ってしまうのは一番納得できないかな。全く理解できませんでした。 【智】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-02 14:10:55) |
92.《ネタバレ》 スピーディーでスタイリッシュ。自分のように、ファッションの世界などおよそ縁がないような人間にドロドロの内部を見せ、それでもカッコいい、楽しそうと思わせてしまう映像とストーリーが、たいへんよく出来ていると思う。ただ一点、終わり方に説得力がないのが残念。主人公は仕事をするなかで、はじめはバカにしていたファッションの世界もその世界なりの文脈が、ルールが、そして哲学があることを知って、恋人や友達のことを後回しにするぐらいその世界にはまっていったはず。その世界を一発で捨て去るほど、主人公に明確なポリシーや人生観があるとはとても思えない。一応「信念を曲げてまで・・・」みたいなこと言ってたけど。そもそも「誰かを蹴落とさなければ這い上がれない」なんてのは、ファッションだけじゃなくて、どんな世界にもあるきわめて一般的なルールじゃないか。ジャーナリズムの世界だって、間違いなくそう。そのことに気づいていないのだとしたら、主人公は決して次の世界でも長くは続かないだろう。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-28 22:19:20) |
91.観賞後、スッキリ、しない。感涙出来ない。ココロに強く響くものもない。 しかしなんだろう、この良質感は。 【ジャイロボーラー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-12 02:33:40) (笑:1票) |
90.《ネタバレ》 私、ファッションとかブランドには疎いので、最初のアンディの格好だって「そんなにひどいか?」と思って観てました。また、アンディがある時期を境にオシャレに変身するのですが、あれがどの程度格好良くて素敵なのかも私の感覚では分かりませんでした。 さて、ストーリーですが、至って平凡です。必死に働いてようやく認められつつあったのに、結局元の木阿弥に戻ってしまうというのは、有りがちな典型パターンの1つだとは思いますが、イマイチすっきりしない終わり方でした。と言うか、この世界を投げ捨てて元の生活に戻ろうと思った動機が、どうも弱いような気がします。 |
89.《ネタバレ》 とても面白かった。キャストも良かったしスタイリッシュにまとめた全体の空気も素敵だった。特にメリル・ストリープは素敵で弱みを見せても同情されたいわけじゃないという一貫した孤独の演技がカッコいい。自分に言い聞かせるように「全ての憧れよ」と終盤でアンに言った後に車から報道陣の中に消えるときにあくまで取材陣に魅せるための笑顔を作ったときの瞬間が鳥肌が立つくらいの上手さだった。 彼女たちは自分の価値に上乗せするためにブランドを着るのではなくむしろ自分の価値がブランドをなくしては成り立たないように着ているのが印象的で、なのにそれでも彼女たちがイヤミ臭くならないのは仕事に対して真面目で仕事に対して敬意を払っているから。もちろんミランダに対しても尊敬の念を忘れずに自分のいる職場の価値をちゃんと理解しているから。そういう女性は本当にカッコ良いとおもう。この映画のそういう描き方が気分の良いものだった。 【05】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-06 10:03:38) |
88.《ネタバレ》 面白かったです。ただBSで放映中のコロンビアドラマのリメイク「アグリーベティ」が大好きなので、同じファッション業界で場違いな新人という部分で、つい比べてしまいます。出てくる人たちが今ひとつ(ベティに比べると)意地悪じゃないし、ミランダのメリル・ストリープも、もっと悪魔だった方がいいような気がします。ラストも、かつて流行った職業ものの王道で予想通りでした。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-27 07:59:38) |