4.《ネタバレ》 何一つまともなセリフがなく見た目をボロボロまでにして4万年という時間を超えてやってきたネアンデルタール人・チャーリーを演じたジョン・ローンのめちゃくちゃ体を張った熱演っぷりが凄い。目に見えるもの全てが新しいものであり、ここが何処か、何かもわからないまま基地の中を彷徨う時の演技は現代人の価値観的なものをすべて捨てて演じないとここまで入り込んだ演技ってできないかな、と思います。まあ技術がどうのこうのとか北極にこんだけスゴイ技術だとかいうだけ野暮ですがティモシー・ハットンとジョン・ローンとの交流やヘリコプターを見た時の発狂っぷりは見もの。エスキモー伝説と絡めたストーリーは見るものに完全な答えを提示せずにあえて匂わせて考えさせる作りはなかなかよかったかなぁ。