7.《ネタバレ》 タランティーノのパルプ・フィクションと間違わないように、ていうか、明らかに題名ぱくってるだろ、これ(笑
題名からも判るとおり、おばか系の映画である。何かを表現したいのではなく、観客を楽しませたいあっと言わせたいということに徹していて、そのセンスもなかなかのもの。
ありえない設定、とんでもない展開、意味不明なストーリーが笑いと不思議感をしっかり捕まえてくれる。「ひみつの花園」の不条理でハチャメチャなところだけを突き詰めた感じ。
「ウォーターボーイズ」、「スイングガールズ」、「ハッピーフライト」の路線のほうが多分一般には受けて興行成績も上がるから、矢口史靖監督はそちらに力入れざるを得ないのだろうが、こっちの路線のほうが絶対やりたいんだろうと思う。