17.《ネタバレ》 感動した。自分が去年子供を産んだばかりという個人的事情
もあるのかもしれないけど、なんだか、全部、感動した。
この映画が「SFなのか?」って言われたら私はそっち
方面には詳しくもないし好きでもないけど、たぶん違うなぁ
って感じなので、パッケージ・トレイラーはちょっと誤解を招きやすいですね。
設定は未来だけど、ものすっごい身近な話でした。
というか、これは基本的に「普通の能力しか持ち得ない人たち」
が困難な状況においてどう行動したか、の物語であって、ヒーロー・ヒロインたる人物はいない。特別な能力・魅力を持った人たちが未来社会で悪者を倒したり、世界を
救ったりする話では全然ないでしょ。だから、私は「設定の細かい所の謎・結局
何も解決してない終わり方」は気にならなかった。
えっと、、日本の第二次世界大戦時代を描いた映画とかドラマとかを見てる
感覚と結構似てた・・。「そっちに行くのは(トゥモロー号?)間違い
かもね」とわかりつつも、「でも、この場合、そっちに行くしかないしなぁ」
っていう気持ちがすごくわかるというか・・・。普通の人が戦争時とか、
とんでもない状況にいたら、怪しくてもなんでも、たった一つの希望にすがってしまう
だろうし、それは正しいと思う。消去法でアレなのよね。
不妊社会も本当にありそうだし、テロ社会も身近。こんなに身近な未来を見せられたら、子育てにも気合が入りなおしますって!。ベタなんだけど、赤をみて、動きが
とまっちゃうみんなの姿に説得力があったなぁ。赤はみんなの宝なの。子供が
犠牲になる社会はクソ。そのことがちゃんと描いてある時点でこの映画はすごいです。