18.まともにレビューすると削除されることが分かっているので、婉曲的に表現する。 JTNewsの悪いところのひとつは、舞台で芝居を観たことがない人たちが、映画のレビューをしていることだ。 【おら、はじめちゃん】さん [映画館(邦画)] 10点(2023-03-28 05:00:44) |
17.《ネタバレ》 リバイバル上映で見た学生時代の俺に、あまりにも有名な冒頭のアジテーション「映画館の暗闇で、そうやって腰かけて待ってたって何もはじまらないよ。」が刺さった!あの時に映画館の暗闇で挑発された俺は…結局今でも座ったままです。内容は今見るとやっぱり多少は冗長だったりする部分はあるけれど、でも次々と「ハッ!」とする場面が現れて退屈はしません。とにかく【エヴァ感】【園子温感】が凄い!(もちろんコチラが偉大なるオリジン)。炸裂するビジュアルイメージの洪水にやられっぱなし! ちなみに…映画を観ているうちに、主演の佐々木英明と寺山修二とがコチラの脳内で完全同化してしまうのも見事なのですが、最後のエンドロール(顔)で寺山修二が出てきた瞬間に「うわーッ!ホンモノだーッ!」と腰が抜けそうになり、コレは見事にヤラレました! 【幻覚@蛇プニョ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-22 01:46:20) |
16.《ネタバレ》 当時としては色々と頑張って前衛的に仕上げたんだなと思う。反体制を素直に「馬鹿野郎」とシャウトして表現してしまう寒い、グループサウンズにも似た滑稽さが今となっては感じられる。絵は綺麗。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-09-15 15:24:42) |
15.《ネタバレ》 冒頭の「観客罵倒」は演劇で流行ったものであるが、それを寺山は映画観客に向けた。映画の中での映画観客罵倒は迫力を欠くが、まあ一度はやってみたかったことなのだろう。 【ひと3】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-03-20 22:12:38) |
14.学生の頃、ヒソヒソと仲間内で語り合った。 こんなの見てほめてるテレビの文化人てキモイよね、痛いよねと。 70年代に大学生でもやってたらこれを褒めなきゃいけないんだろうな。怖い怖い(笑) 明らかに昔より今の時代の方がちゃんとしてる。 間違いなく昔の文芸はよかったなどと思っているオジサンは痛い。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-01-04 21:49:45) |
13.私のおじさんで昭和10年代生まれの人がいた。 その人は新宿という街を愛した。 最も猥雑で最も面白かった頃の新宿を愛し堪能した。 そして、40代で破滅死した。 結局、何も残らなかった。 そんなおじさんの人生を生き映した様な映画。 混沌としていて何かを訴えたいようにも思えるが、実は空虚で何も残らない。 そんな作品だ。 それはそうと、若かりし頃の丸山(美輪)明宏が出演していた。 これが凄い。 意外と綺麗。 だけど気持ち悪い。 何とも不思議な魅力と気色の悪さだった。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-01-04 21:02:33) |
12.70年代はこういう映画を無理して「分からない」と恥ずかしい思いをしたのかもしれませんが、今や時代も進んで正直に「イタイ」「ださい」「いもっぽい」と言えるようになりました。もう無理しなくていいんです。21世紀万歳! 【仏向】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2008-08-23 18:38:16) (笑:1票) |
11.《ネタバレ》 いもっぽい映画ですね。 ストーリーは渾然としており、オムニバス形式と理解したほうがよいでしょう。 田舎出の兄ちゃんが、田舎出の兄ちゃんを描いたような作品。 気を衒って、いろんなことをしていますが、訴えかけてくるものがありません。 そもそも演技力がないんですね。 実験的な映画なのですから、若者のエネルギーが充満していればよいのですが、 どーも芝居がかってしまってて。 かっこよさの欠片もないですね。 寺山修二ののちの活躍をかんがえると、不思議なくらい才能がかんじられない。 【よしのぶ】さん [ビデオ(邦画)] 0点(2008-04-16 19:25:03) |
10.鬱々とした若者の孤独と不安、むやみやたらに裸。シュールを気取った演出、無駄に長い一人台詞。こんな感じだろうなと、予想した以上の物はなかった。 【カタログ】さん [DVD(邦画)] 1点(2008-01-13 23:53:27) |
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9.これは凄い映画だと思う。一度目はよく分からなかったが、何度も好きなパートを見返すごとに中毒になった。音楽や映像が前衛的。ストーリーと何の脈絡もなく登場するミュージカルのような映像が極めて印象的。団塊の世代の息遣いや学生運動の熱気が伝わってきたように感じる。ところどころに挿入されるフロムやマルローの言葉にも、心を揺り動かすような力を感じた。映画自体は意味不明な部分も多いが、前向きな気持ちになれる不思議な映画だと思う。 【こまごま】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-05-20 20:12:38) |
8.《ネタバレ》 評判通りのイタイ映画。面白いシーンも多いのだが、演出があまりにも押し付けがましくて目が痛くなる。コーラスを多用する音楽も演劇ならばよいのかもしれないが、映画ではダサいし空回り。「田園に死す」はなかなか良かったので期待していたのだが、期待を完全に裏切られた。映画のラストでミケランジェロ・アントニオーニや大島渚といった実験映画監督の名が出ていることからも、彼らに対抗意識を燃やしているわかるのだが、「欲望」や「青春残酷物語」といた歴史に残る名作と比べるとどうしても力不足。いやセンス不足です。 【Ruby】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-11-26 01:37:58) |
★7.アイタタタ…、痛すぎるよ、ダサすぎるよ。反体制と前衛とアートを気取ってカッコつけてるけど、ここには体制批判も自己批判も美意識も無いじゃない。これはアンタの即物的な欲と羨望(とやっつけ仕事)そのものじゃないの。映画という媒体の否定に映画を使うこと自体は許すよ。でもアンタ、否定しておきながらこの後、何本も映画撮ってるじゃない。自己矛盾は感じなかったの? 負け惜しみの様な理屈っぽいボソボソしたボヤキばかりじゃ、カッコ悪すぎて、恥ずかしすぎて、とても観てらんないよ。このタイトルはそっくりそのまま、のしを付けてお返ししますよ、寺山修司さん。書を捨てて、少しは町へ出といた方が良かったんじゃないの、今更遅いけどさ…。自ら存在を否定する様な作品には、文字通り存在価値などある筈も無い。 【sayzin】さん 0点(2004-09-24 16:10:20) (良:1票) |
6.これぞまさにパンクロックのアティテュードでしょう。これが第一回監督作品だなんて!ピストルズ、ラモーンズ、ダムド、クラッシュ、ミスフィッツ、デッドケネディーズ等を愛する僕にとって寺山はその頂点に君臨する存在なのです。最大のリスペクトの意を込めてこの点数です。 |
5.「映画なんてただのスクリーンの上のできごと、映画館の電気がついたら消えなきゃならない。所詮そんなもの」とか何とか主人公が言っていたような気がするが。そういうみもふたもないこというのは勝手だけどさ、僕は観客としてお金を払って映画館いってるんだから。1800円払ってんのに、そんな話をきかされてもね。ただ単純に「金返せ」としか思えない。とても腹が立った。ストーリーも謎、どうしようもないほどちりばめられた有名著作からの引用、斬新かもしれないカメラワーク。なんか時代の最先端を行こうとして、一番先に色あせてしまったという感じ。本当は0点としたいところだが、僕の感想はあくまで現代に生きている僕の意見に過ぎないし、この映画が製作された当時には結構評価されていたらしい事を考慮して1点。 |
4.真っ暗な画面、真っ白な画面、オープニングとエンディングの主人公の語り、真新しさや変わったことをしようというのが空回りしすぎでイタイ。奇をてらったりするアイディアは必要であろうが私の遊びに付いていらっしゃい的な雰囲気が嫌いです。陰鬱で、東北、早稲田、この当時の時代背景、こういった臭気が好きになれない。同じような臭いをウディアレンなんかにも感じる。 【亜流派 十五郎】さん 0点(2004-02-29 19:48:35) |
3.強烈そしてシュール。画面からにじみ出る勢いは形容しがたいものがある。平泉征が若い! 【バチケン】さん 8点(2004-01-31 22:52:50) |
2.まずロック!これが凄いサウンド。「僕は電車だ!」と線路の上をランニングするシーンのギターがジミヘン越えしている。映像はアングラのなんとか~なんてもんじゃない。チンポコのサンドバック、無気味な集団(アホ越え)、ストーリーの意味不明さ。でも100%寝ない。セクシー 【セクシー】さん 10点(2003-12-14 18:40:22) |
1.ストーリーとはなーんの関係もない映像がいきなり挿入されたりして、もうなにからなにまでムチャクチャな映画なんですけどね。画面全体に漲るこのエナジーは一体なんなんだ!って。見所は沢山ありますよー。チ○ポをかたどったサンドバッグを道端に吊るして、警官に咎められてるところを隠し撮りしたのとか、リニューアルする前の文芸座なんかも今となっては懐かしいところでしょう。毛皮のマリーに扮した美輪明宏が出てきたり、それから伝説の女流作家鈴木いづみも出ています。たしか主人公の少年に乳を押しつけてる女医さんが彼女じゃなかったかな。「フツーじゃつまんねぇんだよなー」派の映画ファンなら必見です。 【じゅんのすけ】さん 9点(2003-06-02 22:23:59) |