エレファント・マンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エレファント・マン

[エレファントマン]
The Elephant Man
1980年上映時間:124分
平均点:7.43 / 10(Review 202人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-05-09)
ドラマモノクロ映画歴史もの実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-03-31)【イニシャルK】さん
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監督デヴィッド・リンチ
助監督アンソニー・ウェイ
キャストジョン・ハート(男優)ジョン・メリック
アンソニー・ホプキンス(男優)フレデリック・トリーヴス博士
アン・バンクロフト(女優)ケンドール夫人
ウェンディ・ヒラー(女優)婦長
ジョン・ギールグッド(男優)カー・ゴム院長
フレディ・ジョーンズ(男優)バイツ
デクスター・フレッチャー〔1966年生〕(男優)バイツの手下の少年
エリック・バーグレン(男優)(ノンクレジット)
クリストファー・デヴォア(男優)(ノンクレジット)
キャスリーン・バイロン(女優)
国広富之ジョン・メリック(日本語吹き替え版【TBS】)
田中信夫フレデリック・トリーヴス博士(日本語吹き替え版【TBS】)
渥美国泰カー・ゴム院長(日本語吹き替え版【TBS】)
熊倉一雄バイツ(日本語吹き替え版【TBS】)
文野朋子婦長(日本語吹き替え版【TBS】)
渡部猛(日本語吹き替え版【TBS】)
榊原良子(日本語吹き替え版【TBS】)
山田礼子(日本語吹き替え版【TBS】)
吉田理保子(日本語吹き替え版【TBS】)
玉川紗己子(日本語吹き替え版【TBS】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【TBS】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【TBS】)
平林尚三(日本語吹き替え版【TBS】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【TBS】)
長堀芳夫(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本デヴィッド・リンチ
エリック・バーグレン
クリストファー・デヴォア
音楽ジョン・モリス[音楽]
撮影フレディ・フランシス
製作総指揮メル・ブルックス
スチュアート・コーンフェルド
配給東宝東和
ザジフィルムズ(リバイバル)
美術スチュアート・クレイグ[美術](プロダクション・デザイン)
ロバート・カートライト(アート・ディレクター)
ヒュー・スケイフ(セット装飾)
衣装パトリシア・ノリス[衣装]
タイニー・ニコルズ(衣装監修)
編集アン・V・コーツ
録音デヴィッド・リンチ(サウンド・デザイナー)
字幕翻訳清水俊二
その他ジョン・モリス[音楽](指揮)
あらすじ
見世物小屋で、“エレファント・マン"<象人間>と呼ばれる 奇型な人間を見て興味をおぼえたロンドン病院の外科医フレデリックは、ジョン・メリック(ジョン・ハート)という名をもつこの男を、研究したいという理由で持ち主のバイツからゆずり受けるのだが・・。19世紀末のロンドンを舞台に、生まれながらの奇型ゆえ“エレファント・マン"と呼ばれ人間扱いされなかった実在の人物ジョン・ノリックの数奇な運命と彼をとりまく人間たちとの触れ合いを描いたドラマ。さて、その結末は・・
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122.《ネタバレ》 心がキレイで姿がキケイの人、姿がキレイで心がキケイの人。心と姿が等価値あるいは心のほうが優位ならば、世の中にはキケイがなんと多いことか。サンシャイン通りの劇場ポスター見てキケイ監督デビッドリンチのキケイ映画エレファントマンを観てしまう僕も心はキケイなんだと思う。でも敢えて面白かったといいましょう。だって映画だもの。あ、でもエレファントマンは実在の人物なんだそうな。てことはあれか。僕も見世物小屋の前でワクワクしながらメリックさんの姿を見てるあいつらと同じということか。そしてメリックさんのもつドラマ性を利用して舞台化したり映画化するデビッドリンチも藤原竜也君も同じなのか。本当に心がキレイな人は我々の前には現れないのだろうか。
でもレビューを書こう。
無理やりCGとかでリアルに作ろうとしている現代の映像屋さんたちがエレファントマンを観たら「あんなんじゃ全然キケイじゃないよ」とか思うのかもしれないが、大きな間違いである。あれがいいのである。メリックの特殊メイクは本当にすばらしい。リアルすぎず、雑すぎず。内側の俳優さんの演技が良く現れ、感情移入がとてもしやすい。それでいてデビッドリンチのキケイっぷりも損なうことがない。最初は目を逸らしてしまうが慣れてくると表情が切なくて正視できなくなる(本当に心がキレイな人は我々の前には現れない、ということか?)。もし医師が嘘でも「キケイは治るよ」とメリックに言っていれば、彼は生きたかもしれない。ぜひそうであって欲しい。でなければ我々にとって、生きることはたいした事でなくなってしまいそうで怖い。とはいえ最期の表情は本当に安らかだった。僕も演劇をやっていたのですが、公演が成功した日の夜は幸せで「今なら死んでも構わない」と思うときがある。彼もあの時同じような心境だったのだろう。とにかくメリックさんに対する同情の気持ちで胸がいっぱいになっている。
という風に、この話はメリックの孤独な物語なのだが、それ以上に人間のキケイ性をむき出しにした、いわば映画を含めたショービジネスに対するオブジェクションともとれる不朽の名作。
no_the_warさん 10点(2004-12-01 02:30:56)
121.素晴らしく良かったです。めっちゃ途中途中で泣きました。あのジョン・メリック(あえてエレファント・マンとは呼びません)の純粋さといったら・・・彼はあんなに綺麗な心をもっているのに、そんな彼の姿を人に見せて生計をたてているあの男の憎いこと。そして勝手にジョンの部屋に客を連れてきて騒ぎ立て、ジョンの心を傷つけた男の醜いこと。色んな怒りがある中で、アンソニー・ホプキンス演じる医師との出会いでジョンは段々人間としての道を歩みだすんですね。もう本当に素晴らしいキャストでした。ジョン・メリックを演じたジョン・ハート。20数キロの特殊メイクの重さに耐えてのあの素晴らしい演技だそうです。特に喋る場面は本当にリアルです。脇を固める出演者の演技もどれも本当に良かった。そしてやっぱり白黒映画だからすごくダイレクトに伝わってくるストーリー性、表情のリアルさ。どれをとっても納得、そして感動する作品でした。ずっと見たかったこのノンフィクション映画を見れて本当良かったです。
未歩さん 9点(2004-11-28 17:43:24)(良:1票)
120.心臓握られた感じでみてた。ホンマに美しくなりたいんやったら、見るべき。
ヒロヒロさん 10点(2004-11-22 16:49:12)(良:1票)
119.《ネタバレ》 自分としては数少ない、涙が自然に出てきてしまう映画でした。最後のシーンよりも個人的には劇場で拍手に包まれながら立ち上がるシーンが一番感動的でした。そこで周りから人間として認められ、自身を持ち出したのでしょう。みんな(人間)と同じように眠りたい、しかしそうすると死んでしまう。それを知っていて眠りにつく彼は、人間として一生を終えることができることに誇りと幸せを感じていたのでしょう。ラストシーンにたどり着くまでさまざまなことがあるけれどもどれも無駄がなく、息つくひまももたせなかったように感じます。これほどいい終わりかたをする映画はそう無いと思いました。もう夢中になって観てしまいました。もう一回いつか観よう。
ノスさん 10点(2004-11-08 19:42:26)
118.アンソニー・ホプキンスとアン・バンクロフト(「卒業」「奇跡の人」)だったんだねえ。
みんな嫌いさん 6点(2004-10-25 14:07:10)
117.ケンドール夫人とメリックがロミオとジュリエットを交互に暗誦し、ケンドール夫人が
「あなたはエレファントマンじゃない、ロミオよ」といってキスする場面などいたるところで泣けてしまう。
彼女は同情などではなくメリックの人間性を見抜いての行動で敬意が感じられるし、彼を助ける外科医が自分の行為を省みて苦悩するのは誠実な証だと思う。少なくともアン・バンクロフトとホプキンスの演技からはメリックに対する偽善や偏見は感じられなかった。メリックは辛い人生を送ってきたが初めて人として認められ、安らかな時の中で教会の模型を作り上げて自分の生きた証を残した。きっと思い残すことなく人生の幕を閉じたのだと思う。





キリコさん 8点(2004-10-19 20:45:26)(良:1票)
116.日本でも81年度外国映画配収第1位という大ヒットを記録した映画です。それと共に喜劇俳優メルブルックスに監督抜擢されたデビッドリンチが認められたきっかけの映画でもあります。それまでのリンチが撮影した映画は奇跡のカルト映画「イレイザーヘッド」僅か1本だけ。それを観ただけで彼の素質を見抜いて、この大作に起用したメルブルックスが本当の意味での成功者ではないのか?と思うのです。

グロ・エロで独自の世界をゆくリンチ作品にあって、これと99年の「ストレイトストーリー」だけはちょっと違います。ある意味万人向けですし、感動まであります。そこが嫌いなリンチマニアもいますが、私はどちらのリンチもアリだと思っているのです。

この映画は実話で、ジョンメリック(本当はジョージメリックさんらしい)も実在したというのです。リンチの興味がストーリーよりもその造形や音響にあったとしても、この作品に感動をおぼえるリンチファンは沢山いたと思います。

メリックに協力的な働きをするトリーブス役に、「羊たちの沈黙」「レッドドラゴン」などでハンニバルレクターを怪演したアンソニーホプキンス。ジョンメリック役は、「エイリアン」のジョンハート。その他も「奇跡の人」のサリバン先生役のオスカー女優アンバンクロフト(実際のメルブルックス夫人)など、確かな演技力の役者にうなります。重いタッチの映画ですが、1度観て損は無い作品だと思います。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 8点(2004-09-22 17:47:45)(良:1票)
115.弟が絶賛していたので観ました。わざわざモノクロで撮った映画であるという先入観もあったせいか感動できませんでした。主人公は可愛そうだと思いましたが全ての見世物小屋を悪くいっているような作風が納得いきませんでした。
THE HAUNTED MADE ME DO ITさん 4点(2004-09-16 11:13:40)
114.この映画も並みの監督が描けば人の善意に涙する感動物語か、不幸を背負った男に涙する悲劇として落ち着いてしまう所。それをここまでコンプリケイトでグロテスクでヴィジョナリーに仕上げられるんだからデヴィッド・リンチは本当に凄い(最近のリンチはもう私ごときでは理解できません。また、本作からは彼がティム・バートンに与えた影響が非常に良く読み取れました)。口では待遇に謝意を示しながらも、彼は最後の最後まで疎外感から開放されることはなかった。彼は最後の最後までエレファント・マンだった。ここに描かれたのは努力や善意ではどうにもならない、社会生活を営む人間の残酷な業であり、誰もそこから逃げ出すことは出来ない。この映画で流す涙は感動や同情のそれではなく、無念の涙です、7点献上。
sayzinさん 7点(2004-08-19 19:39:17)
113.これは、感動したと言うのか泣けたというのか。メリックの最後の選択にはかなり大きなショックを受けました。
幕ノ内さん 7点(2004-08-15 17:04:11)
112.私にとって、初めてのリンチ作品だったと思う。フリークスと云う映画と少しごっちゃになってしまってるのだけど、胸を締め付けられるように鑑賞し、最後で「よかった、やっと休めれるんだ」と安堵したのを覚えてます。実際のエレファントマンは自分の人生を映画にされてよかったと思ってるのでしょうか?
cock succer blues leeさん [ビデオ(字幕)] 6点(2004-08-04 23:32:55)
111.モノクロ作品だったので古い作品かと思っていたらそうではなかったんですね。人間の容姿の醜さなんて問題ではないそれよりも心の醜さの方が比較にならないぐらいに愚かであるということを学ばせてもらった作品でした。
MINI1000さん 8点(2004-07-25 15:02:14)
110.開始30分のタイミングでメリックの姿を出してくる所がなんともはやかんともはや。ありきたりなストーリーもリンチが普通につくるわきゃあない。といっても一見普通な感じはする。そんな中随所に監督の世間への倒錯した視線を感じる。
ドレミダーンさん 9点(2004-07-24 17:04:36)
109.重い。全てが・・。何語っても同情になっちゃうのが切ないですね。見世物のままほっておくべきだったのか、彼は幸せを口にしたが本当にそうであったのだろうか。色々考えさせられる作品でした。
HIGEニズムさん 7点(2004-07-23 16:12:18)
108.人間はどういうものを醜いと感じるんだろう。それを考えるとキリがない。美しいものはみんな美しいと感じるはず。だからみんなこの映画をみて泣くんだろう。ジョンに初めて出会ったとき、アンソニー・ホプキンスの流した涙がすごくきれいだった。
揺香さん 7点(2004-07-16 14:35:17)
107.よくぞ映画にした、って感じですよね..良くも悪くも当時はインパクトのある映画として話題をさらいました...
コナンが一番さん [地上波(吹替)] 7点(2004-07-05 14:43:10)
106.二度と見たくない映画ですね。
太郎さん 3点(2004-06-21 16:26:31)
105.こういう映画って良いのか悪いのかわからない…

オススメ度…0
感動…0

でもなんだかねぇ…
栗頭豆蔵さん [映画館(字幕)] 9点(2004-06-20 12:25:15)
104.この作品は、自分の顔にコンプレックスを抱いていた高1の頃観たんだけど、凄かった。何が凄かったか、映像、内容、監督(デヴィット・リンチ)全てにおいて凄かったそして重かった、当時、自分の顔が醜いと思っていたけど、世の中にはもっと悲惨な人もいるんだと考えさせられた作品。一度は他人から顔のことで中傷されればこの気持ちはわかると思う。衝撃的作品!!ずっと泣いていて、次の日自分の醜い顔がさらに拍車をかけて醜かった記憶があります(笑)
シベリア通勤快速さん 10点(2004-06-20 02:37:50)
103.作品の出来、不出来とは関係無く、個人的に好きではない。
暗い、重い、悲しいの三拍子が揃っているからである。
そして、2回以上観る気がしない。
実話であるという点も尚、重さに拍車をかける。
あむさん 4点(2004-05-04 18:36:24)
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【点数情報】

Review人数 202人
平均点数 7.43点
000.00%
100.00%
220.99%
341.98%
473.47%
5125.94%
62612.87%
74924.26%
84522.28%
93316.34%
102411.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.87点 Review8人
2 ストーリー評価 8.46点 Review13人
3 鑑賞後の後味 7.57点 Review14人
4 音楽評価 8.27点 Review11人
5 感泣評価 8.93点 Review16人
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【アカデミー賞 情報】

1980年 53回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ジョン・ハート候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・リンチ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョン・モリス[音楽]候補(ノミネート) 
美術賞スチュアート・クレイグ[美術]候補(ノミネート) 
美術賞ロバート・カートライト候補(ノミネート) 
美術賞ヒュー・スケイフ候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞パトリシア・ノリス[衣装]候補(ノミネート) 
脚色賞デヴィッド・リンチ候補(ノミネート) 
脚色賞エリック・バーグレン候補(ノミネート) 
脚色賞クリストファー・デヴォア候補(ノミネート) 
編集賞アン・V・コーツ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1980年 38回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ジョン・ハート候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・リンチ候補(ノミネート) 
脚本賞エリック・バーグレン候補(ノミネート) 
脚本賞クリストファー・デヴォア候補(ノミネート) 

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