★125.つまらなくはなかったけど面白くもなかった。通りがかった人達のその後の運命を瞬間瞬間で見せていくのは面白かったですけど、二回目以降は運命の変化を表現したにしても、やっぱ飽きる。本筋も三回目に至ってはどーでもいい感じ(予想通りの展開でもあったし、監督の意図通りだとは思いますが、肝心の「走り」の演出も全く同じだったし…)。【エスねこ】さんが指摘されてる様に、これは短編映画でこそ生きる手法だと思う。従って、息切れしてしまったという感じでしょうか。唯、ごつい骨格のゲルマン美女フランカ・ポテンテを世に出した功績はあるかもしれません、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2005-01-16 00:06:05) |
124.なかなか面白かったです。「あの時あの道を曲がらなかったら」とか 「彼にああ言わなかったとしたら」なんて結構考えたりしますよね。 人生やり直しがきかないとしても、こんな風に別の道を行ったときの結果が 後で分かったら面白いのにな。(面白くないか。) アラヤダ、これって「スタイリッシュ系映画」で通ってるの? いや、違うでしょう。 スタイリッシュもアートも解さず映画通でもない私が 面白いって思うんだから。(ビデオ) 【なみこ】さん 7点(2004-09-05 22:05:44) |
123.実は「エスねこ」ってのはシュレディンガーの猫の略なんです…ってのはおいといて。ローラ最強。映画史上最速最凶のガテン系ヒロインだ。運命に弄ばれるのを拒み、最後には殺人的な目線で偶然の神を支配してしまうほどの凶悪さ。短編映画の濃密な雰囲気を巧く長編映画に持ち込んでる点も注目っすね。近年のドイツ映画最大の武器「キレ味」が最も色濃く使われ、観客の推理心を刺激しながらも肝心のところを先読みさせず、最後まで飽きさせない人生ゲーム映画でした。作品は8点。主人公の『ゼイリブ』並にバカ過ぎるキャラクターでマイナス1点。 【エスねこ】さん 7点(2004-09-05 02:01:19) (良:2票) |
122.難しいことはよく分からんのだけど、この作品好きです。どんな理由であろうと、何かに、誰かに、命をかけることは容易なことではありません。命を賭けた20分。ローラの潔さがカッコイイ。良い意味でも、逆の意味でも、ドイツ映画の潔いところが好きです。 【もちもちば】さん 8点(2004-08-30 22:40:24) |
121.『ラン・ローラ・ラン』は、ハイゼンベルグの不確定性原理によって見出され、シュレディンガー方程式により導き出された世界の確率論的存在、多世界解釈論に基づいている。さすがドイツ映画である。この映画は、スタートからローラという電子を発射させ、観測によって3つの違った結末(位置)を用意する。これはまさしく量子論の基礎となる「2重スリット実験」そのものではないか。。。 この実験により、電子は粒子であると同時に確率論的に存在する波であり、観測前の電子は確率としてしか存在し得ないということが明らかとなったのである。観測前のローラの世界には幾多の行き方が確率論的に存在するが、それは観測と同時に収縮する。結局、ローラは最後にどうなるのか? 生きているのか、死んでいるのか。この映画は、3つの収縮の可能性を提示したのみで、どれを選択しているとははっきり言っていない。シュレディンガーの猫は、生きているのか?死んでいるのか? 生きている状態も死んでいる状態も量子論的には同時に在りえて、そしてその状態は確率としてしか存在し得ない。あぁ、つまり、彼女(世界)は生きていながら、同時に死んでいるという、「確率」という存在でしかないのだ。。。あぁぁぁ、それを否定するには、彼女が生きている世界と死んでいる世界が同時に存在しなければならず、それは観測者である僕らが既にパラレル(多世界)に存在しているということになるのだぁ!! と、別に感嘆するまでもなく、この映画はパラレルワールドをさらりと描いているので、あまり考えすぎずにパンクに楽しむのが正しい鑑賞方法だろう。 【onomichi】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-08-29 16:51:56) (笑:1票) |
120.誰もが「あのとき、もしこうしていれば・・・今は・・・」と考えることはよくあると思う。正にその思いをそのまま映画化したのがこの作品だと思う。テクノ音楽がまるで自分がローラになって走っているような気分にさせてくれる。とても楽しめた良い作品でした。 |
119.《ネタバレ》 この映画のあらすじを簡単に説明すると・・、 「テイク1:ローラ走る→NG <リセット> テイク2:ローラ走る→NG <リセット> テイク3:ローラ走る→OK <クリア> (The End)」。 つまり、ローラにとって都合のいい結末になるまで、何度でもやり直しがきく「ロールプレイング・ゲーム」を映画化した作品なのです。 【STYX21】さん 7点(2004-07-18 05:41:45) |
118.映画として、発想が面白いと思います..偶然が偶然を呼び、その偶然の上に偶然が重なる..よく考えれば世の中すべての出来事が “偶然の産物” 小さな偶然に、みんな気付いていないだけですよね.. 言い方を変えて “運命” とか呼んだりして... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-07-14 14:42:09) |
【ゲソ】さん 8点(2004-06-22 01:53:07) |
116.三回はけっこう疲れた・・。でも面白かった。でも人に勧めるかって聞かれたら、やっぱり悩む。三回・・。 【ネフェルタリ】さん 6点(2004-06-16 21:00:09) |
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115.これほど音楽ありきな映画も珍しい。テンポの良いテクノを合わせることで、緊迫した雰囲気を創ることに大成功。ヘッドホンをして楽しむべき映画。 【ふくちゃん】さん 8点(2004-06-12 16:55:27) |
114.この映画が好き=映画通。ってなってる気がするけど、やっぱり、やっぱり微妙。同じこと何回も繰り返されても・・・。ローラとマニのアホバカカップル具合を知ることができてよかったけど。 |
113.アニメのシーンは「ザ・シンプソンズ」のバートの担任の先生をなんとなく思い出してしまった。スキナー校長とはどうなったのだろうか・・・ 【tetsu78】さん 6点(2004-06-04 22:22:40) |
112.現在の平均点6.3点は大変的を得ていますね。7点をつけるほどの出来映えではないけれど、かといって5点だーと突き放す必要もないかな、こんな映画もありよね、と。似たような趣向でも、「スライディング・ドア」より、サバサバとしてるとこがいいかな、と思います。自然と笑いも浮かんでくるけど、けっこうユニークな質の笑いよね、これ。〈追記〉「ボーンアイデンティティー」で再び彼女と遭遇。ぜーったいにそうだ!と思い中断してこのページを見ました。フランカ・ポテンテというお名前だったのね。覚えとこ。いやあやっぱりいい女優さんだわ。 【おばちゃん】さん 6点(2004-05-10 23:01:26) |
111.ローラ役のフランカ・ポテンテ、ぶさいくー。まぁ猛々しさがあってこの映画にあっているといえば合ってるけど…。しかしこれはパラレルワールドであって欲しい。人生やり直せたら面白くないと思う。こういうユーモア好き。 【ぷりんぐるしゅ】さん 6点(2004-04-17 17:59:27) |
110.同じ時間に三つの話。個人的には三つ目が一番よかった。金も浮いたしハッピーエンドやし。ドイツ映画ってかっこいい。服とか生き様とか・・・。ハリウッド物みたいな押し付けがましいとこないしな。 【モチキチ】さん 7点(2004-04-02 07:06:55) |
109.おそらく低予算で作られた作品。それを考慮すれば相当面白い作品だと思う。スピード感、ポップ感は最高。ありがちなハリウッド映画と比べたら自分はこっちの方が見ていて楽しい。 【ひで】さん 7点(2004-03-27 12:31:29) |
108.たった1秒のズレで大きく変わる人生。この宇宙には無限の未来があり、その中のたった一つを通って我々は生きている。何気ない日々の幸せが、とてつもない可能性の上に成り立つ。そう考えると、毎日がさらに愛おしく思えてくるじゃないかっ! 何十億年に及ぶ地球の歴史の中、自分がここに生きていること自体まさに奇跡。この世に生を受けた幸福を噛み締めて、一秒先の未来へ走り出すぞ!! 【紅蓮天国】さん 7点(2004-03-25 15:54:15) |
107.監督が自分の好きなことをやっているんだという雰囲気がとても良い。それに一生懸命走る女優さんがなかなか可憐だった。主役が汗臭く走りまわる映画は好きなのである、何故か。 【h.】さん 6点(2004-03-19 16:01:12) |
106.いいね、タイトルがいい。 「走れ!ローラ、走れ!」 人生、疾風のごとし。微妙が微妙に重なって、偶然が偶然に顔を出す。ちょっとしたことで変わるもの、ちょっとしたことじゃ変わらないもの。人生を追いかけるのか、人生に追いかけられるのか、あるいは人生を追い越すのか。 実際の人生は、考える暇もなく、繰り返す余地もなく、ましてリセットする慈悲もなく、ただただ懸命で闇雲で手探りで恐る恐る、ぎゅっと目をつぶって、わーっと叫んで突っ切るもの。 それを笑って、試みに遊んでみる。映画の余裕と映画の糊しろが、ジャーマンテクノにぐるぐるに回る。 詳しくはこちらのブログ記事で→http://escargot1.exblog.jp/1069458/ 【よしの】さん 9点(2004-03-08 16:15:50) (良:1票) |