20.《ネタバレ》 中谷美紀が倍賞千恵子を彷彿とさせる母親役を熱演。当時の若さでこれは立派。須賀くんも吉岡秀隆とまでは行かないが北海道少年を好演。で、笑顔が可愛い志田未来が天才の片鱗を見せつつ、成長した綾瀬はるかも表情だけでよい演技をしている。違和感は成長した玉木かなあ。あれだけの天真爛漫少年がこんなに暗い青年になってしまうのはちょっと。総じて人間の機微みたいなものは感じられて悪くはないのですが、やっぱイカダでズッコケます。 川上健一の原作は未読なんですが、青春小説では定評のある人なので、ラストには疑問を感じます。脚本の問題なのかもしれませんが。 |
19.《ネタバレ》 これはメルヘンですね。だって彼女にとっての王子様が迎えに来るんだから。番い(つがい)の鱒に似せて、いかだ(!)で駆け落ちを図ることもおとぎ話なら赦される。でも、その世界に住んでいるのは主演の二人だけであって、他の方々はちゃんと現実の中で生活している。その落差が本来のテーマだと思うのだけど、描写のバランスの悪さが決定的な突っ込みどころになっています。自動車が軽々といかだに追いつくあたりが象徴的。おばあちゃんも、その息子も、川で釣りをしてるジジイも、本当に好きな人とは結ばれていないことが伏線です。でも息子は酒蔵が大事なのでちょっと強引な手段を取る。そんな「現実側」の葛藤をもう少し丁寧に描かないと、「メルヘン」の意義が薄れて浮き上がります。「現実側」の松岡俊介が二人を認めたのは「メルヘン」を大切にしたからだけど、それも唐突に映りました。ちなみにその松岡俊介はヘアスタイルをもう少しどうにかしていたら結婚できたかもしれないね。実は他人事ながら彼のその後の人生が最も心配になる映画でした。ティーンだった綾瀬はるかが今とほとんど変わらないことにびっくり。星由里子のおばあちゃん役にいちばん興味があったんだけど、大切な役回りを彼女らしく上品に演じていました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-01-09 18:16:10) |
18.《ネタバレ》 中谷美紀は若くてキレイな母親だし、小花柄の白い夏のワンピースがよく似合う。星由里子もとてもきれいな「ばあちゃん」で、こういう女性たちの愛情に包まれながら、澄んだ空と大樹、水量豊かな川に囲まれて、心を通じ合える女の子と魚取りと絵を描くことに夢中だった。 そんな少年期を過ごした玉木宏演ずる心平にどんな人生が待っていたの?と期待するから物足りなくなるのだろう。描きたかったのはうらやましいほど豊かな少年時代だと思えばいい。 玉木宏はダメだ。笑顔や決意の時はいいが、それ以外のシーンの眼の表情が出来てない。ばあちゃんに別れを告げる時、感極まったんだろうけど、それが無表情にしか見えない。眼の表情の学習はこの後からだったんだな。 それでも、目をつぶって樹の幹に頬を寄せてそれから目を開けるシーンは、とてもキレイだ。ほかのどんな男優がこのシーンを演じられるだろうか? ちょっと思いつかない。 【TAMAKIST】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-12-20 00:25:20) |
17.ん?という感じは否めない。正直に言います。綾瀬はるかが見たかっただけです。でもその願いさえ子供時代のシーンが多かったので叶わず。。ん~。もう少しどうにかできなかったんですかね?中谷美紀、阿部寛、まさに宝の持ち腐れ?色んなもったいなさがつまってる映画。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-28 01:59:26) |
16.みなさんのおっしゃられている通り、超薄っぺらな内容です。私は玉木宏目当てで見ましたが、、、、内容がちょっとひどかったです。よっぽど玉木宏か綾瀬はるかのファンじゃない限り見るべきものではないかと。。。。ほんと、いかだにはウケてしまいました!肩を揺らさずにはいられませんでした(笑)もっと、ストーリーをうまくまとめて端折っているエピソードをうまく組み込むことってできなかったんでしょうか??映像はとてもキレイなのにすごく残念な作品でした。 【くーちゃん】さん [地上波(邦画)] 3点(2008-02-11 10:50:56) |
15.《ネタバレ》 ストーリー自体は申し訳ないけれどすごく小さなものだと思います。田舎の小さな村の、男女とか家族含め数人のささいなお話…しかししかし、北海道の自然の力恐るべし!で時にドラマティックに見えますものね。ほんとすごいや。だけど、もっと細部を作りこむことができなかったんでしょうか…ヒロインの意思表示の無さにも驚きましたけど、あのエイちゃんだかいう青年も主人公とヒロインがテレパシーできるって時点で普通あきらめませんか?(笑)人間の泥臭い部分、弱い部分の描写がほとんどないのも違和感ありましたけども…特に最後のイカダ!まあ、雨鱒にかけてですね、川を下るというのはよしとしてもです。一度捕まってからさあ行け!って言われて、なぜにまたイカダ…???走ろうよ…皆がめちゃくちゃ注視する中でイカダを川まで押して再び乗り直し、ゆーっくりと去る二人…恥ずかしすぎます(笑)一回失敗した後のあの間(ま)が関西人の私には拷問に見えました。綺麗な主役に綺麗な自然なのに、なぜこんなにつっこんだ見方をしてしまうのだろう… 【旅する仔猫】さん [地上波(邦画)] 3点(2008-02-10 14:48:08) |
14.景色がいいです。 魚のCGがかわいいです。 観ているときは子供時代の場面が長すぎると思っていましたが、もしかしたら子供時代がメインの映画だったのかな?? 【紫電】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-01-29 18:06:15) |
13.まず子役2人が駄目、というかこの2人はさして上手くないのに見飽きた。景色と中谷が良かっただけです。そして大人になった二人の演技が更に×、二人のファン以外が見れば大根役者。伊藤歩もなぜそんな偶然が?あり得んし。そしてなぜ「いかだ」。いつの時代の映画や! 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2008-01-12 18:26:17) |
12.《ネタバレ》 少年時代の部分は、子役の演技力のなさに目をつぶれば、まあまあ見られる範囲内なのです。ところが、肝心の現在部分が、「なぜそこで君はそうするか?」「え?この関連はここで終わり?」の連発で、見るに堪えません。クライマックスであるはずの川辺の部分なんて、ほとんど崩壊しかかっています(しかもそこで閉幕とは・・・)。都会でめぐりあう同級生も、一体何のために出てきたのか分かりませんでした。いつの間にかお祖母ちゃん役をやるようになってしまった(!)星由里子に3点。在りし日の荒木道子のような雰囲気でした。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-08-26 21:29:14) |
★11.《ネタバレ》 何度も何度も同じことを書いて申し訳ありませんが、ファンタジー映画には確たる現実感が絶対必要。「ファンタジーなんだからリアリティは必要ない」なんてことはありません。本作のラストは「小さな恋のメロディ」みたいな展開になりますけど、「メロディ」がファンタジーとして成立しているのは、学校生活や低所得家庭の暮らし等のディティールがリアリティを持ってきちんと描けているからです。思いつきだけで作った様なキャラクター設定と、営みを感じられない生活描写の中では、通じ合う心も聾唖の演技も「雨鱒」も、最初から嘘っぱちにしか見えません、3点献上。 【sayzin】さん [地上波(邦画)] 3点(2006-02-18 00:04:11) |
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10.ちょっとそこのお二人さん、勝手すぎやしませんかい?ひいてますよ |
9.《ネタバレ》 見てる最中突っ込みたくなるところばっかでした。下でふくちゃんさんがおっしゃっていますが、全くその通り!駆け落ちで筏が出てきた時にゃぶったまげたわよ。少年時代あんなにやんちゃだったのに、青年になった途端めちゃくちゃ暗くなってるし。どうしたら、あんな変わっちゃうんだろ。純粋な恋だけど、もうちょっと現代っぽく仕上げてもいいんでない、と思ってしまった。中谷美紀演じるお母さんが一番好きです。はるかちゃんは相変わらず可愛かったなぁ。 【アンナ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-12-21 10:39:51) |
8.期待外れ… でした… 感動できるって聞いて見てみたのですが… テレビ版の『世界の中心で、愛をさけぶ』で大好きになった綾瀬はるかさんが出てるから、なおさら期待していたんですけど… メイキングみたいなDVDまで借りて、楽しそうな現場の雰囲気とか見て、さらに期待してたんですけど… でもまあ綾瀬はるかさんがとってもかわいかったので良しです☆ メイキングとか見てわかったんですけど、綾瀬はるかさんってとっても明るい方なんですねー。メイキングの方がおもしろかったです(^^) 【mako】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-26 10:05:52) |
7.子供たちにスポット当て過ぎで肝心なドラマ部分を端折り過ぎなんじゃないでしょうか。過去においての阿部と中谷の関係を描いて欲しいし、現在の綾瀬と松岡、伊藤と玉木の関係にドラマ性を持たせるべきだし、玉木が東京に行ってから帰ってくるまでの時間経過あっけなさすぎ、東京での玉木の苦悩も全然伝わらない。かなり薄っぺらな印象しか残らない映画でした。北海道の大自然だけが救い。 【亜流派 十五郎】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-24 23:21:01) |
6.《ネタバレ》 お母さんは光ってたけどね。あの天真爛漫な少年がいきなりナイーブでシャイな青年になるのは無理がある。阿部ちゃん演じる高倉の相手を困らせるだけの未練がましい行動は最悪。そのくせ娘に対しては強権的。だからって筏で逃げるなんて小学生じゃあるまいし…。主演二人以外のキャストがそれぞれ実力派なのがもったいない。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-10-30 14:10:57) |
5.う~ん、期待より平凡..ごく普通の出来..主人公2人の深い信頼関係についてのエピソードが足りない気がします..しかも子役の演技が下手すぎ..(学芸会じゃ~ないんだから..) さらに、みんな標準語しゃべってるし..北海道に方言は無いのかぁ?.. 「がんばっていきまっしょい」はあんなに良かったのに..どうしちゃったの..磯村監督... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-09-28 16:53:00) |
4.点数の低さを確かめるべく、ツタヤに走った。結果、楽しめてしまった。綾瀬はるかファンは見るべきかと思います。 【シネマパラダイス】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-20 05:36:09) |
3.・・・えーっとね、うーんとね。。。わざわざ観に行かなくてもよかったんじゃないかと。。 玉木宏が和泉元弥だった。松岡俊介がトリックのズラ刑事だった。収穫は耳が聞こえない女の子がかわいかったのと、中谷美紀様だけでした。 【ひろすけ】さん 1点(2005-03-22 15:24:43) |
2.中盤以降脚本に突っ込みどころ多すぎ。 「ちゃんと家まで送ってやれよ。」 「偶然再会?ありえないと思うんだが…」 「なしてキス?おいしいなー。」 「なんで公衆電話?携帯でメールしろよ!」 「徒歩で駆け落ち?タクシー呼ばんかい!」 「筏?そりゃ危険すぎやろ!!」 など等、後半突っ込みどころ多すぎ(笑) 中盤まではフツーにファンタジーとして楽しめたんだが…。 回想シーン多すぎもマイナス。子役の演技も白々し過ぎて嫌でした。 青年になると性格暗くなってるし。あの元気な少年が何故? 一番輝いてたのはお母さん役の中谷美紀さんかな? いいおかあさんでしたな。 北海道の大自然は確かにすばらしかったが…脚本をもうちょっと何とかしないと。 【ふくちゃん】さん 4点(2004-12-15 00:57:37) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ちょうど北海道旅行の途中で見た。舞台となる北海道がとても美しく描かれていて心がやすまった。音楽監修の葉加瀬太郎氏の音楽も耳に心地よい。ラストでいかだのスピードおそっ! 誰もすまなくなって廃墟となった一軒家が、さびれたという感じじゃなくて、妙にかっこよかったのが印象的。 全体として、おいおいという展開のストーリーだが、雄大な自然の背景や音楽とあいまってヒーリング・ムービー(?)のようで、リラックスして見れた。 |