5.《ネタバレ》 劇場未公開なのが不思議な、わりと面白いホラー映画。
これよりできが悪いホラーが普通に劇場にかかってるのに…まぁ別に劇場にかけなくてもいいんですが。
さて、テレビなどで向こうのドッキリ番組を見てると、これってひっかけられた側がキレて殺人とか起きてもおかしくない…くらいひどいやりすぎ番組が多いんですが、やはりあちらでもそう思う人は多いんでしょうか?
この映画のベースはおそらくそういう観てる側の感情からきてます。おまえらヤリすぎだyoバチがあたればいいのにyo…的な。
ストーリーが2転3転するこの映画ですが、アビゲイルがスパイな事やマスクなんちゃらが参入してくるところまでは想定内。
(というかアビゲイルの関してはあまりに分かりやすすぎて逆にこれスパイじゃないのかも…と思わせるレべル)
見てる途中で、まぁこれは逆ドッキリだよね…と想像できるわけでそこまでドキドキするわけでもありません。
じゃここで出てきたマスクなんちゃらもさらにドッキリで…と期待してると…映画そのまま終わっちゃいます。
おいおい…
これヒロインの女が実は黒幕で、アビゲイルが逆に襲われて…くらいの展開をもう一回させて落とさないとダメな奴じゃないですか。
これもまたオチあるんでしょ…くらいの気持ちで観てて最後までいっちゃったので、途中殺されたりするシーンが全然怖くないっていう弊害も。
え、俺深読みしすぎたの?的な。
だってさ「マスクなんちゃらが実際に殺人までやってる」的な途中の会議とかのシーン、あれはどうみたって前フリじゃないですか。
あんな前フリされたら、そりゃもう一回オチあると思うでしょうよ…
とまぁ最後にもう一回の展開がなかったガッカリ感はあるんですが、まぁでもこの手のホラー映画としてはわりとよくできてて面白かったと思います。
あと、もうテレビは老人専用のオワコンで、ネット動画に完全に負けてるよ!的な女性上司の説教は、世界中そうなんだ…という事を実感させてくれて、日本でもテレビ製作者に見せたくなるような、そんな気がします。