60.《ネタバレ》 初めて観た時は「何がそんなに凄いねん!?」と関西人でもないのに関西弁で叫んでしまいましたが、何年か振りに見直してみると確かに凄いんです。冒頭の一面雪景色かと思ったら突如カメラがズームバックしてスノードームへと移り変わるオープニングから、全編に亘って繰り広げられる徹底したパンフォーカス撮影、少々やり過ぎなんじゃないかとさえ思える影を多用した照明配置と、このワンシーンを撮るだけでも相当時間掛かってるんだろうな~というスタッフの影の苦労が窺えます。ただ正直言って個人的にストーリー自体は面白くも何ともない…とまでは言いませんが、『アビエイター』のハワード・ヒューズ氏同様、アメリカの富豪のやることには付いていけません(一応こっちはフィクションですが)。この映画の実質上の主人公である記者トンプソンの「私にはケーンが哀れに感じる」という言葉には同感です。結局ケーンは数多くの大事なものを失い、その中でも"薔薇のつぼみ"は取り分け大きくて重要だったということでしょう。とりあえず富と名声さえ手に入れれば人生の"勝ち組"(この言葉大嫌い!)とかになれると思っている人々に是非観て頂きたいですな(笑)。 【かんたーた】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2003-08-28 17:51:24) (良:2票) |
59.アメリカンドリームの真実が競争社会の哀しさであることを、このストーリーは物語っていて、社会的な成功をむなしいと感じつつも追いかけて生きている。そう考えるとアメリカでの高い評価の理由が見えてくる気がする。どういう時にどんな気分でこんなにも長く見られ続けているのか、そこにとっても興味があります。生意気言ってすみません。 【うこっけい】さん 9点(2003-07-27 23:30:25) |
58.ミーハーな私にはこの映画の良さがわかりません。 |
57.人生における成功ってなんだろう。孤独を抱えて生きる運命の人間は、どんなに努力して様々なものを手に入れても結局は満たされず、老いることによってその空洞は更に深まっていくのだろうか。オーソン・ウエルズの冷え々とした映像も相まってすっかり気が滅入ってしまう映画でした。ところで『ザ・ディレクター・市民ケーンの真実』では「薔薇の蕾」とはハーストの大事なところでは?それくらい小・・(以下略) 【黒猫クロマティ】さん 7点(2003-07-01 11:52:48) (笑:1票) |
56.『薔薇の蕾』の謎が解けた時も感動しましたが、ガラスの玉が出てくる場面でもっと感動しました。ガラスの玉の中の景色が、ケーンが母親と離れた日と同じ雪景色だったからです。この映画は私が今まで観た映画の中で最も感動したもののひとつです。ただ、映画を観慣れていなかったり、話のすじを理解できないひとにとっては少し分かりにくい映画かも知れません。 【19歳 夏】さん 10点(2003-06-29 18:24:51) |
55.映画史上最高の傑作とか、オールタイムベストテン1位とか、凄い評価されている作品なので、こりゃ見ねばならんと思い、さっそくビデオ借りて見たんだけど・・・感想は、はっきり言ってつまらない!だった。「5月のバラが・・・」というメッセージが机に彫ってあるところがあったけど意味がわからなかった。もう1回見ればわかるかもしれないけど、恐らくもう見ることはないでしょう・・・ 【李将龍】さん 4点(2003-06-26 10:39:20) |
54.カメラアングルの斬新さや影の使い方の妙やフラッシュバックの展開など後の映画の参考になるものは沢山あったが肝心の話が面白くなかった。 【死亀隆信】さん 5点(2003-06-03 00:38:33) |
53.謂わずと知れた名作中の名作。こんなすごい作品を20歳代で創り上げたオーソン・ウエールズが、その後通受けする作品しか残せなかったのは多分彼の意志ではないでしょう。色んな意味で素晴らしいが、敢えて挙げれば撮影の見事さ! 撮影技法は黒白フィルム時代に既に完成していたとの話を聞いたことがあるが、この作品を観れば納得行くはず。 【ももんが】さん 10点(2003-05-30 19:57:41) |
52.なんでそんなに評価させているのか分からない。あの時代にしてはよくできてるとは思うけど、普通だった。 【ジョナサン★】さん 6点(2003-05-25 15:47:53) |
51.ラストが分からなくてこのページで確認したんですが、アメリカで評価がいいのは納得。だって、「家族愛」みたいなのがアメリカ人って大好きじゃないですか。最近のスピルバーグの押し付けがましい「家族愛」映画もアメリカ人ならそんなにわざとらしく感じないんでしょうし。でも、21世紀に、日本人としてみてしまった僕としては見づらい、ラストの分かりにくい映画でした。少なくとも心には何も響かなかった・・・。 【いまさらさん】さん 4点(2003-05-18 17:28:50) |
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50.このての映画(あいまいな言い方ですが…)を高評価する人は、どうも”うんちく”が先走っている人が多いようです。映画の歴史は非常に浅いので、この時代に、先進的な表現があっても当たり前なのではないでしょうか?「手法」「バックグラウンド」「原作」等を知った上で映画を評価する(楽しむ)のは、あくまで個人の趣味です。小生はロードショーではありませんが、この時代の映画を、映画館で見れた世代です。”うんちく”的な見方をすれば文句無く10点ですが、好みの観点からすれば、この点数です。このホームページに、書いてあるとうり「コメントに対してコメントする」のでは無く、映画に対してのコメントにとどめて欲しい…。自分の価値観で、他人の感想に茶々を入れる人がいるのは映画好きの小生としては、とても哀しい…。 【ても】さん 5点(2003-04-17 12:38:58) (良:1票) |
49.『ザ・ディレクター・市民ケーンの真実』というこの作品の制作の舞台裏を映画化したものを見てからの方が楽しめた。最後の薔薇のつぼみがソリだとは分かったけれど、そこから「家族への愛」までは思いつかなかった。つぼみとはスーザンのアソコのことだと思っていた自分が恥ずかしい(上記の映画ではそう言ってたんだって!)。 【プミポン】さん 5点(2003-04-10 00:48:53) |
48. 最初にこの映画を見たのは、確か20才を過ぎて少しの頃だったかな。「薔薇の蕾」の謎に惹かれて、すかっり夢中で見てしまった。 映画の途中から、主人公の孤独はきっと幼い頃に引き裂かれた家族との関係にあるのだろうと思っていたから、最後に橇に描かれた薔薇の蕾が見えたときには、思わず感動だった。 しかし40才を過ぎてもう一度見たときには、私の中では普通の映画になっていた。20才のあのころだったから良かったんだろうな。 【kan】さん 8点(2003-03-24 17:14:49) |
【クー】さん 10点(2003-03-23 08:17:08) |
46.白黒映画というのはなれなくて、初めはイライラしながら見ていたけど、じわじわと続きへの興味をひきたてる映画だと思った。ケーンの悲しい生き方が魅力的。ラストの展開がはっきりしなかったところが嫌だという人もいるみたいだけど、私はむしろそういう風に終わって良かったし、そこが斬新な所だと思う私はわりと好きな映画だけど、「史上最大の名作」と呼ぶのはやっぱりちょっといきすぎだ。アメリカの映画評を見るたびにそこがいつも疑問に思う。 【kyo】さん 8点(2003-03-20 16:08:27) |
45.今日、BSであったんで、見てみた。オレはケーンは、2度も女に振られて、バラ族(ホモ)になったという落ちかと思って、最後の彫刻がいっぱいあるシーンで、てっきり、ドジャラーーン!!と、裸でだきあっている男の彫刻が出てきて、衝撃と共にTHE・ENDかと思ったのに、なんか、変な板切れを燃やすと、バラの絵が出てきて、終わって、よくわかんなかったので、今、このサイトを見て、ラストの意味を、確認しています。 でも、内容は、けっこう面白かったよ。 【シゲオカ】さん 6点(2003-03-19 00:05:41) |
44.映画大好きですがマニアックな見方が出来るわけでもないので、私はどこがいいのか理解できない。日本でも特にアメリカではすごく評価が高い。それで気が引けるのですが↓の方の言うように、受け止め方は個人の自由ですからね。私は実在のモデルであるハーストのほうに興味がある。映画ではさほどに描かれていないが、すごくあざとい人物だったという。ありのままはさすがに描けなかったようだが、若者が絶大な権力を持つハーストに負けず、この映画を撮ったこと自体がすごい勇気と気骨がいることで、それだけでも賞賛に値すると思う。 【キリコ】さん 6点(2003-03-11 14:14:24) |
43.当時は最高傑作だったのかもしれないが、色んな映画を体験した今観ると古臭い印象しか残りませんでした。中盤はダレて寝てしまいました…『薔薇のつぼみ』もひっぱって、ひっぱって、何が来るのかと思えば、ありがちな内容にがっかり。映像手法など、後世に残した影響は計り知れないのかもしれませんが、そんなことは全て忘れて単純に1作品として今(←ここ重要)観ると、この点数が個人的には妥当です。 【ムーディーマニア】さん 2点(2003-02-20 00:38:28) (良:1票) |
42.ん~・・・。映画史上最高傑作ということで見てみたけど、なんか・・・・・イマイチだったなぁ~。ところどころ映像が暗くてよく分からなかった。もう少し大人になったらまた見ようかな。その時にはこの映画の素晴らしさが分かるかも。 |
【ピルグリム】さん 3点(2003-02-06 23:01:48) |