3.《ネタバレ》 そもそも少女だけを誘拐して殺人マシーンを育て上げる組織の真意は何なのか?
完璧な殺人マシーンとして育てられてきたシャーリーンとキャットが何故人を殺すことに葛藤するのかといった疑問がちらほら。
他にも唐突な仇敵の登場、どこかで見たような生き残りバトル、無意味なエロチックさ等突っ込み所で、キャラクター描写も薄っぺらではありますが、全体的にチン・シウトンらしいテンポ良いアクションと演出で最後まで飽きさせない佳作となっています。
ですが、CGを多用したアクションシーンは「綺麗!香港映画もここまで出来るようになったのか。」と思う反面、香港らしさや力強さが見事にアク抜きされていて残念な想いもあります。
個人的にチン・シウトンには、かつての荒唐無稽さが加味された豪快なアクションでもっとチャンバラバラして欲しいですね。