13.《ネタバレ》 本質的には極めてシンプルな襲撃スリラー(前半はホーム・インベイジョン系、と言って好かろうかと)ですが、個人的な感覚としてはその面の出来は「可も無く不可も無く」程度かと思いました。主人公夫婦てのは中々「出来過ぎな」ロケーションに住んでるなあ、とゆーか、だだっ広い(その割に小汚くてイイ感じに雑然とした)屋敷に住んでて、家の外は森で、地下には入り組んだ迷路が在って…なんて感じで。ショック描写もごくシンプルですが手堅く、かつロケーションを活かした展開運びにはスピード感もあり、スリラーとしては前述どおり別に決して悪くはないかと。 このうえ、更に今作を高く評価するに至るかは、犯人の意外性、というトコロに掛かってくるかと思います。個人的には率直に、さほどコレが意外だとも感じられず、全体的な私の評価としては「ソコで加点が無いのでこーなりました」という感じですね。やはり少しだけ犯人の正体を隠すために前半で描写に「無理」をしており、そのワリには衝撃度が高くなかった、というコトに感じられますし、終盤の「遊んでくれなかった」と宣うガキについては、正直ちょっと何がしたいのかよー分からん、というコトでもあります。 全体として暇潰しには十二分だと思いますが(サックリ観れるし)、それ以上では無いとゆーのが結論です。観るとしても、絶対にネタバレ厳禁で観るべきですかね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 5点(2021-07-22 00:53:44) |
★12.《ネタバレ》 「そうか、実話なのか」と知って観たら、それなりに面白い。知らずに見たら、退屈。
あのキッズはストリート・チルドレンかと思ったのですが、ラストで学校(家?)へ行くバスに乗っているように見えたんで、ちがうのかな。いわゆる不良(死語)?放置子? 何人かやり返されて死んでますが、特に騒ぎにならなかったようだし、いろいろな環境の子が混ざってるのでしょうか。 「命の大切さ」なんてものは、自分の命を大切にされた経験がなければ理解できないものだから、彼らは大切にされたことがない子達なんだろう。 獲物の命も仲間の命も自分の命も、ぜんぶがとても軽い。彼らにとっては。
それにしても、ルーマニアの田舎には、子どもが夜遊びする繁華街がないのか。そんであんな遊びを思いついたのか。 彼らにとっては、「秘密基地を作る」の延長上にある遊びだったのだろう。これだから、子どもはコワイのです。
「小人閑居して不善をなす」というけれど、居場所がなく頭が悪く刹那的で刺激を欲しがるお子ちゃま達を集団で放ったらかしておくとロクな事になんないのは、万国共通ですねぇ。 【りりらっち】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-12-18 18:25:52) |
11.《ネタバレ》 最初のシーンだけは良くできてる。 あとはビビらせる撮り方を連発。 暗闇を進む、静かで怖い、どこから何か出てきそう、物音がする、警戒する、何もない、 暗闇を進む…(以下繰り返し) 最初はそれで良かったが、ずっと同じ繰り返しなので飽きてくる。 70分で終わったことがせめてもの救い。 こんなの二時間もダラダラ続けてたらと思うと・・・。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-05-02 14:53:51) |
10.《ネタバレ》 なめたらアカン~♪ なめたらアカン~♪ 子供をなめたら 怖いんやでぇ~♪ オープニングは凄い良かったんですけど、後は単調に感じました。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2012-03-21 13:52:34) |
9.《ネタバレ》 プロットは至極単純。オチも分かってしまえば、大したことありません。けれどこれだけ恐がらせてもらえるとは、ハッキリ言って驚きです。身を硬くして画面を見入りました。監督の手腕は確かだと思います。現代人の性質を熟知しています。暗闇、物音、気配…普段疎かにしている感覚を研ぎ澄ませました。恐怖の源が分からないのは確かに怖いことです。けれど本当に恐れるべきは、勇気を持たないことだと知りました。敵の正体を見極める勇気、立ち向かう勇気。もしこの夫婦が勝手知ったる我が家を砦に、地の利を活かし冷静に相手と対峙していたら、結末は全く違うものになっていたことでしょう。相手の正体判明後のこと。慈悲を乞う眼下の敵に、持ち上げた瓦礫を落とせない女。教師としては正しい。大人としては正しい。でも生き物としては間違っていたと言わざるを得ない。ここは修羅場。相手を殺さないまでも、一撃は加えなくては。逃げても構いません。しかし、戦う意思だけは最後まで捨ててはいけないのだと思いました。権利というよりは、もはや生を望む者の義務として。そういう意味では、2人が助からなかった結末は、摂理だと感じます。救いは無く、後味は最悪。ゆえに反発を覚える方も多いかと思いますが、そこはひとまず置いておいて、純粋に恐怖を味わっていただきたいと思います。自分が主人公ならどうするか、と自身に問いかけてみてください。ちなみに「実話」との触れ込みですが、物語冒頭でアナウンスするのは勿体無い。エンディングで明かす方が、より衝撃度は増したと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-16 19:21:55) |
8.《ネタバレ》 実際に起きた事件を基にした映画ということもあり、ラストの犯人の正体を知った時はビックリでした。パッケージには「宇宙人なのか?」なんて書いてあったけど、そこまで脚色はしないでしょ。と思っていたんで犯人はせいぜいタチの悪い大人の集団かなと予想してましたので。で、観終わって、罪の重さを認識してない子供たちに、あんな素敵な夫婦が殺されるという点で後味は悪いです。が、物語冒頭の車の事故で一気に物語りに引き込まれ、作品全体に漂う独特の雰囲気は観ていてハラハラします。時間もコンパクトに纏めているのが良い。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-09-04 10:31:56) |
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7.《ネタバレ》 冒頭の事件の部分は8点差し上げたい。単純に怖かったわ。 肝心の事件の方はなんかもうドタバタお家騒動といった感じで大してハラハラもできず。ただ実際あれよね、しっかりした倫理観が芽生える前の子どもってほんとこわいよね。小さい頃に虫とかバンバン捕まえてあぶってみたりちぎってみたりな感覚であれやってるんだとしたらほんと怖い。おお怖い。でも映画は3点。 【らいぜん】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-06-08 12:43:47) |
6.《ネタバレ》 これに理由があるバージョンで少し設定を変えたのが初期の頃の「世にも奇妙な物語」であった"マイホーム"な感じかなぁ、結末を知ってしまうと何も面白くない一本。全部が全部ほんとにあった話かはわかんないけど何の捻りもない。おまけに登場人物も少ないので犯人の目星が大体ついちゃったのはちょと厳しいし10代そこらの子供が夜中に車をあんなに上手く動かせるんかぃな。よっぽど自信がないとあんなに勢いよくバックできません(笑)遊んでくれなかったから→殺すという関連性が見終わってもいまいち理解できませんでした。 |
5.実話らしいですけど、映画として観るには捻りが無く、単調でつまらない。同名のアリの映画があるので、そちらをお勧めします。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 2点(2009-01-04 01:21:06) |
4.《ネタバレ》 最初の車のエピソード、ボンネットが上がってて前方が見えないってのが、けっこう怖い。でも邸宅での話になると、なんかどこかで見た場面の連続で、しだいに気持ちが冷めていく。ホラー映画の記憶のパッチワーク、ちょっとブニュエルの『エル』が入ったり、ワイダの『地下水道』が入ったりもするけど、一番気配が似てるのは、意外と『学校の怪談』で、広すぎる邸宅に住むってのは、学校の守衛やってるようなもんなんだ。消したはずのテレビの娯楽番組の笑い声が、かすかに寝室にまで届いてくるなんてのは、学校の音楽室から真夜中になると音楽が聞こえてくる、ってのに近い。この広い邸宅から安全地帯がしだいに狭められて一室に立て籠もっていく、ってサスペンスだと好みだったんだが、後半外に出ちゃって、せっかく圧縮した緊迫が拡散してしまった。自国民が外国で襲われる話ってのも、後味を悪くしている。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-26 12:10:05) |
3.これって実話なんだそうですね。こういう悲惨な事件をホラー仕立てで映画化するのはどうかと思います。しかもドリフのコントかと思うような演出(ドアが突然バタンと開く→観客驚く)。エクソシストのフリードキン監督が選んだホラー13作に含まれていたから期待していたのですが。残念。 【wayfarer】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-11-15 23:45:53) |
2.《ネタバレ》 後味の悪い映画でした。子供が大人をゲーム感覚で追いまわして殺すという内容。これが実際に起きた事件だという事が怖いです。 【映画】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2008-09-26 15:14:28) |
1.ゼムって題名、同時期DVDが二つあって紛らわしい。一つはアリの大軍を描くパニックC級映画でして、そっちじゃないです。これは「正体不明」なる邦題がプラスされたほうです。で、この映画、実話を元に作られたそーで、それがよくある演出でデマなのか本当なのかはわかりません。ただ、こんな実話をホラーとゆうパッケージにして人を恐怖とゆうおもちゃで楽しませる映画制作の倫理観を考える人は観ても腹立つだけです。超時間の無駄です。そーゆう意味ではモラルは低いです。俺は汚れなのでかなりドキドキしてしまいました。内容は正体不明の何者かの集団に襲われる郊外の一軒家に住む夫婦を描いただけ。そんだけのお話だけど、襲う相手がまったくわかんない所がなんだかブレアウィッチっぽかった(ブレアみたいなドキュメンタリー風じゃないけども)。視点はずっと夫婦のみ。彼らの正体は怪物なのか、宇宙人なのか、はたまた殺人鬼集団なのかはまったくわからない。特に時折相手が出すチキチキって音はかなりゾッとしました。とりわけエグい映像があるわけではなく派手な演出はないけどずーっと緊張しっぱなしでした。後半も実話とゆうフレコミの演出のせいで別な意味で怖かったです。フランスのホラーはなんだか独特の無機質の空気感があって、最近レベルが高いかも。まーB級はB級ですし、オチも人によっては期待ハズレになるかもしれないのでおススメはしません。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-08-26 20:30:30) (良:1票) |