11.《ネタバレ》 今回のストーリーは、過去に戻っての真相紹介V。
で、その真相っていうのが、富を求めた祖母が魔女で、家系の男子を生贄にささげる的な・・・。
なんだろう、人為的、作為的なものが感じられた瞬間、得体のしれない恐怖感というものは半減してしまいますね。
まあ、でも相変わらず、突然『わぁっ!』って人をびっくりさせる演出は健在。それがあるから、何もないシーンでも終始ドキドキしちゃう。そう、これはお化け屋敷と発想が同じ。前作でも述べてきましたが、ホラーとしてはずるいやり方。ただ、アトラクションムービーとしては期待を裏切りませんけどね。
ベビーシッターの女の子やランディのような第三者の使い方も上手です。
また、このシリーズの良い点はスプラッタ演出がほとんどないこと。
普通のホラーなら、宙に上げた包丁は、デニスやジュリーの手や頭に落としそうなもんですが、そんなことはしないのです。
つまり、グロいのが苦手な人でも見られるという点では貴重なホラーと言えるでしょう。
イライラさせるのが、やはり人の話を聞かなくなるところ。もう不自然なほどに人の話を聞かなくなる。しかも後半になればなるほど。事態が深刻になれば、普通は人の話に耳を傾けるはずです。肝心なときに人の話を聞かなくなるのが、ホラー演出に都合が良すぎる運びでイライラするし好きになれないです。