55.《ネタバレ》 壮大なスケール感に小粒のブラックユーモアたちが生き生きとしていた映画でした。子供向けなのか、ストーリーが単純明快で、善悪がはっきりしてて、ラストはこんなに簡単にうまくいっちゃうんだ、ってちょっと拍子抜けしちゃいました。でも、このラストの家族モノのお話は映画としてうまくまとめるためで、工場見学に付随したモノだとしたのが好印象です。バランスをとるのが難しいところを、あくまでも工場見学にウエイトを置いたティム・バートン監督に賛同です。天才なんだか、バカなんだか、その紙一重なウィリー・ワンカの脳みそを覗くような工場見学はとっても面白かったです!そして、ピリリと効いた小粒のユーモアたちが後を引いて映画館を出てしばらくたっても思い出してクスッと笑いが止まりませんでした。どんな小粒かというのは自分の目で観て確かめて下さい(^^) 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-03 12:57:50) |
54. 相変わらず、バートンは世界の作り方が上手い。よくもまぁ、あんなにハマる役者を見つけられるもんだ。でもこれ、やっぱりうんぱるんぱの映画だね。 【マックロウ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-03 00:38:12) |
53.《ネタバレ》 謎のモノリスにはやられました。体が半分欠けちゃうかも、なんて言うから、なんだ無事じゃないの、と思いきや。そりゃそーなりますよね。騙された!てか、忘れてただけだけど... 絵と脚本に騙された、と思いたいです。最後は、涙が出ました。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-02 22:19:12) |
52.《ネタバレ》 世界一有名になった引きこもりのお話。見始めてから数分ほどで、ひどくアンニュイな気分になった。だって、ウォンカが大の人間嫌いだってことがすごくよく分かって、しかもその気持ちが痛いほど分かってしまったからだ。私も以前、人に裏切られたと思ったとき、誰とも会いたくなくて引きこもりたくなったっけ(結局しなかったけど)。そしてウォンカが姿を見せて、彼がふざければふざけるほど悲しくなっていった。自分を誇示し人を蔑むような歌を朗らか過ぎるくらい朗らかに歌えば歌うほど、「あの頃の自分」が蘇ってくるようで悲しさに耐えられなくなりそうだった。本当が自分が嫌なはずなのに、人のことを、おどけることで「これは冗談なんですよ~」って雰囲気にして、毒をやわらげてた。そんなウォンカがひどく自分には痛くて、笑いたくても笑えなくて、変な感じに心が重くなって。いろんな映画のエッセンスやオマージュがあちこちに感じられて、しかも日本のもの(映画以外も含む)の影響もかなりあってそういう意味でも面白いのだが、ウンパ・ルンパのチョコの川でのシンクロがウォーターボーイズ?なんて思ったり、歯科矯正器具はまるで巨人の星の顔面版って感じだし、そんなだから最後の場面は「愛を乞うひと」歯科医版かと思ってしまったよ。言葉を交わさずとも通じたような「愛を~」に対し、こちらははっきりと確かめ合って、そういうところに日米の違いを感じたり、いろんな意味で面白い作品ではあった。ただし、ウンパルンパもそうだけど、前時代的な人種に対する考えが時折鼻につくのでその辺はマイナス要因。 選ばれる子供も、アフリカ系やアジア系がいたっていいと思う。確かに後でひどいことされるけど、真の平等とはそういうものではないかな。この映画で問われるのは、あくまでも人間性であって人種ではないんだから。 |
51.《ネタバレ》 変なものが次から次へと出てくる、予想の付かない面白さ。 ちょっといっちゃってる役柄はジョニーの十八番。 でも主人公のチャーリーは結局なにもしてないのね。 チケットも偶然当たっただけだし(しかもねこばばで)、 特別賞も周りの連中が勝手に脱落していっただけだ。 もう少し努力しようよ! 【カタログ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-01 23:21:59) |
50.やはりジョニデのキャラはおいしいです。ツボですね。ラストにおける家族がキーワードもツボですしおとぎ話がピタリとはまっていい感じです。 【とま】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-01 22:51:32) |
49.まさか、こんな良い作品だとは思わなかった。 この映画のストーリーには、いくつもメッセージがこめられていて、 そのメッセージ性も強すぎなくて、弱くもない。家族愛を前面に出さなくても、作品のテーマは家族愛なんだと伝わってくる。脚本、そして演出の素晴らしさだと思う。 そして、ダニーエルフマンの音楽。最強にして最高。ダールの詩をほぼ忠実に歌詞にして、ウンパルンパに唄わせた曲、1曲1曲が完成度高し。久しぶりにサントラで感動した。 観てよかった。 【Takuchi】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-01 20:41:34) |
48.私はオリジナリティというやつに結構敏感である。テレビドラマのタイトルに映画の邦題のパクリ(「恋に落ちて」とかね)があるだけで観る気もおきない。それと、愛する人を失う主人公の嘆きを泣き所に持ってくる、邦画の凡作にありがちな映画も駄目。そりゃ悲しいでしょうよ、もらい泣きもするでしょうよ、だから何?親兄弟が死んだら誰が描いても悲しい。それを売り物にするのは凡人のやることだ。ところで人が涙する場面1つないこの映画だけど、何故か涙ぐんでしまうんだな。それは、大げさに言えば、本当にオリジナリティのあるものを見つけた喜びの涙ともいうべき貴重なものだ。この家族が住んでいる家がとても良い。こだわり方が半端じゃなく、あの扉を開け閉めする何の変哲もない動作が泣かせるのである。貧乏だけど温かい、というとてもわかりやすいことをものすごい労力とこだわりを持って描いていることに感動してしまうのである。後々考えてみると、やりたいことを思うとおりにやっているこの監督への賞賛というか羨望の涙でもある。リメイクだからオリジナリティはない、等という低次元の問題ではない。とにかくストーリではなく、描き方が想像を超越しているのだ。このオリジナリティは伝染し易い。自分の態度にもこだわりが生まれる。「まわりの点数はこのくらいか、でもこのくらいが妥当だな」みたいな、周りの評価との調整を図りながら映画を評価する、そんな独自性の無い行動がケチに思えてくる。良いものは良い、悪いものは悪い、それでいいじゃないか! 「アドルフの画集」で若き日のヒットラー役を演じた俳優がお父さん役で、これが底抜けにいい人を演じていたのも個人的には泣き所だった。日本語吹き替えはまわりの子供が五月蠅くて正直うざいんだけど、初日だったせいもあり、子供達の爆笑が大いに映画を盛り上げた。子供向けとしては毒気が強すぎるが、映画嫌いの7才の次男を映画好きに変えてしまうパワーは凄すぎ。 【正義と微笑】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-10-01 02:50:28) (良:1票) |
47.ごめんなさい(汗)、だってチャーリーちっとも可愛くないんだもん。うひ~、嫌だよあんな子供。バートン苦手かも(涙)、いっつも変な距離がある・・・ただし! ウィリー・ウォンカ最高(笑)。ジョニデが時折たまらなくいい顔するのよねぇ~。 【ジマイマ】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-09-27 15:40:07) |
46.洒落の分かる人にしかこの映画は評価できないと思う。 ウンパ・ルンパのためにこの映画は観る価値がある。 あとはクリストファー・リーだなw 【おれおれ41】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-27 14:45:52) |
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45.《ネタバレ》 クリストファー=リーを目当てで見に行きました。だから個人的には白衣で眼鏡で歯並びのいいちょっと切ないウォンカパパだけでも満足……スリーピーホロウといい、リーのファンには有り難い事です。次の「コープスブライド」でもリーが吹き替えするらしく楽しみ。 で、作品感想。バートンが楽しんでいる感じが伝わってきて楽しかったです。チョコを持参してみるといいかも。(その時は歯ブラシも添えるとなおヨシ)親子でも楽しめると思う。だけど、映画のパロディがちょっとしつこかったように思います。「2001年宇宙の旅」は特に長かった。モノリスチョコは面白いと思うけども……長い。「サイコ」「ベンハー」のパロディも、入れる必要はあったんだろうかって感じ。そこだけはちょっと疑問。 【kiryu】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-27 02:33:07) |
★44.ファーストシーンのグレーの怪しげなお城のごときチョコレート工場、重たく垂れ込める雪雲、バートンのスケッチをそのまま形にしたっぽい傾いた小さな家、流れるエルフマンの音楽、これだけでウワァーって感じで一気にバートンワールドへ。マーズアタックやビートルジュース並みのワルノリ&悪趣味ブリを出しつつシニカルかつハートフォーミングな寓話として成立させてるんだから流石です。パロディも楽しめたしウンパルンパはたまりません♪ただ気になった事はチャーリーはとっても家族思いの良い子なのに10$紙幣?を拾って家族の事を考えなかったのか?ゴールデンチケットを手にしたらチョコレートに見向きもしなかった事かな。この辺巧くまとめてくれないと他の子と五十歩百歩に見えちゃうなあ。 【亜流派 十五郎】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-26 20:26:53) |
43.最近のガキに苦言を呈していた。それもメルヘンかつスウィーティーに。まさにティム・バートン!!! 【モチキチ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-26 00:07:51) |
42.酷く悪趣味な映画でした。褒め言葉です。子供向けのようで、子供向けではない。洗練された美しさがあったと思います。スッキリしすぎてて、あれ、これで終わり?とも思いましたが 【リブロース】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-24 22:30:47) (良:1票) |
41.ウォンカ社の板チョコ大きくていいなぁ。ラインナップがすごく気になる。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-23 23:13:04) |
40.《ネタバレ》 楽しい映画であることには間違いない。しかしどうもなあ…。いちいちオリジナルと比べたくはないが、工場内の画などは、オリジナルを「再現」したと言っても過言でないほどだった。ストーリーに関しては家族愛を前面に押し出しており、「チャーリーとチョコレート工場」ではなくウィリー・ウォンカの人生に焦点をあてた作りになっている。元からあった、カラフルでキッチュでシニックな人気ストーリーの中でやりたかったことは、またもや家族の繋がりだったんですか…。バートンにはもっと荒唐無稽でびっくり箱のような映画を作って欲しい。もうリメイクはやめて、もう一度、彼が子どもの心に戻って作った映画が見てみたいんだなあ、私としては。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-09-23 01:32:07) |
39.《ネタバレ》 監督ティム・バートン,主演ジョニー・デップで期待するのがと言うのが無理なこと。でも若干だけその自分の期待に押しつぶされた感がある。原作は読んでいないが,ストーリーとしては子どもも安心して観られるだろうが,グリム童話などと同じように,裏には残酷な意味もこめられてはいるのだろう。ただ,ティム・バートン作品としてはラストがハッピーすぎる。ウォンカは父と和解してもいいけど,一人でお菓子を作り続けて欲しかった。もしくはチャーリーも家族と別れてお菓子づくりに打ち込んで欲しいと思うのは僕だけなのだろうか... 【スタン】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-23 00:23:26) |
38.《ネタバレ》 集められるべくして集められた5組の親子。食い意地のはった肥満児、なんでも自分の物にしないと気がすまない我がまま娘、トロフィーの数が自慢の一番じゃないと気がすまない子、ハイテクおたくの乱暴者、共通して言えるのは子どもらしさと人を思いやる心の無さだ。そしてそんな子どもを作った親たち。ひとりまたひとりと消えていく。消えるたびに皮肉な歌ができあがる。その始末のされ方がなにげに残酷だ。ジョニーはやっぱり上手い!!シザーハンズを思い出させる登場の仕方やブラックなユーモアにニヤリとし、ティム・バートンらしさ全開のセット(特にチャーリーの家ね)映像に酔いました。まったく無駄のない、恐くて優しいファンタジー。排除されていった親子たちを最後は反省、改心とは描いてないところも恐いといえば恐いね。とはいうものの、子どもたちを集めたウォンカ自身、心に問題を抱えている人物であることがポイントかな?シニカルな中に憂い、もの悲しさを感じる。それをセリフではなく表情、演技できっちりと観る者に伝えるジョニーは素晴らしい。そして観終わったあと、ジョニーもバートンもすっかり父親としての部分が大きくなったんだなあと感じた。 【envy】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-21 16:27:33) |
37.《ネタバレ》 怖いよ・・・怖い、この映画。一見ファンタジーというチョコレートでくるんでいるものの、その内側にはビターな麻薬が…(>_<)いや、本当に怖いですよこの映画は。起きた出来事に対してフォローもないという! みなさんの評価は高いようですが、すすんで幼い子供に見せられる映画じゃないなって思います。楽しさの裏側にある悪趣味さ、冷徹さ、コメディ化された真の残酷さを感じ取る必要があるように思います。ラストはハッピーエンドですが、拾ったお金でモノを買う少年ってどうなんでしょう。あれれ・・・ちょっと真面目に見過ぎちゃったかな? イッツ・ア・スモール・ワールドにケンカを売るような工場の入口からしてホラーなこの映画。さあ、あなたは楽しかった?それとも怖かった? 【トト】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-09-21 13:45:11) |
36.チャーリーとそのジジイがいい味出してました. 【くまさん】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-09-20 17:11:56) |