2.《ネタバレ》 なんと言うか、悲惨な状況が日常となっているが故に悲惨であることすら気づかないような本当に厳しい状況に慄然としました。そんな中で、子どもたちに人生を変えるチャンスを与えようとする監督の姿には感銘を受けました。
当然ながら、同じ境遇の全ての子どもたちにチャンスを与えることが出来た訳ではありません。ただ、こういう作品に触発されて活動をサポートする人や同様の活動を行おうとする人が増えれば、チャンスを与えられる子どもたちの数も増えていくことでしょう。そういう意味ではこの作品にアカデミー賞(長編ドキュメンタリー部門)が与えられたことは大きな意味を持つと思います。