25.このシリーズには女性が犯人の作品がいくつかありますが、警部はいつも紳士です。 売れっ子の老推理作家を魅力いっぱいに演じたルース・ゴードンがいい。 犯人vs警部の息詰まるような攻防も無ければ、ユーモラスな警部の行動がもたらす笑いドコロも少なく、 彼女のキャラクターもあり、サスペンスよりは、終始穏やかな空気が流れる作品です。 いきなり警部が講演会でスピーチすることになるくだりは面白かったですけどね。 犯人と警部の穏やかなやりとりの中に次第に警部が犯人を追い詰めていく、これはこれで味わいがあるのですが、 やはりこのシリーズは見応え、面白さという点では社会的地位もあり野心家で自信家の犯人と警部の 知恵比べや息詰まる攻防がある作品の方に分がありますね。 あと、被害者のクルマのキーを握っている秘書にもう少し役割を与えてもよかったと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-12-08 18:03:03) |
24.普段殺人事件を描く小説家が現実に犯す殺人ですが、 犯行に及ぶまでの過程が一番、観ていて面白い作品です。 ああ、そうやって殺す予定なんだ、というのはすぐわかるんですが、 いつやるかいつやるか、観ていてハラハラしました。 当然コロンボが事件を解決するのですが、そこは普通の出来です。 犯人が殺人の計画を進めているとき、とても活き活きしているように見えます。 自分のアイデアを表現するのは(たとえそれが殺人であっても)、 クリエイターにとって最高に輝ける瞬間なのでしょうか。 それがいざ殺す段になると、ふっと本来持つ良識が蘇って一瞬怖気づき、 振り払うように声を荒げさせたのではないでしょうか。 【うまシネマ】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-07-18 00:53:39) |
23.《ネタバレ》 『別れのワイン』と同じようにコロンボが共感できるような人間的魅力のある犯人。 娘のように育てた姪を殺された復讐という動機もうなずける。 残念なのは、コロンボと犯人の攻防が少ないこと。 ミステリーの女王という設定なのだから、秘書の脅迫など余計なエピソードは排して、レベルの高い推理合戦が見たかった。 コロンボが姪の事故の捜査をやっていればこんなことはせずに済んだのにとの老女の嘆きは心からのものとして胸に響く。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-11-26 20:40:51) |
22.旧作の中では標準的なでき。そして、殺人者の身勝手さがない、数少ない作品です。 【みんな嫌い】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-01-02 19:15:15) |
21.女流推理作家との対決と相成れど、犯人役がチャーミングなおばあちゃんということで、 キャラを生かした内容に。お年寄りなので、当然ながらコロンボのどぎつい仕掛けはなし。 その代わり、密室、ダイニングメッセージなど、一つ一つの断片を繋ぎ合わせて、 パズルを解くような展開を見せてくれます。いかにも犯人が推理作家といったエピソードで、 これはこれで面白かった。 【MAHITO】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-08-06 07:44:19) |
20.《ネタバレ》 作品の出来とは直接関係ありませんが、犯人のああいうキャラクター、大嫌いなので、同情する気も起きませんでした。ベロニカのような、「真相を知っている第三者」というのは、たいてい犯人に殺されてしまうケースが多いですが、死ななくて良かったですね。 【ramo】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-10-19 20:29:30) |
★19.《ネタバレ》 世のミステリ作品に掃いて捨てるほどあるダイイングメッセージの中でも、これは神懸り的なセンスのダイイングメッセージ。 【aksweet】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-09-27 02:51:08) |
18.《ネタバレ》 私これ好きだな。犯人役のルース・ゴードンがいい。口紅とスカーフの色をオレンジで統一したり、80を越えていた様に見えない姿勢の良さ。こういう風に年を取りたいものです・・・。よく言われますが、アガサ・クリスティをほうふつとさせます。 一番心に残ったのが最後のせりふ。「姪の事件もあなたが担当してくれていたら、こんなことはせずにすんだものを。」・・・余韻あります! 【バッハバッハバッハ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2010-06-22 22:13:40) |
17.《ネタバレ》 おー、ダイイング・メッセージですか、しかも密室。なおかつ、犯人は推理作家。正統派ミステリーみたいじゃないですか。なんか、東野圭吾の「名探偵の掟」とか、思い出したりしましたよ。いやいやいや、でもこれは名作。やっぱ、コロンボシリーズの主役は、犯人。【210305再見】あざとカワイイばあちゃん犯人。コロンボのスピーチは、ミッチェルのためのものでしたね。カギを出した時には、もう捕まってもいいと思ってたのではないでしょうか。 【なたね】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2010-06-05 22:59:49) |
16.軽薄そうな姪の夫が、死を目前に追い詰められた暗闇の金庫内で、あんな素晴らしいダイイングメッセージを遺すってのは、ちょっとムリがあるような。せいぜいパニクッて壁やなにかにマッチの煤で「A」とか書くのが精一杯じゃないかなー。・・・とはいえ、このメッセージの遺し方が本作の醍醐味でもあるわけですし。これはこれで楽しめました。警部、今回は一度も「あ、もう一つだけ・・・」が出ないなーと思ってみていたら、アビーさんに取られていましたね。アビーさん、小柄でシャキシャキ歩く姿が印象的でした。姪の敵を討ったということで、車のキーの始末の悪さは悔しいでしょうが、溜飲は下げたのではないでしょうか。リアルタイムで見た中では記憶に残っている数少ない作品の一つです。シリーズの中では名作といえると思います。 【すねこすり】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-06-04 22:25:12) (良:1票) |
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15.《ネタバレ》 コロンボ作品(旧作)の中で個人的に一番憎めない犯人。姪を殺されたからという動機も「納得」するしかなく、高齢だし温情判決をお願いしたい(汗)。 【空耳】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-03-23 05:31:31) |
【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-07 21:52:11) |
13.《ネタバレ》 恐らく企画段階で明刑事コロンボと有名な推理理作家の対決と決めたのだろうが、推理作家のドジっぷりがストレスを感じる。 閉じ込められた被害者が、死ぬまでに何をするのか想像できなかったのか? 小道具で使われた被害者の車のキーがイマイチだし、被害者のメッセージが犯人の推理から発見されてしまう皮肉な展開も計算はされているようだが、ハッキリ言って「面白くない」の一言である。 最後に犯人の推理作家が「もし姪の死に貴方(コロンボ)が携わってくれたらこんなことにならなかったろうに……」という言葉が、このドラマの決めセリフである。 【クロエ】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-03-07 19:38:56) |
12.《ネタバレ》 記憶に残っていない作品でした。高名な推理作家との対決で、情の部分では警部のスピーチ等見るべき点はあるものの、知恵比べの部分では釈然としない点が幾つかあり、また、彼女の犯行だと感づいていた秘書と弁護士も中途半端な存在で終わり、盛り上がりに欠ける作品でした。 |
11.水準の出来。コロンボと対決するのがこのシリーズ最高年齢の老女というのがこの作品のセールスポイント。長く生きてきた人間、しかも推理小説家というだけあって、殺人計画も細心綿密、なおかつ相手を殺す動機も充分理解出来る人間味有る犯人という設定で面白かったです。それだけに実行後の鍵の隠し場所がちょっと・・・。慌ててたとは言え、この犯人のキャラクターらしからぬような感じを受けました。あ、でもまたそれが逆に人間らしくていいのか。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-10-27 10:33:29) |
10.公演もよかったし、コロンボの後を寝室についていく彼女もかわいらしくてよかった。 でも、なんでそんなとこに鍵を隠しちゃうのかな? |
9.何とも素敵な老推理作家だ。姪の復讐と言うのも同情を誘う。コロンボのスピーチも味があった。まあ、一つひっかかるとしたら、鍵となる謎のメッセージを残したのが、ぼんくらの被害者という点か。なかなか味わい深い作品ではある。 【パセリセージ】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-05-22 16:33:35) |
8.コロンボの素敵なスピーチが聞け、ラストでは、面白い謎解き、そしてコロンボと犯人との素敵なやり取りが見れて満足。ラストは音楽も良くて、泣けてしました。何度見てもいいと思える作品。 |
7.ミステリー作家にしてはお粗末という印象は否めない、が感心したのは被害者のダイイングメッセージ。あんた死ぬ間際によくそんだけ考える余裕あったねえ。ありえねー!ムチャクチャだよ。こんな事件を謎解きしちゃうコロンボ恐るべし! 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-09-20 00:09:44) |
6.《ネタバレ》 あれだけ鍵を必死に探していた犯人が、なんであんなにあっさりコロンボに渡しちゃうのさ!海に捨てれば良かったんだよ!推理作家にしては詰めが甘すぎる! 【きのすけ】さん 6点(2004-06-11 10:51:13) |