ゴールデンボーイ(1998)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゴールデンボーイ(1998)

[ゴールデンボーイ]
Apt Pupil
1998年カナダ上映時間:112分
平均点:6.23 / 10(Review 66人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-06-26)
ドラマサスペンス戦争もの青春もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2020-07-31)【イニシャルK】さん
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監督ブライアン・シンガー
キャストブラッド・レンフロ(男優)トッド・ボウデン
イアン・マッケラン(男優)クルト・ドゥサンダー
ブルース・デイヴィソン(男優)リチャード・ボウデン
イライアス・コティーズ(男優)アーチー
ジョー・モートン(男優)ダン
デヴィッド・シュワイマー(男優)エドワード
ジョシュア・ジャクソン(男優)ジョーイ
ジェームズ・カレン(男優)ヴィクター
桐本琢也トッド・ボーデン(日本語吹き替え版)
田口計クルト・ドゥサンダー(日本語吹き替え版)
村松康雄(日本語吹き替え版)
相沢まさきエドワード(日本語吹き替え版)
原作スティーヴン・キング「ゴールデン・ボーイ」
脚本ブランドン・ボイス
音楽ジョン・オットマン
編曲ジョン・オットマン
撮影ニュートン・トーマス・サイジェル
製作ブライアン・シンガー
ジョン・オットマン(製作補)
パラマウント・ピクチャーズ(共同製作)
配給松竹富士
編集ジョン・オットマン
字幕翻訳松浦美奈
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46.《ネタバレ》 <原作未見・映画版のみの評価>

原作を知らないので、それなりに楽しめた。ナチズムへの傾倒の危険性を通して、狭義の意味から、人種、年齢を問わず、人間全般に普遍的に当てはまる、「他者より優れていたい」という本能の危うさを説いている作品だろう。

トッドの罪が表沙汰にならず、「選民意識」のみが継承されていくというラストこそが、永続的に受け継がれていく人間の業の深さを強調している。

ただどうせなら、もう少し突っ込んで、戦争犯罪やホロコーストを糾弾していくうちに、はまり込みやすい「他者を糾弾する事の目的化」という危険性を追求して欲しかった。
FSSさん 6点(2004-09-14 23:55:47)(良:1票)
45.ガッカリ。原作のタイトルだけで、全く別物。映像化は無理なの分かってるんだから、しなきゃいいのに。
マックロウさん 2点(2004-06-09 13:51:27)
44.《ネタバレ》 キングの原作は、多分最初から映画化を念頭に置いて書かれていたと思う。超常現象とサイコサスペンス抜きで「心の闇」というテーマに正面からぶつかっている。かつてのナチ収容所長ドゥサンダーは原作と同じように虐殺の《職人》として描かれる。仕事でやってたんだから猟奇殺人者のように精神が蝕まれないかと、言うとそんな事は全くなくて、ちょっと機会があればナチの異常性を取り戻してしまう。キングが描いた物語を中盤まで忠実になぞったおかげで、映画版も「悪」「犯罪」という分けづらいモノの分離に成功しているようだ。惜しいのは画が季節感に乏しく、また実際に物語の最初から終わりまで、原作のように数年かかったわけではなさそうだという点。原作で、最初にドゥサンダーの元を訪れたトッドは14歳だからね(最終的に18歳で自滅)。この、子供の無邪気さが残る微妙な年齢設定を活かしてほしかった。クライマックス以降は予定調和なので、正直どうでもいい。むしろ原作版よりこちらの方が恐ろしかった。これから、ナチ将校から譲り受けた心の闇を抱えて生きていかにゃ~ならん! という重圧感が重く圧し掛かってくる(でもラストの画はもうちょっと何とかならんのかね)。ラストに大量殺人を持ってきてR指定になるのを避けたかった、というのが製作側の本音だろうけどねえ。もっとも昨今の映画はDVD化を当て込めるわけで「原作通りのラストも一応撮っておいて、特典に収録」みたいな技を使ってもよかったかも(足元には箱入りの弾薬。高速道路を遠目に見ながら、ライフルを掲げて「俺は世界の王様だぁ~っ!」と叫ぶトッドを後ろから撮って、後の展開は字幕で…エキストラなしの一発ロケ。安くて済むよ、シンガーさん)。
エスねこさん [DVD(字幕)] 6点(2004-05-04 08:24:50)(良:1票)
43.少年と老人の心理戦が見応え会った。だんだん目覚めていくじいさんが素敵。ラストも、じいさんの悪の心がしっかり少年に受け継がれた実感があったので良かった。皮肉なラストですね。原作も読みたい。
aaaさん 8点(2004-04-20 23:49:57)
42.どうもキングのあのじっとりした描写が全然生かされてないなと感じました。これ映像化する意味があったのか?地味なだけどなんのとりえもないんだもの。
とまさん 5点(2004-03-13 00:14:35)
41.内容が重いだけに見ていて疲れた。どろどろした感じが良かった。猫焼き殺すなよ!
仮面の男さん 8点(2004-02-28 16:06:41)
40.ここでは本作のタイトル及び戸田奈津子が暴走しています。まずタイトルでは、戸田奈津子の三文小説的文学センスが炸裂しています。原題は「apt pupil」ですから、素直に「優等生」とでも訳せば良いのですが、「ゴールデンボーイ」では意味がわかりません。DVDが普及して戸田の字幕を強制的に見せられる機会が減ったのに、タイトルでこういう嫌がらせをされると、損した気分になります。微妙な言語感覚を開陳するのは、字幕の場だけにしておいて欲しいのですが。
malvinasさん [映画館(字幕)] 4点(2004-02-24 22:33:45)
39.互いに心に闇を持った少年と老人のどろどろしい心理攻防に息を呑む。最近のサスペンス映画にはめずらしいスピード感に頼らないじっとりとした展開が秀逸だった。陰影際立つ映像美も良く気持ちを途切らさない。生まれたばかりの心の闇を表現したブラッド・レンフロも良かったが、奥深い年輪さえ感じさせる心の闇を持つ老人を演じたイアン・マッケランの鬼気迫る存在感が凄かった。ラストに盛り下がってしまうのは残念だが、作品としては高いクオリティを見せる。
鉄腕麗人さん 7点(2004-01-30 22:09:37)(良:1票)
38.スティーブン・キング原作、ブライアン・シンガー監督、イアン・マッケラン出演ということで、面白くないはずがないと思い見ました。心理戦。特に事件は起こらないのに、目を離すことができず引き込まれました。ただ、見終わって、「なんだったんだろう」というキモチが残りました。何を訴えたかったのか??いや、何も教訓なんてないんでしょうかね。原作が評判良いようなので、読んでみようと思います。ブラッド・レンフローはゴーストワールドでは普通のお兄ちゃんだったけど、ここでは顎の線が細くて美男子ですね!しかし、憎たらしい餓鬼だったな。イアン素敵!!
kithyさん 7点(2004-01-26 11:49:29)
37.《ネタバレ》 キングの中でもジミめな印象の原作を、更にジミに映画化してみました、みたいな感じの映画ですねぇ。じわじわと来る恐さ、というのがキモな筈なんですけれど、それが伝わってきません。会話だけでもそれを伝える事は可能だと思うんですけどね。で、その上で原作と違うラストは、また随分と小さくまとめちゃったなぁ、って感じ。あそこで爆発しないで、爆発の導入くらいも見せないで、ちょこっと予感だけさせただけで終わり、じゃ原作読んでる身からするとどうしても「ありゃ~」って。あと、コケおどしな過剰サウンドをガガーンって鳴らしてるのも「あーあ」って感じでした。今時、なんでそんなに古い技法を用いるんだか。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 5点(2003-12-03 14:43:05)
36.すごく好きな原作なのでかなり期待して見た。 上流家庭の青年が、かつてナチスの強制収容所で暴挙を繰り広げていた戦争犯罪者である老人を偶然に街で見つける。 青年は以前からホロコーストに興味を持っていて、その老人が隠れ住んでいる家をつきとめる。 「収容所での話を偽り無く全て聞かせろ!」。老人をゆすって、ユダヤ人虐殺という残忍な殺戮の話を聞きだそうとする。毎日老人の家に通い、話しを聞くにつれて青年自身も除々に精神に異常をきたすようになってしまう。成績は落ち込み、スポーツに見も入らず、更には浮浪者を殴り殺してしまう(原作のみのエピソード)という暴挙に出る。ゴールデンボーイと言われる青年の転落は加速度的に始まった・・・。  原作でのジワジワと洗脳されていく青年の描写が好きなのだが、映画では足早に表現されていて物足りない。収容所での表現が全然足りていないのが原因だと思う。 少年が“行き着くところまで落ちてしまう”衝撃のラストシーンも原作と異る。その結果、見事に失敗している。
おはようジングルさん 2点(2003-11-26 18:24:39)(良:1票)
35.前半の「老人と少年の心理戦」の方が山場になっちゃってて、後半の「老人から少年の心に受け継がれた人間の闇」の方が淡白に映っちゃうのはやや映画としては不恰好になっちゃったか。でも大衆向けの俗なサスペンスよりも、こういう想像力を働かせる事で深みの出てくる作品って自分の好みなので、かなり好きな作品です
ぽーち”GMN”ありしあさん 9点(2003-11-13 01:02:09)
34.あの老人が妙に印象に残ってます。
civiさん 6点(2003-11-05 21:26:41)
33.《ネタバレ》 少しでも愛があったら…と思わざるを得なくなる。老人と友情が芽生えるでもなく、親は子供の姿を疑いつつも歩み寄れないし、教師とはまるでビジネス取引き・・・。これからどんな人間に育っていくんだ?・・・“ゴールデンボーイ”って?
桃子さん 6点(2003-10-31 15:01:28)
32.凍りつかせるような空気を持った演技のできる美少年ブラッド・レンフロと、上品で穏やかな物腰の裏に不気味なものを持っていそうな雰囲気のイアン・マッケラン。まさに、人の心の闇がテーマとなっている映画で、妖気ただよう怪演のぶつかりあいがすごかった。が、脚本としてはもう一ひねり欲しかったような。
ルクレツィアの娘さん 7点(2003-10-24 21:49:49)
31.結構期待して見たのだけれど、あまり面白くなかったし、怖くもなかったです。少年が少し調子に乗り過ぎだと思いました。原作があるらしいけど、きっと文字で読ませた方が凄みがあるんだろうなと思いました。
ピンクさん 3点(2003-10-19 20:01:07)
30.この題材なのにこの内容。うーん。何でこんなに「凄み」の足りない映画にしてしまったのか。ナチの所業は皆知ってるので背景は観客のアタマで補えるから、ってトコなんでしょうか? しかしこれでは少年と爺さんの多少ホノボノしないやりとりであって、あまり目新しさも感じないんですけど・・・。
鱗歌さん 6点(2003-10-04 23:33:28)
29.《ネタバレ》 レンフロ君は、ホントに曲者だね~。「依頼人」でも思ったけど、繊細さや心の闇を表現させたらピカ1。しかしなー、これ、ナチ絡みだったのね。こういった扱いって、ドイツ系の方も、ユダヤ系の方もいーかげん不愉快だろうなあ。
たまねぎ君さん 6点(2003-08-20 08:36:11)
28.良かったと思います。怖くはありませんでしたが
ウォールバレーさん 8点(2003-06-15 03:26:05)
27.非常に心理的な恐怖に満ちた映画だった。相手を支配しようとする少年と老人の攻防は鳥肌がたつくらい異常で恐ろしい。全編通して陰影が鮮やかで秀逸な映像美で画面に引き付けてくる。ブラッド・レンフロも良かったが、老人役のイアン・マッケランの怪演が実に見事で、ナチス軍人の冷酷さを取り戻していく様は狂気に満ちていた。しかし、非常に緊迫感溢れるストーリー展開だったのにラストにかけて極端に盛り下がってしまった。ラストに更に衝撃的なものを期待させる展開だっただけに、少年が自分の学校の教師を脅して終わりでは拍子抜けせずにはいられなかった。まあそれにしても全体的な出来は非常に良いのでもっと世間的に知られていてもいいと思った。
スマイル・ペコさん 7点(2003-06-07 18:30:04)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 66人
平均点数 6.23点
011.52%
111.52%
223.03%
311.52%
457.58%
5812.12%
61725.76%
71319.70%
81421.21%
923.03%
1023.03%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 1.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review2人
4 音楽評価 5.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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