17.皆さんのおっしゃるとおり有名なシーンが数多くある怪奇映画の古典ですね。人造人間の造形はもちろんのこと、別監督の手によりリメイクされたりでいかに映画人に愛されているか見ておおいに納得です。(怪物というより、あえて人造人間という言葉を使わさせていただきます) 人造人間が少女と花遊びをするところや炎上する風車小屋での哀しいラストなど共に有名ですが、個人的にはフランケンシュタイン博士が人造人間を蘇生させるまでの過程が好きなんですよね。こだわりにこだわったケレン味たっぷりな実験装置に凝りに凝ったセット美術。怪奇物の雰囲気をこれでもかと言わんばかりに醸し出しておりゾクゾクさせてくれた。科学が今現在のように発達していない当時、死体に強力な電気エネルギーを与えると生き返るのでは、と本気に思った観客は少なからずいたのではないだろうか。そのくらいハッタリ度充分な演出です。またこの映画は単なる恐怖ものではなく、神をも恐れぬ科学の暴走が悲劇をもたらすという側面を持っています。ところが、同じホエール監督が手掛けた続編(むしろ番外編という感じだったが)「フランケンシュタインの花嫁」では、笑うに笑えないブラックなトーンに包まれたパロディ色の強い作風となっており、両作品のその余りの方向性の違いに唖然としたのを覚えています。 【光りやまねこ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-04 00:35:28) (良:1票) |
16.今見るとセットばればれ、でもそれがまたいい。フランケンシュタインの怖さは尋常じゃないです。哀しさ度はリメイク版の「フランケンシュタイン」の方が高いかな。でも少女に見せたあの笑顔には勝てない。まるでチャップリンがエドナに見せたあの笑顔のようだった。昔らしい今までと180℃変わって終わる終わり方もなかなかいいもんですね。オープニングで見せたフランケンを演じた役者を?としたのはスタローンが出てる事を隠して宣伝して妙にヒットした「ドリヴン」みたいやね(笑) |
15.とりあえずフンガー!(すんません意味はないです)。んで感想やけども、昔のホラー?なんで、えらくあっさり作られてた。テンポがいいとゆーか、ハショリすぎとゆーか、ラストも、これで終わり?ってな感じにサラッっと終わってるねん。ただ一時間そこそこの映画やけど、それでもちょっぴり長く感じてまうのは、最近、初めて観たにもかかわらず、有名すぎるのでストーリーはだいたい知ってるし、音楽もほとんどないからかな~。ただ、この映画観てると、やっぱり、あの怪物に感情移入してまう。ってゆーか、悲しい生き物に思えてしまう。犯罪者の脳で作られた一応悪役?モンスターやろうねんけど。だからラストが妙に釈然とせーへんのかな?悲しい生き物ってニュアンスは狙って作られてるんやろか?多分狙ってると思うけど。でも少女を無造作に投げ込むねんな~。ちょっとびっくりしてもーた。このへんの純粋と怪物のサジかげんは昔に作られたのに、結構すごいって思ってもーた。でも全体的にやっぱり、今の時代に毒されてる俺からしたら、なにも感じることなく、サラッと終わって、フランケンの古典映画観ましたって満足感だけが残っただけやったかな。 【なにわ君】さん 5点(2004-12-31 18:06:45) |
★14.《ネタバレ》 「It's Alive It's Alive!」は名言。フランケンシュタインの怪物初登場シーンのクローズアップは衝撃的。凶暴な怪物でしか有り得なかった彼が、少女と出会った時に見せた笑顔や燃える風車小屋の中で悲鳴を上げるシーンには、儚くも人間性を垣間見れた気がする。『キング・コング』と言い、昔の恐怖映画は怖いのと同時に心に迫る感動があって良かったなぁ。 【かんたーた】さん 7点(2004-11-29 18:32:46) (良:1票) |
13.あぁ、フランケンシュタインって怪物を作った博士の事だったんですね。いまの今まで怪物の名前がフランケンシュタインだと思ってた(笑)。まぁ当時はさぞかし怖かったんでしょうねぇ、あんな前置きがあるくらいですから、、、。それにしても最後の風車って、「スリーピー・ホロウ」に出てくる風車と同じですね。ティム・バートンはあんなところにもオマージュをしてたんだな、、、。 【あろえりーな】さん 6点(2004-07-08 22:49:06) |
12.《ネタバレ》 古典中の古典だけど、意外と(なかなかビデオで置いていないので)観た事が有る人が少ない、けど必見の作品。怪物のイメージを確立させた功績が何にも勝ります。が、救いが無いよね、今観ると。怪物が殺されるのは(成り行き上)仕方が無いとしても、その直後、主人公のハッピーエンドのシーンで終了。「そりゃねえだろ!」て感じです。主人公のフランケンシュタイン博士には何の裁きも無し。時代が時代と言って、許される物なのか?今の時代観からすると、この点数。 【こじろう】さん 6点(2004-06-05 17:49:24) |
11.《ネタバレ》 とてもコワイ作品である。 最後に、怪物が風車小屋と一緒に村人に焼かれるのはすこし惨かった。 【哀しみの王】さん 10点(2004-03-27 20:49:25) |
10.《ネタバレ》 フランケンシュタイン博士のいい加減さが鼻につく。やっぱりボンボンなのね、結局は。後始末を恩師に頼んでおいて、自分だけ結婚して幸せになろうってか。そんなの許せない。絶対に許してなるものか!と思いながら観ていたので、ラストはイヤだった。なんでモンスターを火攻めにあわせなきゃいけないのよ。なんで博士は自分の手でピリオドを打たないのよ。解せない……。 【元みかん】さん 5点(2003-10-26 22:14:30) (良:1票) |
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9.ホエール監督の名を不滅のものとすると共に、恐らく彼の人生を狂わせた作品。フランケンシュタインの怪物と言えば、もうこの姿しか思い浮かばんもんね。ティム・バートンが「スリーピー・ホロウ」で風車小屋のシーンを引用してるのを見ると、やっぱり彼はこの映画が好きなんだなあ、と思いました。 【鱗歌】さん 8点(2003-06-08 16:20:40) |
8.この作品、「ミツバチのささやき」で劇中劇として登場するんですよね。僕はそこからの流れで観たんですが、ちょっと期待はずれかな?もうちょっとフランケンシュタインの悲しみみたいなところも観たかったし(と思ったティム・バートンが作ったのが「シザーハンズ」や「フランケンウィニー」なのでしょうね、きっと)、あのマリアという女の子とのふれあいももうちょっとあってもいいんじゃないかと思うし、何より最後のハッピーエンドはちょっと牧歌的過ぎますね。でも後の映画界に与えた影響は大きいのでしょうねえ。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-05-07 22:00:05) |
7.高校の英語の時間で見たんですけど、あんまり面白くなかった。長かったし、フランケンシュタインの出番が少ないし意味不明な行動をとるし(人造人間だから仕方ないかもしれないが)。 【cocooon】さん 4点(2003-02-28 14:08:51) |
6. メアリ・シェリーの原作とは殆ど別物だが、これはこれでナカナカ良い。主人公の科学者の名がいつの間にかモンスター名として定着してしまったのも皮肉な話だ。それほど、ボリス・カーロフ演ずるモンスターのインパクトが強烈だったということ。最大の殊勲者はメイクを担当したジャック・ピアース。後世に与えた影響は計り知れない。奇を衒わず、正攻法の演出で押したジェームズ・ホエール監督の手際も又見事。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-01 04:25:08) |
5.フランケンといえばこれ!!最近、また鑑賞しましたが小さいころ深夜映画をみて、うなされました(笑 最後は子供の死人まで出たわりには明るいラスト!!でも、製作された時代を考えれば優良作品です! 【ヒロパパ】さん 6点(2002-12-07 00:44:47) |
4.人造人間という、人間の、生命の存在価値すら問われるきわめてシリアスかつSFチックな設定だが、それを微塵も感じさせない、ある種牧歌的なゴシックホラー。「フランケンシュタインの怪物」のイメージを定着させた貢献度は高い。 【mic550】さん 5点(2002-10-19 23:28:08) |
3.あの当時としては研究所のセットはかなり大掛かりだったんでしょう。評価できます。怪物は女の子を「花」と同じくらい綺麗なモノと感じてしまいそのために川に投げ込んでしまう。あのシーンは複雑な感情を抱きます。怪物が生まれるまでの展開にはダラダラとしていて正直疲れました。 【さかQ】さん 5点(2002-09-17 01:11:06) |
2.↓『~の花嫁』の方がもっと知的障害っぽいけど…同感です。点数も同じ。ただ、やはり最初に見た時の感動と、『みつばちのささやき』という芸術を産んだ歴史的功績を評価して1点上乗せします。 【エスねこ】さん 8点(2002-09-01 23:23:53) |
1.やはり、古くさく見えてしまう映画。フランケンシュタインという怪物もいま見ると単なる知的障害者。らすともやけに華やかに終わりハッピーに幕をとじちゃう。フランケンシュタインシリーズの原点を評してこの点数。 【ジョン】さん 7点(2001-12-27 12:25:13) |