45.《ネタバレ》 ああ~もう、後味悪い~~、と思いながらもこの点数。正直ラスト近くなってからは、私の生理的に受け付けないジャンルに入ってしまったので。とはいえ、チェ・ミンシクの演技力には脱帽!あんなに汚れたおじさんなのに、どこかセクシー。どこかせつない。日本にあれだけ見せる(魅せる)おじさん役者って、いる?ウジンのペントハウスに乗り込んでから、自身の真実を知ってしまったデスが、ミドを傷つけまいと必死になる様は、あまりの残酷さにむかつくやら、デスが気の毒で胸がつまるやらで…。よくもこんなプロットを考え付いたものです。(これって原作の通りなんですか?)でも最後って、デスはまた記憶を改ざんされてるんですよね…?そんな状態でミドと一緒にいるのはいかんでしょう。と思うのですが。 【ろこもこ・らいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-19 15:01:36) |
44.《ネタバレ》 ストーリー展開や格闘シーンは勢いがあり、ラストで逆転する復讐劇に驚嘆。最近、映画を構えて見ることが無いからか、2人の関係に全く気付きませんでした。ただ仕方ないことですが、国民性の違いがあるため少々感情移入が難しい場面があり、余韻に耽れなかったのが残念でした。韓国映画が大量に日本に上陸するようになって、自分もその流れに乗るように何作か見てきましたが、色んなジャンルで完成度の高いものが多く驚いてます。 【ぶるぅす・りぃ。2】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-04-16 01:20:02) |
43.土屋ガロンなんて聴いたことないなあと思って、さほど興味を抱いていなかったんですが、狩撫麻礼だったんですねえ。15年の時からの解放されたデスが復讐の鬼と化し、真実を追い求め得たモノは過去の自分への復讐。たった一つの真実が純粋な愛を禁断の愛へと落とし込む。パンドラの箱を開けるか、開けないか「セブン」の時のような緊張感。ウジンは壮大なる復讐を完結させると共に愛する女性をまたしてもデスに奪われるという矛盾をはらんだ喪失感と絶望。2人の男のどちらの立場に立っても楽しむ事ができ愛について考えさせられました。ウジンが行きつけのバーのマスターに似てるのもツボでしたのでオマケで満点。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-14 00:09:59) |
42.《ネタバレ》 ミドがでるたびにイメージ変わったので最初同一人物かまよいました。最初田舎くさい子だなぁと思ってましたが後半オシャレくささがでてよかったです。映像の撮り方もコミック的でいいですね。最後はやはり言ってほしかったなぁ・・・え?残酷すぎる? 【とま】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-13 23:39:36) |
41.緻密で意外性のあるストーリーでおもしろい。主演の人の演技もなかなか熱いものがあった。カメラワークとか映像がちょっと変わってるのもよい。結構きつい表現あり。なかなかの傑作だと思います。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-13 00:37:32) |
40.ここの平均点意識しすぎてちょっと期待しすぎてもーた。それなりにおもろかってんけど、ちょっとリアリティー薄くて、あんましなんか迫ってくるもんがなかった。変にコミカルやし。吹替えで観たんがさらに失敗かもしれん。それでも最後まで集中して観れたけどね。 【なにわ君】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-04-08 08:43:33) (良:1票) |
39.奥深い作品でした。「なぜ監禁されたか。」ではなく「なぜ解放されたか。」最後、デスの気持ちを考えるとなんともいたたまれない。それにしても!昨年漫画を原作とする「デビルマン」「キューティーハニー」「ハットリくん」等がイマイチだったのに対して、マイナーではあるが、この作品を映画化し、優良な作品に仕上げた韓国映画界に日本人として恥ずかしささえ感じてしまう。頼む!日本映画界の皆様、作品の知名度だけで映画化するのはやめてください。日本の漫画にはまだまだ優良なコンテンツがあるはずです。追伸「鉄人28号」がコケないことを祈ります。 【tonao】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-04 20:48:38) |
38.《ネタバレ》 ミドちゃん出てきた時から『娘でしょう』と誰でも思ったはず。あと、15年も監禁されたにしては老けてなかったような…。それはソレとして、久々に骨のある映画を見せて頂きました。 【さら】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-04 10:39:06) |
37.《ネタバレ》 <ネタバレ注意!!>うーん、誰もツッコんでないから、私が見逃しただけなのかな。。。ミドちゃん、本当にデスの娘なの???オヤジの名前知らなかったの?時計屋のおばさんからもらったデスの娘の住所を知って、ミドちゃんなんとも思わなかったの?そのへんの説明ってありましたかね?それとも、催眠術で記憶を改ざんされたってこと?何度もいいますが、私が見逃したのなら節穴だったけど、そうでなければ説明不足。そこが解決すれば、韓国嫌いな僕でも絶賛の拍手を送りたい。カットのつなぎが奇抜だし、暴力シーンもよかったです。音楽はちょっと自分には合わなかった。 【ダブルエイチ】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-04-04 01:03:37) |
36.《ネタバレ》 見る前は雑誌等の情報で、アクション系の物語かなと思ってたら全然ちがうんでビックリ! 原作が日本なんで物語はどちらかといえば昔の日本の推理映画みたいな感じでしたね。 アクション映画と考えずに、推理物と考えた方がいいかも。 何か見終わった後、横溝正史の「悪魔が来たりて笛を吹く」を思い出しちゃったよ。 ただ、最後の3分程は余計でしたね。最後のエレベータの中で犯人が自殺した所で終わればよかったのに。 【ゼファー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-03 01:08:37) |
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35.《ネタバレ》 いやーなかなか。開始の部分で酔っ払った主人公が適当なことを言い続けるのもしっかりした伏線だったのですね。思春期の噂は学校という狭いコミュニティーの中で人を追い詰め、自殺まで追いやってしまうというのもなんだかその時期特有のもので痛々しい。姉が弟に胸を吸わせているときには恍惚の表情を見せているのですが、やはり内心では葛藤があったのかダムの事故は本人の意思による自殺。弟も原因を噂を流した男に押し付けなければ心的葛藤も処理できなかったのでは?復讐へのモチベーションが弟をあそこまでの実業家に成長させたのでしょう。ただ殺すのではなくて、15年という時間を奪い、娘と肉体関係を持たせるという大きすぎる十字架を背負わせてその後も人生を続けさせる残酷な計画。ビデオで何年もかけて壁に穴を彫り続けていることもわかっていて、あえて止めず徒労にさせて脱出できそうになったら開放するというのもイヤらしい。私は弟が娘に事実をしっかり伝えると思ったのですが、姉を死に追いやった舌を切り取ったことで許したのは意外でした。経済的、肉体的に破綻しつつある男の愉悦の終了。最後主人公は催眠術で記憶の修正を図ろうとしますが、きっと変われないんだろうな。ズルズル引きずりつつもなんとか生きていく。それが人生なのだから。 【バチケン】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-02 21:20:31) |
★34.《ネタバレ》 復讐が復讐を呼ぶ、まるで御伽噺ですね。前半は開放されたばかりのオ・デスの奇妙な言動がコミカルで面白く、生きた蛸をそのまま頬張るシーンはグロテスクでありながらもユーモラスでした。アクションシーンもまるで二次元の格闘ゲームのようでパク・チャヌク監督のビジュアルセンスの良さを感じます。そんな訳で最初から最後までインパクトの強い作品であることは確かですが、一日経ったら「結局あれは何だったんだ?」という感じですっかり興奮が醒めてしまったので7点です。観た直後だったら間違いなく8点でしょう。それから思っていたより痛いシーンが多いですね、同時期に観た『SAW』よりも辛かったです。しかし毎度の事ながらこれをわざわざハリウッドでリメイクしなければならない必然性が分かりません、このままで十分傑作でしょうに。 【かんたーた】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-02 10:33:56) |
33.《ネタバレ》 途中まではともかく、ラストになって「なんじゃそりゃ」と思いました。要するに、腰砕けなクライマックスになってしまっていると思います。そんな理由で監禁するなよ!てゆか、こんな脱獄が簡単そうな部屋に、15年間も閉じ込められるなよ!!そんな部屋を、ビジネスにしようとするなよ!!! 【IKEKO】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-04-02 04:45:15) |
32. 日本の漫画が原作の韓国映画です。2004年度のカンヌでは『華氏911』とパルムドールを争った作品でもあります(この映画は次点のグランプリを獲得)。いかにもタランティーノが好きなバイオレンス映画・・・と世間では認識されそうですが、「バイオレンス」とするにはもう少し「痛さ」が足りないかな。エンディングを考えるとヒューマンドラマと言えるかもしれません。 うーん。暗い映画。でもこういう話は個人的に大好きですよ。観ていればストーリーにいくつかの穴はあるんですが、それが気にならないほど役者さんの演技が上手。モンテクリスト伯の主人公がきったなくていい感じ。女の子もめちゃんこストライクゾーン。謎を仕掛けた男はすっげー嫌な奴。だから非の打ちようがないんだけど・・・観ていてラストが読めてしまったですね。それが残念。あとはラストですよ。主人公の行動がいただけない。たとえ記憶がなくてもあるのは悲劇だけなのにね。仕掛け男のように確固たる意思がないとそういうことが起きそうになっても、人間はどこかで拒絶してしまうと思うんだけどなぁ。。 【ひろすけ】さん 8点(2005-03-22 14:59:49) |
31.映画は理解するのではなく感じる事が大事だ、と言ったときの映画には抽象的な難解映画しか指定されていないようだが、どんな映画にでもこれは言える。もしウジンの復讐のモチベーションが誰にでも納得できるものだったなら、この映画は失敗していたはず。観る側はそれによって安心して楽しむ事ができ、それはつまり何の毒も持たないつまらない映画に違いないからだ。わからないからこそ面白い。75日も経てば消えるはずの噂がもたらした悲劇と15年という死刑にも等しい悲劇を比較することに果たして意味はあるだろうか。ミドも映画を観る側と同じように、セリフの中で「それだけで15年も?」と言っているが、こういう一般論が崩されるのを目の当たりにする事こそ映画の醍醐味では、と思う。そのミドが一番残酷な運命を背負わされ、しかも本人がそれを知らないという重すぎるラストは全てを一周してリアルでさえある。結局オ・デスとウジンという「ありえない存在」がこの映画の根幹にあるということだ。この映画のモチベーションは「ありえなさ」に全て注がれている。監督や役者の想像力はそれだからこそ凄いとしか言いようがない。復讐という意味ではこの監督の前作「復讐者に憐れみを」の方が強烈だろう。だが、この映画では想像力が圧倒的なのだ。そして想像の先にあるリアリティ。これぞ映画。最近発売されたDVDで鑑賞するのもいいが、この映画の音は映画館でしか味わえないだろうから、是非映画館へ。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-02-21 18:04:44) |
30.『猟奇的な彼女』を観て以来ずいぶん韓国映画を馬鹿にしてきましたが、これは観る価値はありました。設定とか展開とかはだいぶ雑ですが、テンポの良さと主人公の怪演に目はスクリーンに釘付けになります。映像もテレビドラマの延長のような状況からは抜け出しています。僕はまあ楽しめましたが、人に薦められるものじゃないですね。グロい描写がダメな人、熱すぎる人間についていけない人、姉もしくは弟がいる人、ファザコンの人、などは観ると気分を害すこと請け合いです。 主人公の回想シーンが強烈に頭に残っています。ドラクエ・FFを一通りやった人なら同意してくれると思います。 【藤村】さん 7点(2005-01-25 19:01:48) |
29.《ネタバレ》 復讐のモチベーションが、韓国の価値観をベースにしているので感情移入できません。 「冬のソナタ」もそうですが、彼らは家族や血縁といったものをとても大切にします。 「兄妹同士、そんなに好きなら、やっちゃえばいいじゃん!」 なんて思ったの私だけ? 自分の娘に、おじさんがお父さんだと いうことを知らされるのがそんなにまずいことなんですかね。 「まじかよ」で終わりじゃないですか?舌噛み切ってまで 表面化したくない事実としては軽くないですか? たかがセックスしただけじゃないですか。 細かいことですが、オ・デスの監禁が始まるときの、 「どれだけ監禁されるんだよっ!?」ってセリフ。リアリティが無さ過ぎます。 そんなことわかる分けない。監禁されることをわかってないはずでしょ。 そういった細かいところにアラが見えて、しらけます。 もっと悪口いうと、歯を抜いたり、舌を取ったりするのも 「ただ痛いだけ」の映像です。 仁義無き戦いを見て勉強して欲しいですね。 【りょーた】さん 6点(2005-01-18 13:39:24) |
28.この作品、よくよく考えると実に他愛ないお話で、永年に渡る憾みとは言え、大のオトナが企てた、それも相手にとっては曖昧模糊とした理由で復讐の餌食にされてしまうという、不条理極まりない策略がベースとなっている。つまりはあの程度の理由でここまでヤルるかというお話であります。本来の意味合いからは違うかもしれないが、個人的解釈として“オールド・ボーイ=歳を食った少年”いわゆる大人になりきれない男の巧妙で手加減をしない行動力。その一方で見せる冗談とも本気とも捉えきれない、大のオトナなら考えもおぼつか無いような事を、執拗にそして平然とやってのける男。そのまるで戯れ事のような復讐劇から子供っぽい本性が透けて見える。映画はコミカルなシーンも少なくないが、中盤からはシリアスな人間ドラマへと変転していき、やがて徐々に謎が解けていくにつれて、自ら招いた事により破滅の道を突き進むしかない男の哀しさを浮き彫りにしていく。良く出来たしかしどこまでも救いようの無いお話で、個人的な憾みの深さは、もはや他人には推し量ることが出来ないということなのだろう。しかし意外性が少しも意外でない結末にはやはり残尿感を覚えてしまうのも事実。あくまでも寓話性の色濃い本作は、ストーリーを追って楽しむと言うよりも、画面からほとばしるバイオレンスをこそ享受すべきなのだろう。とりわけ、多勢を相手に狭い通路を横移動しながらの大立ち回りは、主人公オ・デスの積年の思いが炸裂した瞬間であり、その圧倒感はもはや常軌を逸した凄まじさであり、強烈なカタルシスを生み出した名場面であった。 【ドラえもん】さん 7点(2005-01-16 15:52:38) |
27.監禁中、餃子を食い続けた主人公。監禁の恨みと染み付いたニンニク臭さは一生消えないはずだ。 【STYX21】さん 7点(2005-01-04 20:22:39) |
26.《ネタバレ》 映画が終わって嫁に「序盤ちょっと眠りそうになった」とか「気分悪い映画だね」とかいったら“信じられない”みたいな顔されて「あなたはチョン・ジヒョンの映画で満足していればいいのよ」といわれ、その後口聞いてくれなくなりました。簡単なひとことで片付けようとする僕が気に入らないらしい。誰かと映画見に行くのも考えものだなぁと思わされました。私も食い入るように見てましたよ、特に最後の方は。面白い映画だったと思うよ。でも、近親相姦を取り上げているというだけで、僕にとっては大きなマイナス要因。お馬鹿映画見てつまんねーっていってる方がお気楽で僕には健康的。 【wlon】さん 7点(2004-12-26 20:04:45) |