36.「大人の汚さを通して少年の純白さを見せる」のではなくて、むしろその逆のことを描きたかったのではないか、少年はその為のひとつの道具だったのではないか、と感じました。また、もっと男性・女性で意見が分かれてると思ってました(【ちっちゃいこ】さんの意見みたいな)。男の厭らしさはコメディタッチのくせに、女性の恐ろしさはかなり深刻でしたから。 僕は監督の描いたとおりに男の立場から見てしまったので、少年の純情や女性の恐ろしさを単純に納得してしまってましたが(-_-;;) 【wood】さん 8点(2002-08-21 11:05:05) |
★35.観る前の予想とかなり違っていました。ちょっと、ある意味イタイ映画でした(悪い意味ではなくて)。なんか、心にチクチク刺さる切ないのだけど、人としても酷くていやらしい性(さが)を見た思いがします。でも悪い作品ではないと思います。イタリアの風景は本当に素朴で美しいと思いましたし。時々イタリア映画は、心情的に残酷な物を見せる事がありますが、これはまさにそれでした。 【はむじん】さん 5点(2002-08-11 04:41:48) |
34. 壮絶な村ぐるみのセクハラ。まじかよ、って話もトルナトーレ監督の語り口のうまさで説得力を持つ。随所に挿入される笑いも良い。利己的で純粋でしかし意気地なし、という少年を美化せずにゲスな行動も描いてしまう、というところは良いです。モリコーネの音楽は今回は若干控えめ。 【GO】さん 8点(2002-08-10 23:47:00) |
33.ちょっといい意味でも悪い意味でも想像とは違って裏切られた映画だった。これがイタリア映画の雰囲気なのかな。少年のほとんど妄想と変わらない恋は、まあ男なら何となく分かるかもだけど、女の人の共感は得られないらしく、自分の友達の感想はぼろくそだった。でも、こういうストーカーみたいな行為も、ある意味(本当にある意味だが)純粋でピュアな感情から出てると見えなくもない。でも、まさかマレーナがあんなになっちゃうなんて。ちょっとびっくりした。これまで悲惨な映画はいくつか見たけど、この映画のマレーナにはほんとうにびっくりした。よく女優はやったな。内容の悲惨さとは裏腹に、音楽はひたすら明るかったなあ。イタリアーノっぽくっていいんでないの?笑いあり、ジーンとくるシーンあり、もちろんひくシーンもあるのだが、いい意味でイタリアを味わえました。 【えむおう】さん 7点(2002-07-20 18:41:06) |
32.思春期の年上の女性への淡い恋心をイタリアの小さな海辺の町を舞台に描いている。美しさゆえに町の男性からいやらしい視線を浴び女性からは下品だと噂される。夫が戦死し彼女の生活は更に町の人々の欲望と嫉妬に翻弄されて行く。最後まで少年と彼女の接点がなく遠くで見つめている事しか出来ない少年の純粋さが切ない。(空想シーンはいただけないが・・・) 【支配人】さん 7点(2002-07-17 18:40:42) |
31.痛かった・・・。女性という性があまりにも弱く酷く悲しく描かれていてショックでもあった。少年の日の恋…という話と聞いていたけど、やっぱり自分が女性だから、女性の立場で見てしまう。う~ん、私は、女性であることをもっとよかったと思いたいから、この映画は美しくて哀しくて綺麗だと思うけど、否定したい・・・な。なのでこの点数しかつけれません・・・ごめんなさい。 【ちっちゃいこ】さん 4点(2002-07-15 01:25:45) |
30.「海の上のピアニスト」のときもそうでしたけど、好き嫌いがやはりすっぱり分かれている映画なのですね。私はこの映画大好きです。人間の生の姿が凄くリアルで、説得力のある人生の描き方だと思いました。女達の醜い嫉妬も、リンチのときに誰も彼女に手を差し伸べない男達も、非力な少年の悲しさも、何か納得してしまいました。リンチのシーンと並んで印象的だったのは、やはり再会した夫と町の広場をかたく歩いていくシーンかな。一瞬つまづいて転びそうになり、本当はとても不安なはずなのに、二人で寄り添って必死に歩く姿が厳しくて、感動できました。音楽も映像もとても美しくて、絵画を見ているようでした。シチリアは凄いところですね。 【アルパチ夫】さん 10点(2002-07-13 21:49:46) (良:1票) |
29.けっこうみなさん批判されてるみたいですけど私は好きです。ストーカー行為をしてしまうのもリンチの時助けられないでいるのも少年ならではというか、伝えたいけど伝えられない、助けたいけど助けられない、そんなストレートに愛を表現できない少年の心理が十分表せていたと思います。町の男のいやらしさ、女の嫉妬心などもリアルに出せてたのでは?(ちょっと怖いくらいだった)少年は少し大人になっていて(彼女もいましたよね?)マレーナに話しかける事でマレーナを思っていた日の自分にさよならを言う事ができた。でも生涯彼女は彼の中でずっと特別な存在として生き続ける・・・・最後のシーンは切な過ぎるほど感動的でした。 【ブカール】さん 8点(2002-06-29 09:16:22) |
28. 美しい女性に対する周囲の男女のゲスな心情がよく描かれている。映像も音楽もイタリアらしく美しい。個人的にはモニカ・ベルッチが全編出ずっぱりなので満足。ただ、リンチシーンをあそこまでリアルに撮る必要はなかったと思う。 【アッズーリ】さん 8点(2002-06-25 00:58:27) |
27.単純な青春ものかと思っていたら全然違った。多少過剰な部分もあったけど、「人間」をきちんと描いている。 【スペシャルラブ】さん 7点(2002-06-12 07:27:40) |
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26.嫉妬心って本当に怖い・・・。やっぱり女の人にとって 美しさへのこだわりは永遠なのですね・・・。マレーナが少し老けたのを見て、優しく接する女の人達の残酷さ、心境の変化が怖いほどリアルだぁ~ 【ロッタ】さん 7点(2002-06-08 17:31:43) |
25.リンチシーンが痛い映画でした。人は集団になると何でもできちゃうのね。少年の一途な恋心よりも、そちらの恐怖感の方に気持ちがとられてしまいました。 |
24.大衆の怖さ、孤高の精神について、色々と考えさせられました。音楽も○です。 【sugar】さん 9点(2002-05-02 05:35:33) |
23.期待してみたのにほんと心底嫌な気分にさせられた。時代背景なのかもしれないが、辛すぎる。あんなリンチにあったら精神的におかしくなるでしょ普通。それをただ見守っているなんてそれだけのもんだったのか少年の恋もとガッカリ。そして町の人にもがっかり。男性全員にがっかりしました。ある意味男の都合のよさが描かれていますね。そして女の残酷さ。みたくないものをみせられてどうしてもどこかにコメントを書きたくてここにたどりつきました。 【マレマレ】さん 0点(2002-04-10 23:45:59) |
22.この映画でトルナトーレ監督のすべてを否定したい気持ちに。あの少年って、ただのストーカーじゃん。そういう醜悪な行為を、子供を使うことによって美化しようとする匂いがプンプンしている。 【T・O】さん 0点(2002-03-20 14:34:31) |
21.少年の思春期の訪れと共にどれだけ初恋というものを大事にしたかが出ていた。相手の女性がぼこられていて町を逃げ出す時、何も出来ずに呆然と眺めている事しか出来なかった彼が、死んだと思われた旦那に手紙を渡すことは言いようのないものがありました。 【にゃん♪】さん 7点(2002-03-17 02:10:00) |
20.少年の行動が時にはコメディかというくらいブッ飛んでいて面白かった(笑)マレーナが夫を思いながら踊るシーンは綺麗でため息が出ました。美しいだけでなく凛とした強さがあり、憧れます。 【もみじプリン】さん 7点(2002-03-07 14:26:44) |
19.ただ見ているだけの恋・・・一生忘れられない少年時代の宝物・・・。 【マニカ】さん 7点(2002-03-06 03:24:34) |
18.どうしても”ニューシネマ・パラダイス”と比べてしまうと、そこそこのいい映画だったかな。誰もが少年の頃は憧れの人がいたもんで、自分の初年時代と重ねちゃいながら見た。そうだね、やっぱり色んな恋しても初恋の人は決して忘れられない存在だよ。 【四次元大介】さん 6点(2002-02-26 14:12:38) |
17.あこがれの女性が時代に流されて娼婦に身を落とす。そこに自分が客となって行き長年の思いを遂げる。あり得ないことが時代ゆえに可能となる。うらやましい話だ。僕も、モニカ・ベルッチの正面からのオールヌードが見たかったな。男はみんなそう思うはず。映画としては、イタリヤ人のだめさ加減がよく描けていた。至る所に、レナート少年が現れるのが少々しつこい気がしたのが難点。 |