15.水飲み場から始まるオープニングは、映画だからこそ表現できる。 【ジャイブ】さん 8点(2003-03-06 21:42:27) |
14.ジーン・ハックマン! 「フレンチ・コネクション」シリーズの"ポパイ"刑事を彷彿とさせる荒々しさがあります。この人の役者としての信念は、とにかく一途な役をやることだそうですね。それが思う存分発揮された作品だと思います。ウィレム・デフォーのエリートっぽい雰囲気もよかったです。南北戦争当時の奴隷解放宣言から100年近く経った1960年代になってさえ、公民権運動という戦いの中で、アフリカ系アメリカ人の人権は差別されていたという事実は重いですね。ところで余談ですが、ジーン・ハックマンの吹き替えの声は石田太郎さんがしっくりします(笑)。 【オオカミ】さん 7点(2003-02-27 21:28:55) |
★13.観ているうちに、惹きこまれ、知らぬ間に主人公と同じ怒りを共有していました。また、自分の中にある差別の心にも気づかせてくれました。ジーンハックマンとウィレムデフォーが互いの捜査手法の違いに反目しながらも協力して人種差別と戦う正義感の強い熱い刑事を演じています。アラン・パーカー監督の作品の中で、1番好きな作品です。お奨め。 【くるみぱぱ】さん 10点(2003-02-13 01:11:55) |
12.娯楽作でも問題作でもなく、映画なんだと思わせる。心に残るという点だけでなく、映画のみせかた、そう、力の入り具合がなんともいえない。 【HAKO】さん 10点(2003-01-28 00:54:20) |
11.自分がこれまで見てきた映画の中では最高傑作の一つです。暴力、セックス、ホラー、お涙頂戴的感動などを非日常的な程に過剰に描いてインパクトを持たせるという手法が映画にはあると思うのですが、この映画では人間の持つ差別心という暗い欲動を鮮烈に描いています。それだけドロドロした差別が当時のアメリカ南部には実際根強く残っていたのかも知れませんが(上映当時のほんの数十年前の出来事だったというのは衝撃的です)、ここまでストレートに描ききる作品はそう多くはありません。当時はミシシッピー州民から描写が酷すぎると抗議を受けたそうです(南北戦争で負け人種差別のスティグマを負ったアメリカ南部は、太平洋戦争に負けて数々の戦争犯罪を糾弾される日本と色々な点で似通っています)。暴力、セックス等の過剰は昨今のアメリカ映画では珍しくも何ともありません。しかし、こうした社会問題、道徳観を深く抉るという意味での「過剰」な作品は希有です。暴力は過剰であっても安直な勧善懲悪プロットであったり、単なるキチ*イの話で済ましてしまい、真の問題には直面しない作品が殆どだからです。アメリカ南部における差別の問題が単純な善悪二元論では汲み尽くされないことは、ジーン・ハックマン演じる南部出身FBI捜査官の葛藤でうまく表されています。その一方で、ウィリアム・デフォー演じる北部出身のエリート捜査官が、おぞましい差別はびこるミシシッピー州へガムシャラに体ごとぶつかっていく姿が、この映画を単なるこ難しい社会批評映画ではない、楽しめるエンターテイメントに仕上げています。当時、司法長官ロバート・ケネディ指揮の元、全米の人種差別問題に全面戦争を展開した理想に燃える若きFBIエリート捜査官の奮闘は、見ているこちらも熱くなってきます。そんな彼が力で押していくだけでは駄目な事に気付き、ハックマンに助けを求める所から話が急展開していきます。 |
10.アメリカ留学時に高校の社会科の授業で観ました。(余談ですが、これと一緒にグローリーも観た) 当時湾岸戦争の話題一色だったアメリカにしては、こんな歴史の暗部を率直に伝える映画がある事に感心したのですが、その後、監督のアラン・パーカーがイギリス人であると知ってある意味納得。ハックマンは最近は悪役もこなすようになったけれど、やっぱり彼には正義感あふれる頑固な南部男が一番良く似合うと思います。素晴らしい演技、脚本で真に感情移入できる映画です。 |
9.一回目見て、よくつかめなかったことが2回目でやっとわかってとても理解するとすごく面白い映画です。保安官代理がなかなかのキーパーソンで、町長がなぜ首を吊って殺されてたのかは2回見ないとわかりませんでした。FBIにゲロした者はすぐに仲間からリンチは半殺しに遭うのですが、なぜ仲間にゲロしたことがわかったのかのいきさつは省略してらっしゃいます。ジーンハックマン扮する刑事と若い刑事(こちらがボス)のコンビでやり方がちがいながらも、うまく組んで事件を解決していくのが素晴らしいものを感じた。若い刑事がジーンハックマンに「おまえのやり方でやれ」と言ったシーンは人生勉強にもなった。 【ノエミ】さん 10点(2002-08-07 05:09:02) |
|
8.誠実な映画です。確かに終盤の展開はかなり強引になりますが、それまでにかなりイライラさせられる内容なので、ちょうどいいカンフル剤みたいな感じでした。カメラワークもたいへん良く、最初から最後までリアリズム溢れる演出で全く飽きさせません。A・パーカーがシビアに描ききった傑作であり、色々と良い勉強になる映画だと思います。変にマイノリティに偏ったエンディングにしていないあたりも、き然と現実主義を貫いている姿勢がよく出ていて、こういう映画作りには好感が持てます。 【チャーリー】さん 9点(2002-05-13 00:14:48) |
7.大学時代、アメリカの黒人問題をテーマに扱っていたときに観た映画。そのテーマもさることながら、完全な実話をベースにしているのでかなり重いです。単なる娯楽としても充分見応えのある映画だと思いますが、今に続くアメリカの闇の部分を感じざるをえません。多くの人に観て欲しいです。ゴスペルの歌声が胸に重く響きます。 【ちび】さん 8点(2002-05-10 22:03:26) |
6.アメージング・グレイスの流れるシーンがとても印象的、出来が良いとか悪いとか評価する映画ではないような気がする。 【眼力王】さん 6点(2002-03-27 16:59:10) |
5.社会派映画の力作。アラン・パーカーの力強い演出と主演の二人の熱演で、人種差別への強い抗議のメッセージがしっかり観客に伝わってくる。 【しっと】さん 7点(2002-01-26 09:39:55) |
4.ポパイ刑事復活って感じの後半の展開が好きです。それまでイライラしてた気持ちをすっきりさせてくれました。難しい問題を扱ってはいますが、決して悲惨で重苦しい展開ではなく、「映画」として見せてくれています。ウィレム・デフォーも映画の中ではまだ若造でした。6点献上。 【sayzin】さん 6点(2001-10-19 18:44:12) (良:1票) |
3.今まで以上に人種差別に興味を持てた映画!!マジこれはみんなに見てもらいたい!!かなり感動&ショックを受けた!こんなに真剣に人種差別を考えさせられた映画は初めてでした。 【さやか】さん 10点(2001-06-12 21:16:31) |
2.実話とかドキュメンタリータッチとかが御得意の監督だけあって、力強い作品に仕上がっています。後半の脅して吐かせるってあたりは少々強引なところも感じますが、米の人種差別を取り上げた作品の中では一番好きな作品です。個人的にはジーン・ハックマンとウィレム・デフォーの凸凹コンビと「LAコンフィデンシャル」の主演コンビがかぶって見え、一人で笑っていたのを覚えています。 【イマジン】さん 10点(2001-04-20 20:22:09) |
【あきお】さん 4点(2000-12-08 17:54:31) |