121.よどんだ街の匂いが漂ってくるような映画です。全編に流れるけだるいサックスの音に酔ってしまいます。止めている煙草を吸いたくなるような映画です。 【omut】さん 7点(2003-07-27 04:35:26) |
★120.大学生の頃、東京の映画館で見た。ジャジーなBGM。トラビスが憧れるベッツィー役のシビル・シェパードが美しく好きでした。好きなところは、大統領候補の襲撃未遂や売春宿のドンパチではなく、事件の報道の後に、自分のタクシーの客としてやってきたベッツィーを乗せて、自宅に送っていくシーン。別れが切ない。デニーロはこの映画のトラビス役が一番良かった。今は大物俳優ぶりが鼻について、好きになれない。 【くるみぱぱ】さん 9点(2003-07-19 06:03:12) |
119.トラビスがいつキレるのかと観ていてヒヤヒヤした。アメリカの、しかも70年代の頃からこんなやつがすでにいたのか・・・と目からうろこがおちた気分。トラビスがドン・キホーテのように現実に無謀に衝突しまくり、ジレンマに陥る姿は過去の自分のようで、観ていて辛かった。劇中のけだるーいテーマ曲が頭にこびりついています。 【チキチータ】さん 7点(2003-07-18 16:59:10) |
118.「狂気の無い映画はつまらない。」は、私の「へ」でも無い持論なんですが、なんじゃ~これは~「狂気だらけ」やんけ。戦争、人種差別、売春、金権政治、薬、ポルノそして、偏愛(ストーカー)等々。現代社会の病巣をトラビスという男の眼と行動を通して、見事に描き出している。お友達にはなりたくない男、トラビス君だが、不思議なもので、最後には応援している自分がいた。彼は狂っているのか? むしろノンポリ(無思想)で傍観者を気どり、何もしようとしない我々の方が病んでいるのではないのか。 【すぎさ】さん 9点(2003-07-13 13:37:36) |
117.どうも、僕の肌には合わなかった。そりゃあのジョディ・フォスターにはめろめろだけど主人公のストーカーぶりにちょっと悪寒が走ってしまって受け付けませんでした…。何かしたいって気持ちはわかるけどね。 【とむ】さん 4点(2003-07-10 22:15:40) |
116.今更ながら傑作。デニーロ演じるトラヴィスはあまりにも強烈。怖さを通り越して見ていて悲しいくらいだ。はじめて見た後、自分の中で何かが変わった気がした。 【カズゥー柔術】さん 9点(2003-07-10 11:32:49) |
115.全編に漂うあのどんよりとした重苦しい雰囲気が大好きです。デートでポルノ映画に連れて行くダメっぷりから武装してモヒカン頭で大統領候補暗殺未遂までやらかしてしまうトラヴィスの狂気っぷりは恐いくらいです。スコセッシの演出も重苦しいあの音楽も役者も最高です。傑作 【まりん】さん 10点(2003-06-29 02:24:26) |
114.デニーロにはカンペキやられた。にじみ出る狂気には圧倒されました。内容的には退廃的なニューヨークをタクシードライバーの視点から描いた映画であり、とてもシュール。 【Andy17】さん 7点(2003-06-28 18:41:01) |
113.初見のときは意味わからなかったけど最近見たら結構共感できた。 【トゥルー】さん 7点(2003-06-23 12:42:40) |
112.孤独なトラビスに めっちゃ共感してしまった僕って一体・・・。トタビスが寂しさのあまりTVを蹴落としたシーンに めっちゃ共感してしまった僕って一体・・・。 【ケンジ】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-06-13 22:09:35) |
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111.何でそんな事するの~!の連発でした。奇怪な行動に被害者の心理になっていたわ。ジョディ・フォスターの演技と存在感には驚き!私が観た彼女の作品の中で一番です!(出番少ないけどね) 【オリーブ】さん 6点(2003-06-11 16:36:24) |
110.やばいっす。このデ・ニーロ。自分の世界に入っちゃって、正しくないものに対する憎悪を燃やし、拳をなぜかガスの炎で炙って自分を鍛えていくあたり、完全におかしな人になってる。 でも、分かる気もするんだよな。いろんな人を乗せているタクシードライバー。ジョディ・フォスターが幼い売春婦を演じるけれど、そこまでしなきゃ暮らせない社会って何だ?って思うかも。 1976年には「ネットワーク」っていう映画もあるけれど、こちらも社会への不満を吐き出す系の映画。このころのアメリカは、いろんな意味で病みもし、問題も抱えていたのかな、と思う。 【あでりー】さん 6点(2003-06-05 20:51:57) |
109.昔の映画はあまり見ないが見てみた。ロバートデニーロのななめ45度の角度の顔はすごくかっこいい。ジョディー・フォスターの子供なのに娼婦役も大人顔負け。内容はわかりにくかったけどキャストに感動した。 【スマイル】さん 5点(2003-06-02 16:33:44) |
108.粒が揃った作品を、長年に亘りコンスタントに贈り続けてくれるスコセッシ監督は貴重な存在。今回敢えて10点の作品を一本に絞った結果、この作品に決定した。この作品は低予算映画で、無駄にフィルムを回すことができない為、全篇に於いて画コンテを描いた上で撮影に入ったと監督自身がインタビューで回顧している。その甲斐あって、非常にタイトな仕上がりとなっている。もちろんデニーロの存在があっての成功とは言えども、作曲家の選定等スコセッシのセンスが光っている。 【ももんが】さん 10点(2003-05-30 20:14:17) (良:1票) |
107.一般的な評価ほどの魅力は感じることができなかった。朝一の講義の時に観たので寝てたのかも……。 【スマイル・ペコ】さん 5点(2003-05-29 17:32:08) |
106.カンヌでパルムドールを獲った作品であるが、みんなはデニーロばかりを評価し、いまひとつ可愛そうなスコセッシ監督。今でも有名監督でありながらアカデミーは候補止まりで痛々しい。でもこれは作品として好きですよ。 |
105.最高にスタイリッシュな映画。やっぱデニーロはコレだよな。 |
104.子供の頃見た時「枯れたおじさんの憂鬱」映画だなぁという感想を持ちました。最近見たら、なんとトラビスは26歳! 私と同じ年じゃん。若者の映画だったのね。しかも、すごい共感できる。あのやるせない気持ちとか、鏡に向かって自分に語るシーンとか。ひたすら暗い映画というイメージだけど、そうじゃない。いい終わり方。ある意味ハッピーエンド。同じくスコセッシの救命士と比べると、テーマが明瞭だし、ずっと明るい。それにデ・ニーロの演技力がとにかく素晴らしい。まさに演技派No.1! 【ともとも】さん 9点(2003-05-24 11:46:34) |
103.ベッツィを連れて行ったポルノ映画の映像、気色悪すぎ。「オイオイ、これじゃ変態だよ」と思った。でも、好きな女にうまく自分の魅力を伝えられず、嫌がられたら一転して罵りまくり。そんな不器用さは絶妙に表現されてましたね。なんで大統領候補を暗殺しようと考えたのか等「???」のところもあるけど、凄い映画だと思います。もう一度観てみようかな。 【風呂水ワンダー】さん 8点(2003-05-22 23:38:22) |
102.不器用で純粋な男の物語。心を病み、社会に溶け込めずにもがき苦しむ男が、時には愛を求め、時には現実から逃避し、時には男の独占欲を剥き出しにしたり、時には狂気的な野望を抱く。彼は社会に居場所を求めて、それが出来ないために狂気を内に宿している。しかし、自分の意識如何に関わらず、社会に認められたことを実感した彼は以前のように仲間内で話し掛けられるのを待つのではなく、進んで輪の中にいられることが出来るようになるほどの変化を見せ、利己的で盲目的であった愛にもけじめをつけることが出来るようになった。生活にさして変わり映えは無いが、彼の中では大きな変化が訪れたのだと思う。おそらく彼はそれほど深いことを考えていなかったはずだ。しかし結果として彼は人間性を取り戻した。単純な善悪では判断できない現実観を感じる。映画全編を通して流れる音楽が、美しくも無機質な映像にとてもマッチしていて深みを与えている。演者も演出も素晴らしく、抑えた雰囲気が印象的。 【ひよっこ】さん 10点(2003-05-21 00:13:25) |