10.《ネタバレ》 私も昔のTVの名画座放送で何度も見たくちです。今思いだすと少しおとぎ話的だなと思わなくもないのですが、非常に丁寧に作られた作品だったことは間違いありません。わかっているのに、何度見ても、少年があらぬ嫌疑をかけられ絶望し生死の境をさまよう場面で涙したものでした。ふと気づけば私が生まれた頃に製作された作品だったんですね。いつもいつも音楽部分以外は吹き替えで見た記憶なので、できたら一度は字幕で見てみたいものだと思います。 【おばちゃん】さん [地上波(吹替)] 8点(2011-08-01 21:53:15) |
9.《ネタバレ》 子どもの頃間違いなく見た(見せられた)映画ですが、ウィーン少年合唱団が出演していたということだけしか覚えていませんでした。DVDを買って、改めて見ました。 「歌声ひびけば」というよく知っている曲が、この映画のために作られたということも初めて知りました。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-25 21:31:53) |
8.《ネタバレ》 文部(科学)省特選間違いなし、みたいな映画でした。しかし作り自体はしっかりしていて、特に終盤指導者が楽譜を浄書してもらう場面をきちんと入れていたり、写真を撮っていたのは二人が恋仲であることを現していると思ったら、違う使われ方をしたりといったところに感心しました。全般的にユーモアにあふれているのもいいです。“モーツァルトを現代風リズムで”っていうのが楽しい。子供たちが単なるいい子ちゃんでないところもマル。登場人物の中では、主人公を最初に引き取る元船長が素晴らしい。特に最後の別れのあと、帽子を目深にかぶるあたりがよかった。この人がいるかどうかで、映画のでき自体がまったく変わってしまいそうです。 50年以上前の映画ですが、映像はそれほど傷んでなくて、当時の街並みや風景が総天然色で楽しめるのも、非常に価値があると思います。お涙頂戴の「感動名作」だと、軽く見てはいけません。ただ、毒気がないとダメという人にだけは向かないでしょう。ちなみに、8月に録画していたものをやっと見たわけですが、これは失敗。夏向きの映画でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-24 19:33:32) |
7.《ネタバレ》 原題は「The most beautiful day of my life」人生最善の1日のはずですが、「野ばら」なんですね。大戦後10年あまりの豊かさとハンガリー難民を快く受け入れていたオーストリアにびっくりしました。「善」ばかりしかない世界に違和感があり、絵本を読んでいるような感じがしました。見事にいい人しか出てきません。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-14 22:01:19) |
6.《ネタバレ》 肝心のコーラスに関しては、どこでどのように完成していったのかが不明確なのですが、マリアをめぐるやりとりについては、今はあまり見ないくらい素直でストレートで良かったです。特に、写真に関する部分の、暖かさと切なさが調和している雰囲気が良いです。本題よりも目立っているのはちょっと問題だけど。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-14 03:15:42) |
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5. PTAのお母さん方は絶対に文句言わないでしょう、この作品。子供の時、児童会館で無理矢理観させられて、なんだか取っつきにくいオープニングに早く終わらないかなぁなんて思ったりしましたが、どんどん惹き込まれていって、心から少年を心配した記憶があります。 家に衛星放送を入れなければ、この歳になって観ることはなかったでしょう。 現代の価値観では万人に受け入れられることはないでしょうけど、当時感動した私たち大人が、この作品を子供たちに受け継いでいくのは、もはや義務かもしれません。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-12 03:46:56) |
★4.子供のころ何度も何度も見た映画。美しい風景と歌声、孤児という生い立ちながら天才的な音楽の才能を持つ主人公、美しい先生との甘く切ない交流など、いろいろな意味で少年を「憧れの世界」に誘う素晴らしい映画でした。 【lafish】さん [地上波(字幕)] 10点(2006-02-06 23:44:51) |
3. 変声期を隠そうとする子が印象的でした。人間のほんの一時の美しさを繊細で透明感のあるタッチで描くこの作品は、諸行無常の理を本能的に受け入れ桜を愛する日本人の心を必ずや捉えるはずです。昔は、よくTVで放送していましたが、最近、とんとお見かけしなくなりました。寂しい限りです。夏休みなのだから、子ども達のために是非放映してもらいたいです。いやっ、TV東京は夏休みとは関係なく、常に「野ばら」「若草物語」「子鹿物語」といった汚れなき名作を放映し続けるべきです! |
2.ウィーン少年合唱団のお話。天使の歌声もたっぷり楽しめます。少年とおじいさんとの愛情も描いて、心温まる作品です。 【キリコ】さん 7点(2003-05-11 16:02:09) |
1.生涯最も感動した映画は? と聞かれたら迷わずこれを上げます。小学生の頃です。ああ世の中にこんな美しい声、美しい音楽があるとは…・アヴェマリア、ヨハン大公のヨーデル、歌声ひべけば、心が洗われるとはこのことです。アルプスの山波、ウイーン少年合唱団、あこがれました。何かこの世とは隔絶した清澄な世界、崇高な世界、そんな感じです。やっぱり若さでしょうね。十代の前半、最も感受性の高い時期に本当にいい映画を見ておくって大事ですよね。あと五年遅かったらこんなにも感動しなかったかも知れません。その後、見る機会がなく何とかして見たいなと思っていたところ、偶然深夜のテレビで放映があるのを見つけしっかりビデオに収めました。戦争孤児の主人公トニー少年が、心のお母さんと慕うマリアに盗みの疑いがかけられるのを恐れやってもいないのに、自分が盗みましたと言うところ。いじらしくて、かわいそうでもう涙、涙です。 【野ばら】さん 10点(2002-09-26 17:31:59) (良:1票) |