20.《ネタバレ》 シリーズ35作目。ポヨンポヨワァ~~ン♪ビインヨヨョ~~ン♪何なんでしょうね?『ここ笑うところですヨ!』とでも言いたいんだろうか、アホみたいな効果音がとても目立つ一作です。男はつらいよは、そういう安直な笑いに逃げず、ちょっとした間とか、テンポの良さとかで、じんわりと笑えてくる作風だと思っていたので、この効果音攻撃は結構ツラいです。 タイトルがもう『恋愛塾』と来たから、寅は恋をしないだろうってことで、マドンナ若菜と民夫の恋の行方を見守るんだけど、民夫が若菜に惚れたのはわかり易い程わかる。けど若菜が民夫のどこが良かったのかイマイチわからない。寅が仮病のドタキャンで二人をくっつけるのがキッカケにはなってるけど、このデートがあってもなくても、今回も上手くいく恋愛模様。寅必要なかったじゃん。 若菜の部屋で眠ってしまった民夫への、「終わりだよ!!」寅の当たりのキツさ。「惚れた女の部屋で居眠りするなんてな!」ここ、あじさいの恋とかでタヌキ寝入りしてた寅が『どの口が言う』って笑うところなのか、最後「死ぬんだよ!」で終わらせるところが、笑いとして厳しいものになってる。 山奥で睡眠薬?で服毒自殺を笑いに結びつけるのは強引に思えるし、最後のリフトで捜索・発見からの若菜の告白も、何もあんな場所でなくても…って感じ。 以前失恋からのガス自殺でとらやを吹き飛ばした『頑張れ!』事もあったし、ぬいぐるみの熊『夜霧にむせぶ』なんてのもあったけど、馬鹿馬鹿しさでは群を抜いている一作かも? 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2024-01-01 17:45:28) |
19.《ネタバレ》 何と今回、本編に入っていきなり谷よしのさんが!これは奇襲攻撃!●寅さんが恋愛指南役というのはこれまでにもいくつもありましたが、その場合も寅さんは、どこか悠然と構えた余裕というか、同時に自分自身もそれをどこかで楽しんでいる風情があって、そこが粋を感じさせていたわけです。この作品ではやたらきつい表情でストレートな台詞を吐く場面が目立っており、それが何か制作側の焦りみたいなものを感じさせます。そのせいかどうか、ラストの秋田シークエンスは完全にグダグダで、前の作品ならここは柴又の範疇内でさらっと切り上げていたはず。●それとこの作品のとき、渥美さんはもしかして体調悪かったんじゃないのかな・・・。声にも何となく張りがないし、序盤でポンシュウのアクションが目立っているのも、渥美さんを動かさないためのように見えてしまう。柴又案内には満男を行かせてしまうし、マドンナと平田満のデートシーンが延々と続くのも、もしかしてそのため?とか勘ぐったりして。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-12-08 00:16:08) |
18.安定の面白さでした。樋口可南子さんが美しくて素敵。 見上げたもんだよ 屋根屋のふんどし。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-05-05 21:34:34) |
17.《ネタバレ》 今回はあっさりとマドンナを譲って、しかもあっさりと若者(?)の恋は実ってしまう。 寅さんの映画の中での違和感は、マドンナが寅さんとの会話でお腹を抱えて笑っているところで、これはずっと変わらない。観ているこちらとして面白いのは、車屋の人たちが真剣に言い合いしているところだったりする。これってつまりそういうことだろうか。 これだけ見慣れてくると、この世界観には心地よさが出てくる。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-09-12 23:05:41) |
16.《ネタバレ》 ポンシュウさん大活躍!ですね。いつもはちょろっとしか出番がないのに今回はいろいろありました。でもおばあちゃんからの流れはちょいと乱暴な感じ、かな?。満男(吉岡秀隆)がかなり大きくなり何かちょっと思春期な感じがでてましたね~。確実に時間の流れをそこらへんに感じたりしつつ、寅さんと民夫(平田満)のやりとりは笑った~~~。とても良かったとオモイマスハイ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-03-02 19:42:13) |
15.《ネタバレ》 ○マドンナに対して惚れてる若造をバカにする寅さん。さくらに怒られて急に指南役に。そこから結ばれるまでも割とあっさり。○山で薬飲んで自殺しようだなんて。昔とらやをガス爆発させたやつもいたなぁと思いだしたりして。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-07-01 06:27:43) |
14.《ネタバレ》 【恋敵がいると知るや あっさりと譲ってしまう潔さ まだまだ独身時代は続くよ 塾長篇。今回のマドンナ:樋口可南子さん。】 おばあちゃんの死に目を看取ってマドンナ若菜さんに感謝をされる寅次郎さんですが、ちょっとあそこ思い返してみましょう。実は寅次郎は何もしちゃいない。おばあちゃんがスッ転んだのを横目にしながら、慌てて抱き起こしに行ったのはツレのほうのポンシュウだ。そして家まで送るという優しいふりした体でありながら荷物を持って運んでいたのもポンシュウだ。そしておばあちゃんの前で唄って踊っておばあちゃんを心底楽しませていたのもポンシュウだ。一体何をしてんだ寅次郎さんは。救急車を呼べと言われて 結果、救急車を呼んでいたのもポンシュウだ。だとしたなら、その後を察するに、おばあちゃんに人工呼吸を施したのもポンシュウなんかしれんし、村の者に通達し坊主呼びに走ったのもポンシュウかもしれん。(あっ 坊主じゃないな カトリックだから神父だな 坊主呼んできてしまったなら大変だ ^^;) そんな今回の寅次郎さんでしたが、話は一応面白かった。冴えない一青年を見下した態度は貫禄だというか否かは別として、なんだかんだで常に偉そうな態度だったからどうのこうという問題も別にして、話はしっかりしていました。馬鹿らしかった後半部分の平田満さんの迷走を除いては。 しかし、あの顔であの格好でお行儀良くリフトに乗って昇って下ってワアワア叫びながら終わるというラストは嫌いじゃなかった 結構好きでした。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-06-23 21:33:46) |
13.《ネタバレ》 面白くなくはなかったけど、集中力が切れる作品でした。やっぱり寅さんにはもっとハートマークたくさん出して欲しいけど、この辺になると歳が歳だからアレかなぁ。指南役のお話はイマイチな感じが多いです。しかし平田さんと樋口さん、私も簡単に結ばれ過ぎな気がしました。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-12-10 03:21:53) |
★12.《ネタバレ》 マドンナは樋口可南子。
第20作『頑張れ!』から続けて観ると、何やら似たような話である。今回も寅さんが恋愛指南役。寅さんが平田満に指南するデートの作法は、『頑張れ!』の時とほぼ同じ。笑ってしまうくらいに筋が通っている。フラれたと思い込んで、男の方が自殺しかけるところも同じ。だけど、最後はうまくいく。そこも同じ。樋口可南子はとても綺麗で、いい女です。そこが大きな見どころかな。
寅さんやタコ社長、そしておじちゃん、おばちゃんが急激に年をとった感じがする。対して、満男がだんだんと大人っぽくなってきた。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-29 23:33:04) |
11.並列的に列挙する。・タイトルのバックが旅先というのは珍しい。・初期の寅のギラギラしていた部分をポンシュウが受け持っている。・帰宅後の寅の会話の中でだんだん若菜が現われてくるおかしさ。「珍しいなあ、男で写植やってる人は」「男と言ったか? 俺は」。・面接の場。こういうなんとはない社会の断面を見せるとこがうまい。・「真剣に恋をしている人をからかうなんてお兄ちゃんらしくないわ」で、民夫への教育となる。『寅次郎頑張れ!』の線。「僕はそんなこと出来ませんよ」「さいなら」のリズム感がいい。・アケミが「人妻になって寅さんの魅力が分かった」てなことを言い、社長と喧嘩になっていく。・「希望? そんなこともありましたっけね」と赤信号を突っ切りうなぎ屋に入り看板を倒してフラフラと去っていく民夫、これは昔の寅だ。・秋田へ行くあたりから調子が落ちる。リフトが行って帰ってくるのなどもう少し撮りようがなかったか。樋口可南子って笑顔が哀しい女優ベスト3に入ると思うんだけど(あと風吹ジュンとか)、あんまりそれが生かされなかった。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-08-18 10:39:11) (良:1票) |
|
10.《ネタバレ》 シリーズの低迷期を象徴する作品だとは思いますが、樋口可南子演じる若菜のマドンナ像がいいし、前半の長崎の五島でのおばあさんとの出会いもいい作品です。しかし寅さんと若菜の関係が微妙。若菜が柴又を訪れた際に、若菜に柴又を案内するのに寅さんは家で待っていて満男に行かせるのですが、この辺が淋しいなあ・・・・。で、その後の話も寅さん自身も若菜に好意を抱いているもののマドンナに恋する、お馴染みの不器用な青年の恋に手を貸す話がメインになります。古典的な手を使い2人でデートさせる、まではいいのですが、そこに寅さんが全く絡まない2人のデートを延々と見せる。このデートの雰囲気はとてもいいのですが、その後も寅さんの話ではなくこの2人の話が続いていきます。しかしこれは「男はつらいよ」ですからね。やはり物足らないものを感じてしまいます。 【とらや】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-10 14:39:48) |
9.《ネタバレ》 マドンナ役の樋口可南子の存在もさることながら、今回の脇役が良い。 クリスチャンのおばあちゃん、民夫の恩師役の松村達雄、民夫の実家の父親と それぞれに自然な演技でありながら良い味が出ていた。幸せな気分になれる一作。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-10-22 16:12:41) |
【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-18 21:09:57) |
7.一度は“おいちゃん”として出たこともある松村達雄が、その後、幾度となく本シリーズに出演しているのは、やはり違和感をおぼえる。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-06 17:19:21) |
6.けっこう落ち着いてきてしまって、恋をしているというより、若い衆の面倒を見ている雰囲気ですよね。歳もそうだし、いくらなんでも盲目の恋は似合わないのかな。マドンナらしいマドンナなんだけど、寅さんが引いてしまっては、話も盛り上がらずというところかな。結局失恋してないし。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-10-22 23:22:36) |
5.島を出るまでの展開はけっこうよかったんだけどね。樋口可南子は結構好きな女優で期待したんだけど、本作品では存在感が今ひとつ。あと、平田満が目立ちすぎだな。沢田研二の場合は興行的に仕方なかったとしても、恋愛指南のパターンは盛り上がらないな。 <追記>14年ぶりに再見。マドンナが若すぎて応援にまわるパターン。中心テーマは所謂「インテリ批判(揶揄)」なのだろうが、内容的は過去作品の焼き直し的だし、不釣合いな2人が上手くいくという展開にも違和感がのこる。また、耶蘇教系の文化ギャップも過去にあったがマドンナにあまり信仰心が感じられず、不発に終わっており総じて凡作である。 |
4.ちと辛いが「年に二回の風物詩」としてだけの存在作品。 |
3.つまらない。とは言いませんが、 寅さんが恋そしなくなったこのころの作品は どうも以前にくらべて泣けません。 |
2.80年代に作られた寅さんシリーズは70年代に比べてつまらない印象があるけど、もうこのへんになってくるとかなりやっつけ仕事の感が拭えず、この回も前年の「夜霧にむせぶ寅次郎」ほどではないが面白くない。個人的に樋口可南子にあまり魅力を感じないのも原因かもしれないが、平田満はけっこう好きな役者なのでもうちょっとうまく料理してほしかった。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 4点(2005-10-07 23:37:10) |
1.あんまり寅さん映画の批判コメントはしたくないんですが・・・、うーん、これは面白くなかったです。そもそも寅さんが他人に恋愛指南するっていう中後期からのこのパターン、自分はあんまり好きじゃないんですが、この作品じゃ全然大した事言ってないんですよ、寅さんも。初めて寅さんと自分との価値観の大きなズレを感じてしまった残念な作品。平田満も樋口可南子もこの映画じゃなんか精彩がない。特に平田満のキャラクター設定が安易極まりない。やっぱり寅さんには一方的な勘違いでも良いから恋してもらいたいなあ。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-07 15:47:49) |