川の底からこんにちはのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 カ行
 > 川の底からこんにちはの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

川の底からこんにちは

[カワノソコカラコンニチハ]
Sawako Decides
2009年上映時間:112分
平均点:6.68 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-05-01)
ドラマコメディ
新規登録(2010-06-09)【すべから】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【にじばぶ】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督石井裕也〔監督〕
キャスト満島ひかり(女優)木村佐和子
遠藤雅(男優)新井健一
志賀廣太郎(男優)木村忠男
岩松了(男優)木村信夫
並樹史朗(男優)高木正樹
森岡龍(男優)川上良男
目黒真希(女優)腸内洗浄スタッフ
稲川実代子(女優)
猪股俊明(男優)
脚本石井裕也〔監督〕
撮影沖村志宏
製作千葉龍平
TBS(PFFパートナーズ提携作品)
IMAGICA(PFFパートナーズ提携作品)
エイベックス・エンタテインメント(PFFパートナーズ提携作品)
配給ユーロスペース
美術尾関龍生
編集高橋幸一
録音加藤大和
あらすじ
「どうせあたしなんか大したオンナじゃないし」とすべてに妥協して生きてきた契約社員のOL佐和子(満島ひかり)は、バツイチで子連れで無職の彼氏や従業員に振り回されながら、病で倒れた父の経営するしじみ加工工場の再建に乗り出す。どん詰まりで生きる全ての人への応援歌。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1234
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
42.現在の日本の「中の下」というのは,十分幸せな人生だと思う.その辺の意識改革と,現在「上」に属するごく僅かの人間を存続させるためだけに,我々が必要以上の労働を強いられていることに早く気付いて,競争や闘争を動作原理として成り立つ野蛮な世の中から脱却できるかどうかが,10年後ではなく,1000年後の人類の存亡に,大きく関わってくると思う.
マー君さん [DVD(邦画)] 4点(2013-07-20 15:12:07)
41.大きな夢を持つのではなく、中の下であることを自覚し、そう思い通りにならないことも自覚し、「にも関わらず」あるいは「だからこそ」がんばる、がんばるという接続詞を描いた映画。字面の悲壮さにも関わらずこの映画は明るい。満島ひかりの割り切った感じからの爆発が心地よいのだ。
Balrogさん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-27 00:14:59)
40.不幸な設定、「しょうがない」と「頑張る」の連発、共感できる登場人物の不在。
見た後から考えると、どれも自分の好みじゃない。
普通だったら「そういうのは昭和の日本映画までにしてくれ」って言いたくなるから。
でも、この映画は、そういうところをうまーく笑いとばすシーンが数多くあって、なかなかの愛すべき作品に仕上がってる。
特に社歌のシーンは最高!
あまりに最高だったんで、今これを書いていて思ったことが一つ。
最近オンエアされたカロリーメイトのCMの中で、中島みゆきのファイト!っていう歌を満島ひかりが実にうまく歌いあげているんだけど、「このCMで満島ひかりを起用すると決めたエライ人は、この映画を絶対見てるな」って。
この映画の趣旨からちょっと外れちゃうんだけど、「仕事って、いい仕事すると、次はもっといい仕事が向こうからやってくるもんなんだよな~」なんて思った。
まかださん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-17 16:31:27)(良:1票)
39.《ネタバレ》 んー全編満島ひかりの存在におんぶにだっこしてる感じかな。前半のどん詰まった人生を「しょうがない」とやり過ごす満島の覇気ゼロな演技がこわいくらい上手い。「それ・・知らない、知らない・・っす」という彼女の口癖が移りそうになる。故郷に戻ってからは当初周囲の冷たい視線に萎縮してたのが、男に去られたのをきっかけに彼女突如キレるわけです。「どうせ私なんて中の下なんですよ。だから頑張んなきゃしょうがないんですって」“中の下”だから“やってもムダ”という方向へ流れるのが大勢かと思うんだけど、そこを驚異的な力技で逆ベクトルへ持っていけるのも満島の力があってこそ。でもねえ、少なくとも5歳児に「あんたもどうせ大したことない人間なんだから」と言ってはいけないと思うんだ。そのあとに「だからがんばれ」と続けたところで幼児に開き直りの行間が理解できるか。工場のおばさんたちも意地悪の質が悪い。あんなおばさんたちを、ちょっと状況が変わったくらいで新しいお母さんだなんて呼べませんて。といろいろ不満もあったのですがとにもかくにも満島ひかりの仕事には脱帽です。
tottokoさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-03-04 01:56:20)
38.主人公のクールさが面白い。「しょうがない」のセリフが印象的。
たこちゅうさん [DVD(邦画)] 7点(2012-11-28 19:08:29)
37.女優満島ひかりさんの素晴らしさをたっぷり見ることが出来る作品。もう完全に彼女の独壇場ムービーですね。

序盤から人生への閉塞感や諦観を漂わせつつも、シュールなノリでクスリと笑わせてくれる。こういう笑いも好きだったりします。彼女の存在が本作を独特の味わいと可笑しさがある作品に押し上げたのだと思います。

佐和子さんの置かれている状況はかなり厳しいのですが、そんな状況を程よくユーモラスに淡々と演じつつも、工場のオバサマ方の心を鷲掴みにした演説やラストなど、時折感情を爆発させるところも良かったです。

そんな満島さんの演技のお陰かどうか?僕は佐和子さん結構好きだったな・・・。
とらやさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-16 22:52:31)(良:1票)
36.「中の下」ってのが共感を得ているんだろうね。おもしろかったです。
すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 7点(2012-05-12 23:55:15)
35.《ネタバレ》 ワハハ すっげー面白い! つまんねぇ映画は10分も観たらギブ(笑)だけど これは一気に観てしまった…  たぶんきっとおそらく低予算で制作されたと思われるチープな画面に 何故かこのキャスティングのフィット感が大変良いと思われ  ネガティブなんだかポジティブなんだか ようわからん妙なパワーがあって  みんな実はダメ人間な部分はある訳で  そんなに出来た人間じゃない訳で  もうこうなったら 素直にあやまって(開き直って!?笑)今日も一日頑張ろう!   でも骨は投げちゃいかんよ(苦笑)
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-05-07 10:20:58)
34.切れ味の良いテンポで、楽しく見れました。役者が新鮮な人いっぱいで良かったです。
紫電さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-28 15:58:51)
33.期待しちゃった割には、映画そのものよりここのレビューのほうが面白いじゃないか!!(笑)という不満はさておき、やっぱり満島ひかりじゃなきゃ出せない味は確かにあったなあと思う。あと、おばちゃんたちの妙なリアリティと堂に入った演技はいったい何で成立しえたんだ!?と不思議。あの人たちはいったい何もの!?(笑)。ただものじゃないよ、皆さん。あと、ひかりちゃんのダンナになったというこの監督、まだレビュー数こそ少ないものの、なぜか高得点過ぎでしょ!(笑) 実は「あぜみちの・・」はこの人の作品とは知らずに「ちょっと見てみたいなあ」と思ってたのでした。まだ本作しか見てませんが、「あぜみちの・・」のあらすじからも、何となくこの監督は、ウソっぽいのはいや、という人なのかなあと思います。笑いを重要ファクターと捉えているのは窺えるけど、笑いの質にセンスのよさや独特な品のよさを感じます。やっぱ、これからもこの監督とひかりちゃんからは目が離せませんね。それと、この作品の社歌の方向性にも、おおいに期待!(笑)。<追記>この監督、ウソっぽいのいやなんでしょうね、と感じたのに、何よ。あの「舟を編む」のウソっぽさ。がっかり。あれと比べたら本作の面白さは際立ってる。点あげちゃおっと。
おばちゃんさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-12 21:49:59)
32.映画は、いきなりヒロインが腸内洗浄を行われるシーンから始まる。
少々横柄な女医の問いかけに対して、若干焦点が定まらない黒い瞳で「ふぁい」と返事をするその表現を観た瞬間に、このアイドル上がりの若い女優が、この数年で一気に日本映画界を席巻する存在に成っている理由が理解できた気がした。

この映画の全編を通して発揮されている「満島ひかり」という女優の抜群の存在感には、儚さと美しさ、そしてあらゆる“重さ”に耐える強い人間味が備わっていて、まるで韓国女優のような骨太さを感じた。
ああ、日本にもこういう女優が生まれたんだという新しい光みたいなものを明確に感じたと言っていい。
火を見るよりも明らかだが、このヘンテコリンな映画は、満島ひかりというトピックス的な存在があって初めて成立している。

ヒロインはあらゆる苦境に対していつも「しょうがない」と無表情で言って割り切る。
自分自身のことを鑑みて、“中の下”の女だから“中の下”の人生しか歩めないと、悲しいまでに達観してしまっているのだ。
周りの人間も揃いも揃って馬鹿ばかりだけれど、自分自身が馬鹿なんだから、それも「しょうがない」。

そうやって常に脱力感に溢れ、流れのままに人生を沈み込んでいくヒロインが、ついに川の底まで辿り着き、あたかも川底からすくい上げられる“しじみ”の如く、川面に顔を出す。
そうまさに「川の底からこんにちは」なのだ。

その様は決して劇的なことなどではなく、何の根拠もないただの“開き直り”ではあるけれど、今までただただ受け身としての「しょうがない」だった彼女が、“頑張る”と決めたのだから「しょうがない」とささやかな変化を見せる姿は、不思議な程に勇ましく、高揚感に溢れる。

人生は自分の望む通りにはならない。そんなことずっと前から知っている。
でも、ただ負けてばかりはいられない。だから、頑張るしかしょーがない。
人生など、それでいいのだ。と、ヒロイン同様、安い発泡酒を飲みながら思えた。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-03 13:57:48)(良:2票)
31.絶賛されているので鑑賞しました。「ダメ女が実家会社で覚醒するストーリー」を期待していましたが、そういう映画ではなかったのですね(そういう展開はあるけど数分で終わってしまう…)。主人公の不器用さ、主人公の主体性のなさ。周囲のひとたちはグロテスクでありしかしとても優しくもある。嫌っていた父を理解する。…そういう純文学的でもある内容を楽しむ映画としては良作です。また、満嶋ひかりの持ち味の「雰囲気悪い X 可愛い」も最大限といっていいまでによく出ていました(監督結婚しやがって…笑)。でも「川の底からこんにちは」というタイトルから期待した、ダメ人間の覚醒(成功)物語、が主題ではなかったことのからのギャップは小さくなくてやはり残念。
wetbさん [DVD(邦画)] 5点(2012-02-13 11:47:30)(良:1票)
30.《ネタバレ》 “シジミのパック詰め~シジミのパック詰め~川の底からこんにちは♪”木村水産新社歌はクセになります、すっかりはまりました。力まない演出と満島ひかりが前半に乱発するまったく心がこもってない「すいません」が功を奏して(?) とっても軽い作品みたいな印象を与えるかもしれませんが、石井監督は類まれなる演出力を持っていますよ。そして出ました、満島ひかりのシャウト、ラストの「お父さん~、お母さん~」はなんかすごく良かったなあ。 それにしても骨になってもあのおばさんたちをよろめかすなんて、社長、あんたはやっぱりイイ男だったんですね(笑)。
S&Sさん [DVD(邦画)] 8点(2012-02-08 23:35:26)
29.《ネタバレ》 ずいぶん笑ったけど、「しょうがない」と無気力だったサワコさんが「あたし頑張る」になる話の展開に対してではなかったな。「え」とか「あ」とか、ささいな「言いよどみ」を含む場の笑いに反応してたみたい。「え」と言うときは、相手の言ってることに同意はしていない、と言うかかなり反発を感じているのに、でも反発しても「しょうがない」から、「え」と言って「同意はしてないよ」ということだけ控え目に表明し、あとはビール飲むだけで、なし崩しに受け入れていってしまう。そこらへんが、分かる分かるって感じで、笑ってしまうんだろう。そうやって生きてきたサワコさん。旦那が出てって一寸の虫の五分の魂が爆発したのか大演説をし(「あ、青春の勢いで駆け落ちした女です!」)、でもそのあとですぐ「偉そうに言ってすいません」と謝るところでまた笑う。そのヤル気のアイデアが社歌の変更ってのが、また馬鹿にしててよろしい。社歌が「中の下」たちの革命歌に変わっただけで、ヤル気が満ち、しじみパックが売れてしまう。サワコさんを挟むように、おばちゃん連中と子どものカヨコちゃんが登場する。どちらも批判者のように登場し理解者に変わっていく。カヨコちゃんが椅子に後ろ向きに座って、背もたれの隙間から脚を出してるスケッチがいい。ラスト、帰ってきた旦那に親父の骨を投げつけると、後ろに控えていた「新しいお母さん」の喪服姿のおばちゃんたちが、「ああ社長の骨…」とソワソワするとこも笑った。撒いた糞尿は大きなスイカを実らせたが、撒いた骨はお母さんたちを呼び寄せたのだ。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 8点(2012-01-26 10:28:17)(良:1票)
28.《ネタバレ》 久しぶりに映画から元気をもらいました!序盤はサワコのやる気なさになじめなかったけれど、観ていくにつれてどっぷりとサワコワールドに浸かってしまいました。工場の従業員たちに血管浮き上がらせながら思いのたけを叫ぶところは、等身大の言葉で語られていて(いかにも映画のセリフめいたところがない)とても好感が持てました。サワコの開き直りというか、あけっぴろげなキャラクターがよかったです。満島ひかり、いいですね。
kanekoさん [インターネット(字幕)] 8点(2011-12-19 05:59:46)
27.《ネタバレ》 ここのとこ大活躍の満島ひかり
 
難しい役は寺島しのぶ
奇妙な役は満島ひかりで決まり ってくらいの活躍なんじゃないかなぁ
 
この映画は満島ひかりあってこそ
この映画って普通に撮ったらなんてこたぁない日常のリアルな話
僕らはあんな風に『でもそれってしょうがなくないですか?』なんてさらっと言えないものの 笑いながらごまかしながら「しょうがないな・・」と心の中でぼやきながら中の下を生きている
 
それでもいいんだ がんばろーぜっ という心温まるストーリー  
のはずが なんだか妙におもしろい
 
まぁ そんなこんなですごくおもしろかった
 
ラストなんてすげーイイよ 骨はなげちゃイカンよ
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 9点(2011-12-11 22:33:37)
26.何これ、おもしれー。直球キャラが満載で、それが上手い具合にはまって、作品のテンポをよくしている。程良く笑えて、程良く感動させられる。自分の人生は、中の下だと思っている人に勇気をくれる作品です。
Yoshiさん [DVD(邦画)] 6点(2011-11-10 00:51:43)
25.いじけたひな人形。ちゃちでうすら寒い。
ねこひばちさん [DVD(邦画)] 1点(2011-11-01 19:51:48)
24.強引だけども何故かすごくポジティブ。黒板五郎の「やるなら今しかねー」に通ずるものがある。
長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(邦画)] 7点(2011-10-28 11:48:14)(良:1票)
23.主人公の「頑張る」という言葉が妙に切実に響いたのは、「頑張る」とか「頑張ろう」という言葉自体が最近世間で使われなくなったからかもしれない。一億総うつ社会。敢えて「頑張らない」ことや競争しないことが今や美徳となっているから。みんな「ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワン」なのだから。
また、他人に「頑張れ」と言わないこと。それは「頑張れ」という言葉の無責任さや無神経さを自覚してのことだというが、裏を返せば、他人の気持ちに深く踏み込めない、責任を持てない関係性そのものの希薄さを表している。

僕自身は、年がら年中、「頑張る」と言い続けているような気がする。そう言って自分を鼓舞しないとやっていけないので、それは「しょうがない」のだ。とにかく頑張って、家族や会社を守る。人は社会で(ちっぽけでも何でも)責任ある立場を得ると、無根拠でも何でも頑張らないとやっていけないのです。とにかく明日も頑張るので、今日は寝る。それは決めたことだから。それはもうしょうがないから。

満島ひかりは相変わらずうまいなぁと思うのだけど、今回の主人公はちょっと共感しづらい点がところどころにあり。そういう違和感も彼女の魅力なのだけどね。
onomichiさん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-10 10:12:12)(良:2票)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1234
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 6.68点
000.00%
111.61%
211.61%
300.00%
458.06%
5812.90%
6914.52%
71524.19%
81524.19%
9812.90%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review2人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS