戦場にかける橋のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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戦場にかける橋

[センジョウニカケルハシ]
The Bridge on the River Kwai
1957年【英・米】 上映時間:155分
平均点:7.21 / 10(Review 141人) (点数分布表示)
公開開始日(1957-12-25)
ドラマアドベンチャー戦争もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-04-10)【S&S】さん
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監督デヴィッド・リーン
キャストウィリアム・ホールデン(男優)シアーズ
アレック・ギネス(男優)ニコルスン中佐
ジャック・ホーキンス(男優)ウォーデン少佐
早川雪洲(男優)齋藤大佐
ジェームズ・ドナルド〔1917生〕(男優)クリプトン軍医
ジョフリー・ホーン(男優)ジョイス中尉
アンドレ・モレル(男優)グリーン大佐
ピーター・ウィリアムズ(1915年生)(男優)リーブス少佐
ジョン・ボクサー[男優](男優)ヒューズ大尉
パーシー・ハーバート(男優)グローガン
ハロルド・グッドウィン〔英男優〕(男優)ベイカー
アン・シアーズ(女優)セイロン病院の看護婦
大川平八郎(男優)兼松大尉
勝本圭一郎(男優)三浦中尉
安原義人シアーズ(日本語吹き替え版【DVD】)
堀勝之祐ニコルスン中佐(日本語吹き替え版【DVD】)
佐々木梅治ウォーデン少佐(日本語吹き替え版【DVD】)
森田順平クリプトン軍医(日本語吹き替え版【DVD】)
石田太郎齋藤大佐(日本語吹き替え版【DVD】)
水野龍司(日本語吹き替え版【DVD】)
金尾哲夫(日本語吹き替え版【DVD】)
青山穣(日本語吹き替え版【DVD】)
後藤哲夫(日本語吹き替え版【DVD】)
西凜太朗(日本語吹き替え版【DVD】)
近藤洋介シアーズ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
久米明ニコルスン中佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
安部徹ウォーデン少佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
日下武史クリプトン軍医(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴木瑞穂齋藤大佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
井上真樹夫ジョイス中尉(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
岡部政明(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
雨森雅司(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
はせさん治(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
宮内幸平(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
阪脩(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
木原正二郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
仁内建之(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小川真司〔声優・男優〕(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
高坂真琴(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
筈見純(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
田口昂(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作ピエール・ブール
脚本ピエール・ブール
カール・フォアマン(劇場公開版ノンクレジット)
マイケル・ウィルソン〔脚本・1914年生〕(劇場公開版ノンクレジット)
音楽マルコム・アーノルド
作曲ヘンリー・キャリー「女王陛下万歳」
ケネス・アルフォード「ボギー大佐のマーチ」
撮影ジャック・ヒルデヤード
ジェリー・フィッシャー(追加カメラ・オペレーター&アシスタント・カメラ〔ノンクレジット〕)
製作サム・スピーゲル
コロムビア・ピクチャーズ
制作東北新社(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ドナルド・M・アッシュトン(美術監督)
ジョフリー・ドレイク(美術監督補)
ヘアメイクスチュアート・フリーボーン
ジョージ・パートルトン
編集ピーター・テイラー(編集主任)
録音ジョン・コックス〔録音〕
スタントノッシャー・パウエル(ノンクレジット)
あらすじ
時は1943年、ビルマとタイの国境近く、疫病、栄養失調、毒蛇などのジャングルの危険にさらされた日本軍のキャンプに数十名のイギリス兵捕虜が到着した。国境の河に橋をかけることを使命とし捕虜に建設労働をさせようとする日本軍の斉藤大佐がジュネーブ条約を盾に労働を頑なに拒むイギリス兵の代表ニコルソン大佐と駆け引きをする中、数人のアメリカ人捕虜がキャンプを脱走、そのうち一人が監視兵の銃撃を潜り抜けて脱出を果たす。一方、斉藤大佐は何が何でも期日までに橋を完成させようと策を練る。
ネタバレは禁止していませんので
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141.《ネタバレ》 斉藤大佐と捕虜になった英軍のニコルソン大佐の意地とプライドの闘い。
敵軍のために橋の建設に全力を尽くすことが、英軍のプライドと優秀さを証明することにもなると、力を合わせる不思議な展開。
その橋を爆破しようとする英軍の作戦を味方のニコルソン大佐が懸命に阻止しようとするのがなんとも皮肉。
一歩引いて見ると何やってんだかと苦笑してしまうような喜劇にも思えるが、当人たちはいたって真面目な悲劇というのがやるせない。
飛鳥さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-09-16 19:25:13)
140.《ネタバレ》 頑固な大佐とサイトウの意地の張り合いが茶番にしかみえないがこの時代をよく表したものである。
見所はクリマックス。戦場にかけた橋は無情にも崩れ落ち戦争の無意味さを象徴している。
自分は戦場ドンパチの方が好きだが、この映画はなんとも遣る瀬無い気持ちがこみ上げてくる。
Mighty Guardさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-10 23:59:27)
139.《ネタバレ》 日本軍=非合理的、英国軍=合理的という主張は鼻につきますが、それでも川の水位が下がってからのラスト15分の緊張感は見物。唐突に矛盾(兵士の誇りを保つための橋建設と利敵行為)の解決を求められた中佐の戸惑った表情が記憶に残ります。爆発で死ななければ、彼は橋を守るか、壊すかどちらを選んでいたでしょうか。
次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 8点(2017-12-31 15:13:12)
138.人間同士のやり取りがきちんと描かれていて、想像していたよりも面白い。
戦争というか、それぞれのミッションの無意味さを描こうとした映画だと思う。それでも、最後は逆にあっさりしている。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-06 14:09:52)
137.《ネタバレ》 「アラビアのロレンス」は退屈だったけど、この映画は退屈する事なく最後まで見させてもらった。
といっても、「逢引き」みたいな女性映画のリーンが好きな俺としては、どうしても野郎ばっかりの内容&ラストのオチに引っかかる。
捕虜収容所における日本軍とイギリス軍の心のぶつかり合いと交流、それを押し流すように戦争の現実が迫るスリルに満ちた作品。
軍の命令で軍人の誇りを命懸けで貫く斎藤大佐の意地、部下たちを守るために職務と誇りを貫こうとするニコルソン大佐の意地。
「クワイ河マーチ」を高らかに口ずさむ姿は、ニコルソン大佐たちの抵抗の証でもある。
戦場の縮図とも言える、極限状態の収容所における激しいぶつかり合い。
人間の尊厳、名誉、魂を巡って彼らは言葉を交わす!
銃を持たなくとも戦争は戦争なのだ。
様々な衝突を経て結ばれる「絆」。
「橋をかける」という共通の目的が、立場を超えた「道」を造っていく。
後半はその「道」の崩壊までをスリリングに描く。
収容所を脱走したシアーズ中佐の意地。
「偽物」から「本物」の戦士に成長していくシアーズたちの力強さ、崩壊の足音が迫るニコルソンと斎藤大佐。
3つの「サー」。
どちらも死んで欲しくない、どちらも無事にたどり着いて欲しい、どっちを応援すれば良いのか解らなくなってくる。
劇中におけるニコルソンと斎藤大佐の交流がさらに掘り下げられていたら・・・一層心苦しい気持ちになっただろう。
ラストシーンの皮肉、哀しさ、虚しさ・・・は解るけど、ちょっと腑に落ちない終わり方。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-09 23:23:39)
136.諸行無常。この言葉がこれくらい似合う映画は他にない。
改めて観返して有名なクワイ河マーチが実は劇中でほとんど使われてないのを知ってびっくり。
あばれて万歳さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-16 18:19:55)
135.心の架け橋の映画かと思っていたら本物の橋を架ける映画でした。軍人の中のエンジニア魂にも大いに共感できます。何とも皮肉な結末が良かったです。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-08-13 19:57:08)
134.《ネタバレ》 ずっと前に観た記憶はありますが全く覚えていなかったので観てみました。悪者日本人やらちょっと変な日本人をみせられるかと思って嫌な気分になるかなぁと思いましたが、若干見下された感は残るものの、許容範囲と思います。空しさが印象的です。映画って特定の人物や状況に、憧れや感情移入、共感したりしますが、この作品は、それが出来ないようになっている気がする。唯一美談となりそうな敵味方が協力してかけた橋が、最後は爆破されたというのが、よりいっそう戦争の空しさを感じさせますね。
ないとれいんさん [地上波(字幕)] 7点(2013-11-14 21:27:34)
133.《ネタバレ》 なんとも不条理な物語。このやるせなさが戦争というものなのでしょう。敵国の橋を建設することにより保たれたプライドが、破壊工作員に会った瞬間、すべてが崩れていく。あ~なんと切ないことか。かなり長い映画ながらあまり退屈せず観れましたが、結構あまり意味の無さそうな場面が多いような気が・・・。最後の劇的な場面の為だろうけど、川の水位が一日であんなに下がったりするかなぁ?とか思ったり。列車が迫る、でも橋を爆破せにゃならん、、で、、、のスイッチオンには正直「えぇぇ??!」と思ってしまったり(苦笑)。斉藤大佐役の早川雪洲は戦前からハリウッドで活躍してた人なんですね、知りませんでした。何作かいまでも観れるようなので今度観てみたいとオモイマス
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-10 08:42:25)
132.《ネタバレ》 ニコルスンと斎藤、両大佐の意地を賭けた文明の衝突はなかなか見応えがあります。斎藤や日本軍を描く東洋趣味は、ちょっと変だがまあ許容範囲でしょう。ただ昔から自分が理解できないのは、「将校は何で労役させてはいけないの?兵士はOKなのに」というジュネーブ協定の捕虜規定なんです。もちろん十分な食料を与えずにこき使うなんてのは論外ですけどね。たぶんこれには階級社会だったヨーロッパのモラルが色濃く反映していると思います。だからあんなにボロボロになっても秩序正しい英国捕虜たちの姿は、鉄壁の階級社会である大英帝国の皮肉な隠喩でもあるわけです。 面白いことに、太平洋戦争では日本軍捕虜は収容所に入れられると、将校と兵士の絆が綺麗にバラバラになってしまったそうです。捕虜教育ということを全くしてなかった旧日本軍の体質も一因でしょうが、日本人の国民性を考えるには良い材料かもしれません。 だからラストでクリプトン軍医が呻く“Madness!”という言葉には、単純に戦争の狂気だけを指しているわけじゃないと私は感じます。
S&Sさん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-12 21:46:20)
131.いくら自分たちが汗水たらして作ったものだからといって、橋を守るのは理解不能だ。戦争中ですよ。敵を利するものだから破壊して当然のはず。橋を守ろうとしたA・ギネスはおかしいよ。オスカーは彼よりも、橋を破壊しようとしたW・ホールデンの方がふさわしいのでは?
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-12-22 22:58:29)
130.《ネタバレ》 法廷モノ傑作2作を抑えての米アカデミー作品賞受賞作。日本軍と英国人捕虜兵の葛藤を描いた前半の熱いドラマが後半は尻すぼみの印象です。耳に残る「口笛」行進曲。イカツすぎる強面の斉藤大佐。意外な幕切れですが「大佐が倒れてスイッチオン」は腑に落ちません。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-01 01:27:55)
129.《ネタバレ》 最後のクリプトン軍医の言葉にもあるように「戦争=狂気(madness)」というのがこの映画のテーマなんでしょうね。 捕虜収容所という極限状態では、なにかしら目的を持ってそれに突き進んでいないと精神的におかしくなってしまう…『大脱走』では脱走そのものが目的だったけど、脱走ががほぼ不可能なこの地では橋の建設がイギリス兵たちの心の拠り所になったわけで。 橋の建設自体は敵である日本兵に加担することになるにもかかわらず、ニコルソン中佐のもと捕虜たちは立派な橋を建設して、実際そのおかげで兵たちは正気を保って軍の規律も守られたし、敵である齋藤大佐とニコルソン中佐の間には橋を介して奇妙な友情さえ生まれてたと思うわ。 ただ…どれだけ独房に入れられても信念を曲げなかったニコルソン中佐なのに、みんなで困難を乗り越えて完成させた橋が爆破されるとなると正常な判断ができず、味方であるはずのイギリス兵の邪魔をして、敵であるはずの日本兵に爆弾の存在を知らせてしまう…。 強い精神力を持っていたはずのニコルソン中佐も、気づかないうちにこの橋(=捕虜たちのプライドの象徴)に依存してたんでしょうね…。 人間の精神は、戦争のような極度のストレスを耐えうるようにはできてない…まさに「戦争=狂気」なんだと思うわ。
梅桃さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-16 13:05:39)
128.早川雪洲が、まさにそのまんま、いわゆるセッシュー台に乗って演説をぶっております。ってのはどうでもいいですが、私もその昔、初めて本作を観た時には雪洲演じる斎藤大佐の不甲斐なさばかりが印象に残って。というより日本軍は二流、英国軍は一流みたいな描き方が鼻について。しかしそう感じたのも遠い昔、その後何度か観ていると、作品の印象も変わってくるもの。この映画でやり玉に挙がっているのはむしろニコルスン大佐。彼は徹底した勝者として描かれている。完璧な軍人、ほとんど非人間的とも言えるほど。それに比べりゃ斎藤さんなんて、意地を張って見せても、弱さの面を充分に持っていて、非常に人間的な存在ですよね。ニコルスンはひたすら信条を貫く。部下からの信頼も厚いが、あくまで信条第一であり、部下への思いやりが如何ほどのものなのかはわからない。彼がいなければ英国軍捕虜は規律が乱れ、彼がいれば見事な働きを見せる。しかしその背景にあるのは「軍人には規律が必要」という彼個人の信条であり、「英国軍の力を見せつけたい」という彼個人の欲求であり、そのためには、一般兵はおろか、将校も傷病兵も過酷な労役に動員する。ニコルスンの言動には紳士的な面もあるけど、ことあるごとに斎藤大佐なイヤミな発言をぶつけるあたりは、到底褒められたものではありません。彼は紳士である以前に、ひたすら「勝者」なんですよね。この映画、前半の「意地の張り合い」がじっくり描かれる割に、後半、本格化する橋の建設の苦労が充分描かれないのが、不満ではあるのですが、またこの苦労をあまりこの段階で描きにくかったのかも。何しろ、橋が完成するまではニコルスンは完璧なヒーローでなければならないのだから。労役の過酷さは、連なる捕虜たちの墓でのみ暗示されている。そしていよいよ橋の完成。気が緩んだニコルスンは棒を川に落とす。彼が「敗者」へと転落する予告。彼が英国の名誉のために完成させるべきと判断した橋を、英国軍は破壊すべきと判断した、それは彼の軍人としてのアイデンティティの崩壊を意味する訳で。結局、壮大なカタストロフィとともに、表舞台の人間たちはすべてが敗者となり、傍らでそれを目撃した者は。それをただ、狂気としか表現できない。それは戦争の狂気なのか、個人の狂気なのか。観るたびに、作品の印象が前者から後者へとウェイトが移っていき、ため息も大きくなっていく次第。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-04 17:08:33)
127.《ネタバレ》 川の小さな滝のところで銃撃が起こると鳥がいっせいに飛び立つ。その銃声に驚かされて飛び立ったというより、血で汚された地を嫌って空へ向かった、って感じ。無数の鳥の影がジャングルや川面を走り巡る。この映画では最初から鳥の視点が批評的に地上の愚かな戦争を眺めていて、ラストむなしさが広がるクワイ河をしだいに鳥の視線になってカメラが上昇していく。脱走しヘトヘトになってたどり着いた地でW・ホールデンは、まず自分を監視している鳥に怯えるが(倒れた彼の上を鳥の影が通り過ぎていく凶々しさ)、やがてそれは凧の鳥に変わる。狂った地上を鋭く監視する鳥から、子どもの遊び道具となっている鳥へ。狂気の地からマトモな暮らしのある地へとたどり着いたことが、鳥の裏表で示された。その女こどもが暮らすマトモの地から狂気の地へ戻っていくときに女たちが付き添うのは、彼らの作戦が男たちの狂気に呑み込まれないよう、少しでもマトモな世界の空気を注入しようとしているのだろうか。この映画は英日米の軍人気質の違いを見せてはいるが、主人公はあくまでもアレック・ギネスだ。軍人としてどうあるべきか、をまず第一に考える精神主義者。ダラケていく自軍の兵士を見ることより、敵に協力しても誇りを持ってイキイキすべきだ、と考える。精神主義者として敵であるサイトーのほうに近しいものを感じてしまっている。橋の完成のためにはついに自軍の傷病兵まで繰り出そうとするあたりのノメリ込みの凄味。あからさまな狂気の描写でないだけに、彼の心に「まったく屈折のないこと」が怖く迫ってくる。「立派な軍人」というもののあるべき姿を煮詰めていくと、この狂気に必然的に行き着くだろうというところが一番怖い。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-11-19 10:26:47)
126.《ネタバレ》 見ごたえのある作品でしたが、最後の最後、ニコルスン中佐が倒れて爆破スイッチを押してしまうというのは、はっきり言ってコントです。大爆笑してしまいました。なので減点しました。
いさいささん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-14 12:36:33)
125.《ネタバレ》 戦争という悲劇と虚無を描いていることに間違いはないがわかりづらい。初見で、落下した汽車には英兵が載っていると思っていた。ニコルソン大佐が前夜のスピーチで「君たちの多くは明日新しい収容所に送られる」と述べていたからだ。それなら大佐が必死で爆破を阻止しようとした意図も明白になるし、戦争の皮肉、悲劇性がぐんと高まる。だが再見して、そうではないと判明。日本兵しか乗っていないのだろうが、乗客を全く描いていないのはどうしてだろう?結局日英共同で竣工した橋は爆破され、ニコルソンも斎藤も決死隊の三人も死んだ。それぞれにとって価値があるものが一瞬で無に帰し、勝者はいない。痛烈な反戦メッセージになっている。◆脚本にブレがある。最も顕著なのは英雄である筈のシアーズ中佐の扱いだ。無事脱走を果たしたものの、看護婦といちゃついたり、収容所への道案内を拒否したり、階級を偽称していたりと散々である。米兵である必要性も感じない。途中でルートが変更され、彼が道案内をする意義さえ失っている。彼を軍に忠実な英国兵士として描けば”戦争の狂気”という主題がより浮彫になった筈である。彼をシンプルな人物として描けば、ずっと分りやすい映画になった。

◆兵士たちより、現地人女性の方が凄いと思いました。華奢で美人な上、兵士よりも重い荷物を背負ってジャングルを楽々横断するのだから。そして兵士にとても親切。他に基地内をセクシーな女性が闊歩して、それを皆が見惚れるという場面があった。これらの演出意図が不明である。
◆一日で川の水位が下がったが、そんなこと本当にあるのか?水が何かによって堰き止められない限り、ありえないと思うのだが。ご都合主義の賜物でしょう。
◆ニコルソンが橋に異変を察知し、斎藤に「一緒に来てくれ」と川下誘う。このとき斎藤は一人で従うが、これはありえない。将校には常に兵士がつくはずである。二人が導線に気づいた時点で誰も呼ばないのも疑問。
◆ニコルソンとジョイスがもみ合っている時、シアーズは「殺せ、殺せ」と叫びナイフを持って対岸に渡ろうとするが、どうして銃を使わないのか?近くまで行って銃で撃てばよいのに。
◆最終的にニコルソンが爆破スイッチを押すと皮肉。これは演出過多でしょう。倒れ方も不自然。
◆爆破はオープンセットで本物の汽車を使ったにも関わらず迫力不足。技量不足です。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-26 03:51:12)
124.並みの戦争映画ではない。こういう形で戦争の虚無感に襲われるとは…。
みぢこさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-07-23 10:20:47)
123.映画の冒頭、カメラが捉えるのは線路脇に建てられた小さな十字架群。
日本映画『ビルマの竪琴』が日本人犠牲者のみを弔うように、英米映画『戦場にかける橋』が悼むのは、当然ながら欧米人犠牲者のみである。
元来がこの泰緬鉄道自体英国の計画なのだから、日本も英国も同じ穴のムジナでしかないのだが。
この悪名高い突貫工事に従事させられ最も犠牲となったのは、日本軍・連合軍捕虜以上にタイ・ミャンマー・マレーシア・インドネシアの膨大な労働者達だが、「自惚れ鏡」たるフィクション映画にそれを描く義務など当然ないし、それを描写しないから駄目な映画であるとも限らない。
が、観る側が戦争の具体的イメージを欠落させている限りフィクション映画は一面で有効な「汚点隠し」あるいは「責任回避」としても機能してしまうのも確かだろう。
日本国側にとっては「理性的」戦争犯罪行為を、英国側にとっては元来の「理性的」植民地政策を。映画は案の定、口当たりの良い「madness」へと一般化し、その免罪符と共にラストの俯瞰の視点へと逃げ込む。
この映画が小状況としての日英の友好を描こうとしたとしても、両軍が橋の建造を「協働」する具体的な画面はほぼ絶無といって良い。あるのは協力しあったという意味・記号だけだ。それは映画ではない。
ウィリアム・ホールデンらに随行するのが現地の娘たちであることには故がある。
現地男性の不在。その見えない部分にこそ、この映画の題材の本質的問題性がある。
だからこそ、「不可視」の戦争論は、映画論とは区別しなければならない。

強いてこの映画で「戦争の虚しさ」なるものを突きつけるシーンを挙げるなら、爆破工作員らがあっけなく射殺されるのを、彼らに好意を抱いていた現地女性たちが目撃する2つのカットである。

ユーカラさん [DVD(字幕)] 5点(2011-04-30 19:23:57)
122.勇気という言葉に酔いしれているウィルソン大佐、というウィリアムホールデンの言葉が最も印象に残った。まさにその通りで、彼の行動を賞賛する気にはまったくなれない。人間らしく生きることが一番大切だ、というウィリアムホールデンこそが人間らしく生きた人だ。奴隷にならずに軍人として生きることは大切かもしれないが、人間として生きることが一番大切なのだ。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-26 12:49:04)
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【点数情報】

Review人数 141人
平均点数 7.21点
000.00%
100.00%
200.00%
321.42%
474.96%
5117.80%
62517.73%
73021.28%
83826.95%
91611.35%
10128.51%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.55点 Review18人
2 ストーリー評価 7.23点 Review17人
3 鑑賞後の後味 6.35点 Review17人
4 音楽評価 7.41点 Review17人
5 感泣評価 6.57点 Review7人
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【アカデミー賞 情報】

1957年 30回
作品賞 受賞 
主演男優賞アレック・ギネス受賞 
助演男優賞早川雪洲候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・リーン受賞 
撮影賞ジャック・ヒルデヤード受賞 
作曲賞(ドラマ)マルコム・アーノルド受賞 
脚色賞ピエール・ブール受賞 
脚色賞カール・フォアマン受賞 
脚色賞マイケル・ウィルソン〔脚本・1914年生〕受賞 
編集賞ピーター・テイラー受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1957年 15回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)アレック・ギネス受賞 
助演男優賞早川雪洲候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・リーン受賞 

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