102.シャーリーズセロンの演技は圧巻です。極悪犯なのに、悲しく切ない感じがものすごく伝わってきました。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-31 08:41:19) |
101.ある猟奇殺人犯をモデルとした映画という物は多数存在するが、ここまで伝記に近いものというのは画期的であった。それも題材はあのアイリーン・ウォーノスである。人間が連続殺人という猟奇的な行為に走ってしまう背景、それも女性のケースであるこの事件ほど個人的に興味深い題材というものは無い。ハードボイルド小説でもホラー小説でもない。アメリカンニューシネマでもない、実話であるからこそ漂う虚無感。理解や同情など関係ないしする必要も無い。これはこの社会の中で起きた実話なのだからもうどうしようもないのだ。彼女はモンスターではなく、社会の構成員であったがある時から構成員でいることが出来なくなった1人の女性である。自己の欲求であったりすることが多い男性の連続殺人犯のケースとは重ならないことが見て取れる。信じがたい狂演を見せたシャーリーズ・セロンはもちろんだが、クリスティーナ・リッチの相変わらずの怪演ぶりにも完敗。 【Arufu】さん [インターネット(字幕)] 9点(2006-08-12 18:50:28) (良:1票) |
100.《ネタバレ》 本当に、見てて辛い映画だった。最初から最後まで何一つ笑えない。ケビンベーコンの告発と同じような 救いようのない、悲しい映画だった。二度と見たくないけど、一度は見ておいて損しないと思います。 【STEVE-O】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-28 05:50:26) |
★99.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンがシャーリーズ・セロンに見えませんでした。もう、リー本人にしか見えない。彼女の熱い役者魂に感服です。ストーリーはなんとも悲惨でした。リー目線で描かれているから、ラストはあまりに悲しかったです。 【kaneko】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-18 16:30:48) |
【MS】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-11 01:38:20) |
97.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロン、アンジェリーナ・ジョリー、ミラ・ジョロビッチ・・・彼女たちには共通点があり、自分の身体(裸体を含む)を映像の道具として使い、ある意味で恥じらいのようなものがないと感じていて、個人的には好感が持てなかった。しかし、この映画でセロンは、「美」ではなく「醜」という点で恥じらいなく身体を作り演技した。このプロ根性はすごいことである。オスカ-に値する努力と気構えである。映画全体を通して、下劣な表現がやたらと多いのが気になるが、これが現代アメリカなのであろう。衝撃作というより、人種差別を含む格差の問題を根本に持った社会的ドキュメンタリーであった。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-24 07:13:19) |
96.《ネタバレ》 殺人によって成り立つ信頼関係は存在しない。 どう頑張ろうと悲しい結末が待っております。 アイリーンとセルビーもまた然り。 シャーリーズセロンのメイクが話題を呼ぶ今作。 実際の犯人をイメージしたものだろうか? 相手役のセルビーもまた負けず劣らずの醜い姿だったらしいが・・。 そこで何故に、クリスティーナリッチなのだろうか? 華が無いから、対極に位置づけるための演出か。 狙いは当たり、セロンの醜女顔は観客を強く引きつけた。 しかし私は、クリスティーナリッチのデコの方に興味が湧いたわけで・・。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-14 21:52:12) |
95.現実のアイリーン・ウォーノスは、もっと悲惨な人生を歩んでいたと思う。7つの殺人で有罪になったそうだが、彼女が男を殺すとき、本当に迷ったりしたのだろうか?いや、俺の知ってる彼女は、そんなにぬるい奴ではない。憎しみを込めて、迷わず銃弾をぶちこんだはずだ。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-25 18:33:11) |
94.《ネタバレ》 犯罪者を主役に据えた作品にありがちだが、この映画は殺人者を美化してはいないだろうか?最初の殺人は別としても、その後の殺人は要するに好きな人と贅沢がしたいという理由で行われている。男に対する復讐といわれても、自分から誘っているわけだから説得力がない。殺された人側(特に最後のご老人)から見ると激しく憤る作品である。ただ主演2人(特にクリスティーナ・リッチ)の演技は賞賛すべきで、その演技力だけに点をあげます。 【ふじも】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-17 12:27:43) |
93.鑑賞後数日してから、いくつかのシーンが強烈に思い出され、自分の価値観を変える力を持っていた作品だったと思えてきた。ラストの老人の言葉や、悪態をつきながらも裁かれていくアイリーンの「生」への執着が、私の心にずしりと響いた。 【ロウル】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-05-14 11:03:51) |
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92.この作品は重たスギず、軽スギず・・・シャーリーズ・セロンの体重は重かった(笑)実話であっても何かを感じ取れる内容では無い気がします、ただこうゆう事がありました♪って感じで映画にするほどでも無いですね。2時間位のドキュメンタリーで十分です!! 【愛しのエリザ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-05-05 10:22:18) |
91.最後の解説でこれが実話だとわかった リーは凄い要領が悪くて不器用だと思う そしてセルビーもリーにしか頼ることができず、最後まで頼ってしまった 逮捕される直前まで しかしリーの自称、最後の客…あれはエグすぎる!!背中にかけたのは塩酸か、何かなのだろうか??しかしああいう嗜好の男は実際にいそうだ 1人目の客で銃殺したのは良かったとして、そのまま警察へ行けば正当防衛してもらえたはずなのになあ↓↓ 全部で7人も殺すなんて、きっと感覚が麻痺したんだろうなあ… 最後の客が強烈だったから、何とも言えないけど、セルビーに寄り添いながら生きていくリーにはちょっと感情移入出来なかった でもシャーリーズセロンの眉毛がないから凄い怖く見える、あとそばかすも実像に基づいたのかな?? 【れみ】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2006-04-29 00:38:56) |
90.確かに一度は見ておくべき作品だと思います。こういう映画が賞をとるんだ、こうい う演技が賞をとるんだという典型的な作品だと思います。最後の最後で盛り上がりま すが、よくよく考えてみると、この人は結局、自分の人生を他者の責任にして棒に 振ってますよね。最後まで周囲が悪い、誰かが悪いの繰り返しでしょ。それとツレの 女の子は罪に問われないのでしょうか?疑問です。かたや犯罪者、こなた無罪放免では済まされないと思います。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-04-27 23:11:30) |
89.《ネタバレ》 実話であるだけに話が重い。犯罪というのはこういうことの積み重なりで起こることもあるのだと考えさせられる。動機のひとつともなっている恋人が自分では何もしないのくせに我侭で見ていて辛い。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-25 21:00:28) |
88.30ポンド太ってオスカー像がもらえるんなら、お安い御用だわな。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-04-01 21:10:12) |
【タコス】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-01 18:00:46) |
86.非常に採点のしにくい作品だ。プロデューサーでもあるセロンの思いもありこの映画は作られたのだろうがここまでイメージを壊し(はっきり言って超別人!)醜い姿になってまで演じるのは凄いと思うがこれがアカデミー主演女優賞にふさわしいかと言うと首を傾げたくなる。セロンも決してアカデミー賞を望んだわけではなくステップアップもしくはイメチェンのために演じたのが結果的についてきたというのが本当のところではないだろうか。「スタンド・アップ」でもノミネートされているが彼女にはそのような正統派の映画で取ってほしい。そういう意味で言うと「モンスター」には単なる演技を超えた、プロデューサーとしてこの映画を作った執念とか、すさまじい演技を評して「アカデミーど根性賞」みたいなものを彼女に贈ってあげたい。 【CHIROUくん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-28 00:33:57) |
85.悪くない。シャーリーズ・セロンの演技だけで評価するなら10点だろう。どこまで本当の話なのか分からないが7人を殺害したアイリーンではあるが殺された相手はみんな女を「買った」男たちである。(事実が映画通りだとすれば最後のおじいさんは違う)アイリーンの身勝手さで殺された男たち。女性に対して身勝手な男たち。そこをじっくりと考えるとアイリーンの悪態にも同意出来る部分がある。人を殺していいということではないのだが。ひとついえるのは、「教育」は大切だと思った。もし、アイリーンが「堅気になろう!」とした時にそのやる気を受け入れる所があれば・・・罪を犯した人間に必要な事は罰だけではない、と感じた。 【蝉丸】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-12-18 19:42:43) (良:1票) |
84.人の人生は容姿や知能などの才能と、家族や友人や生まれた場所などの環境によって決まる。そしてその二つの要素は足し算ではなく掛け算のような関係性にあるのだと思う。どれほど優れた人格者になるための素養を持ち合わせていても、環境が0点に近い状態ではその素養が発揮されることもない。彼女がもし、普通の環境で育っていたら・・と考えるのは机上の空論でしかないが、それでもそんなことを考えずにはいられない。 メッセージ性のある映画は数多くあるけれど、大半は「ああ、そうですか」で終わってしまう。しかしときどき強烈な説得力で、見終わったあとしばらく呆然と考え込まされることがある。モンスターはそういった映画の一つだ。 その説得力を生み出しているのは、事実を基にしていることや監督のリアルな演出もそうだが、やはりシャーリーズ・セロンだと言うしかない。その捨て身の演技は、演技という言葉すら生ぬるいと感じてしまうほどに圧倒的な存在感を見せてくれた。 こういう人たちが世の中にはたくさんいる。それを知ってはいるけれど、身近に感じられない私には心に突き刺さる作品です。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-15 02:26:27) (良:2票) |
83.《ネタバレ》 …壮絶の一言に尽きますね。確かにこれでアカデミー賞を獲ったシャーリーズ・セロンは当然だけど、その反面「これがアカデミー賞なの?」という気もします。シャーリーズ・セロンとクリスティーナ・リッチの絡みと聞いたら普通もっと色っぽいものを期待しそうだけど、まさかあんなになるとは(とか言ってたら俺がブッ殺されそうだが)。物語は後半、まるで『チャップリンの殺人狂時代』のアンリ・ヴェルドゥのようにサクサクと男を殺していくアイリーンの姿が印象的です。幼い頃から大人にレイプされ、散々男に弄ばれてきた彼女。それだけにその鬱憤が一気に爆発したかのように次々と男たちを殺害していく。一度壊れた歯車は止まることなく加速し、やがて最後の命乞いをした客に「神様、お許し下さい」と呟きながら引き金を引く。彼については彼女も殺したくなかっただろうし、事実殺すべきではなかった。それでも殺さなければならなかった、もはや必然。これをアイリーンに殺された被害者の遺族の方達が観たら憤怒するだろうけど、何故こういうことが起きてしまったのかという犯人のバックグラウンドを知ることも含めて、いくら冷酷無比な殺人鬼とは言え夢や希望を打ち砕かれて生きてきた彼女には同情せざるを得ません(但し、この映画で描かれているキャラクターだけについて)。ここ近年の同性の悲劇のラブストーリーを描いた作品としては、デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』と双璧です。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-06 15:27:43) (良:1票) |