2.やっぱり縮んだヤツらが、カプセルの中から出たり、気になることがあって後ろ髪引かれながらもカプセルに戻るという、出たり入ったりの画面が見どころですよね。図書館員(司書かどうかは不明)の女性を襲うシーンで、がおーーーーっと出てくるも、どう頑張っても所詮ちびっ子というのもしくしくおかしい。ただちびっ子ながらも、そこそこ怖いというのもなんだか不思議な気がします。ちびっ子でも、ドラキュラなどの特技(技能?)はフルサイズの場合と同じだからでしょうか。そういうところをいろいろ考えるとけっこう怖かったりするんですよね。とぼけたビデオ屋兼探偵のおじちゃん(兄ちゃんというべきか微妙なところ)も、「助けて!」という電話のヘルプに「あと二時間待てる?」と悠長な返事。緊迫しているのか、のんきなのか……。微妙な空気が流れていますが、その空気がけっこう心地よかったり。意外とまともで理性的な怪物たちに、物語の中にもちゃんとルールがあるんだろうな、という妙に現実的な部分が垣間みられて、いろいろと楽しめた映画です。なにわ君、紹介してくれてありがとう!