★8.真珠湾攻撃をとり上げた作品としては、最近ではパールハーバーがあったりしたけど、約30年前のこの作品には遠く及ばないですね。この手のモチーフを日米合作で製作したということに驚くわけだが、当時は冷戦の真っ只中でベトナム戦争も泥沼化しつつある情勢だったりしたわけで、そんな世界情勢が影響したんでしょうかね・・・。真珠湾攻撃の情報が事前にホワイトハウスに傍受されていたことは今や常識だが、そのあたりについては、この作品では人為的なミスが複合的に重なったかのような描き方になっている。要するに責任の所在は曖昧なままというわけだ。まさか、ハリウッドが真珠湾攻撃はルーズベルトが仕組んだ罠だったなどとは言えないもんなぁ。それにしても、30年という時間によって、米国の物事に対する姿勢は随分変わってしまったようだ。かつて、このような作品を実現させた米国映画産業に敬意を表して8点献上します。 【ヨアキム】さん 8点(2002-05-02 12:35:12) (良:1票) |
7.この映画に比べたらパールハーバーなんてカスだよ。黒澤監督が撮ったらもっと良かったんだろうなー。第二派攻撃してれば空母たたけたのに・・・タイプ打つのも遅いよ。一時間近く遅れちゃったじゃん 【洪金寶】さん 7点(2002-03-17 23:06:15) |
6.…パールハーバがコレのリメイクって…ふ、ふざけるんじゃありませんっ(>x<)。ってパールハーバでこの存在を知ったんだから、その分の功績はあるけど。31年前ですか…当時の技術でこれだけのドラマ性とリアリティができるんですよ!!気をつけてみればそれなりにちゃちな部分も確かにあるけど、どこぞのウソっこ映画よりも、緻密で人間味にあふれていて遥かに芯がある!!とはいっても、結構日本よりですよね?もうちょっとアメリカ側の説明もないとなんだかかなりお粗末なんですが、アメリカ(-_-;)。日本人はえらいこと格好いい、っつーか快活。訛りがまた実に渋い。そうだよね…自分のこと信じないと戦うなんてできないよなぁ。 【ちっちゃいこ】さん 8点(2002-03-14 02:33:42) |
5.史実ものとして「東京裁判」もかなり面白かったけど、この作品はタメをはりますね。日米両国による製作(もっとも米国主導だけど)で、真珠湾奇襲を描いた完成度としてはかなり高いと思います。実は「パール・ハーバー」を観てプログラムからはじめてこの作品を知ったのですが、面白さとしては「パール」よりはるかに上だと思う。関西弁をしゃべる空軍参謀だかの人いい味出してるなぁ。ヒゲがものすごく不似合いなとこもご愛嬌。 【キャットス桜井】さん 7点(2002-03-06 06:33:44) |
4.DVDを早速買ったのですが、なんとアメリカ公開バージョンということで、日本語せりふには英語の字幕が入っちゃうのが少し残念です。また、渥美清のシーンがカットされていました。このシーンは、黒澤明の書いた脚本の段階からあったそうです。その他にも、黒澤の脚本は基本的に変えられていないそうです。意外でした。 【Qtaro】さん 8点(2002-01-14 23:52:01) |
3.やっぱり凄い映画だと思う、みなさん日本軍の評価が高いのだけど、あれは日本軍側の撮影が殆ど日本人で行なわれているからなのと、脚本の手直しを黒澤明がやってるからなんだよね。でも所々おかしい所はやはりあって、やっぱり黒澤明にメガホンとって欲しかったなぁ。このレビューの時点で「パール・ハーバー」は未見なんだけど、みなさんの評価見て大体の見当がつきました。やっぱりこの映画の方がかなり映画の出来として良いとおもいます。 【奥州亭三景】さん 9点(2002-01-08 12:56:20) |
2. 壮大な戦争映画を期待して見に行き,帰り道ではそんなことよりジェリー・ゴールドスミスの音楽にすっかりハマッてしまった映画でした。 特に田村高広と三橋達也が無言で握手する場面の「プレ・フライト」は,日本人以上に日本人の気持ちを表現していた見事な曲だと思う。以来,彼のサントラを追い求め,4年前の初来日,一昨年の2度目の来日とコンサートの度にジェリーと握手できたのは本当に幸福なことでした。 【ヒロポン】さん 7点(2002-01-06 20:58:01) |
1.今を去ること31年前,高度成長の宴が最高潮に達した日本万国博が閉幕し,いよいよ70年代が本格的にスタートした71年の正月映画がこれだったと思う。当時小学生だった私は(年バレ・・・)親にさんざん,映画館に連れていってくれるようせがんだ覚えがある。しかし,戦後の混迷の時代を生き抜き,高度成長時代の担い手を自認していたであろう(多分・・)私の親は「忙しいから」で一蹴した。それから2年足らずで未曾有の第二次オイルショックが日本中を震撼させることになるのだが,それを予見するかの如き一大戦争絵巻か゜本作である。山村聡の重厚な存在感。J・ゴールドスミスの日本風の音楽。ホイラー飛行場で次々と破壊されるP40。余りに衝撃的な映像が生々しかった。史実ものの戦争映画はこれでこそ生きるというもの。本年の「パールハーバー」は到底これを越えられまい,と思うのだが・・・(済みません,未見です。) 【koshi】さん 8点(2001-11-29 20:27:54) (良:1票) |