81.事件は当時中学生だった自分の記憶にもあります。 テロがあったくらいの認識があった程度ですが。で、映画は結構引きづられるのですが後半からかなり重くなってきて・・・。改めて心をまっさらにしてもう一度トライしてみます。 【KINKIN】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-05-02 18:45:32) |
80.《ネタバレ》 ミュンヘンオリンピック事件のシークエンスが、主人公のフラッシュバックのように編集されていましたが、アバナーは現場にいたわけではないので、かなり違和感があります。アバナーの苦悩を表現したかったのでしょうが、演出過剰な気がします。それ以外は緊張感があってよかったのに。 【爆裂ダンゴ虫】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-01 00:42:20) |
79.テロリストを題材にした社会派映画でした。報復の復讐ばかり、中東問題は簡単に答えが出ない問題と改めて考えさせられました。 【SAT】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-14 23:30:16) |
【miso】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-02 12:08:46) |
77.テロへの報復の無意味さと、テロそのものの悲惨さを痛感させられる作品でした。それでも「右の頬を叩かれたら左の頬を差し出せ」というのは神様のお告げであって、復讐が何を生むわけではないことはわかっていながら、それでも復讐してしまうのがどこか人間的な部分である気もします。テロへの報復がテーマでありながら、サスペンスタッチに仕上げ長い上映時間ながらそれを感じさせない演出は見事でした。テロのない世界を望みながらもそこまでの道程の果てしなさゆえに、最後まで声には出さずに観る者に伝えようとした真摯な姿勢が映画に現れていたと思います。 【Thankyou】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-31 19:37:30) |
76.主人公は熟練ヒットマンじゃない普通の人間だったのに、だんだん普通に上達していって、どんどん殺戮の場面がやっつけ仕事のように見えてきた。主人公は苦しんでいたけど当然でしょあれだけ人を撃ってるんだから。やられたらやりかえすって、気持ちはわかるけど不毛だよなー。そんな私は平和ボケの日本人でケッコウです。敵と同室になったときのエピソードは印象に残った。記録映画として勉強になった。私はこの夏にミュンヘンへ行ってきたばかりで、屋外でビールの明るい町という印象だったので。この映画をきっかけに中東問題について調べなおしてみた。民族ごと土地を追われるということは大変なことなんだろうな、と想像するしかない。それにしてもテロリズム題材の作品はしばらく見たくないと思った。 【てんぷらうどん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-31 01:15:45) |
75.《ネタバレ》 重たいテーマを娯楽作品に上手く仕上げたなあという感じ。だから最後のWTCは余計だったと思う。蛇足というか、これ見よがしでちょっとクドイ感じ。最後の最後で説教臭くてシラケルな。それにしても空襲や原爆や沖縄で何十万人殺されても、米人に即従順になってその後も言いなりな日本人って特殊な民族なのかな?ってあらためて思った。まあ、神様だと思った人が急に「人間です」って事になっちゃって、アメリカと仲良くしましょうって言い始めたもんだから、その日からは日本には共通の神様は居なくなって、拠り所が「世間体」になってしまったもんだから国家や民族よりも会社や学校や隣近所の方が大事なんだろうけど。 |
74.長さを感じなかった。神経すり減らし、最後はクロゼットで寝る男の話が印象に残った。 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-21 12:56:45) |
73.この映画は、ミュンヘン事件への報復のために組織された暗殺団のリーダーとなった男の物語。ミュンヘン事件自体もその前の事件に対する報復行為であり、決して始まりではない。報復がまた次の報復を喚起し、決して終わりを遂げることはない。9・11の報復を正義を掲げて行なったアメリカ。そしてその報復を受けた側の更なる報復は今後も続くであろう。映画の時間軸はあくまでもミュンヘン事件への報復までですが、それから30年以上経った今でさえ一向に解決の糸口さえ見えない(むしろ険悪化している)状況に、何とも虚しい気持ちになります。映画自体は、こういった重いテーマを持ちながらも、娯楽性も備えたサスペンス映画として万人が楽しめるように出来ています。 |
72.ネタ的には、テロリストをやっつけるという、勧善懲悪的な娯楽作品として始まるこの映画。実は「人狩り」という、極めて残酷でありながら極めて普遍的な「楽しみ」、であります。しかしその先に待っているものは、先の見えない泥沼であり、果てしない徒労感。主人公にとって最後に残された拠り所は、家庭、なのですね。この「家に帰る」、ということが、個人レベルでも、民族レベルでも、本作のテーマの一つであるように思います。イスラエル建国という、一種の帰郷。しかし、その結果生み出されたものは、際限の無い争いと憎しみ。世界中に散ったユダヤ人にとって心の拠り所となってしかるべきイスラエルという国家は、彼らの想いをよそに、暴走を続ける。この「失われた故郷」という哀しみ・・・。いや。この映画に託されたものは、さらに普遍的なもの、もっと個人的なものなのかもしれない。かつてはスピルバーグも希望も野望も持った一人の映画青年だったはず。そんな彼も、もはやハリウッドの中枢に取り込まれ、彼の映画製作自体が大きな経済活動となり、その一方で、映画の中での「発言」もまた、とてつもなく大きな反響・批判にさらされることになり、不本意な闘争にも巻き込まれてしまうことになる。そういう「失われた無邪気さ」、あまりにも社会的な存在になってしまった自分の、「個」へと帰ることのできなくなった哀しみ、すらも、この映画にこめられているのかもしれません。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-08 14:00:47) |
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71.メジャーな俳優ではなく、主人公含め、割と地味な俳優群だったのもこの映画にマッチしていてよかった。俳優選びもうまいなと思う。この事件の知識が全然なしで観たからよくわからない細かい所のあったけど、別に知識があってもなくてもあまり関係ないじゃないかなと思う。「やられたらやり返しても良いのか」特に言いたかったのはそこだけだと思うから。「シンドラーのリスト」に通じる重さがあってよかった。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-05 23:58:00) |
70.製作決定とのアナウンスが出たときから観るのを楽しみにしていましたがやはり期待通りの作品でした。普通に家庭を持つ素人に近い男が暗殺要員になり、任務を遂行していくうちに玄人になるもののそれに伴って発生する苦悩。時折、主人公の中でフラッシュバックされるオリンピックテロの様子。彼は直接見たわけではないのに何故このような光景が脳裏を過ぎったのか。それは彼がこの任務で人を殺し続けることで自分もあの事件を起こしたテロリストと何ら変わらない存在になってしまったと気づいたからだと俺は思います。正義の名の下に報復を行う政府の裏にもこのように傷つき、自分を失ってしまう人が現れる。テロ攻撃も報復攻撃もどちらも同じようなもので同様の結果しか生まないことを改めて気づかされました。特にラストシーンで遠くに見える世界貿易センタービルが正にそのことを暗示しているかのように思えました。攻撃されたら報復する。今なお世界で現在進行形で起こり続けているこの負の連鎖の存在を切実にストレートに描いたスピルバーグ。この作品は正に彼しか作れなかったでしょう。 【エージェント スミス】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-01-05 00:50:32) (良:1票) |
69.重たい内容だが、そこに娯楽性を持たせるスピルバーグは、やはり切れ者だと思う。しかしまぁ、こうまでも限りなく中立かつイスラエル・パレスチナ双方を批判してくれるとは思ってもみなかった(本人は特典で否定していたが)。それにしても、あの連中は、こんなことをいつまで続けるのだろうか。どこまでいっても出口は見えないし、暗闇の中でひたすら暴力と殺戮と血が流れるだけだと個人的には思うのだが・・・。 |
68.期待して観たけどそれほどでもなかった。だんだん追い詰められていくアヴナーを演じたエリックバナや、ジェフリーラッシュ、新ジェームズボンドのダニエルクレイグらの演技は良かったし、ストーリーも史実のものなので興味深かったが、いかんせん知識不足もあったせいかのめりこめなかった。 【おっちょ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-12-17 23:55:59) |
67.《ネタバレ》 この映画は死の重みがうまい。仲間の死や、標的の死、人質の死、敵の死…。形はいろいろあっても全て重い…。特に狙撃を受けた犯人グループがヘリの中の人質を射殺するシーン。殺す側と殺される側の表情に全て集約されると思いました。歴史的、政治的な解釈をするまでもなく登場人物が死ぬだけでやりきれない気持ちになります。 【株式】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-07 18:23:35) |
66.イスラエルとパレスチナの泥沼の報復合戦という重々しい題材をここまで見事に娯楽映画に押し上げた手腕は絶賛に値すると思う。時代を表現する褪せた色、殺しのたびにターゲット以外の犠牲者が増えてゆく展開、美女は危険というありふれた、そして正当な刺客の登場に甘い残り香というこれまたありふれた、しかし心にくい展開を次々と見せてゆく。しかし何かひっかかるものがある。この作品はミュンヘン事件を発端とする暴力の連鎖をスリルとサスペンスを盛り上げながら見せてゆく娯楽映画なのに、この問題を真摯に描こうとする、そして政治的な物言いを感じる。だから最後にアレを見せて今に続くこの問題の大きさを表現している。でもそれだったら、そもそもこの問題はミュンヘンが発端ではないと言いたくなる。イスラエル側を悪く描いているように見せても、この問題の根源がパレスチナ側の起こしたミュンヘン人質事件のようになっている。戦車や戦闘機でパレスチナの民間人が大量に殺されるシーンはない。電話爆弾で殺される男のセリフにちょこっと出てくるだけだ。土地の問題。水の問題、宗教の問題、米英の利益目的の介入を描けと言っているのではない。ただ、この映画は中途半端にこの問題に介入しすぎていると思う。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-11-21 10:49:44) (良:1票) |
★65.《ネタバレ》 ミュンヘン事件は、私が高校生の時でとても衝撃的な事件でした。ただ、この事件をきっかけにパレスチナ問題を初めて認識したのも事実です。なぜ、人質が空港で全員殺されなければいけなかったのか。この映画を見てよくわかりました。暗殺者が、標的の娘が電話に出て、必死に爆発をストップさせようと走るシーン。オランダ女の必死の弁明も無視して、空気銃をセットするシーン。この2つのシーンが、なぜか、同じ人間の中にある善と悪の二面性を見せていて、印象的でした。 【ジブラルタの星】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-20 16:55:35) |
64.確かに狂気に向っていく主人公とかの描写はよく出来てるとは思うけど、なんだか心に響かない…。この素材だったら、身震いするほど衝撃を受ける作品にして欲しいと望むのは到底無理な話なのかな…? 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-13 10:07:25) |
63.《ネタバレ》 11人皆殺しの前に終わったのでなんか消化不良。事実に基づいてるからしかたないけど 。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-11-06 23:27:42) |
62.久々に観る怪作です。この一連の事件を映画として取り上げた時点で、もう脱帽。グーの音も出ません。事件当時、子供心に感じた激しい戦慄が、にわかに蘇ってきました。ラストのWTCビルが印象的ですが、たしかに昔から今日まで、報復の応酬の図式はまったく変わっていないんですよね。それに映画としても、どこぞの国のお涙頂戴映画とも、かの国のドンパチ礼賛映画とも一線を画し、血なまぐさい話にも関わらず格調の高さを感じさせてくれました。途中、“同宿”を余技なくされたパレスチナ人青年と、ラジオの選局を競って最終的に折り合うシーンがあります。全編にわたって絶望的なストーリーではありますが、ただ唯一、このシーンにだけは、かすかな希望が込められていた気がします。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-06 03:15:35) |