29.今でも日本の大学、マスコミには左翼くずれが多いせいかこの映画に対しては否定的なコメントが多いね。僕は原作を先に読んだので、映画自体は原作どおりで可もなく不可もなくという感じだった。ちなみにプロジェクトXでは、地元の住民の人が作ったおにぎりが美談として取り上げられたけど、実際にはあまりの寒さにおにぎりが凍ってしまい大して役に立たずむしろカップラーメンの方が重宝したんだって。 |
28.皆さん、是非、NHKのプロジェクトX版を、ご覧下さい。(VTRで、出ています)この映画は、原作が佐々さんの自伝ですが、いかにも、警視庁と、県警の不仲が、浮き彫りにされてしまっていると感じました。映画化する際、もっと、地元の方々にも、取材するべきだと、思いました。どうして、警視庁側から見ただけの…一方的になってしまった作品をノンフィクションとして、報道できるのか?非常に疑問です。まだ、関係者が生存しているのに、赤穂浪士や水戸黄門のように、事実関係を曲げてったしまつたのか?、一方的な目で見だだけで、報道するべきではないと…映画としては、良い作品で、また、良い役者さんが、揃って熱演していただけに、強い憤りを感じました。NHKのプロジェクトXを観ると、日本の警察の恥を晒しているような作品に思えます。 |
27.私は,小学生の頃リアルタイムでこの事件を見た世代なんですけどね。当時,札幌冬季五輪の興奮醒めやらぬ時期でしたから,衝撃的でしたよ。やはり60年安保とか,安田講堂事件,よど号事件,テルアビブ空港乱射事件等の相関を知っていた方が,すんなりと作品に入れるな,と思いました。ちょっと見でも,緊迫感は痛いほど伝わってはきますが,赤軍派がどのようなプロセスで連合赤軍となり,やがて,当事件と同時期に「そうかつ」の名の下に粛正劇が行われたこと等,頭の片隅にでも入っていると,より理解は深まるのでは,と感じました。佐々さんの手記が原作だったのですね。一度読んでみたいものですね。現場での混乱やそれを理解し得ない上層部等,警察の組織構造や事件への対応が赤裸々につづられていた点,評価したい硬派の社会派ドラマだと思います。ただ,やはり長野県警の方々どう思われるんでしょうね・・・。あと,出演者は皆うまいですね。特に↓私も後藤田正晴役の藤田さん,絶妙だと思いました。さらに,評価したいのは30年前の風俗考証。車両や服装等見事でした。革製の冬靴にお湯をかけるシーン等妙なリアリティがあります。如何に現代が贅沢で,物なんて豊かじゃなくても立派に生活できていたことを思うと,ついつい30年たっても,深刻な社会問題が増えただけじゃねえか,と思ってしまいました。あと,関係ないけど,本名でない方,居ましたね。私も敢えてこれ以上は言いませんが・・。 【koshi】さん 8点(2003-03-16 15:42:04) |
26.戦争物として楽しく見れた。100%佐々さんの目から見たドキュメント。人命優先、武器の使用禁止、犯人生捕り、こんな戦争ないからね。テロリストに鉄球と放水、催涙弾、ブッシュやチェイニー、パウエルみたら大笑いするんだろうねえ。コメディだって言うんだろうな。 【木根万太郎】さん 7点(2003-03-09 13:45:05) |
25.邦画はあまり見ないのですが、あさま山荘事件を色々な立場の目から詳しく知りたかったのと、これはかなり面白い!!すごい迫力!!!みたいなことをCMや雑誌かなんかで、言っていたのでビデオで見ました。が、これは映画ではなくドキュメンタリー特番とかの方がいいんじゃないかなぁ?と思いました。俳優さんがどうのこうのじゃなくて、内容的にドラマっぽい感じがしないって言うか、なんか、映画じゃなくてドキュメンタリーの方が楽しめるような気がします(?)プレビューで見たのですが、これプロジェクトXでやったんですか。私そっちみたいかも。 【たかこ】さん 4点(2003-03-02 00:35:00) |
24.結局は県警と警視庁とのぶつかり合い。これは「踊る○○○○」のパクリか?(本店VS所轄)佐々さんがちょい役で出演したのは笑えた。ただ、「プロジェクトX」や当時の事件を本当に知っている人にとっては物足りない。 |
23.突入シーンはよかった。でもこういう日本映画で役所広司以外主役をはれないのかとさびしく思った。役所の佐々淳行はよかったが、本物の佐々淳行は嫌い。関係ないけど・・・ 【よっふぃ~】さん 5点(2003-02-24 12:01:06) |
22.題名からして真面目そうな映画だなぁ~と思ったが意外と笑い所がいっぱいありました。それと迫力万点!昔起きた重大な事件を映画の題材にしてくれるのは、うれしいです。世間が忘れないためにね 【なつ】さん 7点(2003-02-14 21:11:24) |
21.この事件だけを取り上げるのではなく時代背景とかなぜその事件が起きたのかを描くべきだ。プロジェクトXのほうがおもしろかった。この映画ダラダラしてたし。だいたい映画にする必要ねえだろ。役所は好きですけど。犯人側を描いた「光の雨」という映画をみると、そういうことだったのかといろいろわかる。 |
20.久々のヒット!@邦画。お役所どうし文字通りのつばぜり合いをしているが、実のところ笑い話しにしか見えない。元来からの日本の“お役所”仕事を見事に表現出来ていて、非常に面白かった。にしても役所さんって邦画界が誇れる俳優さんですなぁ。当事者の方のことを思えば、よくぞここまでコミカルに描けたもんだと感心。そんな中にも最後の突入シーンでは武者ぶるいと鳥肌がたちました。あ、藤田はんの後藤田さんもさいこー。 【7.62mm】さん 7点(2003-01-07 17:36:10) |
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19.浅間山荘事件は歴史的事件として知るのみ。映画の出来はともかく、「彼らが革命の英雄ではなく、国民の敵であることを実証する」「各自、人事を尽せ。そして、天命を待て」と混迷と喧騒の会議室に響く役所(佐々氏)の言葉に魅せられました。役所は本当にいい俳優だな。奥さんの役の天海も良かった。こんな役できるんだ。 【テツ】さん 7点(2003-01-06 14:09:50) |
18.たいへん面白かった。原作者が原作者なだけに、国家権力側の視点のみから事件を捉えており、赤軍ゲリラは人格の無い単なる殺人鬼か猛獣であるかのように描かれていたが、まぁ映画内で主人公も言っていたように、赤軍がそういう存在である事を立証すべく当時の警察は動いたのだから、当然なのかも知れない。警視庁キャリアのエリート主義礼賛も同様。そういう世界があり、そういう世界に憧れる人も多いのだろう。ただ一つ難点は、女優陣がみな美人すぎるということ。人質になった女性や電話の交換手など、もっと田舎の垢抜けない娘的ルックスの女優に演じさせるべきだった。 |
17.おもしろい映画ではありましたが、原作を読んでいても2回見ないと登場人物が多すぎて混乱しました。それにしても、同じ「あさま山荘事件」を扱っても、NHKの「プロジェクトX」の方がはるかに秀逸なドキュメントでした。警官隊の影で事件解決に血のにじむような努力をした地元住民にスポットを当て、最後の山荘突入まで迫力満点のストーリー展開を見せていました。映画ではぼろくそだった当時の長野県警本部長や、直接犯人を逮捕した県警機動隊員が「プロジェクトX」ではゲストに登場してきて英雄扱いでした。思うに、映画があまりに警視庁機動隊寄りだったのに怒った長野県警が、NHKに当時の内部資料を流してこの番組を作らせたのではないかと勘ぐってしまいます。「プロジェクトX」では、作戦全体における鉄球や放水の位置づけを明確にしているので、作戦が破綻していく経過が実によくわかります。これから映画を見る人には、「プロジェクトX」を先にみてからにすることをお奨めします。映画は、作戦の混乱を、混乱した現場の視点から描いているので、どうしても作戦の進行状況がわからなくなります。岡目八目の「プロジェクトX」を見ておくと、全体像がつかめて、映画がずっとわかりやすくなると思います。 【ゆびうみうし】さん 7点(2002-12-30 00:25:40) |
16.日本の俳優さんも捨てたものではないと、改めて感じました。警察側からしか見ない事件モノも新鮮でした。 【ヌリ】さん 7点(2002-12-22 10:45:55) |
★15.警察とは、キャリアが支配している階級社会なんだぞ。と、一般人に教えてくれるありがたい教育映画。藤田まとこの後藤田長官と椎名キッ平のクレーンの操縦士に、花丸をあげます。ああそれから、長野県警本部長を演じたいぶまさとうさんの頭はほんとにはげてるのだろうか。最後に、長野県警は怒れ、この映画。 【ジブラルタの星】さん 6点(2002-12-10 23:34:29) |
14.久しぶりに邦画のおもしろさを感じる映画。静寂の雪の中銃声だけが不気味に聞こえる。前半の靜と後半の動が見事に流れをつくっている。いったい長野県警はこの映画を見てどう思ったのか。 【まさ】さん 8点(2002-11-30 19:43:47) |
13.原作のように立てこもった犯人がどういう人間なのか、そして教師までもが思想として警官の子供を叱っていた時代が判った方が、全体としてのこの事件の重みが増したように思う。特に今の若い人はこの事件の起きた時の日本の世相を知らない為話の内容を理解できない。(自分も原作読んで「ええっ!!こんな時代が日本にあったの!!」ってビックラ仰天)でも佐々自体もあの事件に携わった警察各組織の滑稽にも思える関係を描きたかった訳だからその点では成功していると言えるでしょう。藤田まことの後藤田正晴・・・良かったなぁ。ホントにこういう言い方だもんなぁ。あとやっぱり原作はオススメです。狙撃や混乱ぶりは臨場感がありますし、読んでて犯人への憎しみまで沸きました。(映画だとその後の「超法規的措置」まで描いていないんだよね・・・) |
12.最初は重いアクションと言うイメージで見てみたんですよ。出だしから「あれ?」と言う感じですね。全くと言って良いほど緊迫感がない。役所広司演じる佐々は飄々としっぱなしだし、音楽はなんだかコミカルだし(笑)みんながみんななんかやる気無さそうで。で、傍と気付きました。「ああ、そうだよ。この人たちは仕事で赤軍と闘っているんだ」そう思ったとたん、頭のスイッチが切り替わり非常に興味深く見ることができました。これは戦うヒーローを描く映画じゃない、任務を全うしようとするサラリーマン達の物語なんだと。警察だって公務員というサラリーマンです。そう思うと今まで憎たらしく思えていた長野県警の人達にも愛着が出てきました。それぞれが自分の仕事をやりたいと思えば衝突が起こるのは至極当然の事。仕事の中にはミスもある。混乱もある。(このミスが文字通り命取りになる事も…)だもんだから最後逮捕の瞬間というのは、大きな仕事がとりあえず一つ終わったということなんですね。私が好きな場面はラストシーンです。一日休んで、彼らはまた次の「仕事」を続けていくわけです。この映画はすばらしい。戦う男達、ではなく働く男達の映画として満点です。 【ピザ萬】さん 10点(2002-11-16 22:37:07) (良:2票) |
11.リアルタイムで事件を知らない私としては、映画的演出があるにせよ、当時の日本を少しでもかいま見ることができた。内容的には犯人を最後まで見せない演出は正解だと思う。しかし、群像劇ゆえ1回見ただけではわかりにくいという気がした。 【サスペンス命】さん 7点(2002-11-16 11:48:19) |
10.学園ドラマみたいな軽い演出が、あの事件に合わない気がしました。もう少し重厚に撮ってもよかったと思います。犯人側を写さない恐さと、警察側を短に英雄的に扱わないで混乱ぶりを描いたところは、良い方向性だった。これで見るとあの作戦は失敗だったのですね。今だったらどのような作戦に出るのだろう。兎にも角にも相変わらず役所は良いなぁ。 【チューン】さん 5点(2002-11-05 10:09:55) |