13.高評を目にし 予備知識ゼロで 鑑賞..史実を基に 創られている作品だが..歴史に埋もれ風化してしまっている史実を掘り起こし 世界に知らしめる という意味でも、人権を軽んじた愚かな行為 という教訓としても、創る意味のある メッセージ性の高い作品..とても シンプルで 地味ではあるが なかなかの 良作.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2021-04-11 10:06:59) |
12.《ネタバレ》 戦争映画とはまた違った地雷撤去というテーマ ナチスに対する憎悪が取り巻く戦後のデンマークで碌に食べ物も与えられず、地雷撤去をするドイツ少年兵と軍曹の物語 常に緊張感があり、少年兵の絶望・憤りや軍曹の葛藤もうまく表現されていると思います。 この映画で伝えたいこととは違うのだと思いますが、 少年兵が地雷撤去を命じられるまでの経緯(戦争に参加していたのか 等) 軍曹・婦人の少年兵達に対する気持ちの変化の様子(軍曹は作中で多少描かれているが、婦人は最初は家畜の餌を食べ食中毒になった少年兵をいい気味と笑っていたのに、別れ際には手を振って見送るまでになっている) この2点をもっと詳細に描いて欲しいと思いました。 少年兵達のディテールがないので、感情移入しずらく 地雷撤去が終わるまでの長い期間、軍曹・婦人の少年兵達を見る目も憎悪だけではなくなったであろうはずのシーンの描写が少ないため感動が薄くなってしまっている。 そして何より邦題のセンスの無さがひどい 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-09 04:42:33) |
11.《ネタバレ》 地雷が爆発するシーンは、なんとなく予想がつく。死亡フラッグが立つ瞬間というか、ふと気をぬく場面。 信管を抜いた地雷とはいえ危険物には変わりなく、造作無く積み上げるのはタブーだ。ましてやトラックに満載にするとは・・・その場で都度爆破処理が必須だと思うのだが・・・ 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-05-04 15:20:30) |
10.《ネタバレ》 1945年、デンマーク。降伏したナチス・ドイツは、この国の広大な海岸線に何万もの地雷を埋めたまま敗走。連合軍の上陸を阻止するため海岸の砂浜に大量に埋設されたそれを完全に除去するには、多大な労力を要することは明白だった。復興を担うデンマーク軍が目を付けたのは、捕虜となったナチスの少年兵たち。「これから三か月、真面目に作業に従事すれば無事に国へと帰してやる」――。選択の余地などないドイツの少年兵たちは、碌に食べるものもない劣悪な環境下で、ただただ死と隣り合わせの作業に従事してゆく。降り注ぐ太陽の元で何時間にもわたって地雷を捜し出し、その信管を抜く作業。少しでも手順を間違えれば手足は吹っ飛び、下手をすれば即死と言う最悪の事態に。ぎりぎりの状況下で、少年たちは黙々と地雷を処理してゆくのだが……。第二次大戦直後のデンマークで起こった、そんな歴史的事実を背景に少年たちの過酷な真実を描いたヒューマン・ドラマ。アカデミー外国語映画賞にノミネートされたということで今回鑑賞してみました。舞台となるのはただひたすら美しい景色が続くのどかな砂浜、だがそこで地雷除去と言う作業に従事する少年兵たちからしたら地獄としか言いようがなく、このギャップが彼らの悲愴感をより際立たせているのがなんとも切ない。先の見えない精密作業に徐々に神経を擦り減らしていく彼らの姿には、ただただ胸を衝かれるばかりでした。体調を崩しているのに作業を休ませてもらえず、ちょっとしたミスから両手を失ってしまった少年が「家に帰りたい!」と泣き叫ぶ声が今も頭から放れそうにありません。歴史の闇に埋もれていた事実の重みに言葉を失ってしまいます。ただ、一本の映画として観ると少々物足りなさを感じたのも事実。あまりにも淡々と物語が進行していき、しかも主人公となる少年たちの各々の個性や背景が充分に描かれていないせいでうまく感情移入が出来ないのです。食料調達に困り家畜の餌にまで手を付けていた彼らの食糧事情がその後どうなったのかをあやふやのまま、物語を進めていくのも如何なものか。「小説の神は細部に宿る」とはあるベテラン作家の言葉ですが、これはそのまま映画にも当てはまると思います。もう少し彼らのドラマを丁寧に描いてほしかった。最後の取って付けたようなハッピーエンドなんて、僕には無理やり話を終わらせるためのものにしか感じません。少年たちの過酷な任務は物凄い緊張感に満ちていただけに、肝心のドラマ部分がなんとも惜しい作品でありました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-01-11 23:53:27) |
9.《ネタバレ》 【ネタバレ厳重注意!】 舞台はただひたすら砂浜。 キャストは少年兵と軍曹と隣家の母子だけで、 淡々と話が進むのに、引き込まれて目が離せない。 それが、地雷除去という緊張感のせいなのは間違いない。 ただ、地雷除去という内容から、誰かがどこかで犠牲になるであろう展開は容易に想像できるのに、 それは、いつも予想に反し、ホッとした瞬間をついてきた。 それが凄くうまいと思った。 最後の最後まで気を抜けない展開だけど、清々しいラスト。 脚本が凄く良いと思う。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-12-17 18:34:49) |
★8.《ネタバレ》 はぁ………これはいけない映画ですね。いわゆる戦闘シーンはなく、地味と言えば地味な戦争映画です。でも戦争の嫌らしさ、惨たらしさ、不条理さはひしひしと、ずっしりとこの上なく伝わってきます。食べ盛りの頃にわずかな食料しか与えられずそれをむさぼり喰う少年兵。体調が悪くても任務を強制される。会話には必ず軍曹殿と言わされる屈辱…近頃やたら好戦的なネトウヨや国会議員がいますが、一度この映画を観てもらいたいものです。これが戦争の「リアル」です。まあ、たぶん「絵空事」としかとらえられないでしょうけど。軍曹の心情の変化は俳優さんの演技力がないのか、はたまた監督が悪いのかよく分かりませんがイマイチの印象です。個人的にはジュード・ロウが演じたならかなり変わったと思います。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-09-03 22:03:37) |
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7.《ネタバレ》 地雷は「汚い兵器」というのが再認識できる映画。吹き飛ぶシーンはやっぱり、こっちにもズシンとくる。 敵同士とはいえ、長く一緒にいれば情も湧くというのもテーマの一つ。それがない疎遠な人達が、相手の心情を顧みずに戦争を始めちゃうんですよね。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-01 02:19:44) |
6.《ネタバレ》 自国の砂浜に埋設された地雷を除去させるのに、敵国の捕虜ほどうってつけの者はいない。だって彼等の国が埋めたんだから。 ドイツ兵に対する憎しみが軍曹からも、民家のおばさんからも伝わってくる。 理不尽さを感じながらも、無事に片付けて帰るしかない。 帰国してからの夢を語り合うシーンは見ていてつらかった。 自国の復興の前に、自分たちの国が埋設した地雷除去の方が先。 少年だろうが、兵士である以上仕方のない部分ではあるんだろうけど。 命の軽い地雷除去要員が、徐々に一人の人間として軍曹の中で重さを持ち始める描写は、およそ2000人と言われる地雷除去要員にも、一人一人名前や人生があったことをわからせてくれる。 現実にそんなことはなかっただろうけど、軍曹が少年たちとの約束を守ったことに救われた気がした。 |
5.《ネタバレ》 第二次大戦後、デンマークの海岸沿いに大量に残った地雷撤去に 強制的に元ナチスドイツの少年兵達が連れて来られる。 指揮するデンマーク軍曹はナチスを憎みながらもやがて少年兵達と 心通わせるようになる。 実話を元にした映画。 実際、地雷撤去に2000人ほどが動員され半数以上が無事に帰れなかったらしい。 地雷撤去時の緊張感がすごい。 作業自体は単純みたいだが実際自分がやる事を考えると無理ですね。 デンマーク軍曹の変化も良い。 冒頭でナチス兵をボッコボコにしてたのに・・ 良作。 【Dry-man】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-05-05 16:24:54) |
4.まず、ドイツものならなんんでもヒトラーとつけるセンスのない邦題はやめてほしい。内容はとてもよかった。敗戦国の少年兵って悲惨だなと思った。結局、戦争って弱い人が存するようにできてるんだよね。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-26 22:57:05) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 当時にはすでに地雷処理用の特殊戦車が運用されていたから、何百万個の地雷を処理するならこれを使った方が効率よかったはず。デンマーク軍はそんな戦車を持っていなかったし、他国から借りてくるのはコストがかかるのでドイツ兵を使って処理させた方がもちろん安上がりだったということでしょう。でもデンマークは大戦初期にドイツに降伏しているので交戦国ではないので、彼らドイツ兵はデンマークの捕虜ではないはず。つまり米軍か英軍の捕虜を貰ってきて作業させた感じで、これは一種の奴隷使役みたいなもので、どう考えてもジュネーブ条約に違反しているんじゃないでしょうか。戦争に勝ったら何でもありと言うのが、残念ながら国際政治の現実なんです。 冒頭からの少年兵たちの地雷処理のシーンは、緊張感がピリピリ伝わってきます。でも時がたつにつれてなれと言うか緊張感が薄れてくるのが映像からも伝わって来て、あのトラックごと大爆発につながってしまいます。彼らに対峙するデンマークの軍曹の人物造形が秀逸なので、この映画に深みを与えています。普通の脚本なら少年兵と軍曹が心を通わせるようになるというヒューマニズムが強調されるところですが、愛犬が爆死して雷に打たれたように軍曹の態度が一変するところには、いろいろ考えさせられます。「たとえ敵兵とはいえ、こいつ人間より犬の方が大事なのかよ」とも感じてしまいますが、この心情は犬を飼っている人には痛切に伝わるんじゃないでしょうか。戦争で心を閉ざしてしまった孤独な軍曹の、人間としての成長がこの映画の隠れた主題なのかもしれません。いい映画だったと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-25 23:44:52) |
2.《ネタバレ》 第二次大戦後のデンマークで、ドイツ軍少年兵の捕虜たちが海岸で大戦中にドイツ軍に敷設された膨大な数の地雷除去処理を課せられる話。全く知らない話で映像も良かったが、少年兵達のキャラクターの描き分けがもう一つ。 何度かの地雷爆発シーンはそれぞれ衝撃的で痛々しく、いたたまれない気持ちにさせられるが、それとは対照的な浜辺のサッカーシーンはほのぼのしてよかった。 ラストのデンマーク軍将校の少年兵たちとの約束を果たそうという気持ちはわかるが、行動までの流れがやや唐突過ぎ。 【クリプトポネ】さん [映画館(字幕)] 5点(2017-09-05 21:27:48) |
1.まったく知らなかった史実を教えてくれたことは良かったし、 映画としてきちんとまとまっていたんだけど 飛び抜けた長所も見当たらなかった。 |