125.《ネタバレ》 お話自体は「バンデットQ」の逆タイム・トラベルみたいで面白いんですが、
とにかく時間のわりに内容が整理されていなくてわかりにくい。
サスペンスでわかりにくいというのではなく、
せっかく仕分けした面白いものをごっちゃに無理やりロッカーに詰め込んだような感じ。
しかもラストも続編が出ますよ~みたいなホラー落ちで無理やりすぎ。
関係者の趣味だけで作られたような映画に見えました。
だからそう思ってわりきると案外面白いかもしれませんが・・
突っ込みどころが多すぎる上に後からこじつけのような演出は呆れる(苦笑)
まあ面白いところをあげてみましょう。
あちこちの時代から集まったSF小説の主役たちは、
たぶん誰でも知ってるような面白い人物?ばかりです。
特にネモ船長には呆れました。
なぜネモ船長のノーチラス号はベニスの狭い水路を通れるのか?
しかもいやにばかでかい!!
ジキルとハイドはまるで超人ハルクのようだし、
主役であろうショーン・コネリーのいでたちは、
まるでインディ・ジョーンズ/最後の聖戦であります。
しかも彼に命令を下すのが(M)という名前・・
007じゃあないですか(爆)
しかもそのMの正体がファントムって・・
オペラ座の怪人じゃあないですか(苦笑)
水夫は全員アラブ人のような様相。
吸血鬼ペア(と私は呼んでいます)はまるでヴァンヘルシング(未見)
透明人間の使い方は最初はよかったんですが、
後半になるとつじつまあわせにしか思えない演出。
核となる主役やエピソードを絞った方が面白いのに・・
そして悪い役のオヤダマの影の薄さと意義のなさ・・
コメディならばお決まりでも世界征服としたほうがいいのでは?
と、まあパロディ映画大合戦のようなはちゃめちゃさ。
1899年のロンドンの街がダークシティそっくり!
街が夜中に動き出すところまで(まあ爆撃されてるんですが)
映画、特にSFや冒険映画のお好きな方なら、
内容はどうあれ一度は観賞されてみては?
くだらないんですが要所要所は面白いことは確かです。