7.《ネタバレ》 80年代映画ならではの独特の魅力を感じる作品。 音楽がいちいち大袈裟でチープなのも、今となっては魅力の一つ。 ストーリーは結婚式ネタが出てくる中盤までの方が、むしろ楽しめた。 結婚式のくだりは、狙い過ぎ感があったかな。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2021-08-11 23:06:32) |
6.いっそ肺病にして、大正ロマンに時代移してやれば面白味が出たかもしれない。度を越して「優しい男」を感動させるのに現代で来られると、ただのバカに見えちゃうとこもある。部分的にはいいとこもあるのよ。人の流れに逆らって歩く二人の長いシーンとか、「別れてくれ」言われるところの倍賞さんの堂々とした顔とか、離婚の相談所へ電話するときのチャリンチャリンの音もいいね。ブラインドを指でカチャカチャやるような、なんとない仕種をさせると、この監督はうまい。だけど男が二人の女に愛されるほどの魅力に乏しかったな。ラストは靴音遠ざかったとこで切っちゃったほうが良かった。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-04-04 09:55:04) |
5.《ネタバレ》 冷静にみれば、ショーケンは身勝手だし、倍賞美津子も高橋恵子も尋常ではないのですが(振り回された小林薫と子役がかわいそうです・・・・)、その行動の根底にある思いや愛情の深さには本当に惹きこまれてしまいました。 はちゃめちゃでドロドロとして醜い物語であるはずなのに、美しさすら感じてしまいました。 出演者すべての演技が素晴らしいです。 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-16 13:38:50) |
4.《ネタバレ》 夫と浮気相手の江津子が目の前でキスをしているのを見ている郷子の表情や江津子の腰を狂ったように両手の拳で叩いているときのあの姿。全てに見えたのは“嫉妬”でした。どうしようもなく駄目な夫を、どうしようもなく愛し、求めてしまう郷子の想いを痛いほど感じました。江津子の、死に向かっているのに愛を求め、愛されて、愛してしまうその関係は本当に切なく、それを見ていた郷子も江津子の思いを汲み取り理解し、そしてその関係を羨ましく思ったのだと感じました。その郷子の心の変化が、健気で優しくて、悲しすぎて、僕は郷子を抱きしめてあげたくなってしまいました。郷子も愛に飢えていたからこそ、夫を求め、振り向いてもらえずに別の男に抱かれたのだと思います。その姿があまりにも可愛そうで、この物語がどこへ落ち着くのか、とても期待してラストシーンを見つめました。扉挟んだ向こう側にいる夫。たった一枚の扉が、越えられない。越えたいけど、越えられない。後悔や申し訳なさや愛おしさや引け目が、夫の躊躇する姿からビンビン伝わり、その決断の悲しさにゾクゾクしました。全ての登場人物たちを包む、神代監督の優しさに感動しました。 【ボビー】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2008-08-21 19:21:52) |
3.《ネタバレ》 男を共有する恋敵との間に友情は成り立つのかな?(ウチの近所には妻と愛人と一緒に旅行するおっちゃんがいて、この映画と共に思い出す)。TVドラマでは渡部クンにひどく泣かされたけれど(←2~3回しか見てないが。ええ加減ですんません)、本作ではどちらかというとショーケンより女二人が印象深い。関根(もう高橋?)恵子の「夫婦っておんなじ顔・・・」というところ、倍賞美津子が「あんなきれいな顔見たら・・・」と嫉妬するところに女心の可愛さを見る。妻からの「恋文」にはなるほど、と。(小説読んでないせいかも) 【かーすけ】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-05-09 22:34:51) |
★2.《ネタバレ》 確かにエンディングは小説の方がよいね。 公開当時に、まず映画観て、そして小説読んで、あんまりピンとこず、ただショーケンかっこいいなぁって。 で、20年経って、今度は小説読んでから映画観て…、小説に泣けた。 神代監督の描写力はなるほどと思うものの、作品自体の世界観は小説とは別物の感。 ただあらためてショーケンへのアテ書きだったんだなと、つくづく。 そのショーケンの三十半ばにしての、あのナイーブな演技に加点。 最近、こういう三十代、四十代を楽しませてくれる邦画ってあんまりないなぁ。。。
【GUSUTAV03】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-06 06:30:40) (良:1票) |
1.私は連ドラマのほうを見ていないんだけど、映画はあんましでした。ラストが原作と違うのも、残念だった。原作は、涙が出ました。 【もちもちば】さん 6点(2004-01-13 18:11:40) |