320.7つの大罪に即した連続殺人という事で、その殺人の方法に興味が向くので飽きさせない。その一方で、現代社会の退廃ぶりがいかに深刻かが語られ、見世物的な殺人事件に相反して作品に適度な重みが加えられてゆく。都会に絶望して田舎暮らしを決意している老刑事と、殺人犯であるジョン・ドゥーの全ての人間が罪人であるという見解が紙一重で一致しているのも面白い。今でこそ常套手段であるフィンチャーのダークな映像も公開当時は強烈な印象を感じさせた。 【マーメイド】さん 10点(2004-01-17 05:36:35) (良:1票) |
319.《ネタバレ》 先鋭的なビジュアルを繰り出しつつも、なんと高潔なのだろう。オープニングからオチから既成の概念をひっくり返す。最後の日、空が青い。せつねえ 【ドレミダーン】さん 10点(2004-01-16 07:41:40) |
318.この後味の悪さがいい!モーガン・フリーマンもいい味だしてます。 【たま】さん 7点(2004-01-16 06:09:19) |
317.ラストはどうでもよいが、いい映画です。降り続く雨と、うらぶれた灰色の都会、低いトーンの会話の中に織り込まれる猟奇的な事象の対比。一場面一場面にひきつけられます。 【エンボ】さん 9点(2004-01-16 00:13:35) (良:1票) |
316.ラストシーンにハリウッド的良心を感じる。それとも限界だろうか。展開のさせかたは見事なので、もう一歩踏み込んだ描写ができれば傑作となりえたのではないだろうか。 【swamizi】さん 6点(2004-01-15 19:54:21) |
315.7つのキーワードとその謎解きの経過、そして猟奇的な殺人現場の描写は見応え十分で、かなり質の高いサスペンス。個人的にはミイラ直前にされた男のくだりが鮮烈。マジで身の毛のよだつ思いがした。犯人が捕まってからラストまで、更に観る者を惹きつける展開は見事としか言いようがない。思いっきり、後味の悪さを監督の狙いどおり刷り込まれた。 ブラピはホントいい作品に巡り会ったと思う。 【やすたろ】さん 8点(2004-01-15 00:56:07) |
314.《ネタバレ》 あのラストシーンに絶句した。頭を何かで殴られた気分だ。不適に笑うケビンスペイシーと平常心を失ったブラッドピッド。刑事である彼のとった行動は・・・。ケビンスペイシーがまた主演俳優を食ったなんていわれているが、決してそんなことはないブラッド・ピットの演技は絶品である。 【hrkzhr】さん 8点(2004-01-13 23:48:39) |
313.自分はこのラスト、だめです。いい作品だとは思うのですが後味が悪すぎです。 【のん、大好き】さん 1点(2004-01-13 19:43:13) |
312.《ネタバレ》 何か来た、箱か?やだなぁ、やだなぁ、首とかだったらやだなぁ、うわー、ほんとに首だよ...あーあ... 【ぽめ】さん 7点(2004-01-11 16:05:12) |
311.非常に完成度の高い作品。このタイトル自体がラストの伏線になっているということにも感服する。あのラストでなければこのタイトルは生きて来ない。タイトル自体が作品世界を内包し、予め全てが決定している、そういう意味では非常に排他性のある作品。観客は考える余地も口出しする権利も与えられず、事物の目撃者としての世界の外からの傍観しか許されない。非常に排他的。そして孤高の美学を無感情に見せ付けて終わる。観客は衝撃を受け、ひたすら茫然とする。脚本、キャスティング、カメラワーク、演出、その全てが計算され尽くされた傑作。自らは観客を拒絶しながらも、観客には自らを拒絶させないひどく残酷な作品。 【ひのと】さん 10点(2004-01-11 13:45:26) (良:2票) |
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310.《ネタバレ》 サスペンス映画の最高峰。三つ巴のキャスティングの見事さもさることながら、よく練られた脚本、遠近法を巧みに使ったカメラワーク、雨などを巧みに利用しじっとりとした雰囲気を醸し出す映像、全く性格の違うミルズとサマセットの対比、そしてエンディング・・・どれをとっても最上級の仕上がり。子供がいることを聞いたときのミルズの顔を見ると、やはりサマセットとは逆の結論(産むということ)を出していたのだと思わずにはいられません。 【グングニル】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-01-11 03:54:08) |
309.ラストでそれまでのグズグズが消えた。長いフリだったな~。 なんか僕はラストに見せてくれる映画が好きみたい。 【ヨウヘイ】さん 5点(2004-01-11 03:05:36) |
308.《ネタバレ》 大好きな作品。七つの大罪がモチーフとなる殺人、と言うのが上手い。あの展開の仕方、衝撃のラストなど、サスペンスものとしては一級品ではないだろうか。ブラット・ピットの最後の演技は見事。モーガン・フリーマン扮するベテラン刑事役の、人が殺されそうになっても誰も助けに来ない様な世の中だ、と言う話と、結局人間なんて、大罪を持って生まれてくる愚かな生き物・・と言う犯人の考えとが、微妙に繋がっているのが残酷だと思う。ハッピーエンドではないが、不思議と後味は悪くなかった。 【深海】さん 10点(2004-01-09 21:19:05) |
307. 映画に対する全ての想いが一致した作品。この一言に尽きます。 【映画の味方】さん 10点(2004-01-09 14:48:00) |
306.こういう映画が好きな私は"7つの大罪"というのを聞いて期待して観たんだけれども、さほどダークでも不気味でも無かったなあ。絶賛のラストもなんか見えちゃったし....。以前「エンゼル・ハート」という映画を観たんだけど、なんとなくそれとダブってしまって何だか印象が薄いのかも知れない。 |
305.映画館で観ましたが、最後まで中弛みする事無くスクリーンに釘付けでした。その後多くのサイコ・サスペンス物を観ましたが、やっぱりこの映画が一番面白かった。 【Fuzz】さん 10点(2004-01-03 18:50:16) |
304.《ネタバレ》 思い切り置いてきぼりをくった作品。というのもブラピの妻、パルトローが出てきた辺りでラストが分かってしまったため。なにとぞ自分の予想が外れているように、という思いが先に立ちすぎて、他の見所に集中できなかった。ブラピが寸でで撃たれそうになったときも、主役級の役者がこんなところで命を落とすわけがないと思うからスリルもそれほど感じなかった。脇役が背後を取られて助かっていたならかなりドキドキしただろうが・・・・・・。とにかく途中で結末を察してしまったので、全てが色あせて見えたのが悔しい。最後まで気づかなかったらなあ・・・・・・。 【tony】さん 4点(2004-01-01 19:58:34) |
303.《ネタバレ》 ラストのブラピのものすごい表情に尽きる。 なんの説明がなくても、ものすごい衝撃を伴って 彼の気持ちが伝わってくる。 やはり素晴らしい役者だ。 但しその後にフリーマンのナレーションで終わるのは蛇足かもしれない。 オープニングの偏執狂的な映像は、この後かなりいろんなところで真似されたのもわかるくらい素晴らしい。 【うさぎ】さん 9点(2004-01-01 18:01:06) |
【Ronny】さん 8点(2003-12-30 00:27:28) (笑:1票) |
301.《ネタバレ》 ラストにつきる。犯人をケビン・スペイシー、ブラピの嫁をグゥイネス・パルトロウがやってるのを当時知らなかった。後味最悪だが良作。 【長尾 景虎】さん 9点(2003-12-26 18:22:12) |