男たちの大和 YAMATOのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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男たちの大和 YAMATO

[オトコタチノヤマト]
Yamato
2005年上映時間:143分
平均点:6.30 / 10(Review 162人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-12-17)
ドラマ戦争もの歴史もの小説の映画化
新規登録(2005-03-27)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-07-14)【イニシャルK】さん
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監督佐藤純彌
助監督原田徹(セカンドユニット監督)
キャスト反町隆史(男優)森脇庄八
中村獅童(男優)内田守
松山ケンイチ(男優)神尾克己(青年期)
仲代達矢(男優)神尾克己(晩年)
鈴木京香(女優)内田真貴子
橋爪遼(男優)児島義晴
渡辺大(男優)伊達俊夫
蒼井優(女優)野崎妙子
寺島しのぶ(女優)文子
奥田瑛二(男優)有賀幸作
井川比佐志(男優)組合長
高畑淳子(女優)玉木ツネ
余貴美子(女優)西サヨ
山田純大(男優)唐木正雄
本田博太郎(男優)古村哲蔵
林隆三(男優)草鹿龍之介
白石加代子(女優)神尾スエ
長嶋一茂(男優)臼淵磐
渡哲也(男優)伊藤整一
土平ドンペイ(男優)
高知東生(男優)川添
平山広行(男優)玉木
森宮隆(男優)大森
内野謙太(男優)西哲也
勝野洋(男優)森下信衛
池松壮亮(男優)前園敦
谷口高史(男優)
笹木俊志(男優)
高岡健二(男優)茂木史朗
渡辺宜嗣ナレーション
原作辺見じゅん「決定版 男たちの大和(上・下)」(ハルキ文庫刊)/「小説 男たちの大和」(角川春樹事務所刊)
脚本佐藤純彌
野上龍雄(ノンクレジット)
音楽久石譲
石川光(音楽プロデューサー)
角川春樹(音楽総合プロデューサー)
東京フィルハーモニー交響楽団(演奏)
作詞長渕剛「CLOSE YOUR EYES」/「YAMATO」
作曲長渕剛「CLOSE YOUR EYES」/「YAMATO」
編曲長渕剛「CLOSE YOUR EYES」/「YAMATO」
瀬尾一三「CLOSE YOUR EYES」(ストリングスアレンジ)
主題歌長渕剛「CLOSE YOUR EYES」/「YAMATO」
撮影阪本善尚
さのてつろう(水中撮影)
江原祥二(セカンドユニット撮影監督)
製作角川春樹
東映(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
角川春樹事務所(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
テレビ朝日(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
朝日放送(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
東映アニメーション(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
朝日新聞社(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
東映ビデオ(「男たちの大和 YAMATO」製作委員会)
製作総指揮高岩淡
企画早河洋
坂上順
配給東映
特撮佛田洋(特撮監督)
野口光一〔特撮〕(CGスーパーバイザー)
佐藤敦紀(CGスーパーバイザー)
東映アニメーション(CG)
大屋哲男(コーディネーター)
納富貴久男(機銃発砲)
BIG SHOT(機銃発砲)
久米攻(特殊効果)
ポリゴン・ピクチュアズ(CG)
作画橋爪謙始(絵コンテ)
美術松宮敏之
大澤哲三(大和ミニチュア造型)
三池敏夫
録音柴崎憲治(音響効果)
その他久石譲(指揮)
テレビ朝日(資料・映像協力)
日本テレビ(資料・映像協力)
NHK(資料・映像協力)
朝日新聞社(資料・映像協力)
遠藤茂行(宣伝総括)
吉田満(参考文献「戦艦大和ノ最期」)
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22.この映画に描かれている話が戦争の真実だとは思いませんが、戦争を知らない我々が歴史に興味を持ったり、今の日本がこういった犠牲者の方達の上に成り立っている事を認識するために、観るべき映画であったと思います。ただここでは単に映画作品としての自分の意見を書かせて下さい。正直こういった大作は日本は作るの下手です(この映画のスタッフだけがそうなのかもしれないですが・・・)。まず戦闘シーン、メインの役者が集中している機銃部分や狭い範囲を映し過ぎていて全体像が全く伝わってきません。戦闘機の攻撃も同じような映像を使いすぎていてどのように爆撃したかがサッパリです。もっと大和の全体像を上手く映し、大和の立ち回りや、米軍機がどのように攻撃し、どのように撃沈したか(例えば船の片側に魚雷を集中されたとか、沈没の全体像など)をシッカリ描写して欲しかったです。大和という絵的にも素晴らしい戦艦が素材としてあるのに、非常にもったいないです。やはり映画である以上この手の映画では戦闘シーンが見せ場になるため、レイテ島、沖縄特攻はきっちりして欲しかったですね。またこの映画では長島一茂のセリフが非常に大事だと思うんですが、各登場人物のエピソードが見事にバラバラでまとまりが無い為、せっかくのシーンが妙に唐突になってしまっています。個々のエピソードに繋がりを持たせて悲しさを盛り上げ→長島一茂のセリフ→壮絶に散っていくという描き方は出来ないものでしょうか。その点が非常にもったいないなというか残念な映画ですね。
三毛たまさん [映画館(吹替)] 6点(2006-01-02 00:08:43)(良:2票)
21.映画を観てる途中に、ウルウルしてしまった。面白いとは思う。迫力のある音や、ハリウッド並(に頑張ってる)戦闘シーンとか。ベタな展開だが、泣きのシーンもあるしね・・・。CGとか模型とか、良好な方だと思うよ。ただ、現代編はいらなかったのかも? それと、戦闘が箱庭的すぎる。もっと、全体的な戦闘を見せて欲しかったです。あと、獅童の演技は、少しやりすぎたような気がするなぁ・・・。まぁ、それしても、今の日本は沢山の英霊の犠牲の上に成り立っている、ということを深く認識させられました・・・。合掌。
瑞鶴さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-01 22:11:31)
20.《ネタバレ》 まだ志半ばにして大和と共に沈んでいった少年兵たちの気持ちが痛いほど判る。
今でも海底に眠る大和。大和そのものは風化しても大和の歴史は決して風化しないと思う。
哀しみの王さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-01 19:54:58)(良:2票)
19.《ネタバレ》 戦争映画というものの「おもしろさ」について考えさせられた作品、戦争と言う究極の「ゲーム」においてエンターテイメントたりえるのはその戦略であり、戦術であると思うのだが、大和最後の出撃に対しては戦略的にも戦術的にも破綻しており、なおかつあまりにも有名な史実であるため、最後のどんでん返しも起こりえない、とするとエンターテイメント作品ではなく、ドキュメンタリーとして戦争の愚かさ、無意味さを戦争の「悲惨さ」をリアルに見せることで、訴える作品なのかと思ったのだが、それにしては乗組員はみな理性的で狂気のかけらも感じないし、長島一茂演ずる臼淵大尉の共感以前に理解不能なトンチンカンな理屈をあきらかに美談として書いているのも謎、そもそも最後の明日香丸の上での敬礼の意味がよくわからない。(まぁ「プライベート・ライアン」というもっと意味不明の作品が存在するが・・・)彼らの想いは美しく純粋だった、そのことに異論は無い、しかし彼らの行動はあきらかに無意味であり、愚かしいものだったのである、まさに臼淵大尉の言う「精神主義」の弊害そのものなのだ、日本人としてそれを認めることは辛いことではあるが、そのことをハッキリと描いた作品がそろそろ出てきてもよいのではないだろうか? 正直、完全なフィクションであり、エンターテイメントであり、空想科学ドラマでもある「ローレライ」のほうが、遥かに「戦争」そして日本という「国」に対して考えさせられたのは皮肉と言えば皮肉である。   余談だが、年齢的に鈴木京香が戦災孤児っていうことはありえないのでは?
るねさん [映画館(字幕)] 5点(2005-12-31 00:34:22)(良:3票)
18.《ネタバレ》 率直に言うなら女の視点からの「大和の男たち」としたほうがより正確ではないでしょうか?不死身の兵曹の娘(実は養女)が父親の遺志を実現する旅からの出だしからしてその視点がどこにあるかははっきりしています。登場人物の配置場所も機銃や高角砲、厨房と言うような戦艦では本来裏方であったような場所での水兵勤務ですので過酷とは言えなくても命令により戦局などとは無関係の使い走りの毎日が描かれています。そのために従来のこの種の映画であまり描かれることのなかった対空機関砲の操作や砲弾の扱いなどが丁寧に示されています。戦闘機と差しでの勝負とは言っても、機首を向けたほうに照準が定まる毎秒150mの戦闘機が空を斜めによぎるのを人手で銃弾を補充しながら仰角と方向を二人が呼吸を合わせてでは公平な勝負には程遠いし、重い砲弾を人手で運搬の高角砲も近接信管を抜きでは当たるほうが奇跡に近いです。それでも沈没に際しては甲板に近いほうが助かる率は高いのですが。もともと大和の出撃自体が(天皇から聯合艦隊の残存についての質問があったことが発端とされていますが)無意味なことで、沖縄に到達できるとは誰も信じていない中で官僚機構の組織での伝達の正当化が行われ、人と艦を捨てに行ったに等しいものですから。サイパンの陥落で多くの民間人を巻き添えにした悲劇を認識しながらそれを美化し、それでいながらレイテでの海戦でまだ次の機会があるとして戻り(そこで温存した艦船は帰路に撃沈されたり軍港で爆撃に遭ったりしてほとんど全滅状態)それでいて重油が枯渇しているのだから実際には聯合艦隊はレイテで終わりにすべきだったのだし、それならば意味ある戦場での死として残ったでしょう。この無意味な、ただ航空機にタコ殴りにされるだけの戦闘に兵と艦を駆り出す愚かさだけが見えるので悲しさと寂しさしか感じられない映画です。下士官と水兵との間の心の交流はあったにせよ、結局は彼らを艦の備品としてしか認識していない上層部の官僚主義が喜劇とも言える悲劇を作り出したのでしょう。
たいほうさん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-30 20:40:22)
17.この映画に関しては、面白いとか面白くないとか、そうゆう評価はできません。この作品を見て「戦争」「死」をどう感じるか・・・・・・・戦争大嫌い(涙)。。。
tonaoさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-29 16:48:46)
16.普通におもしろいと思ったし、セットもすごかった。でも、俺が感じたのはそれだけじゃなくて、本当に命の大切さを知った。
撃ち合いのシーンで、邦画にしては結構迫力があったと感じた。その反面、こんな平和な時代になってよかったとすごく感じました。
Pepeさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-28 23:06:00)
15.原作未読。予告編を観て、ちょっと過剰かなと思われた中村獅童はじめ役者の演技は素晴らしく、この映画のパワーを感じさせるものでした。それだけに残念なのが、ひとつひとつのエピソードがブツ切れで、総集編を見ているような感覚に陥ったこと。これだけ多くの登場人物の人間模様を描くのなら、2時間半では足りないでしょう。おそらく「バンド・オブ・ブラザース」や「U・ボート」のTV放映版のように時間がたっぷりあればもっと時代背景から太平洋戦争における大和の位置、そして彼らの生き様を見せられたと思います。結局上映時間に詰め込むためにナレーションや図解を多用して説明を加えなければならなくなり、熱い人間ドラマとのバランスがちぐはぐになってしまったように感じます。DVD化にあたって、ディレクターズカット版をつくてもらってそのあたりを補って欲しいですね。
あまり瑣末なディティールにけちをつけたくは無いのですが、製作費20億円という邦画では破格の製作予算、しかしそれでも予算が足りなかったのか、最大の見せ場、大和と、最期の戦闘シーンはもうひとつでした。大和を捉える画はいつも左舷からばかり。海面を切り裂いて進んでいく大和の重量感や巨大さが伝わって来ませんでした。また、飛行機の機動があまりにもちゃちですよね。雷撃機がどのような動きで大和に攻撃を仕掛けたのか、資料なら沢山残っている筈。それなのに昔懐かしいUコンの如くくるりくるりと玩具のように旋回するだけ。30年前の糸釣り特撮レベルから全く進歩が無い。なんとか編集で誤魔化しているようでしたが、今の観客はハリウッド映画の最新VFXで目が肥えている。もうすこし頑張って欲しかったです。
ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-27 00:33:52)(良:2票)
14.《ネタバレ》 後半の最大の見せ場(プライベートライアン顔負けの演出)

ここまで人間ドラマに力を入れ大和の全景をリアルに描写しておいて、

人が死んでゆく演出が軽すぎます。

最近のハリウッド映画に特に多いのですが、

名前を呼ばれないとわからないくらい死体の扱いが粗末。

カメラワークが早すぎるのです。

ハリウッド映画では最近の「アイランド」「キングダムオブヘブン」の戦闘シーンのような・・

人間ひとりが死ぬ場面を丁寧に撮れとは言わないけれど、

命の尊さが逆にあまり私には伝わってこなかった。

だから生き続ける人のほうが存在感があったことはまあいいことなんですが・・

この後半の最後の船出に向かう大和は圧巻で、

この映画の最大の見せ所だと私は思いました。

「鳥」のように囲まれサンドバックのように米軍戦闘機に攻撃を受ける大和。

これはすごくよくできているなぁと思いました。

それまでの人間ドラマからしてここから主役は大和から人間だ。

ひとりひとりきちんと最後まで描いてほしいと見ていました。

・・なぜ早回しをするんだろう。なぜ必要以上にカメラを揺らせるんだろう。

誰が誰やらわからないじゃあないか(爆)

大事なところで感情移入ができないのに、

なんと回りは泣いている・・??

そしてさらに感情移入ができなかった理由があります。

若い役者の顔が見分けがつきにくい(苦笑)

現在のシーンと回顧シーンとが重なっているのですが、

コレだけよく似た役者を揃えると誰を主体に見たらいいのかわからない。

パンフを購入しあとで見たらよくわかるんですがやっぱり似てた・・

仲代達矢の若い頃の神尾君役松山ケンイチ がピンとこなくて、

結局は神尾君と西君と内田守が必要な役であり、

その他の配役に時間をさけばこの3人の焦点がぼやけてしまう。

もちろん上司は必要不可欠ですが・・

反町はどうだったんだろうか・・

渡哲也が出てきたあたりから面白くなってきたんだけど、

それまでが誰を主体にしているのかついてゆけませんでした。

私の評価としては、

後半の大和の最後の戦闘シーン(人間の描き方は悪い)

歴史をきちんと描けている。

天皇制や戦争の意味など今の時代に描けたこと。

こういったことが評価の好対照です。

アルメイダさん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-23 14:33:06)(良:2票)
13.大和の撃沈シーンはものすごい迫力だったけど、中盤の物語があんまりだった。あと登場人物が多かったのでアホな自分では区別がつかず「この人だれ?」と思うことが結構ありました。
出演者はみんな豪華でしたね。特に蒼井優がよかった。
大和がどんな戦艦でどんな最後をむかえたのか勉強になりました。
BEATさん [映画館(字幕)] 5点(2005-12-23 13:21:53)
12.《ネタバレ》 嬉しい誤算。 もっと説教くさくて辛気くさい映画なのかと思ってた。 戦争を題材にした史実ものって政治的メッセージが強かったり戦犯を追及したりってそういう色合いが出てきがちだけど、この映画は、目の前に厳然とある「戦争」という存在と対峙した時の兵士や国民を「戦艦大和」内に集約して見せている。 もちろん、死を目前にした兵士達の心境や覚悟、銃後の人々の苦しみや悲しみ、国内外の情勢や、もっと言えば「人間そのものの存在理由」など、語り出せばいくらでも語れるわけで、そういう意味ではやはり作り込みに物足りなさも感じる。 けれど、「戦争とは、これほどまで多大な犠牲を払い、浪費の限りを尽くす存在なんだ」ってことがちゃんと伝わってくる。 「貴方の大切な人が明日いなくなるんだよ」、そのことを実感した上で戦争というものを語って欲しい。 そういうメッセージがちゃんと描かれていたと思う。 変に難しくこねくり回さず、各登場人物のストーリーを並列に並べて、表面的ともとれてしまうほど「浅め」に描いたのは、あえてそういう手法をとったのだと思いたい。 戦闘シーンもなかなか迫力がある。 邦画としては白眉。 「砲弾を運ぶだけ」って係がいるのを描いてあったのもリアルで感心した。 現実的に、戦場に投入された学徒達が森脇や内田や唐木のような素晴らしい士官に巡り会えたかどうかは甚だ疑問だが、「一億総玉砕」の趨勢の中で決行された「大和沖縄特攻」の「真の意義」を説く為の語り部として、ストーリー上どうしても必要な存在なのだと思う。  とか。。。。まあ、難しいことはこれくらいにして(笑) 戦場の息子に母親が差し入れする「配給が少なくてあんまり甘くないオハギ」ってのは、もうこういう映画の定番中の定番なのに、ほんとに泣けるんだよなぁ。  「子供ってのはやっぱり母親のものなんだよなぁ」って思いながら泣いてました。 いや、映画館まで観にいっただけの価値は十分。 大満足。
とっすぃさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-22 23:47:32)(良:1票)
11.正直、期待はしてませんでした。
中村獅童はともかく、主演が反町ってのが不安だったんですが…いやいや、普通に上手かった。蒼井優も素晴らしかったし、その他の方々もいい仕事してます。
全般的にヒューマンドラマとしてよくできていました。
死地に向かう男たちの迷い、覚悟、意地、誇り…色々な想いを上手く表現してました。
また、それを送り出す女たちの想いも涙を誘います。
「母ちゃんの作った牡丹餅、食べなさいっ!」
ベタな演出かもしれませんが、このシーンはかなりやられました。

そして戦闘シーン…こりゃまた圧巻。「タイタニック」の悲惨バージョンといっても過言ではありません。どんなにやられても、どんなに傷ついても、逃げない、諦めない。
演出が素晴らしかったです。

お金が無くてもいい映画は作れる。
でもお金がないと作れない映画もある。
そんな事を再認識させてくれる1本です。

以下駄文 
死して日本の礎となる、か…もちろん俺も日本に危機がありゃ戦いますぜ。
先輩方の世代が守ったものを、俺らの世代で終わらせちゃ
あの世であなた方に顔向けできませんわ。
日本人の意地、見せてやりますよ。
天国から、あの世から、靖国神社から、応援してくださいね。
では。    

元自衛官より。
ふくちゃんさん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-22 01:18:32)(良:2票)
10.洋画で戦争(特に第二次大戦期)の残酷さ、愚かさ、悲惨さを描写した作品は数あれど、邦画でそういうテーマを扱った作品ってそんなにありませんよね。例え戦争をモチーフにしていても、そのほとんどはメッセージ性など皆無のエンターテインメントに終わってしまっていたりする訳ですが、そんな中、本作はそういった戦争に対するメッセージを見事に伝えた作品だと思いました。戦争の恐ろしさに対する人々の認識が薄れつつある今、こういう作品が作られ拡大的に公開され、興行的にも成功を収める(初登場2位!パチパチパチ~)というのは非常に意味のある事ではないでしょうか。NHKのプロジェ○トXのような導入部分に、一瞬「何じゃこりゃ?」と思ったものの、やはり後半になってから兵士たちの持つ愛や内面にスポットライトが当てられてからはそんな思いも消えうせ、クライマックスのあまりにも壮絶な戦闘シーンはただ呆然と見ているしかありませんでした。正直、今まで俺は戦争がどんなものなのか、戦争に狩り出される兵士たちがどんな思いで戦場へと向かったのか、あまり考えたことがありませんでした。しかし本作を見てから、戦争の残酷さや悲惨さを身を持って考えることが出来たし、やはりこんな事が二度と繰り返されてはいけないなと思いました。本作を見た同じ世代の人たちが俺と同じ気持ちになる事を切に願います。戦争を体験した世代の人も、そうでない人も感じる事がある映画ではないでしょうか。
ポール婆宝勉(わいけー)さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-21 22:55:02)
9.今秋、呉の大和ミュージアムを訪れた時、ある展示物の前で一人の若い女性が落涙で頬を濡らしており、数分後、私も同じ態となる。そこでは艦員達の遺書の美しき直筆の、その字面の向こうにそれぞれの人生と、個人を超越した圧倒的な覚悟の物語が見えました。この映画ではその圧倒的な覚悟が見えない。個々人のそれぞれの物語に治まっており、壮麗壮大な大和の物語が見えない。迫真の戦闘シーンの前に、艦員の静かなる覚悟、ただ黙ってそこにいるだけで個人を突き抜けるといったシーンがない。反町や中村たちはただ己の覚悟を大声でわめいている。おそらくこの映画、全編目をつむっていた方が終わった時の感慨はより強いのではないかと思われる。それだけ言葉と音楽が過剰に悠々としている。
彦馬さん [映画館(字幕)] 5点(2005-12-20 13:05:36)(良:3票)
8.あえて言うが、この映画には、映画表現としての語り口の巧さだとか、映像的な巧みさ、小気味いい展開の妙など、表現としての工夫は何も無い。冒頭から繰り広げれるあまりに無骨な映画世界に一瞬“嫌な”予感がしたことは正直否めない。そして、その無骨さは、全編通して一貫される(戦艦大和上での圧倒的な戦闘シーンは別にして)。
しかし、涙が溢れ、止まらない。もはやあまりに普遍的な描写に、問答無用で涙がこみ上げる。そうして、次第に、「ああ、この映画には、表現としての工夫なんて必要ないんだ」ということを考える。
もちろん、ここに、映画的な巧さが加われば、それこそ物凄い映画になるのかもしれない。でもおそらく、この映画に携わった人々は、あえてそういうことに目を向けなかったのだと思う。それよりも、たとえくどかろうと、“事実”を明確に伝えることに力を注いだのではないか。
正直なところ、この映画の題材を聞いた時、時代に対して「古い」という印象がよぎった。戦後60年という時代を迎え、多くの人の中で、この国が経験した「戦争」という事実が確実に風化してきている。この映画は、そういう人たち、そういう時代に対する警鐘なのだ。
そして、この映画は無骨で語り口は非常に古臭いけど、描かれるテーマは今まで多くの戦争映画で描かれてきたものとは、確実に一線を画す。この作品は、日本が経験した「戦争」とそこに生き死んだ人たちを、美化も卑下もしていない。事実としての戦争を指してひとつの価値観で描くことはとても傲慢なことだ。この映画は、ただただ真摯に“そこ”で生きて死んでいった人たちを描き、生き続けることの意味、語り続けることの意義を、どこまでもまっすぐに訴える。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-20 00:51:05)
7.《ネタバレ》 なんだかんだ言ってうるうるしました。大和の轟沈の場面はなかなかグッとくるものがありました。ただ、現代のシーンがやや長く(特に最後)少し間延びしたかな、っていう感じも受けました。
全体としては結構メッセージ性が強く、最近なかなかない映画のような気がしました。
たくさんの人を描くのはいいんですが、少し全体的に浅すぎるような気がしました。(特に芸者)、もう少し絞っていた方が自分は良かったかな、と。
ほかろんさん [映画館(吹替)] 8点(2005-12-19 23:28:17)
6.《ネタバレ》 泣けました。大和に乗っていたのは15~25才位の少年兵。燃料もなく、飛行機の援護もなく、日本国一億玉砕の為の捨石になれといわれ、死にたくないのに、覚悟をしなければならない辛さ。ほんとに伝わりました。
自分たちは日本の未来のために死んでいった人々がいて、生かされているんだなと思いました。戦闘 沈没シーンはプライベート ライアン タイタニックを超えたと思います。
戦争を知らない若い人にこそ見てほしいですね。あと映画館では60~70才の方が多かったです。
リモさん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-19 19:07:40)
5.まず私は右翼でも左翼でもない。その上で申し上げたい。愛する人、故郷日本を守るために身を挺した人々への哀悼と、その人々の累々たる屍の上に今の私たちの平和安穏な暮らしがある。右翼だって左翼だって、今の豊かな日本に生きる国民全てが否定することなどできない、この顕然たる事実。戦争犯罪というただの「言葉」の前に思考停止し、過去の歴史に学ぶ姿勢すら忘れてきたこの国のあり方に、映画というプロパガンダと思われかねない手段で、誤解を恐れず、実に思い切った一石を投じた。この点においてのみ、この映画は最大の評価を得るべきだ。戦争の悲惨さ、言葉だけの薄っぺらな平和主義だけの視点しか許されなかった世界で、先祖への感謝を根底にした切り口は、誰が何と言おうと斬新で、「本来のあるべき姿」としてのメッセージだ。この映画は、芸術作品としての映画とは、一線を画して語られるべきであり、評価されるべきだ。‥‥‥しかしだからこそ、不要なナレーションや字幕など、 ちょっとしたドキュメンタリーのような余分な演出が多かったのが誠に惜しい。 映像の撮り方も映画らしい凝り方が見あたらず、良く終戦記念日にTVであっている2時間ドラマのように感じられたのが大変残念だった。せっかく前代未聞の壮大なセットも作り上げたのだから、守るべき対象である故郷の人々への愛情や、悲しみや、覚悟などの背景、実際にはもっと凄惨を極めたであろう、沈没する大和の船上の悲惨をとことんリアルにドロ臭く描いて欲しかった。やはり、この映画を作り上げた人々の多くが、私同様実際の戦争を体験していないせいかも知れない。あまりにも画面が奇麗すぎ、画面から命の失われる悲惨さ、分かり易く言えば「血生臭さ」が伝わってこなかった。昔観たTVドラマ「戦艦武蔵の最後」は、こんなセットは無かったが、映像から伝わってくるものが、もっともっと悲惨で恐ろしかった。 今までに無い壮大なテーマに挑んだ結果、角川といえども力が今一歩及ばず、というところだろうか。‥‥‥映画というエンターテインメントの立場から、過去の人々への畏敬すらも忘れている時代の潮流に、恐れることなく強烈なメッセージを送った。芸術作品としての視点とは別に、その姿勢に拍手を送りたい。
six-coinさん [映画館(吹替)] 7点(2005-12-19 12:49:32)(良:2票)
4.《ネタバレ》 う~ん。肝心の物語が全然でした。戦闘シーンやら撃沈シーンは、よかったですよ☆みたいな短いカット繋ぎで好感がもてました。
物語のシーン(言ったら、戦闘以外のシーン)ほうは、無意味なナレーションと字幕が多すぎ。お墓の文字なんか、しっかり映ってるのになぜか字幕が入る。ナレーションや字幕を入れるのなら、過去の映像を使ったところだけにしてほしい。
小説や文章じゃなく映像で表現してる以上、文字で説明せずに魅せてほしかったです。

あと、個人的な意見ですけど、反町より中村のほうが断然おいしい役でしたよね。反町の最期も、一度観ただけでは全く理解できず。感情移入もできませんでした。
Takuchiさん [映画館(字幕)] 5点(2005-12-19 12:27:11)
3.登場人物一人一人の気持ちを丁寧に描いてあったので、いろんな人たちに感情移入しまくりで、後半は涙が乾く暇が在りませんでした。それほど期待してなかっただけに嬉しい誤算でした。
MIDさん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-19 01:28:17)
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【点数情報】

Review人数 162人
平均点数 6.30点
000.00%
142.47%
253.09%
342.47%
484.94%
52515.43%
63320.37%
74729.01%
82112.96%
984.94%
1074.32%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.23点 Review21人
2 ストーリー評価 6.16点 Review30人
3 鑑賞後の後味 6.59点 Review32人
4 音楽評価 6.00点 Review28人
5 感泣評価 6.93点 Review31人
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